四半期報告書-第41期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中において将来について記載した事項は、当四半期報告書提出日現在において判断、予測したものであります。
Ⅰ 経営成績の状況の分析
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)における当社グループの業績等の概要は、営業収益2,769百万円(前年同期比6.7%減)、営業総利益1,130百万円(同26.0%増)、営業利益62百万円(前年同期 営業損失135百万円)、経常損失49百万円(前年同期 経常損失308百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失227百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失363百万円)となりました。その内訳や背景となる営業活動の状況は、次のとおりです。
(1)経営成績の内訳
(a) 営業収益・営業原価内訳
(単位:百万円)
(管理運営報酬等)
管理運営報酬等には、投資事業組合等の管理報酬と事務受託報酬が含まれます。管理運営報酬等の総額は、前年同期並みの89百万円(前年同期比1.2%減)となりました。このうち管理報酬は、清算手続きを開始したファンドからの報酬減少に伴い減少しました。一方、事務受託報酬は、受託ファンド数の増加等に伴い増加しました。
(投資損益)
(単位:百万円)
営業投資有価証券売却高は、前年同期並みの1,661百万円(同1.5%増)となりました。他方、売却高から売却原価を差し引いた実現キャピタルゲインは、前年同期から増加し807百万円(同17.2%増)となりました。
プライベートエクイティ投資では、前年同期は未上場株式の売却が中心でしたが、当第3四半期連結累計期間は国内で利益率の高い上場株式の売却が中心となったため、実現キャピタルゲインが増加しました。プロジェクト投資では、前年同期は1件のメガソーラープロジェクトを売却しました。一方、当第3四半期連結累計期間は、1件のメガソーラープロジェクトの売却と1件のディストリビューションセンターの一部売却を実施しました。
営業投資有価証券評価損及び投資損失引当金繰入額の合計額は、前年同期から減少し167百万円(同25.4%減)となりました。主な減少要因は、前年同期に比べて、投資残高が比較的少額である投資先企業に対する引き当てが中心であったためです。
以上の結果、実現キャピタルゲインから営業投資有価証券評価損及び投資損失引当金繰入額の合計を控除した投資損益は、前年同期から増加し640百万円(同37.6%増)となりました。
(組合持分利益・インカムゲイン等)
営業収益のうち組合持分利益・インカムゲイン等には、当社グループが運営するプロジェクトの売電収益及び野菜の販売額等、他社が運営するプロジェクトの持分利益(売電収益を源泉としたプロジェクトの純利益や、プロジェクトの売却益)、他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分利益、利息・配当収入、及びその他の収益が含まれています。
当第3四半期連結累計期間の組合持分利益・インカムゲイン等の合計額は、前年同期から減少し1,000百万円(同18.3%減)となりました。このうち、当社グループが運営するプロジェクトの売電収益や野菜の販売額等が951百万円(同15.8%減)を占めます。主な減少要因は、売電中のメガソーラープロジェクトの一部を、前連結会計年度に売却したためです。
加えて、他社が運営するプライベートエクイティファンドにおいて投資先企業の株式売却益が減少したため、持分利益が34百万円(同59.1%減)と前年同期から減少しました。
(組合持分損失等)
営業原価のうち組合持分損失等には、当社グループが運営するプロジェクトの売電原価及び野菜の製造原価等、他社が運営するプロジェクトの持分損失(建設中のプロジェクトのコスト等)、及び他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分損失等が含まれています。
当第3四半期連結累計期間の組合持分損失等の合計額は611百万円(同31.7%減)となり、前年同期から減少しました。このうち、当社グループが運営するメガソーラープロジェクトの売電原価及び野菜の製造原価等が573百万円(同15.5%減)です。主な減少要因は、売電中のメガソーラープロジェクトの一部を前連結会計年度に売却したためです。また、他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分損失が、前年同期から減少し35百万円(同83.5%減)となりました。
以上の結果、営業収益2,769百万円(同6.7%減)、営業原価1,639百万円(同20.9%減)、営業総利益1,130百万円(同26.0%増)となりました。
(b) 販売費及び一般管理費、営業損益
販売費及び一般管理費の合計額は、前年同期から増加し1,068百万円(同3.5%増)となりました。主な増加要因は、人件費の増加や、障がい者グループホームの増加に伴うヘルスケアプロジェクトの運営費用の増加です。
これらの結果、営業利益62百万円(前年同期 営業損失135百万円)となりました。
(c)営業外収益、営業外費用及び経常損益
営業外収益は、前年同期から増加し82百万円(前年同期比7.3%増)となりました。投資事業組合運用益が減少した一方で、外貨建て資産の回収に伴う為替差益が増加しました。
営業外費用は、前年同期から減少し193百万円(同22.5%減)となりました。主な要因は、借入金の残高減少に伴う支払利息の減少です。
これらの結果、経常損失49百万円(前年同期 経常損失308百万円)となりました。
(d)特別損益及び親会社株主に帰属する四半期純損益
(特別損益)
特別利益は、前年同期は、投資有価証券の償還益や売却益等が発生し合計で18百万円でした。一方、当第3四半期連結累計期間は、投資有価証券の売却益等が発生し合計で19百万円となりました。
特別損失は、前年同期は、投資有価証券評価損等が発生し合計で30百万円でした。一方、当第3四半期連結累計期間においては、投資有価証券売却損等が合計で107百万円発生しました。
これらの結果、税金等調整前四半期純損失137百万円(前年同期 税金等調整前四半期純損失320百万円)となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純損益)
法人税等については、前年同期及び当第3四半期連結累計期間ともに、税効果会計について適切に見積もった結果、繰延税金資産を計上しておりません。
非支配株主に帰属する四半期純損益については、当社グループが運営するファンドやプロジェクトの損益のうち、当社グループ以外の出資者に帰属する部分が計上されています。当第3四半期連結累計期間は、これらのファンドやプロジェクトで発生した利益が前年同期に比べ増加したため、86百万円の利益(前年同期比183.1%増)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純損失227百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失363百万円)となりました。
Ⅱ キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
前年同期に比べ投資実行に伴う支出が増加したことから、542百万円の支出(前年同期1,591百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資有価証券の売却による収入が発生し、117百万円の収入(同18百万円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入金の返済による支出が発生し、1,007百万円の支出(同1,216百万円の支出)となりました。返済額を減額したため、前年同期に比べて支出額が減少しました。
加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額23百万円を加算した結果、当第3四半期連結会計期間末において現金及び現金同等物の残高は1,409百万円減少して1,891百万円となりました。
Ⅲ 財政状態の分析
(資産)
資産合計は、前連結会計年度末から減少し23,830百万円(前連結会計年度末25,165百万円)となりました。
このうち現金及び預金は、前連結会計年度末から減少し4,479百万円(同6,486百万円)となりました。借入金の返済、経費や利息の支払、投資実行による支出などにより減少しました。
なお、当該金額には、当社グループの運営するファンドに帰属する預金が含まれています。これらは各ファンドの組合契約に従い運用しなければならない資金であり、当社グループに帰属する資金と明確に分別して管理しています。当社グループに帰属する資金は、連結キャッシュ・フロー計算書の現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高の1,891百万円(同3,301百万円)となります。加えて、当社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績予想が困難な事業です。そのため、プライベートエクイティ投資からの資金回収額が大きく下振れすることも想定されます。そのような状況の中、経費や利息の支払い及び借入金の返済だけでなく、将来の成長に向けた投資を確実に行うために、当社グループは常に一定の現預金残高を保有する必要があります。
有形固定資産は、主に、当社グループが運営するプロジェクトの再生可能エネルギー発電設備や障がい者グループホームが計上されています。当第3四半期連結会計期間末は、グループホームの建設が進んだことや企画中の発電設備が建設仮勘定に計上されたことから、前連結会計年度末から増加して8,807百万円(同 7,852百万円)となりました。
営業投資有価証券には、プライベートエクイティ投資資産に加え、当社が運営するプロジェクトのうち開発の初期段階のものや、他社が運営するプロジェクト資産が計上されています。当第3四半期連結会計期間末の残高は、投資の回収が進捗したため減少し、9,099百万円(同 9,379百万円)となりました。
また、投資損失引当金は、繰り入れを行ったことから前連結会計年度末から増加し1,475百万円(同 1,349百万円)となりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における引当率(営業投資有価証券の期末残高に対する投資損失引当金の期末残高の割合)は、前連結会計年度末から1.8ポイント上昇して16.2%となりました。
(負債)
負債合計は前連結会計年度末から減少して14,882百万円(前連結会計年度末16,059百万円)となりました。このうち借入金と社債の残高は、当第3四半期連結会計期間末現在、合計で13,910百万円(同14,990百万円)となり前連結会計年度末から減少しました。このうち、当社単体の金融機関からの借入額は5,943百万円(同 6,950百万円)です。残額は、当社グループが運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンスと社債の残高7,967百万円(同 8,039百万円)です。
(単位:百万円)
当社単体の借入金については、当第3四半期連結会計期間中に1,007百万円を返済したため前連結会計年度末から減少しました。今後も、将来の成長に向けた投資資金を確保した上で、当社単体の借入額を返済して参ります。
また、当社グループが運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンス・社債は、返済に伴い前連結会計年度末から72百万円残高が減少しました。なお、当社グループの運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンス・社債は、プロジェクトの資産や収益のみを返済原資としているため当社グループの財務健全性には影響を与えません。そのため、当社は、今後も当社グループの運営する再生可能エネルギー等の多様なプロジェクトにおいて、プロジェクトファイナンス・社債による資金調達を組み合わせてレバレッジを効かせた投資を行い、財務健全性を損ねることなく収益性を高めていく方針です。
(純資産)
純資産のうち自己資本は、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したものの有価証券の含み益が増加したため、前連結会計年度末から増加し7,444百万円(同 7,328百万円)となりました。一方で総資産は前連結会計年度末から減少したため、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末から2.1ポイント上昇し31.2%(同 29.1%)となりました。なお、純資産全体では、ファンドの出資金の異動や分配に伴い非支配株主持分が減少したため、前連結会計年度末から減少し8,948百万円(同 9,106百万円)となりました。
Ⅳ 営業活動の状況
(a)投資及び融資の状況
当社グループによる自己勘定並びに当社グループが運営の任にある、又は運営の為に必要な情報の提供を行っているファンド、並びに当社グループが運営に関わらない当社以外の第三者が運営するファンドのうち投資対象が特定されているもの等による投融資実行額及び投融資残高の内訳は以下のとおりであります。
①投資及び融資実行額内訳(自己勘定分及びファンド勘定分)
(注)1.当社グループによるプロジェクトに対する融資実行が増加したため、前連結会計年度より、プロジェクトに対する融資(破産更生債権等を除く)を集計範囲に含める方法に変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の投資及び融資実行額は4件、120百万円増加しております。
2.前連結会計年度より、2020年12月28日に開示した2022年3月期から2024年3月期までの中期経営計画に基づき、表示項目を変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の数値も組み替えて表示しております。
3.戦略投資とは、当社グループが投融資を行うプロジェクトにおいてパートナーとなる企業に対する投資です。フィナンシャル投資とは戦略投資以外の企業に対する投資です。
②投資及び融資残高内訳(自己勘定分及びファンド勘定分)
(注)1.当社グループによるプロジェクトに対する融資実行が増加したため、前連結会計年度より、プロジェクトに対する融資(破産更生債権等を除く)を集計範囲に含める方法に変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結会計期間末の投資及び融資残高は3件、208百万円増加しております。
2.前連結会計年度より、2020年12月28日に開示した2022年3月期から2024年3月期までの中期経営計画に基づき、種類別の表示を変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結会計期間末の数値も組み替えて表示しております。
3.戦略投資とは、当社グループが投融資を行うプロジェクトにおいてパートナーとなる企業に対する投資です。フィナンシャル投資とは戦略投資以外の企業に対する投資です。
投融資実行額は、前年同期から増加し合計で22社、2,909百万円(前年同期比231.5%増)となりました。また、投融資残高は、当第3四半期連結会計期間末において127社、14,623百万円(前連結会計年度末 121社、12,855百万円)となり、前連結会計年度末から増加しました。
プライベートエクイティ投資については、原則として、当社の自己資金を用いる場合は、経営理念に従った事業テーマに基づきプロジェクト投資のパートナー企業に対して選別的に戦略投資を行います。また、ファンドの資金を用いる場合は、ファンドの投資方針に基づいてフィナンシャル投資を行います。
当第3四半期連結累計期間の投資実行額は、前年同期から増加し8社、1,482百万円(前年同期比512.3%増)となりました。戦略投資を実行した他、事業承継を支援するファンドから大型の投資を実行したことに加え、新規に設立したファンドからも投資を実行しました。投資回収については、国内外で上場株式の売却やM&Aに伴う未上場企業の売却が実現しました。投資実行の増加を受けて、投資残高も前連結会計年度末から増加し、87社、7,836百万円(前連結会計年度末88社、6,767百万円)となりました。
プロジェクト投資の投融資実行額は、前年同期から増加し14件、1,427百万円(前年同期比 124.5%増)となりました。前年同期に比べて、主としてスマートアグリプロジェクトへの投資金額が増加しました。他方で、当第3四半期連結累計期間中のプロジェクトの売却は、一部売却を含めて2件でした。その結果、投資残高は前連結会計年度末から増加し、40件、6,787百万円(前連結会計年度末33件、6,088百万円)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末現在において投資を行っているメガソーラープロジェクト(JAICソーラー2号投資事業有限責任組合からの投資も含む)は、売却や回収した案件を除き合計で15件(17発電所)、48.7MWとなりました。このうち、当社が出資した持分に帰属する部分は23.6MWです。また、メガソーラー以外の再生可能エネルギープロジェクトに対する投資実績は、木質バイオマス発電プロジェクトが1件、2.0MW、バイオガス発電プロジェクトが2件、1.1MW、バイオガス発電所のオペレーターが1件、風力発電プロジェクトが1件、最大25.2MWです。
(b)IPO(新規上場)の状況
当社グループによる自己勘定並びに当社グループが運営の任にある、又は運営の為に必要な情報の提供を行っているファンドから投資を行った投資先企業のIPO(新規上場)の状況は以下のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間においては、当社の戦略投資先であるリニューアブル・ジャパン株式会社がIPOを実現しました。当社は近年、当社グループが投融資を行うプロジェクトにおいてパートナーとなる企業に対し投資を行うとともに、プロジェクトでの協業を通じて積極的な支援を行う「戦略投資」に注力してきましたが、その成果の一つが現れたものです。
① IPOの状況(自己勘定分及びファンド勘定分)
(注)初値換算投資倍率=初値換算による保有株式の時価/保有株式への投資額(IPO時簿価残高)。なお、初値換算投資倍率の計算には株式交換等による上場株式取得分は含めておりません。
② IPOした投資先企業の一覧
当第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(c)ファンドの状況
当第3四半期連結会計期間末における当社グループが管理、運用又は投資情報の提供を行っているファンドの運用残高は、10ファンド、16,091百万円(前連結会計年度末11ファンド、16,450百万円)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、1ファンド(ファンド総額1,001百万円)を新規設立しました。また為替の変動による増加も発生しました。一方で、清算中であった1ファンド(ファンド総額500百万円)、満期延長中であった1ファンド(ファンド総額1,178百万円)が減少しました。その結果、ファンド総額は前連結会計年度末から減少しました。
①運用残高
(注)投資資産を保有した状態で清算期間に入るファンドが増加したため、前連結会計年度より清算期間中のファンドを含めて開示しております。この変更に伴い、前第3四半期連結会計期間末の数値も組み替えて表示しております。
②運用期間中のファンド(当第3四半期連結会計期間末(2021年12月31日現在))
(注)1.外貨建によるファンドは、各連結会計年度末日現在の為替レートを乗じて計算した金額を記載しております。従って、運用資産の増減額には為替による影響額も含まれております。
2.ファンド総額につきましては、コミットメントベース(契約で定められた出資約束金額ベース)の金額を記載しております。
Ⅴ 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において経営方針・経営戦略等の重要な変更はありません。
Ⅵ 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
Ⅶ 研究開発活動
該当事項はありません。
Ⅷ 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した要因はありません。
Ⅸ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(当社グループの資金状況)
「Ⅱ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(当社グループの借入金の状況)
「Ⅲ 財政状態の分析 (負債)」に記載のとおりであります。
(当社グループのファンドの状況)
「Ⅳ 営業活動の状況(c)ファンドの状況」に記載のとおりであります。
(当社グループ及び管理運営するファンドにおける投資活動の状況)
「Ⅳ 営業活動の状況(a)投資及び融資の状況」に記載のとおりであります。
(当社の資本政策の具体的な方針)
当第3四半期連結累計期間において重要な変更はありません。
Ⅹ 従業員数
当第3四半期連結累計期間において従業員数の著しい増減はありません。
Ⅺ 主要な設備の状況
該当事項はありません。
Ⅻ 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
Ⅰ 経営成績の状況の分析
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)における当社グループの業績等の概要は、営業収益2,769百万円(前年同期比6.7%減)、営業総利益1,130百万円(同26.0%増)、営業利益62百万円(前年同期 営業損失135百万円)、経常損失49百万円(前年同期 経常損失308百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失227百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失363百万円)となりました。その内訳や背景となる営業活動の状況は、次のとおりです。
(1)経営成績の内訳
(a) 営業収益・営業原価内訳
(単位:百万円)
| 前第3四半期 連結累計期間 (自 2020年 4月1日 至 2020年 12月31日) | 当第3四半期 連結累計期間 (自 2021年 4月1日 至 2021年 12月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 営業収益合計 | 2,969 | 2,769 | 3,709 |
| うち 管理運営報酬等 | 90 | 89 | 122 |
| うち 営業投資有価証券売却高 | 1,635 | 1,661 | 2,112 |
| うち 組合持分利益・インカムゲイン等 | 1,223 | 1,000 | 1,450 |
| うち その他営業収益 | 19 | 19 | 24 |
| 営業原価合計 | 2,072 | 1,639 | 2,516 |
| うち 営業投資有価証券売却原価 | 946 | 853 | 1,199 |
| うち 営業投資有価証券評価損・ 投資損失引当金繰入額 合計 | 224 | 167 | 199 |
| うち 組合持分損失等 | 895 | 611 | 1,109 |
| うち その他営業原価 | 5 | 7 | 7 |
| 営業総利益 | 897 | 1,130 | 1,192 |
(管理運営報酬等)
管理運営報酬等には、投資事業組合等の管理報酬と事務受託報酬が含まれます。管理運営報酬等の総額は、前年同期並みの89百万円(前年同期比1.2%減)となりました。このうち管理報酬は、清算手続きを開始したファンドからの報酬減少に伴い減少しました。一方、事務受託報酬は、受託ファンド数の増加等に伴い増加しました。
(投資損益)
(単位:百万円)
| 前第3四半期 連結累計期間 (自 2020年 4月1日 至 2020年 12月31日) | 当第3四半期 連結累計期間 (自 2021年 4月1日 至 2021年 12月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月 1日~ 至 2021年3月31日) | |||||||
| プロジェクト投資資産 | プライベートエクイティ投資資産 | 合計 | プロジェクト投資資産 | プライベートエクイティ投資資産 | 合計 | プロジェクト投資資産 | プライベートエクイティ投資資産 | 合計 | |
| 営業投資有価証券売却高(A) | 556 | 1,079 | 1,635 | 669 | 991 | 1,661 | 689 | 1,422 | 2,112 |
| 営業投資有価証券売却原価(B) | 416 | 529 | 946 | 521 | 331 | 853 | 501 | 697 | 1,199 |
| 実現キャピタルゲイン(A)-(B) | 139 | 550 | 689 | 147 | 660 | 807 | 188 | 725 | 913 |
| 営業投資有価証券評価損・投資損失引当金繰入額 合計(C) | ― | 224 | 224 | ― | 167 | 167 | ― | 199 | 199 |
| 投資損益 (A)-(B)-(C) | 139 | 325 | 465 | 147 | 492 | 640 | 188 | 525 | 713 |
営業投資有価証券売却高は、前年同期並みの1,661百万円(同1.5%増)となりました。他方、売却高から売却原価を差し引いた実現キャピタルゲインは、前年同期から増加し807百万円(同17.2%増)となりました。
プライベートエクイティ投資では、前年同期は未上場株式の売却が中心でしたが、当第3四半期連結累計期間は国内で利益率の高い上場株式の売却が中心となったため、実現キャピタルゲインが増加しました。プロジェクト投資では、前年同期は1件のメガソーラープロジェクトを売却しました。一方、当第3四半期連結累計期間は、1件のメガソーラープロジェクトの売却と1件のディストリビューションセンターの一部売却を実施しました。
営業投資有価証券評価損及び投資損失引当金繰入額の合計額は、前年同期から減少し167百万円(同25.4%減)となりました。主な減少要因は、前年同期に比べて、投資残高が比較的少額である投資先企業に対する引き当てが中心であったためです。
以上の結果、実現キャピタルゲインから営業投資有価証券評価損及び投資損失引当金繰入額の合計を控除した投資損益は、前年同期から増加し640百万円(同37.6%増)となりました。
(組合持分利益・インカムゲイン等)
営業収益のうち組合持分利益・インカムゲイン等には、当社グループが運営するプロジェクトの売電収益及び野菜の販売額等、他社が運営するプロジェクトの持分利益(売電収益を源泉としたプロジェクトの純利益や、プロジェクトの売却益)、他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分利益、利息・配当収入、及びその他の収益が含まれています。
当第3四半期連結累計期間の組合持分利益・インカムゲイン等の合計額は、前年同期から減少し1,000百万円(同18.3%減)となりました。このうち、当社グループが運営するプロジェクトの売電収益や野菜の販売額等が951百万円(同15.8%減)を占めます。主な減少要因は、売電中のメガソーラープロジェクトの一部を、前連結会計年度に売却したためです。
加えて、他社が運営するプライベートエクイティファンドにおいて投資先企業の株式売却益が減少したため、持分利益が34百万円(同59.1%減)と前年同期から減少しました。
(組合持分損失等)
営業原価のうち組合持分損失等には、当社グループが運営するプロジェクトの売電原価及び野菜の製造原価等、他社が運営するプロジェクトの持分損失(建設中のプロジェクトのコスト等)、及び他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分損失等が含まれています。
当第3四半期連結累計期間の組合持分損失等の合計額は611百万円(同31.7%減)となり、前年同期から減少しました。このうち、当社グループが運営するメガソーラープロジェクトの売電原価及び野菜の製造原価等が573百万円(同15.5%減)です。主な減少要因は、売電中のメガソーラープロジェクトの一部を前連結会計年度に売却したためです。また、他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分損失が、前年同期から減少し35百万円(同83.5%減)となりました。
以上の結果、営業収益2,769百万円(同6.7%減)、営業原価1,639百万円(同20.9%減)、営業総利益1,130百万円(同26.0%増)となりました。
(b) 販売費及び一般管理費、営業損益
販売費及び一般管理費の合計額は、前年同期から増加し1,068百万円(同3.5%増)となりました。主な増加要因は、人件費の増加や、障がい者グループホームの増加に伴うヘルスケアプロジェクトの運営費用の増加です。
これらの結果、営業利益62百万円(前年同期 営業損失135百万円)となりました。
(c)営業外収益、営業外費用及び経常損益
営業外収益は、前年同期から増加し82百万円(前年同期比7.3%増)となりました。投資事業組合運用益が減少した一方で、外貨建て資産の回収に伴う為替差益が増加しました。
営業外費用は、前年同期から減少し193百万円(同22.5%減)となりました。主な要因は、借入金の残高減少に伴う支払利息の減少です。
これらの結果、経常損失49百万円(前年同期 経常損失308百万円)となりました。
(d)特別損益及び親会社株主に帰属する四半期純損益
(特別損益)
特別利益は、前年同期は、投資有価証券の償還益や売却益等が発生し合計で18百万円でした。一方、当第3四半期連結累計期間は、投資有価証券の売却益等が発生し合計で19百万円となりました。
特別損失は、前年同期は、投資有価証券評価損等が発生し合計で30百万円でした。一方、当第3四半期連結累計期間においては、投資有価証券売却損等が合計で107百万円発生しました。
これらの結果、税金等調整前四半期純損失137百万円(前年同期 税金等調整前四半期純損失320百万円)となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純損益)
法人税等については、前年同期及び当第3四半期連結累計期間ともに、税効果会計について適切に見積もった結果、繰延税金資産を計上しておりません。
非支配株主に帰属する四半期純損益については、当社グループが運営するファンドやプロジェクトの損益のうち、当社グループ以外の出資者に帰属する部分が計上されています。当第3四半期連結累計期間は、これらのファンドやプロジェクトで発生した利益が前年同期に比べ増加したため、86百万円の利益(前年同期比183.1%増)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純損失227百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失363百万円)となりました。
Ⅱ キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 営業活動による キャッシュ・フロー | 1,591 | △542 | 1,728 |
| 投資活動による キャッシュ・フロー | 18 | 117 | 61 |
| 財務活動による キャッシュ・フロー | △1,216 | △1,007 | △1,216 |
| 現金及び 現金同等物期末残高 | 3,107 | 1,891 | 3,301 |
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
前年同期に比べ投資実行に伴う支出が増加したことから、542百万円の支出(前年同期1,591百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資有価証券の売却による収入が発生し、117百万円の収入(同18百万円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入金の返済による支出が発生し、1,007百万円の支出(同1,216百万円の支出)となりました。返済額を減額したため、前年同期に比べて支出額が減少しました。
加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額23百万円を加算した結果、当第3四半期連結会計期間末において現金及び現金同等物の残高は1,409百万円減少して1,891百万円となりました。
Ⅲ 財政状態の分析
(資産)
| 期末残高 | 前第3四半期 連結会計期間末 (2020年12月31日現在) | 当第3四半期 連結会計期間末 (2021年12月31日現在) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日現在) | |||
| 金額 (百万円) | 引当率(%) (b)/(a) | 金額 (百万円) | 引当率(%) (b)/(a) | 金額 (百万円) | 引当率(%) (b)/(a) | |
| 資産合計 | 25,814 | - | 23,830 | - | 25,165 | - |
| うち 現金及び預金 | 5,329 | - | 4,479 | - | 6,486 | - |
| うち 有形固定資産 | 9,241 | - | 8,807 | - | 7,852 | - |
| うち 営業投資有価証券(a) | 9,508 | - | 9,099 | - | 9,379 | - |
| うち 投資損失引当金(b) | △1,602 | 16.9 | △1,475 | 16.2 | △1,349 | 14.4 |
資産合計は、前連結会計年度末から減少し23,830百万円(前連結会計年度末25,165百万円)となりました。
このうち現金及び預金は、前連結会計年度末から減少し4,479百万円(同6,486百万円)となりました。借入金の返済、経費や利息の支払、投資実行による支出などにより減少しました。
なお、当該金額には、当社グループの運営するファンドに帰属する預金が含まれています。これらは各ファンドの組合契約に従い運用しなければならない資金であり、当社グループに帰属する資金と明確に分別して管理しています。当社グループに帰属する資金は、連結キャッシュ・フロー計算書の現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高の1,891百万円(同3,301百万円)となります。加えて、当社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績予想が困難な事業です。そのため、プライベートエクイティ投資からの資金回収額が大きく下振れすることも想定されます。そのような状況の中、経費や利息の支払い及び借入金の返済だけでなく、将来の成長に向けた投資を確実に行うために、当社グループは常に一定の現預金残高を保有する必要があります。
有形固定資産は、主に、当社グループが運営するプロジェクトの再生可能エネルギー発電設備や障がい者グループホームが計上されています。当第3四半期連結会計期間末は、グループホームの建設が進んだことや企画中の発電設備が建設仮勘定に計上されたことから、前連結会計年度末から増加して8,807百万円(同 7,852百万円)となりました。
営業投資有価証券には、プライベートエクイティ投資資産に加え、当社が運営するプロジェクトのうち開発の初期段階のものや、他社が運営するプロジェクト資産が計上されています。当第3四半期連結会計期間末の残高は、投資の回収が進捗したため減少し、9,099百万円(同 9,379百万円)となりました。
また、投資損失引当金は、繰り入れを行ったことから前連結会計年度末から増加し1,475百万円(同 1,349百万円)となりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における引当率(営業投資有価証券の期末残高に対する投資損失引当金の期末残高の割合)は、前連結会計年度末から1.8ポイント上昇して16.2%となりました。
(負債)
負債合計は前連結会計年度末から減少して14,882百万円(前連結会計年度末16,059百万円)となりました。このうち借入金と社債の残高は、当第3四半期連結会計期間末現在、合計で13,910百万円(同14,990百万円)となり前連結会計年度末から減少しました。このうち、当社単体の金融機関からの借入額は5,943百万円(同 6,950百万円)です。残額は、当社グループが運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンスと社債の残高7,967百万円(同 8,039百万円)です。
(単位:百万円)
| 前第3四半期連結会計期間末 (2020年12月31日現在) | 当第3四半期連結会計期間末 (2021年12月31日現在) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日現在) | |
| 借入金・社債残高合計 | 16,625 | 13,910 | 14,990 |
| うち 当社単体借入額 | 6,950 | 5,943 | 6,950 |
| うち プロジェクト投資におけるプロジェクトファイナンス・社債 | 9,674 | 7,967 | 8,039 |
当社単体の借入金については、当第3四半期連結会計期間中に1,007百万円を返済したため前連結会計年度末から減少しました。今後も、将来の成長に向けた投資資金を確保した上で、当社単体の借入額を返済して参ります。
また、当社グループが運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンス・社債は、返済に伴い前連結会計年度末から72百万円残高が減少しました。なお、当社グループの運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンス・社債は、プロジェクトの資産や収益のみを返済原資としているため当社グループの財務健全性には影響を与えません。そのため、当社は、今後も当社グループの運営する再生可能エネルギー等の多様なプロジェクトにおいて、プロジェクトファイナンス・社債による資金調達を組み合わせてレバレッジを効かせた投資を行い、財務健全性を損ねることなく収益性を高めていく方針です。
(純資産)
純資産のうち自己資本は、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したものの有価証券の含み益が増加したため、前連結会計年度末から増加し7,444百万円(同 7,328百万円)となりました。一方で総資産は前連結会計年度末から減少したため、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末から2.1ポイント上昇し31.2%(同 29.1%)となりました。なお、純資産全体では、ファンドの出資金の異動や分配に伴い非支配株主持分が減少したため、前連結会計年度末から減少し8,948百万円(同 9,106百万円)となりました。
Ⅳ 営業活動の状況
(a)投資及び融資の状況
当社グループによる自己勘定並びに当社グループが運営の任にある、又は運営の為に必要な情報の提供を行っているファンド、並びに当社グループが運営に関わらない当社以外の第三者が運営するファンドのうち投資対象が特定されているもの等による投融資実行額及び投融資残高の内訳は以下のとおりであります。
①投資及び融資実行額内訳(自己勘定分及びファンド勘定分)
| 前第3四半期連結累計期間 (自2020年4月1日 至2020年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自2021年4月1日 至2021年12月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||||
| 社数又は件数(社・件) | 金額 (百万円) | 社数又は件数(社・件) | 金額 (百万円) | 社数又は件数(社・件) | 金額 (百万円) | |
| 1)地域別 | ||||||
| プロジェクト投資(全て日本) | 10 | 635 | 14 | 1,427 | 14 | 1,445 |
| プライベートエクイティ投資 小計 | 4 | 242 | 8 | 1,482 | 5 | 322 |
| うち 日本 | 4 | 242 | 8 | 1,482 | 5 | 322 |
| うち 中華圏(中国、香港、台湾)他 | - | - | - | - | - | - |
| 2)種類別 | ||||||
| プロジェクト投資 小計 | 10 | 635 | 14 | 1,427 | 14 | 1,445 |
| うち 再生可能エネルギー | 3 | 226 | 4 | 382 | 4 | 246 |
| うち ヘルスケア | 3 | 120 | 6 | 159 | 5 | 452 |
| うち スマートアグリ | 1 | 80 | 1 | 415 | 1 | 530 |
| うち ディストリビューショ ンセンター | 3 | 209 | 2 | 365 | 4 | 217 |
| うち その他 | - | - | 1 | 105 | - | - |
| プライベートエクイティ投資 小計 | 4 | 242 | 8 | 1,482 | 5 | 322 |
| うち 戦略投資 | 2 | 184 | 3 | 359 | 2 | 214 |
| うち フィナンシャル投資 | 2 | 57 | 5 | 1,122 | 3 | 107 |
| 合計 | 14 | 877 | 22 | 2,909 | 19 | 1,767 |
(注)1.当社グループによるプロジェクトに対する融資実行が増加したため、前連結会計年度より、プロジェクトに対する融資(破産更生債権等を除く)を集計範囲に含める方法に変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の投資及び融資実行額は4件、120百万円増加しております。
2.前連結会計年度より、2020年12月28日に開示した2022年3月期から2024年3月期までの中期経営計画に基づき、表示項目を変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結累計期間の数値も組み替えて表示しております。
3.戦略投資とは、当社グループが投融資を行うプロジェクトにおいてパートナーとなる企業に対する投資です。フィナンシャル投資とは戦略投資以外の企業に対する投資です。
②投資及び融資残高内訳(自己勘定分及びファンド勘定分)
| 前第3四半期 連結会計期間末 (2020年12月31日現在) | 当第3四半期 連結会計期間末 (2021年12月31日現在) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日現在) | ||||
| 社数又は件数(社・件) | 金額 (百万円) | 社数又は件数(社・件) | 金額 (百万円) | 社数又は件数(社・件) | 金額 (百万円) | |
| 1)地域別 | ||||||
| プロジェクト投資(全て日本) | 34 | 5,742 | 40 | 6,787 | 33 | 6,088 |
| プライベートエクイティ投資 小計 | 91 | 7,201 | 87 | 7,836 | 88 | 6,767 |
| うち 日本 | 51 | 3,876 | 48 | 4,906 | 48 | 3,652 |
| うち 中華圏(中国、香港、台湾)他 | 40 | 3,325 | 39 | 2,929 | 40 | 3,115 |
| 2)種類別 | ||||||
| プロジェクト投資 小計 | 34 | 5,742 | 40 | 6,787 | 33 | 6,088 |
| うち 再生可能エネルギー | 25 | 4,426 | 20 | 3,994 | 21 | 3,999 |
| うち ヘルスケア | 4 | 408 | 12 | 893 | 6 | 738 |
| うち スマートアグリ | 1 | 98 | 1 | 879 | 1 | 532 |
| うち ディストリビューショ ンセンター | 3 | 532 | 5 | 665 | 4 | 540 |
| うち その他 | 1 | 277 | 2 | 354 | 1 | 277 |
| プライベートエクイティ投資 小計 | 91 | 7,201 | 87 | 7,836 | 88 | 6,767 |
| うち 戦略投資 | 6 | 1,190 | 7 | 1,432 | 6 | 1,155 |
| うち フィナンシャル投資 | 85 | 6,011 | 80 | 6,403 | 82 | 5,612 |
| 合計 | 125 | 12,944 | 127 | 14,623 | 121 | 12,855 |
(注)1.当社グループによるプロジェクトに対する融資実行が増加したため、前連結会計年度より、プロジェクトに対する融資(破産更生債権等を除く)を集計範囲に含める方法に変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結会計期間末の投資及び融資残高は3件、208百万円増加しております。
2.前連結会計年度より、2020年12月28日に開示した2022年3月期から2024年3月期までの中期経営計画に基づき、種類別の表示を変更しております。この変更に伴い、前第3四半期連結会計期間末の数値も組み替えて表示しております。
3.戦略投資とは、当社グループが投融資を行うプロジェクトにおいてパートナーとなる企業に対する投資です。フィナンシャル投資とは戦略投資以外の企業に対する投資です。
投融資実行額は、前年同期から増加し合計で22社、2,909百万円(前年同期比231.5%増)となりました。また、投融資残高は、当第3四半期連結会計期間末において127社、14,623百万円(前連結会計年度末 121社、12,855百万円)となり、前連結会計年度末から増加しました。
プライベートエクイティ投資については、原則として、当社の自己資金を用いる場合は、経営理念に従った事業テーマに基づきプロジェクト投資のパートナー企業に対して選別的に戦略投資を行います。また、ファンドの資金を用いる場合は、ファンドの投資方針に基づいてフィナンシャル投資を行います。
当第3四半期連結累計期間の投資実行額は、前年同期から増加し8社、1,482百万円(前年同期比512.3%増)となりました。戦略投資を実行した他、事業承継を支援するファンドから大型の投資を実行したことに加え、新規に設立したファンドからも投資を実行しました。投資回収については、国内外で上場株式の売却やM&Aに伴う未上場企業の売却が実現しました。投資実行の増加を受けて、投資残高も前連結会計年度末から増加し、87社、7,836百万円(前連結会計年度末88社、6,767百万円)となりました。
プロジェクト投資の投融資実行額は、前年同期から増加し14件、1,427百万円(前年同期比 124.5%増)となりました。前年同期に比べて、主としてスマートアグリプロジェクトへの投資金額が増加しました。他方で、当第3四半期連結累計期間中のプロジェクトの売却は、一部売却を含めて2件でした。その結果、投資残高は前連結会計年度末から増加し、40件、6,787百万円(前連結会計年度末33件、6,088百万円)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末現在において投資を行っているメガソーラープロジェクト(JAICソーラー2号投資事業有限責任組合からの投資も含む)は、売却や回収した案件を除き合計で15件(17発電所)、48.7MWとなりました。このうち、当社が出資した持分に帰属する部分は23.6MWです。また、メガソーラー以外の再生可能エネルギープロジェクトに対する投資実績は、木質バイオマス発電プロジェクトが1件、2.0MW、バイオガス発電プロジェクトが2件、1.1MW、バイオガス発電所のオペレーターが1件、風力発電プロジェクトが1件、最大25.2MWです。
(b)IPO(新規上場)の状況
当社グループによる自己勘定並びに当社グループが運営の任にある、又は運営の為に必要な情報の提供を行っているファンドから投資を行った投資先企業のIPO(新規上場)の状況は以下のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間においては、当社の戦略投資先であるリニューアブル・ジャパン株式会社がIPOを実現しました。当社は近年、当社グループが投融資を行うプロジェクトにおいてパートナーとなる企業に対し投資を行うとともに、プロジェクトでの協業を通じて積極的な支援を行う「戦略投資」に注力してきましたが、その成果の一つが現れたものです。
① IPOの状況(自己勘定分及びファンド勘定分)
| 前第3四半期 連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) | 当第3四半期 連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| IPO社数 (国内・海外 合計) | 2社 | 3社 | 2社 |
| 初値換算投資倍率 (国内・海外 平均) | 2.3倍 | 5.6倍 | 2.3倍 |
(注)初値換算投資倍率=初値換算による保有株式の時価/保有株式への投資額(IPO時簿価残高)。なお、初値換算投資倍率の計算には株式交換等による上場株式取得分は含めておりません。
② IPOした投資先企業の一覧
当第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
| 社数 | 投資先企業名 | 上場年月日 | 上場市場 | 事業内容 | 本社 所在地 |
| 国内:3社 海外:-社 | ワンダープラネット株式会社 | 2021年6月10日 | 東京証券取引所マザーズ | エンターテインメントサービス事業 | 愛知県 |
| 株式会社ラストワンマイル | 2021年11月24日 | 東京証券取引所マザーズ | インサイドセールス等を活用した新電力、新ガス、インターネット回線等のインフラサービスの取次販売及び自社サービス「まるっとシリーズ」の提供 | 東京都 | |
| リニューアブル・ジャパン株式会社 | 2021年12月22日 | 東京証券取引所マザーズ | 再生可能エネルギー発電所開発・運営事業 | 東京都 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
| 社数 | 投資先企業名 | 上場年月日 | 上場市場 | 事業内容 | 本社 所在地 |
| 国内:2社 海外:-社 | 株式会社ファンペップ | 2020年12月25日 | 東京証券取引所マザーズ | 機能性ペプチドを用いた医薬品等の研究開発事業 | 東京都 |
| クリングルファーマ株式会社 | 2020年12月28日 | 東京証券取引所マザーズ | HGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発 | 大阪府 |
(c)ファンドの状況
当第3四半期連結会計期間末における当社グループが管理、運用又は投資情報の提供を行っているファンドの運用残高は、10ファンド、16,091百万円(前連結会計年度末11ファンド、16,450百万円)となりました。
当第3四半期連結累計期間においては、1ファンド(ファンド総額1,001百万円)を新規設立しました。また為替の変動による増加も発生しました。一方で、清算中であった1ファンド(ファンド総額500百万円)、満期延長中であった1ファンド(ファンド総額1,178百万円)が減少しました。その結果、ファンド総額は前連結会計年度末から減少しました。
①運用残高
| 前第3四半期 連結会計期間末 (2020年12月31日現在) | 当第3四半期 連結会計期間末 (2021年12月31日現在) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日現在) | |||||||
| ファンド数 | ファンド 総額 (百万円) | ファンドの 純資産額 (百万円) | ファンド数 | ファンド 総額 (百万円) | ファンドの 純資産額 (百万円) | ファンド数 | ファンド 総額 (百万円) | ファンドの 純資産額 (百万円) | |
| 運用期間中 | 6 | 8,439 | 3,860 | 5 | 7,511 | 4,024 | 4 | 6,510 | 2,720 |
| 満期延長中 | 4 | 6,609 | 2,185 | 3 | 5,943 | 864 | 4 | 6,913 | 2,279 |
| 清算期間中 | 1 | 1,011 | 55 | 2 | 2,636 | 1,130 | 3 | 3,026 | 1,053 |
| 合計 (うち当社グループ出資額) | 11 | 16,059 (5,268) | 6,101 | 10 | 16,091 (4,805) | 6,019 | 11 | 16,450 (5,434) | 6,053 |
(注)投資資産を保有した状態で清算期間に入るファンドが増加したため、前連結会計年度より清算期間中のファンドを含めて開示しております。この変更に伴い、前第3四半期連結会計期間末の数値も組み替えて表示しております。
②運用期間中のファンド(当第3四半期連結会計期間末(2021年12月31日現在))
| ファンド名 | 設立時期 | ファンド満期 | ファンド総額 (百万円) | 特徴 |
| JAIC企業育成投資事業有限責任組合 | 2016年2月 | 2026年2月 | 2,000 | 主に国内のベンチャー企業を対象として、他社の運営するファンドが保有する投資証券の買い取り等、広範な投資機会を追求するファンド |
| サクセッション1号投資事業有限責任組合 | 2017年6月 | 2027年6月 | 3,000 | 当社と㈱あおぞら銀行で設立した合弁会社(持分法を適用していない関連会社)が運営するファンド 日本国内の事業承継問題を抱える中小企業を投資対象とする |
| JAICソーラー2号投資事業有限責任組合 | 2020年3月 | 2039年12月 | 1,359 | 稼働済みメガソーラープロジェクトを投資対象とするファンド |
| 北海道地域中小企業グローバル化支援投資事業有限責任組合 | 2020年4月 | 2026年12月 | 151 | 当社と㈱アジアンマーケット企画が共同で運営するファンド 北海道に所在もしくは展開している企業の海外展開支援や、インバウンド需要向け事業展開支援を行う |
| ファンド名 | 設立時期 | ファンド満期 | ファンド総額 (百万円) | 特徴 |
| AJC企業育成投資事業有限責任組合 | 2021年6月 | 2031年6月 | 1,001 | 当社と㈱あおぞら銀行で設立した合弁会社(持分法を適用していない関連会社)が運営するファンド 主に国内のベンチャー企業を対象として、他社の運営するファンドが保有する投資証券の買い取り等、広範な投資機会を追求するファンド |
(注)1.外貨建によるファンドは、各連結会計年度末日現在の為替レートを乗じて計算した金額を記載しております。従って、運用資産の増減額には為替による影響額も含まれております。
2.ファンド総額につきましては、コミットメントベース(契約で定められた出資約束金額ベース)の金額を記載しております。
Ⅴ 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において経営方針・経営戦略等の重要な変更はありません。
Ⅵ 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
Ⅶ 研究開発活動
該当事項はありません。
Ⅷ 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した要因はありません。
Ⅸ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(当社グループの資金状況)
「Ⅱ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(当社グループの借入金の状況)
「Ⅲ 財政状態の分析 (負債)」に記載のとおりであります。
(当社グループのファンドの状況)
「Ⅳ 営業活動の状況(c)ファンドの状況」に記載のとおりであります。
(当社グループ及び管理運営するファンドにおける投資活動の状況)
「Ⅳ 営業活動の状況(a)投資及び融資の状況」に記載のとおりであります。
(当社の資本政策の具体的な方針)
当第3四半期連結累計期間において重要な変更はありません。
Ⅹ 従業員数
当第3四半期連結累計期間において従業員数の著しい増減はありません。
Ⅺ 主要な設備の状況
該当事項はありません。
Ⅻ 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。