有価証券報告書-第23期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 17:15
【資料】
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【項目】
102項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。
(1)財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて16,563百万円(125.0%)増加し、29,811百万円となりました。これは主に、現金及び預金が4,169百万円増加し、販売用不動産が3,862百万円増加し、仕掛販売用不動産が7,736百万円増加した一方で、買取債権が961百万円減少したことによるものであります。
現金及び預金の主な変動要因は、主に表参道プロジェクトの土地の売却に伴う入金と関連借入金の返済による約8,000百万円の預金増加、加えて期中に新規資金調達も行った結果の現金増加と、販売用不動産を在庫増加により3,862百万円積み増したこと及び開発案件の増加による仕掛販売用不動産の増加による現金減少、また買取債権の仕入額を上回る回収による買取債権額減少に伴う現金増加、などであります。
当連結会計年度において、将来の収益の見込み等から、繰延税金資産を合計で2,816百万円計上しました。内訳は969百万円が流動資産の増加要因となり、1,826百万円が固定資産の増加要因となりました。
また固定資産の部において、「土地」の計上額が31,195百万円から30,529百万円減少して656百万円となりましたが、主に表参道プロジェクトの土地を期中に売却したことによるものです。その結果、固定資産は、前連結会計年度末に比べて28,647百万円(86.7%)減少し、4,408百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて12,083百万円(26.1%)減少し、34,219百万円となりました。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べて14,789百万円(62.6%)減少し、8,842百万円となりました。これは、表参道プロジェクトの土地の売却に伴い金融機関からの借入金18,940百万円を返済した一方で、期中の大型案件仕入れ見合いで、新規資金調達を行った結果であります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,705百万円(11.9%)増加し、25,377百万円となりました。これは当期純利益の計上により、利益剰余金が2,467百万円増加したことが主な要因であります。
(2)経営成績の分析
当連結会計年度における経営成績は、売上高は20,027百万円、営業利益は3,432百万円、経常利益は3,382百万円、当期純利益は2,467百万円となりました。
この要因については、セグメント別に「第2 事業の状況 1 業績等の概要(1)業績」に記載しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、期首残高より4,069百万円増加し、8,318百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な変動要因については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況の分析」に記載しております。