有価証券報告書-第47期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:54
【資料】
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【項目】
122項目

対処すべき課題


当社グループを取り巻く経営環境は、国内経済が緩やかな回復基調にある中で、情報サービス業界におきましては、より戦略的な情報設備投資に対するニーズが高まっております。一方では、そのニーズの高度化、複雑化が加速するとともに、IT技術者の不足感が高まるなどの状況が見られます。こうした経営環境の中、当社グループでは下記の事項を重要課題として認識し、事業活動に取り組んでおります。
(1) 人材の確保と育成・教育
競争力の源泉は人材であるという考えのもと、当社グループの将来を担う人材を確保するために新卒・中途それぞれの採用活動を積極的に展開しております。また、tdi人材開発センターを拠点として、充実した研修体制のもとで計画的かつ継続的な人材の育成・教育を実施しており、人材力の向上に努めております。
(2) ストックビジネスの成長
顧客業務に対する高い知識又は高度なITスキルを有するスペシャリスト人材を育成することにより、顧客に対する提案力・営業力を高めてまいります。また、ビジネスパートナーとの更なる連携強化によりビジネスの生産性向上に努め、ストックビジネスの成長を図ってまいります。
(3) ソリューションビジネスの拡大
急速な経営環境の変化に対応するため、新たな事業基盤としてのソリューションビジネスを拡大してまいります。注力すべきソリューションメニューの選択と集中を図るとともに、グループ内の連携やビジネスパートナーとの協業体制を一層強化し、グループ横断的な事業活動を展開しております。
(4) 不採算プロジェクトの早期発見と撲滅
不採算プロジェクトについては、既にグループ横断的な管理体制のもとで抑制効果を発揮しておりますが、今後も引き続き、早期発見と撲滅に向けた取り組みを展開してまいります。
(5) ビジネスのグローバル化
中国子会社(大連特迪信息技術開発有限公司)を拠点としたオフショアサービスを積極的に展開するとともに、ビジネスエリアをグローバルに拡大していくことを目指してまいります。
(6) M&Aの積極的推進
ソリューションメニューの更なる拡充と基盤事業強化及び新規事業への展開を図り、継続的な成長を目指すために、今後も戦略的なM&Aを推進してまいります。