有価証券報告書-第48期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりであります。
当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復が続いたものの、海外情勢の不安定化、大型台風・豪雨といった自然災害の他、2019年10月に実施された消費増税、2020年1月以降の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、依然として先行き不透明な状況が続きました。
外食産業におきましては、お客様の選定眼が一層厳しくなる環境の中、小売店等との垣根を越えた競合による競争が更に激しくなっていくに加え、労働需給の逼迫や物流経費の上昇等により非常に厳しい経営環境となりました。
このような経営環境において、当社は『真心第一でお客様にご来店いただこう』を年度スローガンに制定した上、『既存店の収益力向上と新業態の開発育成』及び『FC事業の強化』に注力してまいりました。
『既存店の収益力強化と新業態の開発育成』においては、お見送り等の接客力向上を目的とした研修や会議を継続的に実施すると共に、既存店の収益力底上げ施策及び新業態の開発育成を目的として、主に前期に業態開発した「ハッケン酒場」「餃子食堂マルケン」「焼そばセンター」の多店舗展開や新業態の育成に努めてまいりました。
その結果、「ハッケン酒場」への業態変更3店舗、「餃子食堂マルケン」への業態変更3店舗、「焼そばセンター」への業態変更2店舗等、合計20店舗の業態変更及び改装を実施し、加えて、「ハッケン酒場」5店舗、「焼そばセンター」1店舗、「餃子食堂マルケン」1店舗等、合計8店舗の新規出店を実施いたしました。
『FC事業の強化』においては、SV(スーパーバイザー)勉強会等を通じたFC加盟店への経営指導力強化は勿論のこと、直営店舗を通じて業態力を育成している「ハッケン酒場」「餃子食堂マルケン」への業態変更やコンセプト・リニューアルの促進に努めてまいりました。その結果、FC加盟店においても新規出店5店舗、「八剣伝」から「ハッケン酒場」へのコンセプト・リニューアル改装5店舗、その他業態変更2店舗につなげることができました。
この様な取組みを行ってまいりましたが、当事業年度における経営成績は、売上高は83億62百万円(前年同期比2.6%減)、営業損失は1億12百万円(前年同期は営業利益72百万円)、経常損失は89百万円(前年同期は経常利益1億15百万円)、当期純損失は3億61百万円(前年同期は当期純利益52百万円)となりました。
(2)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当事業年度における売上高は83億62百万円、営業損失は1億12百万円、当期純損失は3億61百万円となりました。なお、当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、事業部門別の売上高の内訳を記載しております。
(売上高)
外食産業におきましては、物流経費の上昇や、天候不順等の影響も重なり、厳しい環境が続いております。
そのような状況におきまして、新規出店及び業態変更を行い店舗網の拡大拡充に努めましたが、出店計画未達やFC加盟店の店舗数減少等の影響を受けた結果、当事業年度の売上高は、前年同期比2.6%減の83億62百万円となりました。
(営業損失)
営業損失は、原価管理及び経費削減に努めてまいりましたが、新規出店費や減価償却費の増加が影響し、1億12百万円の営業損失(前年同期は営業利益72百万円)となりました。
(当期純損失)
当期純損失は、特別利益として受取補償金を含む96百万円を計上する一方、特別損失として店舗収益低下等による減損損失を含む3億34百万円を計上したことにより、3億61百万円の当期純損失(前年同期は当期純利益52百万円)となりました。
② 生産、受注及び販売の実績
当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の状況につきましては、事業部門区分ごとに記載しております。
(イ) 生産実績
当社は、生産を行っていないため、生産実績にかえて料飲部門の収容実績を記載しております。
料飲部門の業態別収容実績
(注) 1 客席数は、各月末現在の各店舗客席数×営業日数として算出しております。
2 店舗数には業態変更等を除く閉店8店舗(八剣伝2店舗、居心伝3店舗、その他業態3店舗)が含まれております。
(ロ) 仕入実績
当事業年度の仕入実績は次のとおりであります。
事業部門別の仕入実績
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(ハ) 受注状況
該当事項はありません。
(ニ) 販売実績
当事業年度の販売実績は次のとおりであります。
事業部門別の販売実績
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 財政状態
(資産の部)
当事業年度末における資産は、有形固定資産の取得による支出や配当金の支払いによる現金及び預金が6億46百万円の減少、FC加盟店の店舗数減少に伴う売掛金1億5百万円の減少、減損損失の計上による有形固定資産2億12百万円の減少等により、前事業年度末に比べ9億34百万円減少し、42億13百万円となりました。
(負債の部)
当事業年度末における負債総額は、前事業年度期末日が休日等の影響により買掛金が3億24百万円の減少等により、前事業年度末に比べ4億90百万円減少し、17億46百万円となりました。
(純資産の部)
当事業年度末における純資産は、配当金の支払いや当期純損失の計上により4億44百万円減少し、24億67百万円となりました。
④ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、営業活動によるキャッシュ・フローが1億99百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが3億65百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが80百万円の支出となったことにより、前事業年度末と比べて6億46百万円減少し、16億22百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は1億99百万円であります。これは主に税引前当期純損失3億26百万円に加え、仕入債務3億24百万円の減少、非資金項目の減価償却費2億15百万円、減損損失3億10百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は3億65百万円であります。これは主に有形固定資産の取得による支出3億27百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は80百万円であります。これは配当金の支払額80百万円によるものであります。
(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因に基づき、見積りや判断を行っております。しかしながら、見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
重要な会計方針は、「第5[経理の状況]」に記載のとおりです。新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについては、その追加情報として記載しております。
新型コロナウイルス等の影響により、将来の営業活動から生ずる損益及びキャッシュ・フローが悪化し、回収可能価額が低下した場合には減損損失の計上が必要になる可能性があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度末の経営成績は、売上高につきましては、ご来店頂いたお客様にご満足いただける店舗創りを第一としてサービス力の向上等に努めてまいりましたが、2019年10月の大型台風や消費増税及び2020年3月の新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響を受け、既存直営店舗の売上高が前年比93.2%で着地したこと、加えて、当社グループ加盟店が29店舗退店し、それら加盟店からのロイヤリティ等収入が36百万円減少、そして、加盟店への食材・酒類等販売売上高が2億17百万円減少したこと等から、83億62百万円となり、前事業年度と比較して2.6%の減収で着地しました。営業利益及び経常利益につきましては、前事業年度までに当社が開発した新業態「ハッケン酒場」「焼そばセンター」「餃子食堂マルケン」の育成及び多店舗展開するべく、先行投資として業態変更やコンセプトリニューアル等20店舗、新規出店8店舗実施したことから、その出店経費や減価償却費が増加したこと、また労働需給の逼迫や物流経費の上昇などにより販売費及び一般管理費が前事業年度と比して3%上昇したことに加え、売上高が減収となったことから、営業損失1億12百万円、経常損失89百万円となりました。当期純利益につきましては、地方自治体の区画整理等に伴う受取保証金を含め特別利益96百万円計上した反面、投資回収力の低下に伴う減損損失を含む特別損失3億34百万円を計上したことから、当期純損失3億61百万円となりました。
当事業年度において、当社の新業態「ハッケン酒場」「焼そばセンター」「餃子食堂マルケン」の育成や多店舗展開を先行投資として実施したことから、翌事業年度は、新型コロナウイルスの感染拡大等のリスクを十分に測りながらではありますが、既存店の収益力は勿論のこと、これら新業態の収益力を徐々に高めていくことで、当社の収益基盤の強化を図っていきたいと考えております。
資産合計につきましては、前事業年度末と比して9億34百万円減少し、42億13百万円となりました。また、負債合計につきましては、前事業年度末と比して4億90百万円減少し、17億46百万円となりました。当社の資産のうち、主なものは、現金及び預金16億22百万円、有形固定資産10億65百万円、無形固定資産1億4百万円、差入保証金8億18百万円となっております。また、負債のうち、主なものは、買掛金4億45百万円、未払金3億46百万円、長期預り保証金3億42百万円となっております。当事業年度末の資産が減少している主な要因は、現金及び預金、有形固定資産が減少していることによります。また負債の金額が減少している主な原因は、買掛金や未払金が減少していることによります。純資産につきましては、前事業年度末と比して4億44百万円減少し、24億67百万円となりました。この主な要因は、配当金の支払80百万円の他、当期純損失3億61百万円を計上したことから利益剰余金が4億41百万円減少したことによります。
キャッシュ・フローの分析につきましては、第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]に記載のとおりです。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりです。
当社の資金需要のうち主なものは、原材料等の仕入資金の他、人件費、設備費及び一般管理費等の運転資金及び新規出店等の投資資金であり、全て自己資金を財源としております。
加えて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による不測の事態に備えた予備資金として、2020年5月末迄に複数の金融機関から総額2,100百万円の資金を調達し、十分な資金の流動性を確保しております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりであります。
当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復が続いたものの、海外情勢の不安定化、大型台風・豪雨といった自然災害の他、2019年10月に実施された消費増税、2020年1月以降の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、依然として先行き不透明な状況が続きました。
外食産業におきましては、お客様の選定眼が一層厳しくなる環境の中、小売店等との垣根を越えた競合による競争が更に激しくなっていくに加え、労働需給の逼迫や物流経費の上昇等により非常に厳しい経営環境となりました。
このような経営環境において、当社は『真心第一でお客様にご来店いただこう』を年度スローガンに制定した上、『既存店の収益力向上と新業態の開発育成』及び『FC事業の強化』に注力してまいりました。
『既存店の収益力強化と新業態の開発育成』においては、お見送り等の接客力向上を目的とした研修や会議を継続的に実施すると共に、既存店の収益力底上げ施策及び新業態の開発育成を目的として、主に前期に業態開発した「ハッケン酒場」「餃子食堂マルケン」「焼そばセンター」の多店舗展開や新業態の育成に努めてまいりました。
その結果、「ハッケン酒場」への業態変更3店舗、「餃子食堂マルケン」への業態変更3店舗、「焼そばセンター」への業態変更2店舗等、合計20店舗の業態変更及び改装を実施し、加えて、「ハッケン酒場」5店舗、「焼そばセンター」1店舗、「餃子食堂マルケン」1店舗等、合計8店舗の新規出店を実施いたしました。
『FC事業の強化』においては、SV(スーパーバイザー)勉強会等を通じたFC加盟店への経営指導力強化は勿論のこと、直営店舗を通じて業態力を育成している「ハッケン酒場」「餃子食堂マルケン」への業態変更やコンセプト・リニューアルの促進に努めてまいりました。その結果、FC加盟店においても新規出店5店舗、「八剣伝」から「ハッケン酒場」へのコンセプト・リニューアル改装5店舗、その他業態変更2店舗につなげることができました。
この様な取組みを行ってまいりましたが、当事業年度における経営成績は、売上高は83億62百万円(前年同期比2.6%減)、営業損失は1億12百万円(前年同期は営業利益72百万円)、経常損失は89百万円(前年同期は経常利益1億15百万円)、当期純損失は3億61百万円(前年同期は当期純利益52百万円)となりました。
(2)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当事業年度における売上高は83億62百万円、営業損失は1億12百万円、当期純損失は3億61百万円となりました。なお、当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、事業部門別の売上高の内訳を記載しております。
| 事業部門 | 金額(千円) | 構成比(%) |
| 料飲部門 | ||
| 酔虎伝 | 995,022 | 11.9 |
| 八剣伝 | 2,470,192 | 29.5 |
| 居心伝 | 1,061,604 | 12.7 |
| その他業態 | 1,289,348 | 15.4 |
| 料飲部門小計 | 5,816,168 | 69.6 |
| FC部門 | ||
| ロイヤリティ等 | 528,648 | 6.3 |
| FC部門小計 | 528,648 | 6.3 |
| 商品部門 | ||
| 食材等販売 | 1,486,399 | 17.8 |
| 酒類等販売 | 305,602 | 3.7 |
| 商品部門小計 | 1,792,001 | 21.4 |
| その他部門 | 225,249 | 2.7 |
| 合計 | 8,362,067 | 100.0 |
(売上高)
外食産業におきましては、物流経費の上昇や、天候不順等の影響も重なり、厳しい環境が続いております。
そのような状況におきまして、新規出店及び業態変更を行い店舗網の拡大拡充に努めましたが、出店計画未達やFC加盟店の店舗数減少等の影響を受けた結果、当事業年度の売上高は、前年同期比2.6%減の83億62百万円となりました。
(営業損失)
営業損失は、原価管理及び経費削減に努めてまいりましたが、新規出店費や減価償却費の増加が影響し、1億12百万円の営業損失(前年同期は営業利益72百万円)となりました。
(当期純損失)
当期純損失は、特別利益として受取補償金を含む96百万円を計上する一方、特別損失として店舗収益低下等による減損損失を含む3億34百万円を計上したことにより、3億61百万円の当期純損失(前年同期は当期純利益52百万円)となりました。
② 生産、受注及び販売の実績
当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の状況につきましては、事業部門区分ごとに記載しております。
(イ) 生産実績
当社は、生産を行っていないため、生産実績にかえて料飲部門の収容実績を記載しております。
料飲部門の業態別収容実績
| 業態別 | 店舗数 | 客席数 (千席) | 前年同期比 (%) | 来店客数 (千人) | 前年同期比 (%) |
| 酔虎伝 | 16 | 698 | △13.7 | 387 | △10.8 |
| 八剣伝 | 70 | 1,331 | △1.4 | 987 | +1.7 |
| 居心伝 | 25 | 554 | △15.2 | 472 | △12.3 |
| その他業態 | 35 | 722 | +47.8 | 561 | +30.7 |
| 合計 | 146 | 3,306 | +0.12 | 2,408 | +1.5 |
(注) 1 客席数は、各月末現在の各店舗客席数×営業日数として算出しております。
2 店舗数には業態変更等を除く閉店8店舗(八剣伝2店舗、居心伝3店舗、その他業態3店舗)が含まれております。
(ロ) 仕入実績
当事業年度の仕入実績は次のとおりであります。
事業部門別の仕入実績
| 事業部門 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 料飲部門 | ||
| 酔虎伝 | 255,656 | △14.7 |
| 八剣伝 | 725,203 | △1.4 |
| 居心伝 | 280,272 | △12.2 |
| その他業態 | 364,472 | +26.9 |
| 料飲部門小計 | 1,625,603 | △1.0 |
| FC部門 | ||
| ロイヤリティ等 | 49,654 | +12.0 |
| FC部門小計 | 49,654 | +12.0 |
| 商品部門 | ||
| 食材等販売 | 1,283,545 | △9.3 |
| 酒類等販売 | 257,159 | △19.2 |
| 商品部門小計 | 1,540,705 | △11.1 |
| その他部門 | 13,841 | +1,027.2 |
| 合計 | 3,229,804 | △5.6 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(ハ) 受注状況
該当事項はありません。
(ニ) 販売実績
当事業年度の販売実績は次のとおりであります。
事業部門別の販売実績
| 事業部門 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 料飲部門 | ||
| 酔虎伝 | 995,022 | △11.2 |
| 八剣伝 | 2,470,192 | △0.5 |
| 居心伝 | 1,061,604 | △12.5 |
| その他業態 | 1,289,348 | +29.1 |
| 料飲部門小計 | 5,816,168 | +0.0 |
| FC部門 | ||
| ロイヤリティ等 | 528,648 | △6.5 |
| FC部門小計 | 528,648 | △6.5 |
| 商品部門 | ||
| 食材等販売 | 1,486,399 | △8.7 |
| 酒類等販売 | 305,602 | △19.9 |
| 商品部門小計 | 1,792,001 | △10.8 |
| その他部門 | 225,249 | +13.9 |
| 合計 | 8,362,067 | △2.6 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 財政状態
(資産の部)
当事業年度末における資産は、有形固定資産の取得による支出や配当金の支払いによる現金及び預金が6億46百万円の減少、FC加盟店の店舗数減少に伴う売掛金1億5百万円の減少、減損損失の計上による有形固定資産2億12百万円の減少等により、前事業年度末に比べ9億34百万円減少し、42億13百万円となりました。
(負債の部)
当事業年度末における負債総額は、前事業年度期末日が休日等の影響により買掛金が3億24百万円の減少等により、前事業年度末に比べ4億90百万円減少し、17億46百万円となりました。
(純資産の部)
当事業年度末における純資産は、配当金の支払いや当期純損失の計上により4億44百万円減少し、24億67百万円となりました。
④ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、営業活動によるキャッシュ・フローが1億99百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが3億65百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが80百万円の支出となったことにより、前事業年度末と比べて6億46百万円減少し、16億22百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は1億99百万円であります。これは主に税引前当期純損失3億26百万円に加え、仕入債務3億24百万円の減少、非資金項目の減価償却費2億15百万円、減損損失3億10百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は3億65百万円であります。これは主に有形固定資産の取得による支出3億27百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は80百万円であります。これは配当金の支払額80百万円によるものであります。
(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因に基づき、見積りや判断を行っております。しかしながら、見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
重要な会計方針は、「第5[経理の状況]」に記載のとおりです。新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについては、その追加情報として記載しております。
新型コロナウイルス等の影響により、将来の営業活動から生ずる損益及びキャッシュ・フローが悪化し、回収可能価額が低下した場合には減損損失の計上が必要になる可能性があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度末の経営成績は、売上高につきましては、ご来店頂いたお客様にご満足いただける店舗創りを第一としてサービス力の向上等に努めてまいりましたが、2019年10月の大型台風や消費増税及び2020年3月の新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響を受け、既存直営店舗の売上高が前年比93.2%で着地したこと、加えて、当社グループ加盟店が29店舗退店し、それら加盟店からのロイヤリティ等収入が36百万円減少、そして、加盟店への食材・酒類等販売売上高が2億17百万円減少したこと等から、83億62百万円となり、前事業年度と比較して2.6%の減収で着地しました。営業利益及び経常利益につきましては、前事業年度までに当社が開発した新業態「ハッケン酒場」「焼そばセンター」「餃子食堂マルケン」の育成及び多店舗展開するべく、先行投資として業態変更やコンセプトリニューアル等20店舗、新規出店8店舗実施したことから、その出店経費や減価償却費が増加したこと、また労働需給の逼迫や物流経費の上昇などにより販売費及び一般管理費が前事業年度と比して3%上昇したことに加え、売上高が減収となったことから、営業損失1億12百万円、経常損失89百万円となりました。当期純利益につきましては、地方自治体の区画整理等に伴う受取保証金を含め特別利益96百万円計上した反面、投資回収力の低下に伴う減損損失を含む特別損失3億34百万円を計上したことから、当期純損失3億61百万円となりました。
当事業年度において、当社の新業態「ハッケン酒場」「焼そばセンター」「餃子食堂マルケン」の育成や多店舗展開を先行投資として実施したことから、翌事業年度は、新型コロナウイルスの感染拡大等のリスクを十分に測りながらではありますが、既存店の収益力は勿論のこと、これら新業態の収益力を徐々に高めていくことで、当社の収益基盤の強化を図っていきたいと考えております。
資産合計につきましては、前事業年度末と比して9億34百万円減少し、42億13百万円となりました。また、負債合計につきましては、前事業年度末と比して4億90百万円減少し、17億46百万円となりました。当社の資産のうち、主なものは、現金及び預金16億22百万円、有形固定資産10億65百万円、無形固定資産1億4百万円、差入保証金8億18百万円となっております。また、負債のうち、主なものは、買掛金4億45百万円、未払金3億46百万円、長期預り保証金3億42百万円となっております。当事業年度末の資産が減少している主な要因は、現金及び預金、有形固定資産が減少していることによります。また負債の金額が減少している主な原因は、買掛金や未払金が減少していることによります。純資産につきましては、前事業年度末と比して4億44百万円減少し、24億67百万円となりました。この主な要因は、配当金の支払80百万円の他、当期純損失3億61百万円を計上したことから利益剰余金が4億41百万円減少したことによります。
キャッシュ・フローの分析につきましては、第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]に記載のとおりです。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりです。
当社の資金需要のうち主なものは、原材料等の仕入資金の他、人件費、設備費及び一般管理費等の運転資金及び新規出店等の投資資金であり、全て自己資金を財源としております。
加えて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による不測の事態に備えた予備資金として、2020年5月末迄に複数の金融機関から総額2,100百万円の資金を調達し、十分な資金の流動性を確保しております。