有価証券報告書-第98期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 13:30
【資料】
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【項目】
119項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態
当連結会計年度末における総資産は33,314百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,537百万円の増加となりました。主な要因は、新造船2隻の建造などにともなう有形固定資産の増加3,676百万円、現金及び預金の増加1,123百万円、海運業未収金の増加327百万円、繰延及び前払費用の増加201百万円、長期預金の減少690百万円等によるものです。
負債は13,655百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,646百万円の増加となりました。これは主に新造船2隻
の建造などにともなう長短借入金の増加3,553百万円、海運業未払金の増加328百万円等によるものです。
純資産は19,658百万円となり、前連結会計年度末に比べ890百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加380百万円、その他の包括利益累計額の増加510百万円等によるものです。
(2)経営成績
過去数年にわたり、市況悪化に対応すべく長期貸船契約の締結や期間輸送契約の増加等により固定化・安定化の比率を高めるとともに、支配船腹の効率配船により収益の増大に努めてまいりました。当社グループの当連結会計年度の経営成績は第2「事業の状況」1「業績等の概要」(1)業績で記述の通り、前連結会計年度比では売上高及び営業損失双方において改善いたしました。具体的な数字といたしまして、当連結会計年度の連結売上高は、16,486百万円(前期比3,948百万円増加)、営業損失は1,203百万円(前期比626百万円縮小)となりました。
営業外損益につきましては、新造船建造のための借入金の増加による支払利息の増加等の要因があり、経常損失は1,238百万円(前期比130百万円拡大)となりました。
一方で、老齢船の売却で固定資産売却益1,014百万円、保有株式の売却で507百万円の投資有価証券売却益を計上したこと等により、当期純利益は380百万円(前期は3,737百万円の純損失)と3期ぶりに黒字回復いたしました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は4,500百万円となり、前連結会計年度末に比べ870百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は第2「事業の状況」1「業績等の概要」(2)キャッシュ・フローを御覧ください。
なお、上述の「資金」に該当しないものとして、預入期間3か月を超える定期預金があります。これを加算した残高は、前期末の6,061百万円から6,494百万円へと432百万円増加しております。