四半期報告書-第78期第2四半期(平成28年6月1日-平成28年8月31日)

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2016/10/12 14:26
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)
等を適用し、従来の「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響があるなか、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が見られましたが、国内消費環境は、個人消費のマインド停滞や、海外経済の景気下振れによるインバウンド需要の変化が見られました。
このような状況の下、当社グループは、中期経営計画(平成26年度~平成28年度)の最終年度として、計画に基づく事業展開を推進いたしました。
当第2四半期累計期間におきましては、8月に渋谷パルコ(パート1・パート3)が一時休業を迎えた一方、7月にJR仙台駅前に仙台パルコ2を開業いたしました。既存パルコ店舗では、ライフスタイルの変化やインバウンド需要への対応、ターゲット層の拡大などをテーマとした改装を行ったほか、前年にリリースしたパルコ公式スマートフォンアプリ『POCKET PARCO』とを連携させたCRM(※1)施策を行いました。
また、総合空間事業では、売上総利益率の改善及び販売管理費の効率化、工事受注の増加により営業利益が好調に推移いたしました。
以上のような諸施策に取り組みましたが、当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高は1,340億29百万円(前年同期比98.0%)、営業利益は65億4百万円(前年同期比97.5%)、経常利益は60億85百万円(前年同期比92.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、大津パルコ閉店決定による店舗閉鎖損失及びその他固定資産の売却等による特別利益を計上したことなどから37億51百万円(前年同期比109.6%)となりました。
(※1) CRMとはCustomer Relationship Managementの略であり、顧客情報を管理することで顧客満足度を向上させる
マネジメント手法であります。
セグメント別の状況は次のとおりです。
<ショッピングセンター事業>ショッピングセンター事業の売上高は1,195億97百万円(前年同期比97.6%)、営業利益は59億13百万円(前年同期比96.1%)となりました。
既存パルコ店舗につきましては、引き続き「都心型店舗(※2)」、「コミュニティ型店舗(※3)」の2類型の発展に向け、店舗別の政策を強化いたしました。
改装につきましては、コト消費拡大などライフスタイルの変化や、インバウンド需要への対応に向けたテナント構成の改編をテーマに、8月に一時休業を迎えた渋谷パルコ・閉店を決定している千葉パルコを除く全店計約26,000㎡を改装し、改装ゾーンの売上高前年同期比は全店計110.6%と伸長いたしました。なお、主な改装は次のとおりです。
[名古屋パルコ]
マーケットの変化を捉えた「消費スタイルが多様化する大人の女性に向けたアイテム拡充」、「男女・カップル消費のさらなる提案強化」をテーマとして、女性への上質なトータルスタイルを提案するショップの導入や、メンズアイテムの再編を行いました。
[福岡パルコ]
ファミリー層や若い感性を持った大人世代、デジタルネイティブ世代などの幅広い客層に支持をいただいているなか、さらなる新たな発見や驚きを体験していただくため、高感度なショップの導入など、本館の顔となる1・2階を中心に、開業以来最大規模の改装を行いました。
[仙台パルコ]
東北の玄関口であるJR仙台駅前に、7月に新たに仙台パルコ2をオープンいたしました。「オトナ 考える PARCO」をコンセプトに、東北初登場や国内初の新業態など、計85ショップで構成し、「愉しさ」や「満足感」を感じる空間と、少し上質で手の届く「衣」「食」「住」「楽(たのしむ)」を提案いたしております。
営業企画につきましては、「個客」に向けたプロモーションの展開による顧客構造の高度化を図るため、について、新規会員の開拓強化、会員優待企画などの来店促進策の実施に加え、3月にリニューアルを行った『POCKET PARCO』とのCRM施策の実施により、同アプリと連携した会員の稼働向上と、顧客ロイヤリティの高いクラスS会員の売上拡大に繋がり、取扱高が前年同期比101.8%と伸長いたしました。また、下期に一部店舗への『POCKET PARCO』と連動したプリペイドカードの先行導入も予定し、CRMへの連携を強化いたします。
また、動員企画として『KAMEN RIDER 45th EXHIBITION SHOP 「HENSHIN」』や、『AAA ATTACK ALL AROUND 10(展)』など人気企画を展開し、パルコ各店舗の来店客数増加に貢献いたしました。
訪日外国人に対する施策として、免税や銀聯カードへの対応ショップ数拡大などのショッピング環境の整備に加え、外国人向けのメディアを活用した情報発信に取り組みました。
また、前述の『POCKET PARCO』に加え、ICT(※4)活用として、パルコ各店舗の対象ショップの店頭商品をWeb上で取り置き予約や購入が出来る『カエルパルコ』の運用体制を強化し、取扱高が伸長いたしました。
新規事業につきましては、次世代の才能育成を目指すクラウドファンディング事業『BOOSTER』(ブースター)において、クリエーターの発掘や地方創生など、インキュベートの組成を加速し、調達金額は前年同期比2倍で伸長いたしました。
海外事業につきましては、シンガポールの商業施設にてエンタテインメント事業部と共同で『THE GUEST cafe&diner』(ザ ゲスト カフェ アンド ダイナー)の人気コンテンツ『ポケモンカフェ』を期間限定オープンし、売上、動員共に好調に推移したほか、日系レストラン集積ゾーンプロデュース事業『itadakimasu by PARCO』(イタダキマス バイ パルコ)を展開する事も決定し、冬の開業に向けて準備を進めております。
(※2) 都心型店舗(札幌パルコ、仙台パルコ、池袋パルコ、渋谷パルコ(パート1・パート3のみ8月8日より一時休業)、
静岡パルコ、名古屋パルコ、広島パルコ、福岡パルコ)
(※3) コミュニティ型店舗(宇都宮パルコ、浦和パルコ、新所沢パルコ、千葉パルコ、津田沼パルコ、ひばりが丘パルコ、吉祥寺パルコ、調布パルコ、松本パルコ、大津パルコ、熊本パルコ)
(※4) ICTとはInformation and Communication Technologyの略であり、情報処理及び情報通信に関連する諸分野における
技術・サービスなどの総称であります。
<専門店事業>専門店事業の売上高は104億58百万円(前年同期比100.6%)、営業利益は1億54百万円(前年同期比48.5%)となりました。
株式会社ヌーヴ・エイにつきましては、前年同期より出店店舗数が増加したことにより、売上高は前年同期実績を上回りましたが、既存店の売上基調低下に加え、出店経費などの増加により、営業利益は前年同期実績を下回りました。
<総合空間事業>総合空間事業の売上高は106億87百万円(前年同期比102.5%)、営業利益は4億8百万円(前年同期比200.7%)となりました。
株式会社パルコスペースシステムズにつきましては、専門店内装工事及び電気工事の受注増加に加え、その他受託物件の契約条件の見直しなどもあり、売上総利益率の改善及び販売管理費の効率化となったことで、売上高、営業利益ともに前年同期実績を上回りました。
<その他の事業>その他の事業の売上高は32億95百万円(前年同期比93.5%)、営業利益は54百万円(前年同期比328.7%)となりました。
株式会社パルコのエンタテインメント事業につきましては、演劇で、寺山修司作、美輪明宏演出・主演『毛皮のマリー』や、立川志の輔原作、中井貴一主演『メルシー!おもてなし ~志の輔らくごMIX~』などの話題作を上演し、好評を博しました。また、邦画出資作品の『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』のヒットや、人気の情報発信カフェの新規店舗を出店するなどコンテンツ事業が好調に推移し、売上高は前年同期実績を下回りましたが営業利益は前年同期実績を上回りました。
株式会社パルコ・シティにつきましては、Webコンサル事業においてショッピングセンターの業務に係るサポートシステムの外部受注の増加などにより、売上高、営業利益ともに前年同期実績を上回りました。
(注)セグメント別の業績における売上高には、営業収入が含まれております。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して56億43百万円増加し、2,419億59百万円となりました。主な要因は、仙台パルコ2の開業に伴う有形固定資産の増加などによるものであります。当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して29億25百万円増加し、1,227億66百万円となりました。主な要因は、支払手形及び営業未払金の増加などによるものであります。純資産は、前連結会計年度末と比較して27億18百万円増加し、1,191億92百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末では、現金及び現金同等物は前連結会計年度末と比較して9億68百万円減少し、56億14百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益62億80百万円に非資金項目となる減価償却費や特別損益項目等を調整し、63億6百万円の収入(前年同期は103億17百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、64億88百万円の支出(前年同期は106億14百万円の支出)となりました。これは、主に仙台パルコ2の開業に伴う有形固定資産の取得による支出などによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、7億80百万円の支出(前年同期は16億38百万円の収入)となりました。これは、主に有利子負債の返済や配当金の支払いなどによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
[基本方針の内容の概要]
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値の源泉を理解し、当社が企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に確保、向上していくことを可能とする者であることが必要であると考えております。
当社は、当社の支配権の移転を伴う当社株式の買付提案がなされた場合、その諾否の判断は最終的には株主全体の意思に基づき行われるべきものと考えております。すなわち、当社株式について大規模買付行為がなされた場合、これが当社の企業価値・株主共同の利益の確保・向上に資するものであれば、これを否定するものではありません。
しかしながら、株式の大規模買付行為の中には、その目的、態様等から見て企業価値・株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主の皆様に株式の売却を事実上強要するおそれのあるもの、大規模買付者の提示する当社株式の取得対価が妥当かどうかなど大規模買付者による大規模買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断するための適切かつ十分な情報提供がなされないものなど、企業価値・株主共同の利益に資さないものも少なくありません。
当社の企業価値の主な源泉は、ショッピングセンター「PARCO」の運営によって培った商業施設のトータルプロデューシング力であると考えます。そして、それを支えるのは、これまでの商業施設の開発・保有・運営や個性ある様々な専門店やサービスの展開によって蓄積されたノウハウとそれを活かす人材、コーポレートブランドやストアブランド、及び多数のテナント・取引先・出店先の地域コミュニティなどとの緊密なリレーションであると考えます。
したがって、当社の経営において、ショッピングセンターの開発・保有・運営という事業の実態、顧客・取引先・従業員等のステークホルダーとの間に築かれた関係等への理解が不可欠であり、これらに関する十分な理解なくしては、株主の皆様が将来享受しうる企業価値・株主共同の利益を適切に実現することはできないものと考えております。
当社は、このような当社の企業価値・株主共同の利益に資さない大規模買付行為や買付提案がなされる場合には、当社の企業価値・株主共同の利益を守る必要があると考えております。
[基本方針実現のための取り組み]
[基本方針の実現に資する特別な取り組み]
当社グループは、平成32年度に向けた長期ビジョンと平成28年度を最終年度とした中期経営計画を策定いたしました。この長期ビジョン達成に向け、平成26年度~平成28年度は3つの事業戦略に基づき、5つの戦術を推進してまいります。
<長期ビジョン>都市マーケットで活躍する企業集団
『都市の24時間をデザインするパイオニア集団』
『都市の成熟をクリエイトする刺激創造集団』の実現
<3つの事業戦略>(ⅰ)主要都市部の深耕
(ⅱ)コアターゲット拡大
(ⅲ)独自の先行的ICT活用
<5つの戦術>(ⅰ)店舗事業の優位性拡大
「都心型店舗」「コミュニティ型店舗」に分類した2類型運営を発展させ『都市型商業をリードするショッピングセンター』の実現を目指してまいります。
(ⅱ)都心型基幹店舗周辺及び未出店政令指定都市を中心とした開発推進
多様な手法を用いて、都市部での物件開発を積極的に推進してまいります。
(ⅲ)関連事業拡大と新規事業創造
店舗事業、開発事業に続く「第3の収益の柱」として、関連事業の拡大と新規事業の創造を目指してまいります。
(ⅳ)海外事業の再構築
パルコビジネスのグローバル化に向けた海外市場での事業基盤確立を目指してまいります。
(ⅴ)事業推進のための経営基盤強化
長期ビジョン達成に向けて「ダイバーシティ経営の推進」「独自のCSR活動展開」「ICT活用推進」「財務基盤強化」の4つの経営基盤を強化してまいります。
当社としては、このような企業価値向上に向けた取り組みが株主の皆様をはじめとするあらゆるステークホルダーの利益につながると確信しております。
また、指名委員会等設置会社としての適切なコーポレート・ガバナンス体制のもと、業務執行の迅速化と経営の透明性の一層の向上に取り組んできたほか、業務執行上の法令遵守、効率性等を担保するため、グループ監査室を設置するなど内部監査機能の充実にも努めております。
[基本方針に照らして不適切な者が支配を獲得することを防止するための取り組み]
当社は、大規模買付者による大規模買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断するための適切かつ十分な情報提供がなされ、あわせて当社取締役会の意見等の情報が開示されて、検討のための時間が確保されるよう努める等、金融商品取引法、会社法その他関係法令の許容する範囲内において、適切な措置を講じてまいります。
[具体的取り組みに対する当社取締役の判断及びその理由]
当社の取り組みは、当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に向上させるための具体的な中長期的経営戦略に基づいて策定されたものであり、また、基本方針に照らして不適切な者が支配を獲得することを防止するための取り組みも、当社の取締役等の地位の維持を目的としたものではなく、かつ、企業価値・株主共同の利益を確保することを目的とするものであり、いずれも当社の基本方針に沿うものです。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において新設した主要な設備は次のとおりであります。
会社名
事業所名
所在地セグメントの
名称
設備の内容投資金額
(百万円)
完了年月
㈱パルコ
仙台パルコ2
仙台市
青葉区
ショッピング
センター事業
店舗設備8,461平成28年7月

(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 上記の金額には、敷金及び保証金を含んでおります。

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