有価証券報告書-第39期(平成26年6月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/08/24 9:20
【資料】
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【項目】
110項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減があったものの、金融緩和や経済政策の効果により企業収益や雇用情勢に改善が見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済状況のもと、当社グループの主要取引先である自動車分野につきましては、設備販売などの売上もあり、販売は堅調に推移いたしました。民生分野につきましては、光半導体の受託生産が終了し、売上は減少いたしました。アミューズメント分野につきましては、業界全体での販売台数が減少傾向にあるものの、堅調に推移いたしました。その他の分野につきましては、工作機械向け受注が好調に推移しており、売上は増加いたしました。
その結果、当連結会計年度の売上高は36,010百万円(前期比10.1%増)、利益につきましては、利益構造の改革などが功を奏し、営業利益は919百万円(前期比24.4%増)となり、経常利益は1,011百万円(前期比13.9%増)、当期純利益は679百万円(前期比10.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 国内事業部門
設備販売及び工作機械向け受注が好調に推移した結果、連結売上高は24,608百万円(前期比16.3%増)となりました。セグメント利益は1,020百万円(前期比13.0%増)となりました。
② 海外事業部門
光半導体の受託生産が終了した結果、連結売上高は11,401百万円(前期比1.3%減)となりました。セグメント利益は410百万円(前期比28.9%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、1,296百万円となり、前連結会計年度末と比較して112百万円の減少となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、455百万円(前期は1,172百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の増加額725百万円、たな卸資産の増加額574百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益993百万円、仕入債務の増加額600百万円等が反映されたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、155百万円(前期は180百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入250百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出132百万円、定期預金の預入による支出220百万円等が反映されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、456百万円(前期は681百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の減少額(純額)295百万円等が反映されたことによるものであります。