有価証券報告書-第20期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当社グループが属するインターネットサービス業界を取り巻く環境は急速な変化を続けております。令和元年通信利用動向調査によると、令和元年(2019年)9月末時点で、スマートフォンを保有する世帯の割合は83.4%に達し、固定電話、パソコンの保有世帯割合を上回り、スマートフォンは現在の日常生活において最も主要な情報通信機器と位置付けられる状況になっております。また、令和元年(2019年)9月末時点で、スマートフォンを使用してインターネットを利用する人の割合は63.3%となり、50.4%のPCと並び、スマートフォンはインターネット利用における主要なデバイスと位置付けられています。このように、スマートフォンの急速な普及とインターネットデバイスとしての重要性が増していることを受け、インターネットサービス業界では、スマートフォン向けの新規サービスが次々と創出され、市場拡大と競争の激化が続いております。
こうした環境の下、当社グループはスマートフォン向けサービスの提供を主な事業と位置付け、既存サービスの拡充および新規サービスの開発に注力しております。主力事業のゲーム事業では、IPゲームに焦点を当てた戦略の下、新規IPゲームの開発・運用を通じた事業拡大に取り組んでおり、メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした新規サービスの開発・運用にも取り組んでおります。
当連結会計年度におきましては、引き続きIPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推移しました。前期末に譲受したオリジナルタイトル「ぼくとドラゴン」につきましても、運用チームの移行が順調に進み、またグループ一体となっての運用効率に向けた取り組みも功を奏し、引き続き安定的に収益寄与いたしました。同時に、不採算タイトルへの対応も着実に進み、ほぼ全タイトルが安定的に利益を計上する状態になり、主力のゲーム事業の収益性は一層向上、事業の安定性も増しております。
以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は11,840,739千円(前期比16.7%増)、営業利益は2,052,865千円(前期比232.7%増)、経常利益は2,019,231千円(前期比217.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,624,683千円(前期比128.4%増)となりました。当連結会計年度のセグメントごとの状況は次のとおりであります。
ゲーム事業
当事業セグメントはゲームの開発・運営が主要事業となっており、他社IPゲーム及びゲームプラットフォーム並びにオリジナルIPゲームの開発・運営を行っております。
他社IPゲームにつきましては、当連結会計年度を通じていずれのタイトルも安定的にユーザーの支持を集め、順調な推移を維持しました。オリジナルゲームにつきましても、配信開始から8年を迎える長期運用タイトル、及び前期末に譲受したタイトル「ぼくとドラゴン」を中心に売上水準を維持し、安定的に業績寄与しました。運用タイトルの増加、及び運用中タイトルの順調な推移を受け、売上高は前年同期比で増加いたしました。
利益につきましては、昨年より注力している不採算タイトルへの対応が一層進んだ他、運用効率化及び足元の経済情勢を鑑みた費用抑制の影響もあり、費用発生が前年同期比で減少した結果、営業利益は前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、売上高は11,756,206千円(前期比21.0%増)、セグメント利益は2,417,814千円(前期比177.6%増)となりました。引き続き主力事業である当セグメントの売上高、営業利益の増伸に努めてまいります。
メディア事業
メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』等、当社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねました。2020年9月には音楽領域での新たな試みである『AKROGRAM』、2020年12月にはtwitterを活用したマーケティングサービス『Rooot』や当社が過去大規模サービスの開発・運用から培ったノウハウを活かした「負荷テストサービス」をローンチするなど、開発を進めていた複数のサービスの提供が開始されております。
本事業セグメントの当連結会計年度業績については、売上高については広告事業からの撤退したことから、前年同期比で減少いたしました。費用については、新規サービスの多くが事業開発段階にあることから費用先行が続いており、開発の進展にともない前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、売上高は85,030千円(前期比80.3%減)、セグメント損失は364,451千円(前期はセグメント損失253,997千円)となりました。
今後につきましては、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指してまいります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,025,185千円増加し、5,283,892千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは3,196,465千円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上額2,019,231千円、減価償却費の計上額626,679千円、前受金の増加額136,190千円、前払費用の減少202,024千円、未払消費税等の増加額150,506千円であり、主な減少要因は売上債権の増加額109,752千円、法人税等の支払額181,823千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1,140,170千円の支出となりました。主な要因は無形固定資産の取得による支出536,254千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出326,000千円、敷金及び保証金の差入による支出215,704千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは968,890千円の収入となりました。主な増加要因は長期借入れによる収入3,125,845千円であり、主な減少要因は短期借入金の返済による支出1,080,000千円、長期借入金の返済による支出1,011,663千円であります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社では生産業務は行っておりませんので、該当事項はありません。
b. 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部売上高を除いた数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
d. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、下記の通りとなります。
a. 当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、2020年3月に譲受したオリジナルタイトルや、IPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推移したこと等により、前期比で1,690,572千円増加し、11,840,739千円(前期比16.7%増)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、両セグメントとも100.0%となっております。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、主に、運用費の最適化やサービスのクローズ等の不採算タイトルの採算性向上を目指した取組みが奏功したことから、売上原価が前連結会計年度に比べ114,162千円減少し、7,843,744千円(前期比1.4%減)となりました。また、売上総利益率は、前連結会計年度に比べ12.2%増加し、33.8%となりました。
(営業利益)
費用対効果を重視した効率的な広告宣伝施策の展開や全社的なコスト最適化に取り組んだものの、賞与及び給与手当の増加や、新規事業開発の進展に伴う研究開発費の増加により、当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ368,942千円増加し、1,944,128千円(前年同期比23.4%増)となりました。前述の売上総利益の増加と併せ、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ1,435,792千円増加し、2,052,865千円(前期比232.7%増)となりました。
(経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前期まで当社の持分法適用会社であった株式会社バンダイナムコネクサスの持分法投資利益をがなくなった影響により、前連結会計年度に比べ63,361千円減少し、37,712千円(前期比62.7%減)となりました。営業外費用につきましては前期で計上していた事務所移転に係る費用等が減少したことから、前連結会計年度に比べ10,909千円減少し、71,347千円(前年同期比13.3%減)となりました。以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ1,383,340千円増加し、2,019,231千円(前期比217.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ610,017千円減少し、1,624,683千円(前期比128.4%増)となりました。
b. 当連結会計年度の財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は7,669,146千円となり、前連結会計年度末に比べ3,097,270千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が3,025,185千円増加したことによるものであります。固定資産は1,941,277千円となり、前連結会計年度末に比べ89,393千円増加いたしました。これは主にソフトウエアが359,152千円減少した一方で、ソフトウエア仮勘定が331,267千円、繰延税金資産が121,248千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は9,610,423千円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は5,755,106千円となり、前連結会計年度末に比べ1,499,891千円増加いたしました。これは主に銀行借入が1,058,337千円、未払法人税等が334,340千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は3,855,316千円となり、前連結会計年度末に比べ1,686,773千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益1,624,683千円を計上したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は39.5%(前連結会計年度末は32.9%)となりました。
c. 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d. 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりとなります。
e. 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、下記のとおりとなります。
ⅰ) 資本の財源
当社グループは現在、運転資金および設備投資資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。
ⅱ) キャッシュ・フロー計算書に基づく資金の流動性についての分析
当連結会計年度における状況につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの概況」に記載のとおりであります。
f. 経営戦略の現状と見通し
今後につきましては、引き続きスマートフォンの普及が拡大し、スマートフォン向けコンテンツ市場における競争の激化が予想されます。そうした環境下、当社グループは市場の急速な変化に対応し、多様化するユーザニーズを捉えたアプリおよびサービスの開発に努めるとともに、既存サービスの運用、新規事業開発の両面において、各事業領域間の連携を促進し、それぞれの有する強みを融合させることでシナジーを高め、事業の拡大に引き続き注力してまいります。
g. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
2021年1月28日公表の2021年3月期の連結業績予想の達成状況は以下のとおりとなります。売上高は計画比140百万円増(1.2%増)となりました。これは主に、運用ゲームの売上高が計画比で上回ったことによるものです。経常利益は計画比219百万円増(12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比224百万円増(16.0%増)となっており、いずれも主に上記の売上高の上振れによるものです。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当社グループが属するインターネットサービス業界を取り巻く環境は急速な変化を続けております。令和元年通信利用動向調査によると、令和元年(2019年)9月末時点で、スマートフォンを保有する世帯の割合は83.4%に達し、固定電話、パソコンの保有世帯割合を上回り、スマートフォンは現在の日常生活において最も主要な情報通信機器と位置付けられる状況になっております。また、令和元年(2019年)9月末時点で、スマートフォンを使用してインターネットを利用する人の割合は63.3%となり、50.4%のPCと並び、スマートフォンはインターネット利用における主要なデバイスと位置付けられています。このように、スマートフォンの急速な普及とインターネットデバイスとしての重要性が増していることを受け、インターネットサービス業界では、スマートフォン向けの新規サービスが次々と創出され、市場拡大と競争の激化が続いております。
こうした環境の下、当社グループはスマートフォン向けサービスの提供を主な事業と位置付け、既存サービスの拡充および新規サービスの開発に注力しております。主力事業のゲーム事業では、IPゲームに焦点を当てた戦略の下、新規IPゲームの開発・運用を通じた事業拡大に取り組んでおり、メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした新規サービスの開発・運用にも取り組んでおります。
当連結会計年度におきましては、引き続きIPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推移しました。前期末に譲受したオリジナルタイトル「ぼくとドラゴン」につきましても、運用チームの移行が順調に進み、またグループ一体となっての運用効率に向けた取り組みも功を奏し、引き続き安定的に収益寄与いたしました。同時に、不採算タイトルへの対応も着実に進み、ほぼ全タイトルが安定的に利益を計上する状態になり、主力のゲーム事業の収益性は一層向上、事業の安定性も増しております。
以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は11,840,739千円(前期比16.7%増)、営業利益は2,052,865千円(前期比232.7%増)、経常利益は2,019,231千円(前期比217.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,624,683千円(前期比128.4%増)となりました。当連結会計年度のセグメントごとの状況は次のとおりであります。
ゲーム事業
当事業セグメントはゲームの開発・運営が主要事業となっており、他社IPゲーム及びゲームプラットフォーム並びにオリジナルIPゲームの開発・運営を行っております。
他社IPゲームにつきましては、当連結会計年度を通じていずれのタイトルも安定的にユーザーの支持を集め、順調な推移を維持しました。オリジナルゲームにつきましても、配信開始から8年を迎える長期運用タイトル、及び前期末に譲受したタイトル「ぼくとドラゴン」を中心に売上水準を維持し、安定的に業績寄与しました。運用タイトルの増加、及び運用中タイトルの順調な推移を受け、売上高は前年同期比で増加いたしました。
利益につきましては、昨年より注力している不採算タイトルへの対応が一層進んだ他、運用効率化及び足元の経済情勢を鑑みた費用抑制の影響もあり、費用発生が前年同期比で減少した結果、営業利益は前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、売上高は11,756,206千円(前期比21.0%増)、セグメント利益は2,417,814千円(前期比177.6%増)となりました。引き続き主力事業である当セグメントの売上高、営業利益の増伸に努めてまいります。
メディア事業
メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』等、当社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねました。2020年9月には音楽領域での新たな試みである『AKROGRAM』、2020年12月にはtwitterを活用したマーケティングサービス『Rooot』や当社が過去大規模サービスの開発・運用から培ったノウハウを活かした「負荷テストサービス」をローンチするなど、開発を進めていた複数のサービスの提供が開始されております。
本事業セグメントの当連結会計年度業績については、売上高については広告事業からの撤退したことから、前年同期比で減少いたしました。費用については、新規サービスの多くが事業開発段階にあることから費用先行が続いており、開発の進展にともない前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、売上高は85,030千円(前期比80.3%減)、セグメント損失は364,451千円(前期はセグメント損失253,997千円)となりました。
今後につきましては、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指してまいります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,025,185千円増加し、5,283,892千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは3,196,465千円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上額2,019,231千円、減価償却費の計上額626,679千円、前受金の増加額136,190千円、前払費用の減少202,024千円、未払消費税等の増加額150,506千円であり、主な減少要因は売上債権の増加額109,752千円、法人税等の支払額181,823千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1,140,170千円の支出となりました。主な要因は無形固定資産の取得による支出536,254千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出326,000千円、敷金及び保証金の差入による支出215,704千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは968,890千円の収入となりました。主な増加要因は長期借入れによる収入3,125,845千円であり、主な減少要因は短期借入金の返済による支出1,080,000千円、長期借入金の返済による支出1,011,663千円であります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社では生産業務は行っておりませんので、該当事項はありません。
b. 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 仕入高 | 前年同期比(%) | |
| ゲーム事業(千円) | - | - |
| メディア事業(千円) | 48,310 | △86.3 |
| 合計(千円) | 48,310 | △86.3 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |||
| 受注高 | 前年同期比(%) | 受注残高 | 前年同期比(%) | |
| ゲーム事業(千円) | 11,756,206 | 21.0 | - | - |
| メディア事業(千円) | 89,333 | △79.3 | 4,800 | - |
| 合計(千円) | 11,845,539 | 16.7 | 4,800 | - |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部売上高を除いた数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
d. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ゲーム事業(千円) | 11,756,206 | 21.0 |
| メディア事業(千円) | 84,533 | △80.4 |
| 合計(千円) | 11,840,739 | 16.7 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社バンダイナムコエンターテインメント | 3,890,005 | 38.3 | 3,624,547 | 30.6 |
| 株式会社バンダイナムコネクサス | 2,118,358 | 20.8 | 2,639,924 | 22.3 |
| Apple,Inc. | 848,357 | 8.4 | 1,950,152 | 16.5 |
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、下記の通りとなります。
a. 当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、2020年3月に譲受したオリジナルタイトルや、IPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推移したこと等により、前期比で1,690,572千円増加し、11,840,739千円(前期比16.7%増)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、両セグメントとも100.0%となっております。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、主に、運用費の最適化やサービスのクローズ等の不採算タイトルの採算性向上を目指した取組みが奏功したことから、売上原価が前連結会計年度に比べ114,162千円減少し、7,843,744千円(前期比1.4%減)となりました。また、売上総利益率は、前連結会計年度に比べ12.2%増加し、33.8%となりました。
(営業利益)
費用対効果を重視した効率的な広告宣伝施策の展開や全社的なコスト最適化に取り組んだものの、賞与及び給与手当の増加や、新規事業開発の進展に伴う研究開発費の増加により、当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ368,942千円増加し、1,944,128千円(前年同期比23.4%増)となりました。前述の売上総利益の増加と併せ、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ1,435,792千円増加し、2,052,865千円(前期比232.7%増)となりました。
(経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前期まで当社の持分法適用会社であった株式会社バンダイナムコネクサスの持分法投資利益をがなくなった影響により、前連結会計年度に比べ63,361千円減少し、37,712千円(前期比62.7%減)となりました。営業外費用につきましては前期で計上していた事務所移転に係る費用等が減少したことから、前連結会計年度に比べ10,909千円減少し、71,347千円(前年同期比13.3%減)となりました。以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ1,383,340千円増加し、2,019,231千円(前期比217.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ610,017千円減少し、1,624,683千円(前期比128.4%増)となりました。
b. 当連結会計年度の財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は7,669,146千円となり、前連結会計年度末に比べ3,097,270千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が3,025,185千円増加したことによるものであります。固定資産は1,941,277千円となり、前連結会計年度末に比べ89,393千円増加いたしました。これは主にソフトウエアが359,152千円減少した一方で、ソフトウエア仮勘定が331,267千円、繰延税金資産が121,248千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は9,610,423千円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は5,755,106千円となり、前連結会計年度末に比べ1,499,891千円増加いたしました。これは主に銀行借入が1,058,337千円、未払法人税等が334,340千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は3,855,316千円となり、前連結会計年度末に比べ1,686,773千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益1,624,683千円を計上したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は39.5%(前連結会計年度末は32.9%)となりました。
c. 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d. 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりとなります。
e. 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、下記のとおりとなります。
ⅰ) 資本の財源
当社グループは現在、運転資金および設備投資資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。
ⅱ) キャッシュ・フロー計算書に基づく資金の流動性についての分析
当連結会計年度における状況につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの概況」に記載のとおりであります。
f. 経営戦略の現状と見通し
今後につきましては、引き続きスマートフォンの普及が拡大し、スマートフォン向けコンテンツ市場における競争の激化が予想されます。そうした環境下、当社グループは市場の急速な変化に対応し、多様化するユーザニーズを捉えたアプリおよびサービスの開発に努めるとともに、既存サービスの運用、新規事業開発の両面において、各事業領域間の連携を促進し、それぞれの有する強みを融合させることでシナジーを高め、事業の拡大に引き続き注力してまいります。
g. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
2021年1月28日公表の2021年3月期の連結業績予想の達成状況は以下のとおりとなります。売上高は計画比140百万円増(1.2%増)となりました。これは主に、運用ゲームの売上高が計画比で上回ったことによるものです。経常利益は計画比219百万円増(12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比224百万円増(16.0%増)となっており、いずれも主に上記の売上高の上振れによるものです。
| 指標(当初計画) | 2021年3月期 (計画) | 2021年3月期 (実績) | 2021年3月期 (計画比) |
| 売上高 | 11,700百万円 | 11,840百万円 | 140百万円 |
| 経常利益 | 1,800百万円 | 2,019百万円 | 219百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,400百万円 | 1,624百万円 | 224百万円 |