有価証券報告書-第28期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/27 9:31
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【項目】
150項目
経営成績等の状況の概要
(1)経営成績等
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な設備投資や雇用環境が改善を続ける中、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。一方で、原油価格の高騰や海外景気の減速を背景とした輸出の停滞色が強まりつつあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
外食業界におきましては、消費者の賃金水準の伸び悩みや将来不安は根強く、生活防衛意識や節約志向の定着化などにより個人消費の改善には繋がりにくい一方、人件費や物流費等のコスト上昇が深刻化するなど、引き続き厳しい経営環境で推移いたしました。
このような中、当社グループにおきましては、外食業の基本要素である商品の品質や接客能力の維持向上、店舗衛生の強化に愚直に取り組むとともに、新業態の実験及び既存業態のブラッシュアップに努めてまいりました。また、人員充足のための採用強化や外部環境に合わせた計画的な出店を進め、持続的な成長基盤づくりに注力してまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高700億73百万円(前期比1.4%増)、経常利益65億69百万円(同4.3%減)となりました。また、特別損益では、海外の非連結子会社に対する関係会社株式評価損7億49百万円及び同社に対する貸付金に係る貸倒引当金繰入額6億99百万円の計上もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は29億8百万円(同19.6%減)となりました。
なお、当社グループ全業態の当連結会計年度末の店舗数は、直営店888店舗、フランチャイズ店34店舗、合計922店舗体制となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
レストラン事業におきましては、ベーカリーレストランにつき、焼き立てパンをはじめとした商品の品質とサービスレベル向上のための教育に注力するとともに店舗指導の管理強化に取り組んでまいりました。店舗数につきましては、当連結会計年度中に「ベーカリーレストラン・サンマルク」直営店3店舗出店し、直営店45店舗、フランチャイズ店18店舗、計63店舗となりました。また、「ベーカリーレストラン・バケット」直営店2店舗出店し、これにより直営店106店舗となりました。
スパゲティ専門店「生麺工房鎌倉パスタ」につきましては、強みの生パスタのメニュー開発に注力し、セットメニューなどの見直しにより改善を進めてまいりました。当連結会計年度中に直営店8店舗出店し、これにより直営店207店舗となりました。
回転ずし「すし処函館市場」につきましては、魅力のある創作寿司の開発や店舗オペレーションの見直しに注力してまいりました。当連結会計年度中に直営店1店舗出店し、直営店11店舗、フランチャイズ店5店舗、計16店舗となりました。
炒飯店「石焼炒飯店」につきましては、既存業態の継続的なブラッシュアップに取り組んでまいりました。店舗数につきましては、直営店28店舗となりました。
ドリア専門店「神戸元町ドリア」につきましては、店舗人員体制の整備とともにメニューのブラッシュアップにより、安定した運営力を収めてまいりました。当連結会計年度中に直営店3店舗出店し、これにより直営店37店舗となりました。
この結果、レストラン事業売上高は383億71百万円(前期比1.5%増)、営業利益は43億円(同5.3%増)となりました。
喫茶事業におきましては、コーヒーショップ「サンマルクカフェ」につき、主力のベーカリーアイテムの充実を図るとともに人員の採用強化や研修制度の充実などに努めてまいりました。出店につきましては、当連結会計年度中に「サンマルクカフェ」直営店12店舗出店し、これにより直営店395店舗、フランチャイズ店9店舗、計404店舗となりました。
フルサービス喫茶の「倉式珈琲店」につきましては、定期的なドリンク商品の拡充の他、食事需要に対応するためのフードメニューの充実を図ってまいりました。当連結会計年度中に直営店11店舗出店、フランチャイズ店1店舗出店し、これにより直営店53店舗、フランチャイズ店2店舗、計55店舗となりました。
この結果、喫茶事業売上高は313億93百万円(前期比0.5%増)、営業利益は35億80百万円(同10.1%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益46億57百万円の確保がありましたが、事業拡充に伴う新規出店の有形固定資産取得27億72百万円の支出、自己株式の取得23億22百万円、配当金の支払13億76百万円等により、前連結会計年度に比べ91百万円増加(0.7%増)し、135億72百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は77億93百万円となり、前連結会計年度に比べ9億40百万円の増加(13.7%増)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益が46億57百万円となったこと及び減価償却費が34億8百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は36億40百万円となり、前連結会計年度に比べ3億24百万円の増加(9.8%増)となりました。
これは主に、新規出店に伴う有形固定資産の取得による支出が27億72百万円となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は40億61百万円となり、前連結会計年度に比べ23億38百万円増加(135.7%増)となりました。
これは主に、自己株式の取得による支出23億22百万円及び配当金の支払額13億76百万円によるものであります。
店舗数・仕入・販売等の実績
(1)地域別店舗数の実績
2019年3月31日現在

地域別北海道・
東北地区
関東地区中部地区関西地区中国・四国地区九州地区合 計
区 分
セグメント
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
期末店舗数
(店)
前期末比較
(店)
直営店
レストラン23+1184+453-199-447-28+2434+2
喫茶18-220+1148+284-45+133-448+14
41+1404+15101+1183-492+161+2882+16
フランチャイズ店
レストラン--3-4-14-81-1-123-9
喫茶--4-11-5-1+1--11-
--7-15-19-82+11-134-9
合計41+1411+14106+1202-1294+262+1916+7

(注)1.レストラン事業は、ベーカリーレストラン・サンマルク、すし処函館市場等、ベーカリーレストラン・バケット等、生麺工房鎌倉パスタ等、石焼炒飯店等及び神戸元町ドリア等から構成されております。
2.喫茶事業は、サンマルクカフェ及び倉式珈琲店から構成されております。
3.上記の店舗の他に、当社が運営中の実験業態として、瀬戸内製パン1店舗及び奥出雲玄米食堂井上3店舗、ザ・シーズン1店舗、天清1店舗の計6店舗があります。
(2)仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)

セグメント金額前年同期比(%)
レストラン9,106,014101.0
喫茶6,048,95598.4
合計15,154,97099.9

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)

セグメント金額前年同期比(%)
レストラン38,371,141101.5
喫茶31,393,344100.5
合計69,764,486101.0

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(4)種類別販売実績
当連結会計年度の種類別販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)

種類直営店売上ロイヤリティ収入FC関連等売上合計
金額前年同期比(%)金額前年同期比(%)金額前年同期比(%)金額前年同期比(%)
レストラン37,341,966102.0154,93477.4874,24186.338,371,141101.5
喫茶30,886,987100.550,64497.9455,713101.131,393,344100.5
合計68,228,953101.3205,57881.61,329,95490.869,764,486101.0

(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針につきましては、第5経理の状況に記載しております。
(2)財政状態の分析
①総資産
当連結会計年度末の総資産につきましては、営業活動による利益の確保等により590億34百万円で前連結会計年度末と比べ9億11百万円減少いたしました。
②流動資産
流動資産につきましては、189億37百万円で前連結会計年度末に比べ1億13百万円減少いたしました。これは主に売掛金が2億69百万円増加した一方、非連結子会社に対する短期貸付金が4億30百万円減少したこと等によるものであります。
③固定資産
固定資産につきましては、400億97百万円で前連結会計年度末に比べ7億98百万円減少いたしました。これは主に減価償却等により建物及び構築物が7億10百万円、非連結子会社の株式評価損等により投資有価証券が7億65百万円それぞれ減少した一方、繰延税金資産が4億15百万円増加したこと等によるものであります。
④流動負債
流動負債につきましては、81億69百万円で前連結会計年度末に比べ1億11百万円増加いたしました。これは主に未払金が2億36百万円増加した一方、未払法人税等が1億98百万円減少したこと等によるものであります。
⑤固定負債
固定負債につきましては、41億57百万円で前連結会計年度末に比べ2億20百万円減少いたしました。これは事業拡充のための直営店出店に伴う資産除去債務が1億8百万円増加した一方、長期未払金が3億61百万円減少したこと等によるものであります。
⑥純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、利益剰余金の増加等により467億8百万円で前連結会計年度末と比べ8億2百万円減少いたしました。
(3)経営成績の分析
①売上高
売上高は700億73百万円で前期比プラス1.4%となりました。売上高の増加は、前連結会計年度及び当連結会計年度におけるサンマルクカフェ、生麺工房鎌倉パスタ、倉式珈琲店等の新規出店店舗の売上が寄与いたしました。セグメント別では、レストラン事業が383億71百万円、前期比プラス1.5%、喫茶事業が313億93百万円、前期比プラス0.5%となりました。
②売上原価
売上原価は152億48百万円であり、売上原価率が21.8%で前連結会計年度の22.0%と比較し0.2ポイントの改善となりました。この主な要因は、サンマルクカフェ等の粗利益率が相対的に高い業態のウエイトが上がっていることなどによるものであります。
③販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は484億16百万円であり、売上販管比率が69.1%で前連結会計年度の68.3%と比較し、0.8ポイントの悪化となりました。この主な要因は、求人費の増加や教育研修の継続、正社員の補充などの人員体制の整備・充実に伴う人件費の増加等によるものであります。
④営業利益
上記の結果、営業利益は64億8百万円で前期比マイナス4.9%となりました。セグメント別では、レストラン事業43億円で前期比プラス5.3%、喫茶事業35億80百万円で前期比マイナス10.1%となりました。
⑤営業外収益・営業外費用
営業外収益は3億58百万円で前期比67百万円増加いたしました。これは主に債務勘定整理益が70百万円増加したこと等によるものであります。
営業外費用は1億97百万円で前期比35百万円増加いたしました。これは主に支払賃借料が18百万円増加したこと等によるものであります。
⑥経常利益
以上の結果、経常利益は65億69百万円で前期比マイナス4.3%となりました。
⑦特別損失
特別損失は20億15百万円で前期比8億38百万円増加いたしました。これは主に関係会社株式評価損7億49百万円、海外の非連結子会社に対する貸付金に係る貸倒引当金繰入額6億99百万円、固定資産除却損2億54百万円、減損損失2億37百万円等によるものであります。
⑧親会社株主に帰属する当期純利益
法人税、住民税及び事業税は21億59百万円で前期比4億1百万円減少いたしました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は29億8百万円で前期比マイナス19.6%となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、設備投資資金は内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを充当し、土地取得を伴う出店やM&A等、特別に多額な資金需要が発生した場合にはエクイティファイナンス等による調達手段を検討し対応することを基本としております。
当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー77億93百万円の確保、投資活動によるキャッシュ・フロー36億40百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー40億61百万円の支出等により当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は135億72百万円となり、前連結会計年度に比べ91百万円増加いたしました。

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