訂正有価証券報告書-第47期(平成25年3月21日-平成26年3月20日)

【提出】
2015/06/30 15:35
【資料】
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【項目】
97項目

対処すべき課題

前期の新店は、2013年4月開店の新吉田店(売場611坪)、昭島店(売場286坪)、11月開店の草加舎人店(売場480坪)、12月開店の逗子店(売場787坪)、2014年1月開店の千葉中央店(売場495坪)、同2月開店の立川富士見町店(売場665坪)の6店です。
今期の新店は10店、来期は13店の予定です。横浜みなとみらい店は2016年春に開店の予定で、その上層階に本社の移転を計画しています。
新店を創っても予定した売上に到達する期間が1年程余分に掛かるようになりました。客数を増やすことが難しくなってきました。
建築費が約2倍に高騰、土地も値上がりで、投資効率が悪化しています。投資効率が高い小型店(売場面積150~300坪)の出店比率を高めて対応。都心向き小型店の出店も加え、新しいお客様を増やします。
今期の業績改善目標は下記の通りです。
2014年3月期2015年3月期
項目実績前年比目標前年比
売上と前年比2,619億円104.9%3,000億円114.5%
経常総経費率15.54%15.00%
経常利益率5.3%5.5%

経営目標は『借入無しで年率30%成長の達成』、2014年3月期の達成予定を、昨年4月、3年延期しました。
業種を問わず、競合店に圧倒的に勝たない限りオーケーの発展はありません。
当面は、スーパー・コンビニ・ドラッグ・ネット販売等が競合対象です。勝つための戦略、売上を増やす具体的な手法を考え、実行して参ります。
高齢化が進行中で、顧客ニーズも変化、柔軟に対応して売上を創っていきます。
経営方針は、『高品質・Everyday Low Price』です。
タガが緩んだところは見直し、初心に戻って更に強力に推進します。
取扱商品の安全・安心を更に高め、オーガニック、こだわり商品を更に追求、高品質を強化します。
宅配も早く開始したいと存じます。
将来も勝てる仕組み、漸く方針が固まりまして逐次実現して参ります。
オーケーは配送センターを持たず、配送は卸売り業者様にお願いしております。今後も、この方針を堅持し、卸売り業者様とご一緒に、物流コストの低減に取り組んで参ります。メーカーの工場から出荷され、店舗に到着するまでの物流費用が物流コストで、3%に挑戦します。
店入荷時の納品待ちを無くすと物流コストが削減出来ます。卸売り業者様へは、取りあえず、ここからお願いします。何でもご指導ください。積極的に対応します。
店舗運営本部の組織を改め、3~4店舗を指揮するグループ長制度を導入しました。毎週メールで報告がありますが、店に活気が出て、売上が向上してきました。テレビ会議も導入、店長・チーフが会議のために、お店を空けることが無くなったことも、売上増の一因です。
消費税率が4月1日から3%増税され8%に、特需のお陰で3月度の売上前年比は124.4%となりました。
年末を上回る売上の日が続き、物量では前年比2倍を超える日もあり、物流との戦いでもございました。
トラックの調達も大変タイトの中、お取引先様の絶大なご支援によりまして、お陰様で無事乗り切ることが出来ました。本当に有り難うございました。厚く厚くお礼申し上げます。また、大きな売上を創った社員各位の努力に対し、この機会に、その労をねぎらいたいと存じます。
オーケーの海外戦略の拠点という位置づけで、当社100%出資で《OK Smart Market Pte.Ltd.》を昨年6月、シンガポールに設立、現在の資本金はS$1,250,001です。同社100%出資子会社、《OK Information Technology Pte.Ltd.》も設立、資本金はS$375,001です。同様に、《OK Smart Trading Pte.Ltd》も設立、資本金はS$375,001です。
最後になりましたが、株主の皆様をはじめ、お引き立てをいただいております皆々様には、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。