有価証券報告書-第15期(平成25年12月1日-平成26年11月30日)

【提出】
2015/02/27 10:24
【資料】
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【項目】
102項目

対処すべき課題

当社グループは、市場拡大が見込まれるロジスティクスアウトソーシングサービスや障がい者雇用支援サービス、シェア拡大が見込める人材派遣サービスを成長戦略の軸として再度成長を実現すべく、平成24年1月12日に前中期経営計画を発表し、粛々と施策を進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度において、売上高、利益ともに過去最高にせまる水準にまで回復してまいりました。
一方で、この3年間において当社を取り巻く環境は大きく変化しています。経済環境はデフレからインフレ基調への転換が進んでいるほか、産業構造の変化に合わせて成熟産業から成長産業への労働移動を促進する動きも加速しております。また、有効求人倍率が22年ぶりの高水準となるなど、労働力不足という当社グループが未経験の状況に直面しております。これらの外部環境の変化に対応し、継続的に成長できる経営基盤を構築することが当面の対処すべき課題となります。事業別の対応策は以下のとおりであります。
ビジネスソリューション事業では、主力サービスのロジスティクスアウトソーシングサービスにおいて、現場の生産性を左右する管理者の採用・育成に注力してまいります。また、需要が好調な障がい者雇用支援サービスについては、新農園候補地の確保に邁進してまいります。
人材ソリューション事業においては、顧客ニーズの変化に対応した新たな人材サービスを開発し、提供してまいります。また、エンドユーザーからのアウトソーシング案件の獲得を強化し、収益力を高めるとともに外部環境に左右されない顧客との強固なパートナーシップの構築を目指してまいります。