有価証券報告書-第132期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/18 13:50
【資料】
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【項目】
113項目

対処すべき課題

今後の見通しにつきましては、景気は回復基調にあるものの、海外経済の減速懸念や消費増税に伴う駆け込み需要の反動減など、景気を下押しするリスクがあり、先行き不透明な状況にあります。バス業界におきましても、少子高齢化や過疎化の進行、軽油価格の高止まりなど、引き続き厳しい経営環境で推移するものと思われます。
こうしたなかにあって当社グループでは、奈良県および関係自治体と協議を重ね、県中南部地域の広域路線の維持方策に取り組んでまいります。また、定期観光バスでは現地解散・自由散策できる「ゆうゆうバスライン」コースを新設して、観光客の利用促進に努めるほか、一部の自転車センター屋上に太陽光パネルの増設を計画するなど、全事業にわたり積極的な営業活動を展開するとともに、効率的な運営を図り、業績の回復、向上に邁進する所存であります。
社是「お客様第一」のもと、運輸安全マネジメントを基軸として「安全・安心の奈良交通」をさらに推進することにより、公共交通機関としての社会的責任を果たすとともに、内部統制の強化により健全な企業体質を堅持して、奈良交通グループの総合力強化と経営の効率化を図り、持続的な発展に努める所存であります。