有価証券報告書-第56期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 13:43
【資料】
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【項目】
127項目

対処すべき課題

当社は平成28年3月期を初年度とする5ヵ年の中期経営計画に取組んでおります。
その基本方針として“変革への挑戦による新たな「成長モデル」の実現”を掲げ、個品割賦事業の安定成長を基盤に、今後拡大が見込める市場を有するカード・融資事業、銀行保証事業、また、第四の事業として成長を見込む決済・保証事業において成長エンジンを創出するなど、様々な変革に挑戦を続けることで業容・収益の持続的成長を実現していきたいと考えております。

事業別の取組みといたしまして、カード・融資事業のカードショッピングは非接触ICカード等の積極推進やロイヤルカスタマー戦略の展開、稼働率及び稼働単価引き上げ策等、各種施策への取組みを強化してまいります。加えて、みずほフィナンシャルグループとのアライアンスを強化することにより業容・収益の飛躍的な拡大を図ってまいります。また既存会員向けプロモーションや個人事業主向け商品の推進等により融資の取扱い拡大も図ってまいります。
銀行保証事業につきましては、株式会社みずほ銀行との連携を一層強化するとともに、商品力・提案力を駆使したきめ細かな営業力を更に強化してまいります。
決済・保証事業につきましては、家賃決済保証や売掛金決済保証等の取組強化に加え、新たに小口リース保証の取組みも強化してまいります。なお当社の強みである与信・回収力を最大限生かした商品の開発やサービスの拡充等により基幹事業への成長をめざしてまいります。
個品割賦事業につきましては、安定成長を堅持するためにお客さまのニーズを的確にとらえた付加価値の高い商品・サービスを提供することや新たな商材で市場の創出に挑戦することにより「トップシェアの地位の更なる磐石化」をめざしてまいります。
なお、上記の事業別の取組みに際し、EC決済、事業性顧客、アジア市場という3つの切り口を成長フロンティア領域として重点的に攻略してまいります。

このような方針のもと、中期経営計画の初年度にあたる当期は業績面において概ね順調な滑り出しができたと考えております。中期経営計画最終年度の目標達成に向けた軌道に乗せるべく、「変革への挑戦」を更に加速させてまいります。

当社は、今後も真に社会から存在意義を認められ、分割・決済ニーズのあるお客さまに最高の金融サービス・商品を提供することにより、お客さまの豊かな生活と夢の実現に貢献する企業をめざし全社一丸となって取組んでまいります。