四半期報告書-第59期第3四半期(平成30年9月1日-平成30年11月30日)

【提出】
2019/01/15 15:58
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間(平成30年3月1日~平成30年11月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境および企業収益の改善が続く一方、米中貿易摩擦問題の懸念や豪雨、台風、地震などの自然災害が発生するなど、依然として先行き不透明な状況が継続しております。
小売業界におきましては、競合他社の出店や価格競争が一層激化しているとともに、労働需要の逼迫に加え人件費関連コストは増加傾向にあります。さらに、生活防衛意識の高まりにより、日々の買物での低価格志向は継続しており、業界を取り巻く環境は引き続き厳しさを増しております。
このような状況のもと、当社は、経営理念である「健康とおいしさ」のキーワードに「美容」を加え、食と美をテーマとした当社独自の商品を開発するとともに、旬の素材を使ったお弁当・惣菜類の展開を更に強化し、料理提案など魅力ある提案型の売場作りに取り組んでおります。一方で、節約志向に対し戦略的な営業施策として「家計応援」企画(エブリデーロープライス)を強化するとともに、商圏内のシェア拡大を図っております。また、当社商圏内への競合店出店が相次ぎ、業績への影響が拡大していることから、効率化を目的とした企業体質の改善に着手いたしております。縮小する商圏や異業種間の競争に対応するため、店舗規模の縮小化を図り、地域や店舗の特性に合った商品を選択し集中的に品揃えすることで、競合他社との更なる差別化を進めており、新しいモデル店舗(グランデリーズ)を確立すべく、平成30年4月に2号店となるグランデリーズ飯山店(香川県丸亀市)を出店いたしました。
このような取り組みの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は291億32百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は1億22百万円(前年同期比34.9%減)、経常利益は75百万円(前年同期比36.1%減)となりました。また減損損失3億39百万円の計上等により親会社株主に帰属する四半期純損失は2億46百万円(前年同期は1億19百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
流動資産は、現金及び預金が1億70百万円、商品が1億28百万円増加したことなどにより、前期末に比べ3億38百万円増加し、32億60百万円となりました。
有形固定資産は、前期末に比べ82百万円増加の120億82百万円、無形固定資産は、前期末に比べ28百万円増加し、5億円となりました。
投資その他の資産は、投資有価証券が48百万円減少した一方で、繰延税金資産が89百万円増加したことなどにより、前期末に比べ26百万円増加の18億53百万円となりました。
繰延資産は、前期末に比べ4百万円増加し、6百万円となりました。
(負債)
負債は、前期末に比べ、7億64百万円増加し、159億87百万円となりました。その主な内訳は、買掛金が3億24百万円、長期、短期を合わせた借入金が63百万円、社債が3億46百万円増加したことなどによるものであります。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が2億69百万円、その他有価証券評価差額金が28百万円減少したことなどにより、前期末に比べ2億84百万円減少し、17億16百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。