有価証券報告書-第26期(平成25年7月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/09/29 14:55
【資料】
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【項目】
78項目

業績等の概要

(1)業績
当事業年度におけるわが国の経済は、米国経済の緩やかな回復や経済政策・金融政策による円安・株高などを背景に輸出環境が改善し、生産に持直しの動きが見られるなど、緩やかな回復傾向で推移いたしました。一方、消費税増税や円安による輸入製品の価格上昇から個人消費の低迷が依然として続いております。
このような経営環境のもと、当社は「お客様満足度向上の追求」「新たな収益創出」「自遊空間既存店の設備投資」「従業員教育」に注力し、基本の徹底ならびに経営効率の向上に努めました。
以上の結果、当事業年度の業績は、売上高7,699百万円(前期比0.9%減)、営業利益270百万円(同28.9%減)、経常利益333百万円(同20.7%減)、当期純利益120百万円(同34.0%減)となりました。
セグメントごとの状況は、次のとおりであります。
<店舗運営事業>当事業につきましては、スペースクリエイト自遊空間の認知及び自遊空間ブランドの更なる向上に努めるとともに、店内コンテンツの整備改善、女性専用エリアの拡充や他社とのコラボレーションによる新たな設備の取り入れ、携帯電話・スマートフォン向けサービスの拡張、多彩なイベントの運営等を実施いたしました。
当事業年度末時点では183店舗(直営店舗67、FC加盟店舗116)となりました。
以上の結果、当セグメント全体の売上高は6,929百万円(前期比0.7%増)、セグメント利益は461百万円(同16.8%減)となりました。
<不動産事業>当事業につきましては、不動産賃貸物件の適切な管理に注力し、計画通りの売上推移となりました。
以上の結果、当セグメント全体の売上高は481百万円(同0.6%増)、セグメント利益は107百万円(同0.3%減)となりました。
<その他事業>その他事業としてシステム等の外販業務及びメディア広告業務を運営しております。システム等の外販業務では、入会システム・会員管理システム等を、主に時間課金制を採る店舗向けに販売しており、新たな収益創出に向けた展開を実施しております。メディア広告業務では、主に自遊空間店内ポータルサイトにおける広告営業や自遊空間会員が店舗外でもコミュニケーション可能なWEBサービスを提供しております。
以上の結果、当セグメント全体の売上高は288百万円(同30.4%減)、セグメント利益は36百万円(同49.4%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は550百万円となり、前事業年度末と比較して579百万円減少しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は550百万円(前年同期は674百万円の収入)となりました。主なプラス要因は、税引前当期純利益127百万円、減価償却費363百万円、減損損失142百万円等であり、主なマイナス要因は、法人税等の支払116百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は859百万円(前年同期は38百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出662百万円及び無形固定資産の取得による支出153百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は270百万円(前年同期は42百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出1,000百万円及び長期借入金の返済による支出650百万円等により資金が減少した一方、短期借入れによる収入1,000百万円及び長期借入れによる収入400百万円等により資金が増加したことによるものであります。