有価証券報告書-第90期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/25 9:50
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文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
① 経営成績の概況
当連結会計年度の日本経済は、緩やかな回復基調が続く中、雇用・所得環境も改善している一方、消費者物価の基調は横ばいとなっており、デフレ脱却に向けて課題が残された状況にある。
長野県経済も、緩やかに回復しており、製造業では、設備投資の回復や堅調な海外需要により、生産は回復しつつあり、非製造業では、改善の兆しも見え始めている。
そんな状況の中、当社は当社は第89期を第3次中期経営計画の中間年度と位置づけ、目標達成に向けてラジオ・テレビ共に特別番組やイベントなどを企画し、積極展開した。
放送関連事業においては、ラジオ部門収入は積極的な営業展開を図ったものの、ローカルタイムとスポット収入が減少したため、前年比2.6%減となり、テレビ部門収入はネットタイム収入は堅調であったものの、スポット収入が減少したこと等により、前年比0.5%減となった。一方、主催事業部門は恒例の「大人の文化祭」「楽市楽座」等のイベントを中心に多くの催事を展開したことにより、主催事業収入は前年比1.9%増となった。
放送活動では、第37回「地方の時代」映像祭2017において、「SBCスペシャル かあちゃんのごはん」がグランプリを受賞し、また、第29回JNN企画大賞において、番組企画「不思議な茶室、世界へ」が最優秀となった。
不動産関連事業においては、ハウジング事業では積極的な事業展開を進め、不動産管理事業についても放送関連事業のバックアップのほか、効率的な不動産運用を行ったものの、ハウジング収入等が減少したため、不動産関連収入は、前年比1.8%減となった。
なお、持分法適用会社である情報処理事業の株式会社電算は、公共分野での、基幹系及び情報系システムの更改、共同利用型システムの提供、番号制度・介護保険制度・国民健康保険制度等の法制度改正対応等、また、産業分野での、病院総合情報システムの更改、各種パッケージシステムの提供等で売上を確保したものの、前事業年度と比較し減収となったが、研究開発費が前年と比較し減少したことにより増益となり、持分法による投資利益を計上した。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高が7,788百万円と前連結会計年度に比べ171百万円(2.1%)の減収となり、利益については、営業利益は307百万円と前連結会計年度に比べ124百万円(28.9%)の減益、経常利益は790百万円と前連結会計年度に比べ19百万円(2.5%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は598百万円と前連結会計年度に比べ95百万円(19.1%)の増益となった。
セグメントのごとの経営成績は、次のとおりである。
放送関連事業
ラジオ部門においては、平日の3つのワイド番組「ラジオJ」「坂ちゃんのずくだせえぶりでい」「らじカン」、週末の2つのワイド番組「武田徹のつれづれ散歩道」「ともラジ」を柱に、聴取者に向き合い、地域情報を発信し、また、2018年3月のワイドFMスタートを意識した番組・企画開発、全体編成の構築を進めた。
4月から日曜昼の時間帯で新番組「麻衣のミュージックランデブー」をスタートし、童謡からポップス、クラシックまで幅広いジャンルの音楽をお届けし、5月には「SBCラジオスペシャル」を3本放送して、いずれも聴きごたえのあるドキュメンタリーとなった。10月には恒例となった「おいしい秋の大感謝祭ウィーク」を展開し、タレントの波田陽区さんが長野県内を縦断し、地域の旬の農産物などを紹介した。1月からは、長野県のスポーツを応援する新番組「スポーツオンザレディオ」がスタートした。信州ブレイブウォリアーズ、松本山雅FC、AC長野パルセイロ、VC長野トライデンツなど郷土チームの最新情報を紹介したほか、平昌オリンピックでの長野県勢の活躍も伝えた。また、「ずくだせえぶりでい」「つれづれ散歩道」の周年ウィーク企画を1月に実施した。
ワイドFM開局に関連して、3月にT-SQUAREを招き開局記念コンサートを長野市芸術館で開催して、当日の模様を特別番組で放送し、3月26日のワイドFMの開始日には、ももいろクローバーZのメンバー2人と、松本市出身の歌手・須澤紀信さんをゲストに迎え「ずくだせえぶりでい」をトイーゴ広場から公開生放送した。会場ではAM/FM聴き比べイベントなど広報活動も行い、来場者にFMラジオ体験をしていただいた。
番組コンクールでは、平成28年日本民間放送連盟賞最優秀賞を受賞したラジオ番組、SBCラジオスペシャル「受話器の向こうから~026-237-0555」が、第43回放送文化基金賞のラジオ番組部門で、奨励賞と個人賞を受賞した。ラジオ番組での受賞は奨励賞、個人賞ともに当社では初めてとなった。また第48回歌のない歌謡曲CMコンクールで銀賞を受賞し、4年連続の入賞となった。
テレビ部門では、テレビ番組の制作で顕著な成果を残すことができた。SBCニュースワイドの取材から生まれた「SBCスペシャル かあちゃんのごはん」が第37回「地方の時代」映像祭2017で最高賞のグランプリを獲得した。4月に放送した番組は、都会で暮らしにくさを感じていたシングルマザーと一人娘が青木村に移住して新たな暮らしを模索する姿を追ったドキュメンタリーで、ひとり親が抱える経済的な困窮の問題などを提起した。全国34の放送局が加盟する民間放送教育協会の「民教協スペシャル『決壊』~祖父が見た満州の夢~」を2月に全国放送した。番組は満蒙開拓団を送り出した村の村長の孫が祖父の日記をたどり、開拓団と戦争の意味を現代に問うものであった。
また、JNN系列局が競う第29回JNN企画大賞では、当社が最優秀となった。茅野市出身の建築家・藤森照信氏がつくる奇想天外な茶室をはじめ、世界で愛される不思議な「ニッポン文化」を追う企画で全国放送は2019年1月頃を予定している。
毎週水曜日午後7時から放送している「SBCスペシャル」は、年度平均視聴率が1992年の番組開始以降最高となる12.1%を達成した。信州の食や魅力を紹介し、社会問題にも切り込み、視聴者に身近でありたいと考え歩んで来た番組制作が、県民の皆さんに広く支持された結果と認識している。また、午後の情報番組「ずくだせテレビ」は2年目に入った。中継先をその日に決める「ずくだせライブ」など機動力が番組の魅力で、これからも“ずく”を出して信州の最新情報を届ける所存である。
報道は「SBCニュースワイド」を中心に県内のニュースを伝えた。9月28日、安倍首相は衆議院を解散して10月22日に投開票が行われ、県内5つの小選挙区には18人が立候補して5つの議席を争った。SBCニュースワイドでは、公示日には特別番組を編成して立候補者の第一声や有権者の声を届け、さらに争点や選挙情勢を適時放送した。JNN開票特別番組ではいち早く当確情報を速報したほか、記者解説を交えて候補者の喜びの声を生中継で伝えた。
スポーツでは、2月の平昌オリンピックが開催され、県関係選手の27人が出場した。ニュースワイドでは大会に挑む有力選手の練習や意気込みなどを随時特集したほか、1月には「SBCスペシャル NAGANOを超えろ~夢舞台に挑む信州アスリート~」を制作し、メダルに挑む県関係のオリンピック・パラリンピック選手の思いを伝えた。また大会期間中は、県関係選手の活躍や地元の様子を伝え、大会後には、スピードスケートで金銀2つのメダルを獲得した茅野市出身の小平奈緒選手やノルディック複合で2大会連続の銀メダルを獲得した白馬村出身の渡部暁斗選手ら、信州に関わりのある全てのメダリストがSBCニュースワイドに出演して、勝負の舞台裏や選手の素顔を紹介した。
4月に開催された長野県市町村対抗駅伝を初めて完全生放送した。サッカーではJ2リーグの松本山雅FCの中継をJリーグから委託され、ホーム全21試合の公式中継映像の制作を行った。映像はスポーツ動画サイト「DAZN」で配信された。また、9月の群馬戦と3月の岡山戦は当社でも生放送した。さらに、5月にはJ3リーグのAC長野パルセイロの試合も生放送した。平昌オリンピック直前の2月にはFISノルディック複合ワールドカップ白馬大会が開催され、当社が国際映像を制作した。この大会では、テレビ放送60年で培った経験を生かし、興奮の競技を信州から世界に発信した。また、バスケットボールでは3月に信州ブレイブウォリアーズの試合を初めて生中継した。
子供たちの夢の実現を応援する「夢テレビ2017」を10月1日に放送した。7回目を迎えた番組は5時間半の生放送で、ボルダリングで東京オリンピックを目指す中学生や合唱に打ち込む小学生らを紹介した。テレビ離れと言われる中、放送と視聴者の距離を縮める目的と地域活動の一つとしてアナウンサーによる子供たちへの読み聞かせ事業を9回実施した。
当社が制作する全国ネット番組として2月にはTBS系列28局の全国ネットで「ロンブー淳のじいちゃんばあちゃんに会うテレビ」を放送した。タレントの田村淳さんらが長寿県長野の元気なお年寄りを訪ね、軽妙洒脱なやり取りの中にご長寿さんの生きる喜びや元気の秘訣を盛り込んだ。
主催イベントとしては、4月に「SBCくらし応援フェア」を松本市やまびこドームにて初めて開催し、エクステリアフェア、軽自動車祭りを中核としたイベントで、約1万人の来場者があった。 6月には、第10回「大人の文化祭」をエムウェーブにて開催し、ゲストには、歌手の松崎しげるさん、山下久美子さんを迎え、2日間で約3万2,000人の来場者があった。 28回目を数える「信濃の国楽市楽座 ファミリーで楽しむ秋」を10月に松本市のやまびこドーム一帯で開催した。3月には7回目となる「SBCこどもフェスタ2018」をSBCとTOiGO一帯で実施した。「お仕事体験ゾーン」は長蛇の列となる大人気で、雪まじりの悪天候ながら約1万人のファミリーにご来場いただいた。
スポーツイベントでは、4月に第27回長野県市町村対抗駅伝競走大会と第13回長野県市町村対抗小学生駅伝競走大会が松本市で行われ、7月には2017野尻湖トライアスロンin信州信濃町が開催された。
美術展等では、7月から9月に松本市美術館で開催された「山本二三展」には、予想を大きく上回る4万人近い入場者があった。ゴールデンウィークには「ハローキティ展」を、7月から8月には「ディズニーPIXAR展」を共にながの東急百貨店で開催した。また、井上アイシティ21で8月に「渡辺直美展」を行った。このほか、宇崎竜童、谷村新司、葉加瀬太郎のコンサートや吉本新喜劇の公演などを県下各会場で開催した。
技術部門では、TVマスター、バンク、TV親局設備や中継局設備等の保守、予防保全を計画的に実施し、事故防止に努めた。また、TVマスター及びTV営放システムの次期更新に向けて、コスト削減を目的に系列でメーカーを統一し、仕様の標準化作業を進め共通仕様が決定した。ラジオでは、伊那送信所の送信機更新や松本送信所の支線交換、その他送信所の局舎等の保守を実施し、送信設備の信頼性を確保すべく整備に取り組んだ。一方で、AM放送の難聴取解消及び災害対策としてFM放送による補完放送の免許手続きや整備工事を進め、3月26日に東北信向けに美ヶ原から本放送を開始した。中南信向けの高ボッチ・飯田の2局は平成30年6月、北信向けの善光寺平・飯山野沢・聖の3局は平成30年10月の開局を目指し、準備を進めている。
番組制作では、長野県市町村対抗駅伝大会の中継を初めて生放送で実施し、同時ネット配信も行った。諏訪湖花火中継、夢テレビなどの特番では、更なる内容向上に努めた他、サッカーJ2リーグ松本山雅FCのホーム戦全試合について、「DAZN」の公式中継映像を制作した。また、FISノルディック複合ワールドカップ白馬大会では国際映像信号の制作、BS波でのテレビ放送を実施した。
以上の結果、放送関連事業全体では、売上高は6,808百万円と前連結会計年度に比べ152百万円(2.2%)の減収、営業利益は115百万円と前連結会計年度に比107百万円(48.2%)の減益となった。
不動産関連事業
不動産・不動産管理運営に関しては、主たる「TOiGO」関連の事業については、継続して効率化を図り、ハウジング事業に関しては積極的な営業活動を展開し、厳しい経済環境の中、売上を伸ばすべくイベント企画などを行って集客を図った。
この結果、不動産関連事業の売上高は980百万円と前連結会計年度に比べ18百万円(1.8%)の減収、営業利益は191百万円と前連結会計年度に比べ17百万円(8.3%)の減益となった。
② 財政状態の概況
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ939百万円増加し、27,978百万円となった。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ14百万円減少し、3,347百万円となった。
当連結会計年度末の純資産資産合計は、前連結会計年度末に比べ953百万円増加し、24,631百万円となった。
③ キャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益783百万円及び減価償却費530百万円の計上等により、営業活動により得たキャッシュ・フローは、516百万円となり、固定資産の取得による支出等により、投資活動により使用した資金は652百万円となった。また、放送関連事業におけるリース債務の返済等により、財務活動により使用した資金は180百万円となり、これらにより資金は、前連結会計年度末に比べ316百万円減少し、当連結会計年度末には4,670百万円となった。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は516百万円(前連結会計年度比46.7%減)となった。
主なものは税金等調整前当期純利益783百万円、減価償却費530百万円である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は652百万円(前連結会計年度比6.6%減)となった。
これは主に有形固定資産の取得による支出619百万円等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は180百万円(前連結会計年度比2.1%減)となった。
主なものは、長期借入金の返済による支出53百万円、リース債務の返済による支出97百万円等である。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、テレビ及びラジオの一般放送、動産・不動産の売買及び不動産の管理・運営等その事業の性質上受注生産形態に馴染まない売上が多いため、生産規模及び受注規模を金額・数量で記載していない。
このため、生産、受注及び販売の実績は「①経営成績の概況」における各セグメントの業績にその概要を示している。
⑤ 次期の見通し
放送関連事業は、次期の見通しについては、主たる事業のテレビは、広告収入は緩やかな回復傾向にあり、増収を見込み、コスト削減の徹底による損益改善により、営業利益、経常利益及び当期純利益はそれぞれ増益を見込んでいるが、今後も不透明な状況が続くものと想定される。放送関連事業の文化事業及び不動産関連事業においても、長野県経済は、緩やかながら回復基調にあるが、今後も不透明な状況が続くものと想定され、予断を許さない状況が続く状況が予想される。
当社グループは、第89期からの第3次中期経営計画の下、引き続き競争力の強化を行うとともに経費削減等の実施により運転資金の効率化に努め、財務活動についても安定的で低コストの資金調達構造を構築し、また、事業に内在するリスクを分析・評価し、対応策を検討・実施することによって、課題を着実に解決し、当社グループの企業価値を高めていく所存である。この第3次中期経営計画は、「激変する2020年以降に備え、強靭な企業体質を作り上げる3年間」と位置づけており、第91期はその最終年度に当たり、目標を確実に達成すべく全社員で計画実行を推進してまいる決意である。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、判断したものである。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成に当たり、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しているが、実施の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
当社の連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載している。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析
a. 経営成績等
1) 財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、7,628百万円(前連結会計年度末は7,631百万円)となり、2百万円減少した。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、20,350百万円(前連結会計年度末は19,408百万円)と、942百万円増加した。主なものは、放送関連事業における松本放送局建設のための建設仮勘定の増加とその他有価証券評価差額金の増加による投資有価証券の増加である。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、1,426百万円(前連結会計年度末は1,395百万円)となり、30百万円増加した。主なものは、放送関連事業における未払金の増加である。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、1,921百万円(前連結会計年度末は1,966百万円)となり、44百万円減少した。主なものは、不動産関連事業の長期借入金及び放送関連事業のリース債務の減少である。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、24,631百万円(前連結会計年度末は23,677百万円)となり、953百万円増加した。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上及びその他有価証券評価差額金が増加したことによるものである。
2) 経営成績
(経営環境)
当社グループの主たる事業活動である放送関連事業が属する放送業界においては、テレビ広告市況は底固い推移を見せたものの、予断を許さない状況が続いている。
(売上高)
このような経営環境の中、放送関連事業では、当社グループの主力である広告収入において、視聴率・聴取率の改善を着実に進めた。テレビ部門のタイム収入は堅調であったものの、ラジオのローカルタイム、スポット収入及びテレビのスポット収入が減少した。不動産関連事業では、厳しい経営環境の中、効率化を推進した。この結果、売上高は、7,788百万円と前連結会計年度に比べ171百万円(2.1%)の減収となった。
(売上原価)
売上原価は、前連結会計年度に比べ、0.3%減の3,630百万円となった。これは、主に放送関連事業における中期経営計画に基づく経費削減・効率化によるものである。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ、0.9%減の3,850百万円となった。また、売上高販管費率は、49.4%(前連結会計年度比0.6%増)となった。これは、主に放送関連事業における中期経営計画に基づく経費削減・効率化によるものであるが、売上高の減少をカバーするまでには至らなかった。
(営業利益)
以上の結果、営業利益は、前連結会計年度比28.9%減の307百万円になった。
(経常利益)
営業外収益は、持分法適用関連会社の㈱電算の増益等による、持分法による投資利益343百万円(前連結会計年度比65.3%増)等により合計498百万円を計上し、営業外費用は支払利息12百万円等により合計15百万円となった。この結果、経常利益は、前連結会計年度比2.5%増の790百万円になった。
(税金等調整前当期純利益)
特別利益は、土地売却益4百万円等により、6百万円を計上し、特別損失は、持分変動損失等により14百万円を計上した。この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比9.6%増の783百万円になった。
(親会社株式に帰属する当期純利益)
法人税等の負担額148百万円、非支配株主に帰属する当期純利益36百万円を計上したことにより、親会社株式に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比19.1%増の598百万円になった。
3) キャッシュ・フローの状況
当社グループの資金の状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの概況」に記載している。
b. 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析
当社グループの収益は、主に広告収入であり、この広告収入に影響を与える主な要因は、景気、技術革新、規制緩和及びメディア競争の激化等といった放送業界に影響を与える情勢による広告費の変動、当社グループの競争力の変動、広告主の媒体ニーズの変化等である。
これらの要因に対応しつつ、当社グループの事業活動を維持していくために、より良い番組作りへの取り組み、設備・人材育成への投資を行い、事業継続を可能たらしめる利益と資金を確保してゆく所存である。
c. 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの当連結会計年度末における、総資産に占める有利子負債(リース債務は除く)は前連結会計年度と比べて0.2%減少し、1.5%となっている。今後とも、営業活動によるキャッシュ・フローにより有利子負債の削減を進めていく所存である。資金需要としては、主には設備投資資金として、放送関連事業における、松本放送局舎建設費及びデジタル放送設備の維持更新費、FM補完放送のための送信所建設及び送信機器購入費があるが、これらについては主に内部資金の活用により対応する予定である。
d. 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、収益力の向上を図るため、売上高営業利益率と、キャッシュ・フローを重視している。当連結会計年度における、売上高営業利益率は3.9%となり、前連結会計年度と比べて1.5ポイント減少している。
また、キャッシュ・フローは、主に松本局の建設、FM補完放送設備投資による支出により、前連結会計年度末に比べ316百万円減少し、現金及び現金同等物の期末残高は4,670百万円(前連結会計年度比6.4%減)となった。今後も、設備や人材育成への投資を進めつつ、売上高の拡大、コスト削減など利益率の向上を図り、売上高営業利益率及びキャッシュ・フローの更なる改善を目指す所存である。

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