有価証券報告書-第120期(2022/04/01-2023/03/31)
②戦略
■気候関連のリスクと機会
・当行においてのマテリアリティを特定し、その一つとして「気候変動・温暖化」を掲げ、リスクおよび機会の両面から取組みを実施しております。
・気候関連に伴うリスク(移行リスク・物理的リスク)と機会については、短期(3年)、中期(10年)、長期(30年)の時間軸で、定性的な分析を行っています。
■シナリオ分析
・移行リスク
移行リスクは、炭素排出制限や炭素税引き上げ等、気候関連の規制強化への対応による影響を受けるセクターに対する与信関係費用の増加等を想定しています。なお、対象セクターについては、当行のポートフォリオ構成比(与信額)を参考に選定し、今後分析してまいります。
・物理的リスク
物理的リスクは、当行の事業性与信先を対象に、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のRCP2.6シナリオ(2℃シナリオ)およびRCP8.5シナリオ(4℃シナリオ)のもとで、水害発生による事業性与信先の財務への影響と担保不動産の毀損に起因した与信関係費用の増加に関する分析を実施しました。分析結果は以下のとおりです。
■炭素関連資産
・当行の貸出金に占める炭素関連資産の割合は以下のとおりです。
2022年9月末基準
■気候関連のリスクと機会
・当行においてのマテリアリティを特定し、その一つとして「気候変動・温暖化」を掲げ、リスクおよび機会の両面から取組みを実施しております。
・気候関連に伴うリスク(移行リスク・物理的リスク)と機会については、短期(3年)、中期(10年)、長期(30年)の時間軸で、定性的な分析を行っています。
| リスク | 時間軸 | ||
| 移行リスク | |||
| 気候関連に関する規制や税制等の変更に伴うお客さまの事業への影響によるリスク 化石燃料関連事業への過大な投融資の継続による株価下落リスク 脱炭素関連技術による市場変化に伴うお客さまの事業への影響によるリスク | 短期 短期 長期 | ||
| 物理的リスク | |||
| 風水害等の発生に伴う不動産担保の毀損やお客さまの営業拠点の被災による事業停滞に伴うリスク 風水害等の発生に伴う当行事業施設の毀損等による店舗運営の中断・不能によるリスク | 中期 中期 | ||
| 機会 | |||
| 脱炭素社会への移行を支援する新たな金融商品やサービスの提供 気候関連に伴う災害対策のための公共事業や企業の設備資金需要等の増加 営業拠点の省資源・省エネルギー化による事業コストの低下 | 中期 中期 長期 | ||
■シナリオ分析
・移行リスク
移行リスクは、炭素排出制限や炭素税引き上げ等、気候関連の規制強化への対応による影響を受けるセクターに対する与信関係費用の増加等を想定しています。なお、対象セクターについては、当行のポートフォリオ構成比(与信額)を参考に選定し、今後分析してまいります。
・物理的リスク
物理的リスクは、当行の事業性与信先を対象に、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のRCP2.6シナリオ(2℃シナリオ)およびRCP8.5シナリオ(4℃シナリオ)のもとで、水害発生による事業性与信先の財務への影響と担保不動産の毀損に起因した与信関係費用の増加に関する分析を実施しました。分析結果は以下のとおりです。
| 気候変動による洪水の発生 | |
| シナリオ | IPCCのRCP2.6シナリオ(2℃シナリオ)、RCP8.5シナリオ(4℃シナリオ) |
| 分析対象 | 事業性与信先(与信上位2,000先または担保物件のある先) |
| 分析手法 | 洪水発生時における事業性与信先の財務への影響、および担保不動産の毀損を勘案のうえ、気候変動シナリオごとの洪水が発生する確率を考慮し、与信関係費用の増加を試算 |
| 分析期間 | 2022年9月末を基準とし、2050年まで |
| 分析結果 | 累計12~23億円の与信関係費用の増加 |
■炭素関連資産
・当行の貸出金に占める炭素関連資産の割合は以下のとおりです。
2022年9月末基準
| エネルギー | 運輸 | 素材・構築物 | 農業・食糧・林業製品 |
| 2.93% | 10.58% | 19.30% | 2.27% |