有価証券報告書-第30期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/28 15:57
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【項目】
122項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルスの感染拡大防止への取り組みやワクチン接種の普及等により行動規制が緩和されインバウンド需要をはじめとする観光需要も回復し外食事業における明るい兆しは見受けられております。しかしながら国際情勢の不安定化による原材料・エネルギー価格の高騰や為替相場の大幅な変動による影響や、継続的な採用難・パートアルバイトの時給の上昇により、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社におきましては、「一杯のラーメンをお客様に満足していただく」という創業当時からの理念にのっとり、「美味しさと快適な食の空間」の追求、「食の安心・安全」の維持向上に取組み、お客様一人一人に誠実であり続けることに、より一層邁進してまいるとともに、固定客の獲得のための接客サービスとマーケティング戦略、商品開発の強化・充実に力を注ぎ、収益構造の改善及び強固な企業体質づくりに取組んでまいりました。
当事業年度におきましては、経営不振及び人手不足等による閉店が増えたことで、売上高は、前事業年度に比べ3百万円減収(0.2%減)の1,422百万円となりました。
営業損益におきましては、不採算店舗を閉鎖したことで費用の圧縮となり販売費及び一般管理費が682百万円(前年同期比9.0%減)となったことから営業利益36百万円(前期は営業損失33百万円)となっております。
経常損益におきましては、福岡県田川郡福智町より「ほうじょう温泉ふじ湯の里」指定管理者運営費の補助金14百万円及び損害保険金の入金16百万円があったことから経常利益71百万円(前年同期は経常損失0百万円)となっております。
特別損益におきましては、投資目的で保有している株式評価損49百万円がありました。
以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高1,422百万円、営業利益36百万円(前期は営業損失33百万円)、経常利益71百万円(前期は経常損失0百万円)、当期純利益37百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
当社の事業については、ラーメン店及びラーメン店のフランチャイズ・チェーン本部の経営を主とした「外食事業」、当社が所有する店舗用地等の不動産賃貸を主とした「不動産賃貸事業」、ラーメン等の製品を主要販売品目とした「外販事業」、「ほうじょう温泉ふじ湯の里」の運営をしております「温泉事業」を報告セグメントとしております。
1)外食事業
当事業年度におきましては、売上高は1,243百万円(前年同期比0.4%減)となり、営業利益は96百万円(前年同期比60.6%増)となりました。
店舗数については、前事業年度末に比べ17店舗減少し108店舗(直営店6店舗、FC店75店舗、海外27店舗)となりました。店舗数の増減については、海外新規出店が2店舗、店舗の閉店が19店舗(直営店2店舗、FC13店舗、海外4店舗)、直営店からFC店へ転換した店舗が1店舗、FC店から直営店へ転換した店舗が1店舗であります。
2)不動産賃貸事業
当社が所有する店舗用地等の有効活用を目的とした賃貸事業を行っております。
当事業年度の売上高は34百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益5百万円(前年同期比37.9%増)となりました。
3)外販事業
当社は、ラーメン等の製品を主要販売品目とする外販に加え、インターネット通販サイトにおける通信販売及び一般小売先向け卸し、委託販売による小売りを行っております。
当事業年度における外販事業の売上高は35百万円(前年同期比14.7%減)となり、営業損失9百万円(前期は営業損失11百万円)となりました。
4)温泉事業
当社は、令和2年6月より、福岡県田川郡福智町「ほうじょう温泉ふじ湯の里」の指定管理者となり、同施設の経営を行っております。
当事業年度における温泉事業の売上高は105百万円(前年同期比10.0%増)となり、営業利益0百万円(前期は営業損失14百万円)となりました。
5)その他
当社は、飲食店用の厨房設備の販売を、FC加盟店などに行っております。
当事業年度におきましては、その他事業の売上高3百万円(前年同期比13.4%減)となり、営業利益0百万円(前年同期比28.0%減)となりました。
②キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の増加が54百万円、投資活動による資金の増加が25百万円及び財務活動による資金の減少が577百万円あったことにより、前事業年度に比べ498百万円資金が減少し、当事業年度末は211百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況と増減要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は54百万円(前年同期比13.9%減)となりました。
これは主に、未払消費税の支出32百万円があったものの税引前当期純利益32百万円及び減価償却費が47百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、獲得した資金は25百万円(前年同期比93.6%減)となりました。
これは主に貸付による支出26百万円があったものの有形固定資産の売却による収入44百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は577百万円(前年同期比213.9%増)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出が491百万円あったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(千円)構成比(%)前期比(%)
外食事業1,117,643100.02.1
合計1,117,643100.02.1

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.不動産賃貸事業及びその他については、生産を行っていないため記載しておりません。
(2)受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(千円)構成比(%)前期比(%)
外食事業1,243,69087.4△0.4
不動産賃貸事業34,3012.43.3
外販事業35,9502.5△14.7
温泉事業105,0597.410.0
報告セグメント計1,419,00199.8△0.2
その他3,4690.2△13.4
合計1,422,471100.0△0.2

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当社の主な販売先は不特定多数の一般消費者とFC加盟店であり、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先は該当ありません。
外食事業セグメントの販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
外食事業の部門別名称金額(千円)構成比(%)前期比(%)
直営店部門226,41315.9△15.6
フランチャイズ部門1,017,27671.53.8
外食事業合計1,243,69087.4△0.4

(注)構成比は、売上高に対する部門別売上高の比率であります。
外食事業セグメントのうち直営店部門の地域別販売実績は、次のとおりであります。
地域当事業年度
(自 令和5年 4月 1日
至 令和6年 3月31日)
店舗数金額(千円)構成比(%)前期比(%)
福岡県5201,17588.9△4.1
高知県010,3224.6△57.5
大分県010,1434.5△68.4
鹿児島県14,7722.1-
合計6226,413100.0△15.6

(注)1.前期比は売上高の比較数値であります。
2.店舗数は当事業年度末の数値であり、当事業年度中に閉鎖した店舗の売上高は閉鎖までの期間の数値が含まれております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たりましては、必要と思われる見積は、合理的な基準に基づいて実施しております。
②当事業年度の財政状態の分析・検討内容
a.資産
当事業年度末における流動資産は、前事業年度末に比べ477百万円減少し461百万円となりました。これは主に、借入金の全額返済を行ったことにより現金及び預金が498百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産につきましては、前事業年度末に比べ116百万円減少し1,529百万円となりました。これは主に、投資有価証券が32百万円、長期未収入金が23百万円、除売却により建物が47百万円及び土地が34百万円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は1,991百万円となり、前事業年度末に比べ594百万円の減少となりました。
b.負債
当事業年度末における流動負債は、前事業年度末に比べ541百万円減少し、242百万円となりました。これは主に、取引金融機関との間で、返済条件の緩和(支払い余力に応じたプロラタ返済)を締結しておりましたが全額返済を行った為1年内返済予定の長期借入金が365百万円、短期借入金が100百万円減少、未払い法人税が10百万円及び未払い消費税が32百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債につきましては、長期借入金の減少等により、前事業年度末に比べ121百万円減少し、244百万円となりました。
この結果、負債合計は486百万円となり、前事業年度末に比べ663百万円の減少となりました。
c.純資産
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比較して69百万円増加して、1,504百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が16百万円増加及び当期純利益が37百万円あったことによるものであります。この結果、自己資本比率は75.2%(前事業年度末は55.3%)となりました。

③当事業年度の経営成績の分析・検討内容
a.売上高、売上原価、販売費及び一般管理費、営業損益
売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」及び「③生産、受注及び販売の実績」に記載したとおりであります。
売上原価は、前事業年度に比べ5百万円減少し、703百万円となりました。これは主に本社製品及び仕入れ商品の販売価格改定の影響によるものであります。
販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ67百万円減少し、682百万円となりました。これは主に不採算店舗を閉店したことでの費用の圧縮によるものであります。
以上の結果、営業利益36百万円(前事業年度は営業損失33百万円)となりました。
b.営業外損益及び経常損益
営業外損益は、前事業年度に比べ2百万円増加し、35百万円となりました。
これは主に福岡県田川郡福智町より「ほうじょう温泉ふじ湯の里」指定管理者運営費の補助金14百万円及び損害保険金の入金16百万円を営業外収益として計上したことによるものであります。
以上の結果、経常利益は71百万円(前事業年度は経常損失0百万円)となりました。
c.特別損益及び当期純損益
特別利益は、17百万円となりました。これは主に建物等の固定資産を売却したことによる固定資産売却益4百万円及び役員退職慰労引当金戻入額7百万円があったことによるものであります。
特別損失は、56百万円となりました。これは投資目的で保有している株式評価損49百万円及び閉店店舗等の固定資産除却損5百万円があったことによるものであります。
以上の結果、当期純利益は37百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑤資本の財源及び資金の流動性について
資本の財源についての分析は、「第2事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
資金の流動性については、主たる運転資金につきましては、主に営業活動によって得られた自己資金を充当し、事業活動のために必要な資金の確保と流動性を維持するために、出店及び改装に必要な設備資金は、投資活動のキャッシュ・フローにおける借入金による資金調達を基本としております。
⑥経営上の目標達成を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について
経営方針、経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
⑦重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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