有価証券報告書-第55期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/03/25 11:15
【資料】
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【項目】
151項目
(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
連結子会社2社(株式会社シーエーシー及び株式会社CACクロア)は、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を、連結子会社5社(株式会社シーエーシーナレッジ、株式会社CACマルハニチロシステムズ、株式会社ハイテックシステムズ、Inspirisys Solutions Limited及びPT Mitrais)は、確定給付型の制度として退職一時金制度をそれぞれ設けております。連結子会社の2社(株式会社アークシステム、株式会社CACオルビス)は、確定拠出型企業年金制度を設けております。
また、連結子会社3社(株式会社シーエーシー、株式会社アークシステム及び株式会社CACクロア)は、全国情報サービス産業企業年金基金に加入しておりますが、同基金は総合設立型であるため、要拠出額を退職給付費用として処理しております。連結子会社3社(株式会社シーエーシーナレッジ、株式会社CACオルビス及び株式会社CACマルハニチロシステムズ)は、中小企業退職金共済制度に加入しております。
なお、連結子会社3社(株式会社シーエーシーナレッジ、株式会社CACマルハニチロシステムズ及び株式会社ハイテックシステムズ)は、退職給付債務の算定にあたり簡便法を採用しております。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
退職給付債務の期首残高6,4166,740
勤務費用444453
利息費用7085
数理計算上の差異の発生額18△22
退職給付の支払額△500△478
新規連結に伴う増加額285-
その他(為替換算影響額等)5△48
退職給付債務の期末残高6,7406,729

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
年金資産の期首残高3,1913,882
期待運用収益8097
数理計算上の差異の発生額30048
事業主からの拠出額596574
退職給付の支払額△285△260
その他(為替換算影響額等)△0△24
年金資産の期末残高3,8824,318


(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
退職給付に係る負債の期首残高520385
退職給付費用3841
退職給付の支払額△21△40
確定拠出制度への移行に伴う減少額△151-
退職給付に係る負債の期末残高385386

(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2019年12月31日)
当連結会計年度
(2020年12月31日)
積立型制度の退職給付債務4,0643,997
年金資産△3,882△4,318
181△321
非積立型制度の退職給付債務3,0613,118
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額3,2432,797
退職給付に係る負債3,2432,797
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額3,2432,797

(注) 簡便法を適用した制度を含みます。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
勤務費用444453
利息費用7085
期待運用収益△80△97
数理計算上の差異の費用処理額△16△41
簡便法で計算した退職給付費用3841
確定給付制度に係る退職給付費用456441


(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
数理計算上の差異26531
合計26531

(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2019年12月31日)
当連結会計年度
(2020年12月31日)
未認識数理計算上の差異289320
合計289320

(8) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年12月31日)
当連結会計年度
(2020年12月31日)
債券50%49%
株式46%47%
その他4%4%
合計100%100%

②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表しております。)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
割引率1.3%1.3%
長期期待運用収益率2.5%2.5%


3.確定拠出制度
連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度40百万円、当連結会計年度 47百万円であります。
4.複数事業主制度
確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の企業年金基金制度への要拠出額は、前連結会計年度125百万円、当連結会計年度 137百万円であります。
(1) 複数事業主制度の直近の積立状況
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2019年3月31日現在)
当連結会計年度
(2020年3月31日現在)
年金資産の額245,472245,064
年金財政計算上の数理債務の額200,586202,774
差引額44,88542,289

(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合
前連結会計年度 1.82%(2019年3月31日現在)
当連結会計年度 1.80%(2020年3月31日現在)
(3) 補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の繰越超過金(前連結会計年度44,936百万円、当連結会計年度 42,324百万円)であります。
なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しておりません。