訂正四半期報告書-第94期第3四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2016/02/29 15:04
【資料】
PDFをみる
【項目】
32項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間のガス販売量は、前年同期比1.8%減の2億1,874万5千㎥となりました。ガス売上高は、ガス販売量の減少や原料費調整制度に基づく販売単価の調整により、同3.5%減の284億9千9百万円となりました。ガス事業におけるガス売上高、受注工事収益及び器具販売収益の減少、並びに不動産事業における買取再販の売上高減少等により、連結売上高は同4.1%減の343億6千万円となりました。
利益につきましては、ガス事業における売上原価の減少や経営効率化による経費削減等により、営業利益は前年同期比19.2%増の28億2千2百万円となりました。
また、持分法適用関連会社である㈱サーラコーポレーションが増益である一方で、サーラ住宅㈱の減益や静浜幹線の償却費増加に伴う静浜パイプライン㈱の減益により、前年同期比で持分法投資利益は減少しましたが、経常利益は同5.6%増の26億1千4百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(ガス事業)
当第3四半期連結会計期間末のお客さま戸数は、233,380戸となりました。ガス販売量は、家庭用につきましては、お客さま件数の増加等により、前年同期比0.6%の増加となりました。業務用につきましては、一部の工場において稼働調整等があり、同2.5%の減少となりました。この結果、ガス販売量全体としましては、同1.8%減の2億1,874万5千㎥となりました。
当事業の売上高(付随する受注工事及び器具販売を含む)は、ガス販売量の減少や原料費調整制度に基づく販売単価の調整により、前年同期比4.1%減の319億7千6百万円となりました。営業利益は、同18.8%増の26億4千8百万円となりました。
(不動産事業)
当事業の売上高は、賃貸管理の資産マネジメント収入は増加しましたが、戸建住宅用地の買取再販が減少し、前年同期比11.4%減の17億1千5百万円となりました。営業利益は、同1.9%減の1億1千1百万円となりました。
(その他の事業)
当事業の売上高は、第1四半期連結会計期間より開始した電気供給事業の売上により、前年同期比13.2%増の9億8千8百万円となりました。営業利益は、3千2百万円(前年同期は電気及び冷温水の供給事業における定期的な修繕費用発生のため、営業損失3百万円)となりました。
(注)当社は平成27年9月1日からお客さまに供給するガスの標準熱量を変更いたしました。
これに伴い、ガス量は本報告書ではすべて従来の46.04655MJ(メガジュール)/㎥から45MJ/㎥に換算して表示しております。
(2)資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ10億2千4百万円減少しました。これは主に、静浜パイプライン㈱への工事負担金の支払によりその他投資が7億8千8百万円増加、株価上昇に伴う時価評価差額により投資有価証券が3億円増加、仕掛品が5億6千万円増加したことに対し、受取手形及び売掛金が11億2千9百万円減少、減価償却の進捗により供給設備が10億4千7百万円減少、未収消費税の還付によりその他流動資産が3億円減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ18億8千4百万円減少しました。これは主に、短期借入金が10億円増加、退職給付に係る負債が5億1千万円増加、未払法人税等が3億9千5百万円増加したことに対し、1年以内に期限到来の固定負債が15億1千3百万円減少、支払手形及び買掛金が15億1千1百万円減少、長期借入金が8億8百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ8億5千9百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が四半期純利益の計上により16億8千4百万円増加、その他有価証券評価差額金が1億2千1百万円増加したことに対し、退職給付に関する会計基準を適用したことにより6億4千8百万円減少、配当の実施により3億1千万円減少したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。