有価証券報告書-第27期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/23 15:02
【資料】
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【項目】
139項目
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、デジタルマーケティング関連事業、ITインフラ関連事業、CVC事業といった、ITに関するトータルソリューションを提供しており、当該サービスから発生する資金負担の可能性に備えるため、手許流動性の維持に加え、金融機関からの借入によって資金調達をし、資金需要に備えております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、回収遅延債権については、定期的に各担当営業部長へ報告され、個別に把握及び対応を行う体制としております。
営業投資有価証券は、主に株式、出資金等であり、純投資目的及び事業推進目的で保有しております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
投資有価証券は、その他有価証券に区分される株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。当該リスクに関しては、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握することで減損懸念の早期把握や軽減を図っております。
差入保証金については、主に事業所の賃借物件に係る敷金であり、差入先の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、差入先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握を図っております。
営業債務である買掛金、及び経費等の未払金は、ほぼ全てが3ヶ月以内の支払期日であります。
短期借入金及び長期借入金は、主に運転資金及び設備投資等を目的とした借入金であります。
(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(2021年3月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価
(千円)
差額
(千円)
(1)投資有価証券(※2)242,086242,086-
(2)差入保証金194,261194,261-
資産計436,347436,347-
(1)長期借入金(※3)1,888,3741,884,975△3,398
負債計1,888,3741,884,975△3,398

(※1)現金は記載を省略しており、預金、受取手形、売掛金、買掛金、未払金及び短期借入金は短期間で決済される
ため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。
(※2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は、「(1)投資有価証券」には含まれておりません。
(※3)1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。
当連結会計年度(2022年3月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価
(千円)
差額
(千円)
(1) 投資有価証券(※2)458,758458,758-
(2) 差入保証金208,677208,677-
資産計667,435667,435-
(1)長期借入金(※3)1,682,4041,678,555△3,848
負債計1,682,4041,678,555△3,848

(※1)現金は記載を省略しており、預金、受取手形、売掛金、買掛金、未払金及び短期借入金は短期間で決済される
ため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。
(※2)市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券」には含まれておりません。
(※3)1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。
(注)1.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
区分前連結会計年度
(千円)
営業投資有価証券
非上場株式120,606
投資有価証券
非上場株式(※1)357,869
関係会社株式
非上場株式263,976
差入保証金
営業保証金(※2)26,805

※1.非上場株式については、「(1)投資有価証券」には含めておりません。
2.営業保証金については、「(2)差入保証金」には含まれておりません。
市場価格のない株式等の連結貸借対照表計上額
区分当連結会計年度
(千円)
営業投資有価証券
非上場株式108,852
投資有価証券
非上場株式(※1)123,880
関係会社株式
非上場株式420,571
差入保証金
営業保証金(※2)50,305

※1.非上場株式については、「(1)投資有価証券」には含めておりません。
2.営業保証金については、「(2)差入保証金」には含まれておりません。
2.金銭債権の連結決算日後の償還予定額は、次のとおりであります。
前連結会計年度(2021年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超5年以内
(千円)
受取手形9,254-
売掛金2,322,200-
差入保証金288220,778

当連結会計年度(2022年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超5年以内
(千円)
受取手形4,685-
売掛金3,360,938-
差入保証金288258,694

3.長期借入金、リース債務の連結決算日後の返済予定額は次のとおりであります。
前連結会計年度(2021年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超2年以内
(千円)
2年超3年以内
(千円)
3年超4年以内
(千円)
4年超5年以内
(千円)
長期借入金855,970649,868382,536--
リース債務1,891----

当連結会計年度(2022年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超2年以内
(千円)
2年超3年以内
(千円)
3年超4年以内
(千円)
4年超5年以内
(千円)
長期借入金866,532599,200216,672--
リース債務826762762762699


3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により算定した時価
レベル2の時価:レベル1のインプット以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
当連結会計年度(2022年3月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券
株式348,658--348,658
新株予約権付社債-110,100-110,100
資産計348,658110,100-458,758

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
当連結会計年度(2022年3月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
差入保証金-208,677-208,677
資産計-208,677-208,677
長期借入金(※)-1,678,555-1,678,555
負債計-1,678,555-1,678,555

(※)1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。
(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
投資有価証券
上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。新株予約権付社債の時価は、株式の市場価格を参考に算定しており、レベル2の時価に分類しております。
差入保証金
差入保証金の時価は、一定の期間ごとに分類し、その将来キャッシュ・フローと国債の利回り等適切な指標に信用スプレッドを上乗せした利率を基に割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
長期借入金
長期借入金の時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価格法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。