有価証券報告書-第50期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/27 13:01
【資料】
PDFをみる
【項目】
120項目

対処すべき課題

依然として人口減少と少子高齢化が進行する中、外食市場規模が縮小していく一方で、外食産業は成熟産業となり、先行きはますます不透明感を増しています。
このような環境の下、第51期においても引き続き『全員参加で企業体質を改革しよう』をスローガンに、創業以来半世紀で培ってきた経営ノウハウと経営資源を活用し、新しい経営組織形態の実現も視野に入れながら、企業価値向上のために、さらなる企業改革に取り組んでまいります。
◆ 5Sの徹底とお客さま満足度向上
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」を、全員参加型経営の哲学として浸透させるため、「リンガーハットフィロソフィー」を策定いたしました。このフィロソフィー教育を通して、当社グループの企業理念の実践により企業価値向上に役立ててまいります。
また、女性の幹部登用についても、女性ならではの経営視点が新たな企業価値創出につながるものとして、「女性活躍セミナー」を月1回開催し、意識向上と幹部候補育成に取り組んでまいります。
◆ 現地・現物で改善のスピードを上げる
当社グループの企業使命観『すべてのお客さまに楽しい食事のひとときを』を実現するためには、現地(店舗や工場)・現物(商品)を目で確認し、考えて「実行」しなければ実現できません。改善のヒントはすべては現地・現物にあるという、この基本的な考え方の重要性をあらためて認識することで、同じ価値観の共有による改善のスピードを上げてまいります。
◆ 自主自立で独立採算を実践
企業改革を進めるための「売上最大、経費最小、時間最短」という経営原則を基本にした経営管理システムは、前期において間接部門、工場、一部の営業部門においてほぼ定着いたしましたが、これを全社全部門に拡大展開してまいります。