有価証券報告書-第26期(平成25年7月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/09/29 14:55
【資料】
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【項目】
78項目

対処すべき課題

業態ごとの今後の課題につきましては次のとおりであります。
<店舗運営事業>複合カフェ業界は、業態の認知度が向上するとともに、多くの新規参入企業による出店により、市場規模が急速に拡大してきましたが、近年は地域によっては競合店との競争の激化などの影響により、店舗の入れ替わりが起こっております。市場規模の成長は鈍化しているものの、今後は多様なサービスの展開によって発展していくことが予想されます。
このような環境下において、当社では下記の事項を今後の課題と考えております。
(出店戦略について)
安定期に入り始めた当業界では、全国規模でのシェアとブランド力、スケールメリットの追求を行っていく中で、その出店戦略は最重要課題であると考えております。そのため、M&Aによる店舗取得の他、優良物件情報の早期取得、店舗施工能力の拡充及び設備投資のローコスト化など、迅速かつ複数の出店を行うための店舗開発体制の強化に取り組んで参ります。また、フランチャイズ加盟店の出店につきましても、営業及び管理体制のより一層の強化を図って参ります。
(既存店の売上高向上について)
当社では、独自の経営分析ツールを活用することで、既存店においても更なる収益性の向上が可能であると考えており、今後もその施策を積み重ねノウハウを蓄積していくことで、その効果を高めて参ります。
(店舗の老朽化への対応について)
既存店の経年による老朽化への対応として適正な時期に設備投資によるケアを行い、店内環境の向上・改善に努めて参ります。
(店舗管理体制の強化及び人材の開発について)
指揮・命令系統を更に明確にすることで、店舗管理体制の強化を図ります。顧客満足度の向上を目的として、接客サービスの向上や法令の遵守など、店長やアルバイトスタッフ等社員の教育体制の一層の充実を図り、リーダーシップのある人材の育成に努めます。
<不動産事業>当事業においては、安定的な収益を確保すべく、不動産賃貸物件の管理に努めて参ります。
<その他事業>その他事業においては、システム等の外販事業の新規取引の開拓及びメディア広告事業での安定的な収益化を課題としており、今後も様々な業態の店舗への販路の拡大を図って参ります。