有価証券報告書-第35期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
対処すべき課題
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは「エンドユーザー(消費者)の不便さや困ったことに耳を傾け、解決に導く事業創造を行い、その発展に伴い社会の問題を解決し、貢献できる企業として成長する。」という経営理念の下、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業における日本発世界標準企業となることを目標としております。具体的には、当社グループのクライアント企業に対し、そのお客様(エンドユーザー)の声を直接聞き、適切なニーズを見つけ出すことにより、クライアント企業へのロイヤリティを高める差別化され、独創的なサービスを創出することに努めており、クライアント企業より高い評価を得てまいりました。
今後も世界18ヶ国25拠点のネットワークからお客様(エンドユーザー)のニーズを適格に把握することに注力し、BPO事業のリーディングカンパニーとして革新的な事業の創造に取組み、着実な業容の拡大と安定した収益を継続して上げ、ステークホルダーと共に繁栄できる企業を目指します。
(2)目標とする経営指標
当社グループは企業価値を増大するために、売上高の成長及び売上高利益率を最も重要な経営指標としております。
当社グループが特に重要視する経営戦略は、「継続的・安定的成長」と「PIでしか実現できないサービス領域の創造」であり、売上が急成長しても短期的な業績のぶれが大きいスポット的なサービスの受託よりも、利益面で長期的、継続的、かつ下方変動性の小さい、独自性の高いサービスの創出と提供に努めております。また、利益の継続成長には継続的な事業成長と拡大が不可欠であり、そのために経営資源を成長事業に集中させ、売上高拡大を図るべく様々な施策に取り組む方針です。
(3)中長期的な会社の経営戦略
2021年5月14日付けで、2022年3月期から始まる3期間の中期経営計画を開示しております。
なお、当該中期事業計画は、以下のURLからご覧頂くことができます。
(当社ウェブサイト)
http://www.prestigein.com/
(4)対処すべき課題
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(事業全般)
昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大は国内外の経済活動に大きな影響を与え、収束に向けて緊張感のある対応が続くものと想定しております。特に首都圏においては三度目の緊急事態宣言が発出され、時差出勤、在宅勤務等、企業活動への影響が続いております。一方、当社グループがBPO拠点を設置している地方都市においては比較的罹患者が少なく、コンタクトセンターの事業継続が維持されております。このことから本社機能の地方都市への移管をより進めることが事業安定に資すると判断し、実行に移すことでクライアント企業からの業容拡大及び有事の業務継続計画への対応が出来ると考えております。
(サービス品質の向上)
当社グループのサービスは、クライアント企業の問題を解決し、利用されるエンドユーザーの不便さ、困ったことを解消することを大義としております。
サービス品質向上の取り組みの一環として、現場対応を行う株式会社プレミアアシストが富山トレーニングフィールドを開設し、サービスブランドである「PREMIER Assist」の価値及び品質向上に向け取り組むなどの施策を行っております。また、「PIでしかできないサービス領域」の最大要素であるため、安心・安全のナショナルブランドとしての確立を目指してまいります。
当社グループの強みは、コンタクトセンター+フィールド+IT三位一体のサービス提供にあります。この強みを活かし、社会情勢の変化、テクノロジーの進化に対応するべく、BPO事業に加えて、オペレーションプラットフォームを構築し、PIグループならではの価値提供を目指してまいります。
(地方貢献と人材育成)
日本において地方都市の雇用問題は社会的な課題であることを認識しております。この問題に対して、「地方都市での雇用創造・維持」という目標を掲げ、地方拠点の展開を計画的に実施し、需要を確実に開拓しております。また、地域で最高の職場環境の構築と、女性の社会進出を後押しできるような制度、施設(企業内保育園等)も整備しております。
また、各BPO拠点での女子実業団スポーツチーム(チーム名称:アランマーレ)は、全てのチームが設立当初から目標として掲げてきたトップリーグへの参戦が決定いたしました。地域活性化及び雇用の促進に繋がる取り組みを行い、優秀な人財を採用し、教育を進めて参ります。
(内部統制全般)
当社グループの従業員は約4,000名の規模となり、組織の隅々まで企業文化と法令順守、内部統制の意識を徹底させることが一層重要となっていると考えております。また、中期事業計画のもと、「継続的・安定的な成長」を実現していくため、責任と権限を明確にし、より果敢かつ迅速な意思決定と実行が重要な状況となっております。
当社グループとしては、2019年4月より、持株会社体制に移行し、中長期的な視点に立った迅速な意思決定を行うための体制を構築し、運用を開始しております。2021年5月から中核グループ会社である株式会社プレステージ・コアソリューション(国内BPO事業運営会社)および株式会社プレステージ・グローバルソリューション(海外BPO事業運営会社)を取締役会設置会社とし、経営責任と執行責任を明確にすることにより、価値創造へのチャレンジを推進して参ります。
以上のような諸施策により経営資源を集中し、更なる成長と株主価値向上に努める方針であります。
当社グループは「エンドユーザー(消費者)の不便さや困ったことに耳を傾け、解決に導く事業創造を行い、その発展に伴い社会の問題を解決し、貢献できる企業として成長する。」という経営理念の下、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業における日本発世界標準企業となることを目標としております。具体的には、当社グループのクライアント企業に対し、そのお客様(エンドユーザー)の声を直接聞き、適切なニーズを見つけ出すことにより、クライアント企業へのロイヤリティを高める差別化され、独創的なサービスを創出することに努めており、クライアント企業より高い評価を得てまいりました。
今後も世界18ヶ国25拠点のネットワークからお客様(エンドユーザー)のニーズを適格に把握することに注力し、BPO事業のリーディングカンパニーとして革新的な事業の創造に取組み、着実な業容の拡大と安定した収益を継続して上げ、ステークホルダーと共に繁栄できる企業を目指します。
(2)目標とする経営指標
当社グループは企業価値を増大するために、売上高の成長及び売上高利益率を最も重要な経営指標としております。
当社グループが特に重要視する経営戦略は、「継続的・安定的成長」と「PIでしか実現できないサービス領域の創造」であり、売上が急成長しても短期的な業績のぶれが大きいスポット的なサービスの受託よりも、利益面で長期的、継続的、かつ下方変動性の小さい、独自性の高いサービスの創出と提供に努めております。また、利益の継続成長には継続的な事業成長と拡大が不可欠であり、そのために経営資源を成長事業に集中させ、売上高拡大を図るべく様々な施策に取り組む方針です。
(3)中長期的な会社の経営戦略
2021年5月14日付けで、2022年3月期から始まる3期間の中期経営計画を開示しております。
なお、当該中期事業計画は、以下のURLからご覧頂くことができます。
(当社ウェブサイト)
http://www.prestigein.com/
(4)対処すべき課題
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(事業全般)
昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大は国内外の経済活動に大きな影響を与え、収束に向けて緊張感のある対応が続くものと想定しております。特に首都圏においては三度目の緊急事態宣言が発出され、時差出勤、在宅勤務等、企業活動への影響が続いております。一方、当社グループがBPO拠点を設置している地方都市においては比較的罹患者が少なく、コンタクトセンターの事業継続が維持されております。このことから本社機能の地方都市への移管をより進めることが事業安定に資すると判断し、実行に移すことでクライアント企業からの業容拡大及び有事の業務継続計画への対応が出来ると考えております。
(サービス品質の向上)
当社グループのサービスは、クライアント企業の問題を解決し、利用されるエンドユーザーの不便さ、困ったことを解消することを大義としております。
サービス品質向上の取り組みの一環として、現場対応を行う株式会社プレミアアシストが富山トレーニングフィールドを開設し、サービスブランドである「PREMIER Assist」の価値及び品質向上に向け取り組むなどの施策を行っております。また、「PIでしかできないサービス領域」の最大要素であるため、安心・安全のナショナルブランドとしての確立を目指してまいります。
当社グループの強みは、コンタクトセンター+フィールド+IT三位一体のサービス提供にあります。この強みを活かし、社会情勢の変化、テクノロジーの進化に対応するべく、BPO事業に加えて、オペレーションプラットフォームを構築し、PIグループならではの価値提供を目指してまいります。
(地方貢献と人材育成)
日本において地方都市の雇用問題は社会的な課題であることを認識しております。この問題に対して、「地方都市での雇用創造・維持」という目標を掲げ、地方拠点の展開を計画的に実施し、需要を確実に開拓しております。また、地域で最高の職場環境の構築と、女性の社会進出を後押しできるような制度、施設(企業内保育園等)も整備しております。
また、各BPO拠点での女子実業団スポーツチーム(チーム名称:アランマーレ)は、全てのチームが設立当初から目標として掲げてきたトップリーグへの参戦が決定いたしました。地域活性化及び雇用の促進に繋がる取り組みを行い、優秀な人財を採用し、教育を進めて参ります。
(内部統制全般)
当社グループの従業員は約4,000名の規模となり、組織の隅々まで企業文化と法令順守、内部統制の意識を徹底させることが一層重要となっていると考えております。また、中期事業計画のもと、「継続的・安定的な成長」を実現していくため、責任と権限を明確にし、より果敢かつ迅速な意思決定と実行が重要な状況となっております。
当社グループとしては、2019年4月より、持株会社体制に移行し、中長期的な視点に立った迅速な意思決定を行うための体制を構築し、運用を開始しております。2021年5月から中核グループ会社である株式会社プレステージ・コアソリューション(国内BPO事業運営会社)および株式会社プレステージ・グローバルソリューション(海外BPO事業運営会社)を取締役会設置会社とし、経営責任と執行責任を明確にすることにより、価値創造へのチャレンジを推進して参ります。
以上のような諸施策により経営資源を集中し、更なる成長と株主価値向上に努める方針であります。