四半期報告書-第54期第2四半期(平成27年5月21日-平成27年8月20日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、輸出や生産部門および個人消費の回復基調が一服し、景気の踊り場にさしかかっております。
当業界におきましては、高所得層の消費に停滞感がうかがわれるものの、期初より継続して緩やかな回復基調にあります。一方で円安による国内価格の上昇や夏季猛暑など悪天候の影響もあり、高額輸入ブランド品の回復は一進一退という状況であります。
このような環境下、当社は、前事業年度に開始した、インバウンド向け免税店への商品供給による売上拡大に取組む一方、既存店舗においても、6月より全店舗での免税販売をスタートさせました。既存店のマーチャンダイジングでは、中・低価格帯の商材の開発、投入に注力し、収益面での改善にも取り組んでまいりました。
一方、不採算店1店舗の閉鎖、売場面積圧縮による効率化を企図した店舗改装を1店舗、国内顧客向けのメルマガや中国向けSNS販促などを推進してまいりました。このように販管費のローコスト化に注力しつつ、中・低価格帯の商材など、増収のための施策も講じ、業績の回復に取組んでまいりました。
これらの結果、売上高は4,794百万円(前年同期比4.2%増)、営業損失は159百万円(前年同期は232百万円の営業損失)、経常損失は198百万円(前年同期は261百万円の経常損失)、四半期純損失は209百万円(前年同期は231百万円の四半期純損失)となり、業績は緩やかではありますが回復に向かっております。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[ファッション部門]
ファッション部門においては、免税店小売法人向けの商品供給によるインバウンド需要の取込みにより、高単価商品を中心に売上増が見られました。また、既存店舗の業績も4月以降、回復に転じ、第2四半期は四半期ベースで増収増益に転じており、不採算店舗1店舗の店舗閉鎖及び売場効率の向上を企図した3店舗の減面改装の影響を吸収し、売上高は4,647百万円(前年同期比5.8%増)となりました。利益面では、チラシ販促を抑えつつ顧客向けのDM、メルマガ販促や中国向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)に対する販促を推進するなど、積極的なコスト削減に取組んだ結果、セグメント利益は58百万円(前年同期比180.3%増)となりました。
[賃貸部門]
賃貸部門においては、駐車場用地の有効活用を企図したコインパークの導入などが奏功し、売上高は82百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は22百万円(前年同期比9.2%増)となりました。
[その他]
その他の部門では、前年、外商部門が消費増税前の大型案件で伸長したこともあり、売上高は63百万円(前年同期比50.1%減)、セグメント損失は4百万円(前年同期は5百万円のセグメント利益)となりました。
(2)財政状態の分析
①財政状態
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期会計期間末の資産につきましては、総資産は6,445百万円となり、前事業年度末に比べ680百万円減少いたしました。これは主に、季節変動により商品が130百万円減少しましたが、免税店小売法人向け商品供給による売上増加で売掛金が123百万円増加したこと、店舗の改装による有形固定資産の取得29百万円などもあり、現金及び預金が690百万円減少したことなどによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債につきましては、負債合計は3,827百万円となり、前事業年度末に比べ466百万円減少いたしました。これは主に、約定弁済等により長・短借入金498百万円、社債20百万円、リース債務37百万円が減少しましたが、長期運転資金を240百万円調達したこと、足元の仕入増加により仕入債務は120百万円増加しましたが、販促費用の削減などにより未払金が77百万円、その他の流動負債が115百万円、返品調整引当金が9百万円、賞与引当金が6百万円減少したことなどによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産につきましては、純資産合計は2,618百万円となり、前事業年度末に比べ213百万円減少いたしました。これは主に四半期純損失209百万円の計上によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は40.6%(前事業年度末は39.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ720百万円減少し309百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果減少した資金は344百万円(前年同期は79百万円の増加)となりました。これは主に、税引前四半期純損失198百万円を計上したこと、季節変動によりたな卸資産が130百万円減少しましたが、免税店小売法人向け商品供給による売上増加で売上債権が118百万円増加したこと、未払消費税が114百万円減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は42百万円(前年同期比68.3%減)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出102百万円と払戻による収入72百万円、店舗の改装による有形固定資産の取得による支出25百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果減少した資金は334百万円(前年同期は309百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額312百万円、長期借入れによる収入240百万円、長期借入金の返済による支出186百万円、社債の償還による支出20百万円、リース債務の返済による支出37百万円などによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、輸出や生産部門および個人消費の回復基調が一服し、景気の踊り場にさしかかっております。
当業界におきましては、高所得層の消費に停滞感がうかがわれるものの、期初より継続して緩やかな回復基調にあります。一方で円安による国内価格の上昇や夏季猛暑など悪天候の影響もあり、高額輸入ブランド品の回復は一進一退という状況であります。
このような環境下、当社は、前事業年度に開始した、インバウンド向け免税店への商品供給による売上拡大に取組む一方、既存店舗においても、6月より全店舗での免税販売をスタートさせました。既存店のマーチャンダイジングでは、中・低価格帯の商材の開発、投入に注力し、収益面での改善にも取り組んでまいりました。
一方、不採算店1店舗の閉鎖、売場面積圧縮による効率化を企図した店舗改装を1店舗、国内顧客向けのメルマガや中国向けSNS販促などを推進してまいりました。このように販管費のローコスト化に注力しつつ、中・低価格帯の商材など、増収のための施策も講じ、業績の回復に取組んでまいりました。
これらの結果、売上高は4,794百万円(前年同期比4.2%増)、営業損失は159百万円(前年同期は232百万円の営業損失)、経常損失は198百万円(前年同期は261百万円の経常損失)、四半期純損失は209百万円(前年同期は231百万円の四半期純損失)となり、業績は緩やかではありますが回復に向かっております。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[ファッション部門]
ファッション部門においては、免税店小売法人向けの商品供給によるインバウンド需要の取込みにより、高単価商品を中心に売上増が見られました。また、既存店舗の業績も4月以降、回復に転じ、第2四半期は四半期ベースで増収増益に転じており、不採算店舗1店舗の店舗閉鎖及び売場効率の向上を企図した3店舗の減面改装の影響を吸収し、売上高は4,647百万円(前年同期比5.8%増)となりました。利益面では、チラシ販促を抑えつつ顧客向けのDM、メルマガ販促や中国向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)に対する販促を推進するなど、積極的なコスト削減に取組んだ結果、セグメント利益は58百万円(前年同期比180.3%増)となりました。
[賃貸部門]
賃貸部門においては、駐車場用地の有効活用を企図したコインパークの導入などが奏功し、売上高は82百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は22百万円(前年同期比9.2%増)となりました。
[その他]
その他の部門では、前年、外商部門が消費増税前の大型案件で伸長したこともあり、売上高は63百万円(前年同期比50.1%減)、セグメント損失は4百万円(前年同期は5百万円のセグメント利益)となりました。
(2)財政状態の分析
①財政状態
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期会計期間末の資産につきましては、総資産は6,445百万円となり、前事業年度末に比べ680百万円減少いたしました。これは主に、季節変動により商品が130百万円減少しましたが、免税店小売法人向け商品供給による売上増加で売掛金が123百万円増加したこと、店舗の改装による有形固定資産の取得29百万円などもあり、現金及び預金が690百万円減少したことなどによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債につきましては、負債合計は3,827百万円となり、前事業年度末に比べ466百万円減少いたしました。これは主に、約定弁済等により長・短借入金498百万円、社債20百万円、リース債務37百万円が減少しましたが、長期運転資金を240百万円調達したこと、足元の仕入増加により仕入債務は120百万円増加しましたが、販促費用の削減などにより未払金が77百万円、その他の流動負債が115百万円、返品調整引当金が9百万円、賞与引当金が6百万円減少したことなどによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産につきましては、純資産合計は2,618百万円となり、前事業年度末に比べ213百万円減少いたしました。これは主に四半期純損失209百万円の計上によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は40.6%(前事業年度末は39.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ720百万円減少し309百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果減少した資金は344百万円(前年同期は79百万円の増加)となりました。これは主に、税引前四半期純損失198百万円を計上したこと、季節変動によりたな卸資産が130百万円減少しましたが、免税店小売法人向け商品供給による売上増加で売上債権が118百万円増加したこと、未払消費税が114百万円減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は42百万円(前年同期比68.3%減)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出102百万円と払戻による収入72百万円、店舗の改装による有形固定資産の取得による支出25百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果減少した資金は334百万円(前年同期は309百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額312百万円、長期借入れによる収入240百万円、長期借入金の返済による支出186百万円、社債の償還による支出20百万円、リース債務の返済による支出37百万円などによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。