有価証券報告書-第57期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/16 14:49
【資料】
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【項目】
60項目

対処すべき課題

本年度も福井県内の1ゴルフ場が民事再生を申請しました。これにより県内の経営権を譲渡したことのないゴルフ場はその2割にも満たないものとなりました。このような厳しい経営環境の中で、グループ企業ゴルフ場が主導する低価格競争はますます過激になり、県内のゴルフ場は採算のとれない低価格による消耗戦となり疲弊しきっております。
芦原ゴルフクラブはコースのグレードを維持しつつ、県内ゴルファー獲得のための値引き合戦を回避するために、大手旅行代理店とのタイアップやインターネットを活用して県外ゴルファーの誘客を図ってまいります。
芦原ゴルフクラブが健全な営業を継続するために当クラブ独自の特色を生かした付加価値を生み出すことにより、他社との差別化を図ることを重点施策として、次の通り実施してまいります。
① 理事会、運営委員会及び各委員会を中心としたクラブ運営に努め、継続的に行っている緑化事業を精力的に推進するとともに、ハウス周辺の美化およびコースメンテナンスの一層のグレードアップに努めます。また、県外の有名クラブとの会員友好交流提携を行い、メンバーの相互交流を図ります。
② 海コースを北陸地方では数少ない完全キャディ付きのコースとして位置づけ、キャディを増強することによって他のクラブとの差別化を図り、付加価値を向上させます。
③ 企画コンペを計画的にシニアやレディースのお客様にご案内することによって営業活動を強化します。当クラブではいち早く平成27年4月から公平性の高いハンディキャップインデックスを導入・普及させ、競技に参加しやすいように改善しました。
④ 平成30年の福井国体「しあわせ元気国体」を目標に、ジュニア育成委員会を中心として競技大会を積極的に開催し、国体選手の育成と県内ゴルファーの底辺拡大に貢献してまいります。また、本年度より国体開催に向けてレストラン改修や省エネ設備改善を行いました。
⑤ 5S運動(整理・整頓・清潔・清掃・躾)による省エネ管理、品質維持とお客様満足度の向上を図ります。