有価証券報告書-第27期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/05/28 13:05
【資料】
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【項目】
114項目

対処すべき課題

当エンタテインメント小売業界におきましては、ネット通販や電子書籍、音楽・映像のコンテンツ配信等、商品やサービスを得る手段の多様化により、業種業態を超えた企業間競争が激化し、より一層厳しい経営環境で推移するものと予想されます。
今後こうした経営環境に対処するため、当社グループでは、店舗のサードプレイス化を通じて「リアルな体験でしか供給できないコト」にフォーカスすることが、より重要になってくると予想されます。一般消費者には三つの「場所」が必要とされ、第一の場所(ファーストプレイス)が「家」、第二の場所(セカンドプレイス)が「職場」、そして、その二つの中間地点にある第三の場所が「サードプレイス」であります。様々なサービスを展開しながら、同時に「くつろげる場所」の提供が必要になると考えられます。インターネットが発達した現在において、お客様もスタッフも当社グループ店舗を「自分のお店」と思えるような、より居心地の良い場所を作ることで、インターネットではできない、よりリアルな要素を追求してまいります。
このサードプレイス化にあたって、サービス業の原点はやはり「人」であり、お客様とスタッフのコミュニケーションがお店のファンづくり、ひいては店舗価値の創造に繋がるものです。自立性を持った組織を形作るためには熱意を持った「人」の育成が急務であると考えております。今後も、スタッフが様々なことにチャレンジし、仕事を通じて成長できる環境を整えてまいります。