四半期報告書-第45期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

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2019/11/13 16:16
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41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績
当第2四半期連結累計期間における世界情勢としては、前連結会計年度に開始された米国-中国間の貿易協議が追加の高関税化の応酬を伴いながら更に長期化し、世界経済への懸念が高まりました。英国のEU離脱の具体化は首相が交代し、引き続き迷走しました。大統領選を来年に控える米国政府からEU、日本への貿易改善要求も強まり、日米政府間では関税引き下げ合意が成立いたしましたが、日本の望む自動車関税引き下げが後回しになるなど波乱含みの展開となっております。
わが国の経済は、雇用情勢では新卒採用が売り手市場化している一方で、世界情勢を受け製造業を中心に景気の鈍化がみられました。
当社グループでは、各事業のストロングポイントを的確に見極めた上でシナジー効果を最大限に発揮していくこと、また、国内だけにとどまらず積極的に海外にも進出し、人口減少時代を迎える日本において多角的な収益構造を構築し、安定した成長を目指すことを目標としております。
今期においても各事業の強みを確実に伸ばすことで、全体として売上高・経常利益共に伸ばすことができました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高9,941百万円(前年同四半期比1.8%増)、営業利益607百万円(前年同四半期比16.0%増)、経常利益614百万円(前年同四半期比14.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、378百万円(前年同四半期比14.4%増)となりました。
売上高の増加は、主に食肉販売事業、介護事業売上が増加したことによるものであります。営業利益、経常利益の増加は、売上の増加に加え、介護事業における有料老人ホーム入居率の上昇や介護の利用者の増加等によります。売上高営業利益率も前年同四半期より0.7ポイント改善して6.1%となることができました。
今後におきましても、売上高の増加、売上高営業利益率の更なる改善に加え、グループの目標通り東南アジアを含む様々な国や地域に進出し、事業を成長させることに邁進してまいります。
セグメントごとの状況は次のとおりであります。
セグメント名称
(セグメントに該当する会社)
主要な事業の内容
アスモ事業
(株式会社アスモ)
グループ会社の統制・管理、不動産賃貸
アスモトレーディング事業
(株式会社アスモトレーディング)
食肉の輸出入、食肉及び食肉加工品の販売
アスモフードサービス事業
(株式会社アスモフードサービス)
(株式会社アスモフードサービス首都圏)
(株式会社アスモフードサービス東日本)
(株式会社アスモフードサービス中日本)
(株式会社アスモフードサービス西日本)
高齢者介護施設等における給食の提供
アスモ介護サービス事業
(株式会社アスモ介護サービス)
(株式会社アスモライフサービス)
訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営
ASMO CATERING (HK) 事業
(ASMO CATERING (HK) CO., LIMITED)
香港における外食店舗の運営
その他(サーバントラスト信託株式会社)管理型信託商品の販売
(アスモ少額短期保険株式会社)少額短期保険商品の販売
(ASMO CATERING(TAIWAN)COMPANY LIMITED)台湾における外食店舗の運営

① アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、従来から最重点販売しております収益力の高い高品質メキシコ産チルド牛肉の安定販売及び銘柄牛を使った通信販売事業における販売の増加が続いております。
昨年は台風21号が大阪を直撃したことにより、当社においても倉庫から商品を出荷することができずに売上が減少したこともありましたが、この第2四半期におきましては、お客様のニーズを細かく聞き取り、需要期であるお盆休み以前に計画より販売を伸ばしました。その影響が8月及び9月と続き各月とも予算以上の成果を残すことができました。
しかし、今年は関東方面では7月の天候不順により、需要が思ったほど伸びないということもありました。西日本では昨年と比べて天候による被害が少なかったものの、関東方面においては台風15号の影響や豪雨により、各地に被害をもたらしたことで経済的な損失が大きくなりました。そのため外部倉庫では商品が入庫できず、商品を減らそうとした廉価販売により、商品の需給バランスが崩れて当社も影響を受けましたが、先物購買を調節するなどして被害を最小限にとどめることができました。物流面においては、保管倉庫・物流会社の方針として自然災害時における営業を今後は控える方向であり、自然災害時における機会損失については今後も起こりえることと思われます。取引先様への理解を深めるとともに、事前手配にて対応していきたく存じます。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,778百万円(前年同四半期比15.1%増)、セグメント利益(営業利益)は49百万円(前年同四半期比53.2%増)となりました。
今後は自然災害における外部環境の変化にも対応し、加工商品の安定した生産ができるよう加工工場の開拓を実施して安定的な商品の供給を行い、価格を含めた商品の優位性をアピールして顧客満足の拡充を追求してまいります。
② アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、春先の日照不足の影響で生育不良となったことや、台風・各地の水害の影響等による青果仕入価格の高騰、人件費の上昇を伴った人手不足など、非常に厳しい状況で推移いたしました。そのような中でも採算性の高い施設を受託し、当第2四半期連結会計期間末現在、受託件数は259施設(前年同四半期末は257施設)となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、3,737百万円(前年同期比2.4%増)と微増しましたが、青果仕入価格の高騰や人件費の上昇も影響し、セグメント利益(営業利益)は、253百万円(前年同四半期比6.4%減)と減少しております。
今後も厳しい状況が続くことが予想されますが、増収増益を達成できるよう、基盤の強化に努めてまいります。
また、商材の調達やメニュー開発、様々なイベント及び行事において、従来培った⦅食⦆のノウハウを活用することで、提供商品(給食)における付加価値を創出し、他社との差別化を図り、品質の向上に取り組んでまいります。
③ アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所及び有料老人ホーム運営事業を営んでおり、業界全体としては恒常的な人手不足と、それに伴う人件費の上昇など、足元・先行きとも非常に厳しい状況にあります。
そのような状況の中、教育制度や資格補助制度の拡充をはじめ、キャリアパスの明確化、事務作業の軽減などによる職員の定着率が向上しております。その結果、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所のご利用者数及び有料老人ホームのご入居者数を順調に伸ばすことができました。
これにより当第2四半期連結会計期間末現在、訪問介護事業所36事業所(前年同四半期末は36事業所)、居宅介護支援事業所12事業所(前年同四半期末は12事業所)となり、支援させていただいておりますご契約者様は2,077名(前年同四半期末は2,021名)となりました。また、有料老人ホーム6施設(前年同四半期末は6施設)、ご入居者様数は328名(前年同四半期末は318名)となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、3,184百万円(前年同四半期比4.0%増)、セグメント利益(営業利益)は、405百万円(前年同四半期比30.0%増)と、増収増益となりました。
今後も利用者の獲得に努めていくとともに、介護人材育成に注力していくことで、より良い人材の確保と定着率向上に努め、介護サービスの質の向上を図ってまいります。
④ ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING(HK)事業におきましては、5月より始まったデモが第2四半期においても収まるどころか、より激化していき当社全体の業績にも大きな影響が出ております。
当初は香港島の中心地区もしくは九龍半島の尖沙咀地区でありましたが、次第に香港郊外にもデモが広がっていき、特に週末においては過激化した一部と警察当局が激しく衝突する事態にまで深刻化しております。当社の店舗においても特に香港島の銅鑼湾地区にある『匠工房秀吉』SOGO銅鑼湾店、警察本部が直ぐ近くにある『神楽屋』湾仔店などは売上に大きな支障をきたしております。
また、ここ数年の香港の小売、飲食業の消費を牽引してきた中国本土からのインバウンドによる売上も大きく減少しており全店に影響を及ぼしております。
比較的被害が少ないのが、『和風食堂とら蔵』の元州店、ウォーチェ店などの住宅地にある店舗です。中国本土からのお客様の割合も元々低かったこともあり影響は限定的です。
このような非常に厳しい経営環境の中、既存店舖の収益力を上げるべく、『和風食堂とら蔵』各店においては終日の統一メニューから新たに時間帯を分けたランチメニューとアフタヌーンメニューを導入いたしました。特にランチタイムが弱かった啓田店などでは効果が表れ始めております。
また、デモの大きな影響を受けている『神楽屋』湾仔店においては、食べ放題のビュッフェメニューを実施しているディナータイムにおいて、ファミリー客の取り込みを図るためにデザートをより強化しております。
季節のソフトクリーム(ホワイトピーチ)の導入や生乳プリン、抹茶ロールケーキなどの自社工場で製造した手作りデザートも食べ放題という夏のデザートフェアの開催などを実施いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、976百万円(前年同期比16.1%減)、セグメント損失(営業損失)は、51百万円(前年同四半期はセグメント損失37百万円)となりました。
物流事業においてもデモの影響は受けておりますが、引き続き日系飲食各社の取引先は増えており、顧客数もより増える予定です。
10月末時点では、デモの影響が最も深刻化した10月上旬と比較するとかなり収束に向かっております。今後は今期既に計画より大きく下回ってしまった業績を取り戻すべく既存事業の回復に取り組んでまいります。
⑤ その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を営んでおり、『終 活信託』と称した法人・個人向けの金銭管理信託(特定贈与信託、遺言代用信託を含む)及び不動産管理信託を主力とした信託商品の販売を行っております。
人生100年時代という超高齢化社会の到来により、高齢者の財産管理ニーズや資産承継ニーズが年々高まってきている社会背景を受け、高齢者の財産管理や資産承継を一連の流れで行うことができる『信託』の需要が今後ますます高まっていくものと予想されます。信託の特長である安心・確実な財産の保全と承継をキーワードに高齢者のニーズを取り込み、本事業は今後も成長が期待できるものと考えております。
当第2四半期連結累計期間の売上につきましては、前期及び当期に生じた信託契約の解約の影響を受け、信託報酬46百万円(前年同四半期比6.2%減)、営業利益19百万円(前年同四半期比12.2%減)となりました。
引き続き、グループ会社とのシナジー及び高齢者支援団体等への営業活動を中心としたシニアマーケットの開拓により新規契約を獲得し、売上増加に努めてまいります。
b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、生命保険商品4種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険、介護サポート総合保険)及び損害保険商品2種類(高齢者施設入居者家財保険、介護サポート総合保険)を販売しております。
生命保険商品は企業の従業員への福利厚生制度としての付保、保険比較サイトや医療・介護等のポータルサイト等とのタイアップによる通信販売で販売しております。また、損害保険商品「転ばぬ先の杖」(高齢者施設入居者家財保険)及び「てんとうむし」(介護サポート総合保険)は有料老人ホーム等を代理店化し入居者にお勧めする方法、及び老人ホーム紹介会社が他社との差別化を目的として1年間サービスとして付保するスキームにて展開しており、「転ばぬ先の杖」は当第2四半期連結会計期間に693件の新規契約があり、保有契約は2,418件となりました。
当第2四半期連結会計期間におきましては、収入保険料は85百万円となり、計画91百万円に対し93.4%の達成率となっております。また、当第2四半期連結累計期間では収入保険料は167百万円となり、計画168百万円に対し99.6%となっております。
第3四半期連結会計期間以降も、グループ会社とのシナジーを発揮させつつ、新規マーケットでの販売により新規契約を獲得し、収入保険料の増加に務めてまいります。
以上の結果、その他の事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は、262百万円(前年同期比23.2%減)、セグメント利益(営業利益)は、42百万円(前年同四半期比30.6%増)となりました。
(2) 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は8,323百万円となり、前連結会計年度末に比べ24百万円減少いたしました。これは主に流動資産のその他に含まれる前払費用が22百万円、未収入金が20百万円、無形固定資産が20百万円増加し、現金及び預金が14百万円、受取手形及び売掛金が24百万円、有形固定資産が42百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は2,522百万円となり、前連結会計年度末に比べ241百万円減少いたしました。これは主に短期借入金が50百万円、賞与引当金が26百万円、未払法人税等が17百万円増加し、支払手形及び買掛金が113百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が40百万円、その他流動負債に含まれる未払消費税等が39百万円、その他流動負債に含まれる預り金(主に親会社への配当に伴う源泉税)が150百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は5,801百万円となり、前連結会計年度末に比べ217百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が238百万円増加し、為替調整換算勘定が4百万円、非支配者株主持分が13百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は68.8%(前連結会計年度末は65.9%)となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益612百万円や減価償却費54百万円に加えて、債権債務の増減及び法人税等の支払等により、73百万円の収入(前年同四半期576百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等4百万円の支出(前年同四半期94百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済や普通配当の実施等により、79百万円の支出(前年同四半期79百万円の支出)となりました。
その結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は前連結会計年度末残高の4,225百万円から14百万円の減少の4,210百万円となりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間の資金状況においては、営業活動によるキャッシュ・フローが73百万円の収入で、投資活動によるキャッシュ・フローが4百万円の支出で、両者を合わせたいわゆるフリー・キャッシュ・フローが69百万円の収入となっております。
資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループの運転資金・設備投資のために一部連結子会社
で一時的な借入を行うことがあるものの、基本的には自己資金により充当しており、資金の流動性は十分に確保
できております。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
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