有価証券報告書-第37期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/29 13:17
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【項目】
94項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、主に事業計画に照らし必要な資金は銀行借入により調達しており、余資については安全性の高い金融資産で運用しております。一方で、デリバティブ取引については、外貨建債権債務に係る為替変動リスクを回避するために必要に応じて為替予約取引等を利用し、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。
営業債務である買掛金及び未払金は、そのほとんどが3ヶ月以内の支払期日であり、流動性リスクに晒されております。また、外貨建ての営業債務は為替の変動リスクに晒されておりますが、デリバティブ取引を利用してリスクをヘッジしております。
借入金及び社債は主に営業取引にかかる運転資金の確保及び設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであり、償還日は決算日後、最長で7年後であります。なお、借入金及び社債は流動性リスクに晒されておりますが、金利は固定金利を採用しており、金利変動リスクはありません。
デリバティブ取引は、外貨建営業債権債務に係る為替変動リスクの回避を目的とした為替予約取引等であり、取引相手先の信用リスクおよび為替変動リスクに晒されております。
投資有価証券は、主に取引先企業との業務又は資本提携等に関する株式であり、取引相手先の信用リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社グループは、営業債権につきましては、与信管理規程に従い営業本部にて取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
② 市場リスクの管理
当社グループは、外貨建営業債権債務について、月別に把握された為替の変動リスクに対して、必要に応じて為替予約取引等を利用してヘッジしております。
デリバティブ取引につきましては、取引権限等を定めたデリバティブ管理規則に従い管理本部において、執行・管理が行われております。
投資有価証券取引につきましては、定期的に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握して保有状況を継続的に見直しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
営業債務並びに借入金及び社債については、流動性リスクに晒されておりますが、当社グループでは、管理本部が月次で資金繰り計画を作成・更新し、手元流動性を適正に管理することにより、流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格が無い場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
平成27年12月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)を参照ください。)。
前連結会計年度(平成26年12月31日)
(単位:千円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 現金及び預金1,905,8901,905,890
(2) 受取手形及び売掛金687,004
貸倒引当金(※1)△216
686,788686,788
資産計2,592,6792,592,679
(1) 買掛金487,991487,991
(2) 未払金423,456423,456
(3) 社債(※2)232,000232,000
(4) 長期借入金 (※3)1,205,3501,203,975△1,374
負債計2,348,7982,347,424△1,374

(※1) 受取手形及び売掛金に計上している貸倒引当金を控除しております。
(※2) 1年以内償還予定の社債を含んでおります。
(※3) 1年以内返済予定の長期借入金を含んでおります。
当連結会計年度(平成27年12月31日)
(単位:千円)
連結貸借対照表計上額時価差額
(1) 現金及び預金1,496,3441,496,344
(2) 受取手形及び売掛金964,373964,373
資産計2,460,7172,460,717
(1) 買掛金557,903557,903
(2) 短期借入金150,000150,000
(3) 未払金392,715392,715
(4) 社債(※1)140,000140,000
(5) 長期借入金 (※2)1,193,5661,193,357△208
負債計2,434,1852,433,976△208

(※1) 1年以内償還予定の社債を含んでおります。
(※2) 1年以内返済予定の長期借入金を含んでおります。
(注1)金融商品の時価の算定方法
資 産
(1) 現金及び預金、並びに(2) 受取手形及び売掛金
これらは短期で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。なお、受取手形及び売掛金については、信用リスクを個別に把握することが極めて困難なため、貸倒引当金を信用リスクと見做し、時価は決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額をもって時価としております。
負 債
(1) 買掛金、(2)短期借入金、及び(3)未払金
これらは短期で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(4) 社債、及び(5)長期借入金
社債及び長期借入金については、元利金の合計額を、同様の社債の発行又は新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分平成26年12月31日平成27年12月31日
差入保証金709,068739,831
非上場株式11,70011,700

賃貸期間の延長可能な契約に係る差入保証金については、割引将来キャッシュ・フローを見積もること等ができず、非上場株式については、市場価格がなく時価を把握することが極めて困難と認められるため、金融商品の時価等に関する事項に含めておりません。
(注3)満期のある金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成26年12月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
現金及び預金10,000
受取手形及び売掛金687,004
合計697,004

当連結会計年度(平成27年12月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
現金及び預金10,000
受取手形及び売掛金964,373
合計974,373

(注4)短期借入金、社債、長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(平成26年12月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
社債92,00080,00060,000
長期借入金281,760270,680248,436234,036129,11841,320
合計373,760350,680308,436234,036129,11841,320

当連結会計年度(平成27年12月31日)
(単位:千円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
社債80,00060,000
長期借入金330,728308,484294,084189,16648,50422,600
合計410,728368,484294,084189,16648,50422,600