有価証券報告書-第35期(2025/04/01-2026/03/31)
経営成績等の状況の概要
(1)経営成績等
当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの継続による所得環境の改善や堅調なインバウンド需要を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商・金融政策の動向、中東情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ情勢の長期化などに伴う地政学リスクの高まりに加え、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、為替変動の影響等により、先行き不透明な状況が継続しております。
外食業界におきましては、インバウンド需要や人流は底堅く推移したものの、原材料費の高騰や人件費の上昇に加え、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりも見られ、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような状況の下、当社グループにおきましては、2025年11月に更新した中期経営計画に基づき、既存事業の競争力強化と新たな成長基盤の構築に取り組んでまいりました。
鎌倉パスタ業態におきましては、派生業態の展開およびグランドメニューのリニューアルを通じて商品力の強化を図るとともに、店舗改装を進めることで顧客体験価値の向上に努めてまいりました。サンマルクカフェ業態におきましては、期間限定商品の開発や価格戦略の最適化により客数及び客単価の向上を図り、既存店の収益力強化に取り組んでまいりました。
また、第三の柱として位置付ける牛カツ定食業態におきましては、京都勝牛業態は国内外での出店を進める一方、牛かつもと村業態は国内での出店を中心に展開し、それぞれのブランド特性に応じた成長戦略を推進することで、グループ全体の企業価値向上に貢献してまいりました。
さらに、全社的な取り組みとして、商品開発力の強化や価格の適正化に加え、原材料費のコントロールを含むコストマネジメントの徹底に取り組むとともに、独自アプリを展開している一部業態を除き、グループ統合アプリの導入を通じて各業態の認知度向上及び利用頻度の増加を図り、売上基盤の強化に努めてまいりました。なお、独自アプリを展開している業態につきましても、今後はグループ統合アプリの対象として検討を進めてまいります。
これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高884億32百万円(前期比24.7%増)、経常利益50億58百万円(前期比31.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億5百万円(前期比6.5%増)となりました。
なお、期中に当社グループ全業態で合計34店舗を出店し、当連結会計年度末の店舗数は、直営店814店舗、フランチャイズ店54店舗、合計868店舗体制となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
レストラン事業におきましては、「ベーカリーレストラン・サンマルク」は、引き続き不採算店舗の整理に取り組みつつ、美術館レストランへのリニューアルの実験を行うなど業績改善に取り組んでまいりました。店舗数につきましては、直営店29店舗、フランチャイズ店6店舗、計35店舗となりました。また、「ベーカリーレストラン・バケット」は、業績が堅調に推移する中、店内づくりのパンにこだわった新たなベーカリーカフェ業態の開発に取り組んでまいりました。当連結会計年度中に直営店5店舗出店し、これにより直営店72店舗となりました。
スパゲティ専門店につきましては、主力業態である「生麺専門鎌倉パスタ」並びに派生業態である「てっぱんのスパゲッティ」及び「おだしもん」の出店に注力するとともに、二年ぶりにグランドメニューのリニューアルを行いました。当連結会計年度中に直営店6店舗出店し、これにより直営店210店舗となりました。
手握り回転ずし「すし処函館市場」につきましては、鮮度を重視した季節限定商品の開発及びSNSの活用による販促への注力等により業績は堅調に推移いたしました。店舗数につきましては、直営店5店舗、フランチャイズ店4店舗、計9店舗となりました。
ドリア専門店「神戸元町ドリア」につきましては、その専門性を活かし、若年層に人気の「チーズ&ドリア.スイーツ」とともに出店を進める一方で、中華業態「台湾小籠包」につきましては、引き続き不採算店舗の整理に取り組んでまいりました。当連結会計年度中に直営店2店舗出店し、これにより直営店55店舗となりました。
当社の実験業態の店舗数につきましては、直営店5店舗となりました。
牛カツ定食業態をメインとする株式会社京都勝牛につきましては、国内外の旺盛な出店需要を背景に当連結会計年度中に直営店6店舗、フランチャイズ店6店舗、計12店舗出店し、これにより直営店69店舗、フランチャイズ店34店舗、計103店舗となりました。また、株式会社牛かつもと村の店舗数につきましては、国内出店の進展により順調に推移し、当連結会計年度中に直営店6店舗を出店し、直営店36店舗となりました。
この結果、レストラン事業売上高は599億69百万円(前期比35.9%増)、営業利益は44億68百万円(前期比17.3%増)となりました。
喫茶事業におきましては、セルフサービス喫茶の「サンマルクカフェ」につきましては、引き続きパンを中心とした施策及び期間限定商品等の開発に取り組むとともに、実験業態である「サンマルクカフェ&茶」、新たな調理オペレーションである「ツーオーダー方式」の導入店舗の実験に取り組みました。当連結会計年度中に直営店8店舗を出店し、直営店281店舗、フランチャイズ店8店舗、計289店舗となりました。
フルサービス喫茶の「倉式珈琲店」につきましては、和の要素を取り入れたフードメニューの充実等により、ビジネスモデルの立て直しに取り組んでまいりました。店舗数につきましては、直営店46店舗、フランチャイズ店2店舗、計48店舗となりました。
喫茶文化の継承を軸とする「La Madrague」につきましては、店舗運営の見直しにより収益性の改善に取り組みました。当連結会計年度中に直営店1店舗を出店し、店舗数は直営店6店舗となりました。なお、株式会社La Madragueにつきましては、連結財務諸表に与える影響が軽微であったことから、連結の範囲に含めておりませんでしたが、当連結会計年度において新規出店を行うなど、今後は重要性が増すことを考慮し、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。
この結果、喫茶事業売上高は284億62百万円(前期比6.3%増)、営業利益は30億27百万円(前期比35.3%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形固定資産の取得による支出や借入れの返済による支出があった一方、営業活動による資金の獲得があったことから、前連結会計年度に比べ6億25百万円増加(4.4%増)し、148億72百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は85億79百万円となり、前連結会計年度と比べ28億27百万円の増加(49.2%増)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益47億25百万円、減価償却費46億94百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は32億31百万円となり、前連結会計年度に比べ195億17百万円の減少(85.8%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出26億69百万円の計上によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は47億59百万円となり、前連結会計年度に比べ193億40百万円の減少(前期は145億81百万円の獲得)となりました。
これは、借入金の返済による支出24億45百万円(借入れによる収入との純額)、自己株式の取得による支出11億83百万円、配当金の支払額11億25百万円の計上があったことによるものであります。
店舗数・仕入・販売等の実績
(1)地域別店舗数の実績
(注)1.レストラン事業は、ベーカリーレストラン・サンマルク、すし処函館市場等、ベーカリーレストラン・バケット等、生麺専門鎌倉パスタ等、神戸元町ドリア等、牛カツ京都勝牛等、牛かつもと村等及び実験事業から構成されております。
2.喫茶事業は、サンマルクカフェ、倉式珈琲店、La Madrague及び実験事業から構成されております。
(2)仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(3)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(4)種類別販売実績
当連結会計年度の種類別販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1)重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成にあたり、経営者は、決算日における資産及び負債の報告金額、偶発資産及び負債の開示、報告期間における収益及び費用の報告金額に影響を与える様な見積りを行う必要があります。見積りは、過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき行っており、他の情報源からは得られない資産及び負債の帳簿価額について当社及び連結子会社の判断の基礎となっています。ただし、前提条件や事業環境などに変化が見られた場合には、見積りと将来の実績が異なることもあります。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
(2)財政状態の分析
①総資産
当連結会計年度末の総資産につきましては、M&Aの実施に伴うのれん及び商標権の償却等により704億53百万円で前連結会計年度末と比べ10億8百万円減少いたしました。
②流動資産
流動資産につきましては、222億84百万円で前連結会計年度末に比べ11億86百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が6億25百万円、売掛金が4億72百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。
③固定資産
固定資産につきましては、481億68百万円で前連結会計年度末に比べ21億95百万円減少いたしました。これは主にM&Aの実施に伴い発生したのれん及び商標権の償却によりのれんが17億32百万円、商標権が4億52百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります。
④流動負債
流動負債につきましては、136億73百万円で前連結会計年度末に比べ26億76百万円減少いたしました。これは主にM&Aに伴う借入金の返済及び借換により、短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が36億49百万円減少したこと等によるものであります。
⑤固定負債
固定負債につきましては、252億91百万円で前連結会計年度末に比べ10億35百万円増加いたしました。これは主にM&Aに伴う借入金の返済及び借換により、長期借入金が12億3百万円増加したこと等によるものであります。
⑥純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び自己株式の取得等により314億88百万円で前連結会計年度末と比べ6億31百万円増加いたしました。
(3)経営成績の分析
①売上高
売上高は884億32百万円で前期比プラス24.7%となりました。売上高は、前連結会計年度に実施したM&A業態の業績が通期で売上貢献したことに加え、各業態における競争力強化に向けた取り組みが奏功したことにより、プラスとなりました。セグメント別では、レストラン事業が599億69百万円、前期比プラス35.9%、喫茶事業が284億62百万円、前期比プラス6.3%となりました。
②売上原価
売上原価は236億99百万円であり、売上原価率が26.8%で前連結会計年度の24.9%と比較しやや悪化しました。これは、M&Aを実施した業態の原価率が当社既存業態の原価率よりも高いことによるものであります。③販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は595億83百万円であり、売上販管比率が67.4%で前連結会計年度の69.9%と比較し、2.5ポイントの良化となりました。この主な要因は、売上の増加に伴い人件費、地代家賃、減価償却費といった固定費の性質を持つ費用の売上に占める割合が減少したことによるものであります。
④営業利益
上記の結果、営業利益は51億49百万円(前年同期比41.3%増)となりました。セグメント別では、レストラン事業44億68百万円(前年同期比17.3%増)、喫茶事業30億27百万円(前年同期比35.3%増)となりました。⑤営業外収益・営業外費用
営業外収益は3億86百万円で前期比1億19百万円減少いたしました。これは主に受取補償金が82百万円減少したこと等によるものであります。 営業外費用は4億77百万円で前期比1億65百万円増加いたしました。これは主に支払利息が2億24百万円増加したこと等によるものであります。
⑥経常利益
以上の結果、経常利益は50億58百万円(前年同期比31.8%増)となりました。
⑦特別利益・特別損失
特別利益は1億19百万円で前期比1億18百万円増加いたしました。これは当社連結子会社において飲食店運営事業の一部を譲渡したことによる事業譲渡益を1億19百万円計上したこと等によるものであります。
特別損失は4億52百万円で前期比4億56百万円減少いたしました。これは主に減損損失が1億33百万円減少したこと等によるものであります。
⑧親会社株主に帰属する当期純利益
法人税、住民税及び事業税は18億93百万円で前期比9億17百万円増加いたしました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は27億5百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、設備投資資金は内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを充当し、土地取得を伴う出店やM&A等、特別に多額な資金需要が発生した場合には金融機関からの借入金及びエクイティファイナンス等による調達手段を検討し対応することを基本としております。
当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー85億79百万円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フロー32億31百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー47億59百万円の支出等により当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は148億72百万円となり、前連結会計年度に比べ6億25百万円増加いたしました。
(5)経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況
当社グループは、企業価値を持続的に高めていくことが経営上の重要課題であると認識しています。
当連結会計年度における、計画の達成状況は以下のとおりになります。
(1)経営成績等
当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの継続による所得環境の改善や堅調なインバウンド需要を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商・金融政策の動向、中東情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ情勢の長期化などに伴う地政学リスクの高まりに加え、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、為替変動の影響等により、先行き不透明な状況が継続しております。
外食業界におきましては、インバウンド需要や人流は底堅く推移したものの、原材料費の高騰や人件費の上昇に加え、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりも見られ、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような状況の下、当社グループにおきましては、2025年11月に更新した中期経営計画に基づき、既存事業の競争力強化と新たな成長基盤の構築に取り組んでまいりました。
鎌倉パスタ業態におきましては、派生業態の展開およびグランドメニューのリニューアルを通じて商品力の強化を図るとともに、店舗改装を進めることで顧客体験価値の向上に努めてまいりました。サンマルクカフェ業態におきましては、期間限定商品の開発や価格戦略の最適化により客数及び客単価の向上を図り、既存店の収益力強化に取り組んでまいりました。
また、第三の柱として位置付ける牛カツ定食業態におきましては、京都勝牛業態は国内外での出店を進める一方、牛かつもと村業態は国内での出店を中心に展開し、それぞれのブランド特性に応じた成長戦略を推進することで、グループ全体の企業価値向上に貢献してまいりました。
さらに、全社的な取り組みとして、商品開発力の強化や価格の適正化に加え、原材料費のコントロールを含むコストマネジメントの徹底に取り組むとともに、独自アプリを展開している一部業態を除き、グループ統合アプリの導入を通じて各業態の認知度向上及び利用頻度の増加を図り、売上基盤の強化に努めてまいりました。なお、独自アプリを展開している業態につきましても、今後はグループ統合アプリの対象として検討を進めてまいります。
これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高884億32百万円(前期比24.7%増)、経常利益50億58百万円(前期比31.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億5百万円(前期比6.5%増)となりました。
なお、期中に当社グループ全業態で合計34店舗を出店し、当連結会計年度末の店舗数は、直営店814店舗、フランチャイズ店54店舗、合計868店舗体制となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
レストラン事業におきましては、「ベーカリーレストラン・サンマルク」は、引き続き不採算店舗の整理に取り組みつつ、美術館レストランへのリニューアルの実験を行うなど業績改善に取り組んでまいりました。店舗数につきましては、直営店29店舗、フランチャイズ店6店舗、計35店舗となりました。また、「ベーカリーレストラン・バケット」は、業績が堅調に推移する中、店内づくりのパンにこだわった新たなベーカリーカフェ業態の開発に取り組んでまいりました。当連結会計年度中に直営店5店舗出店し、これにより直営店72店舗となりました。
スパゲティ専門店につきましては、主力業態である「生麺専門鎌倉パスタ」並びに派生業態である「てっぱんのスパゲッティ」及び「おだしもん」の出店に注力するとともに、二年ぶりにグランドメニューのリニューアルを行いました。当連結会計年度中に直営店6店舗出店し、これにより直営店210店舗となりました。
手握り回転ずし「すし処函館市場」につきましては、鮮度を重視した季節限定商品の開発及びSNSの活用による販促への注力等により業績は堅調に推移いたしました。店舗数につきましては、直営店5店舗、フランチャイズ店4店舗、計9店舗となりました。
ドリア専門店「神戸元町ドリア」につきましては、その専門性を活かし、若年層に人気の「チーズ&ドリア.スイーツ」とともに出店を進める一方で、中華業態「台湾小籠包」につきましては、引き続き不採算店舗の整理に取り組んでまいりました。当連結会計年度中に直営店2店舗出店し、これにより直営店55店舗となりました。
当社の実験業態の店舗数につきましては、直営店5店舗となりました。
牛カツ定食業態をメインとする株式会社京都勝牛につきましては、国内外の旺盛な出店需要を背景に当連結会計年度中に直営店6店舗、フランチャイズ店6店舗、計12店舗出店し、これにより直営店69店舗、フランチャイズ店34店舗、計103店舗となりました。また、株式会社牛かつもと村の店舗数につきましては、国内出店の進展により順調に推移し、当連結会計年度中に直営店6店舗を出店し、直営店36店舗となりました。
この結果、レストラン事業売上高は599億69百万円(前期比35.9%増)、営業利益は44億68百万円(前期比17.3%増)となりました。
喫茶事業におきましては、セルフサービス喫茶の「サンマルクカフェ」につきましては、引き続きパンを中心とした施策及び期間限定商品等の開発に取り組むとともに、実験業態である「サンマルクカフェ&茶」、新たな調理オペレーションである「ツーオーダー方式」の導入店舗の実験に取り組みました。当連結会計年度中に直営店8店舗を出店し、直営店281店舗、フランチャイズ店8店舗、計289店舗となりました。
フルサービス喫茶の「倉式珈琲店」につきましては、和の要素を取り入れたフードメニューの充実等により、ビジネスモデルの立て直しに取り組んでまいりました。店舗数につきましては、直営店46店舗、フランチャイズ店2店舗、計48店舗となりました。
喫茶文化の継承を軸とする「La Madrague」につきましては、店舗運営の見直しにより収益性の改善に取り組みました。当連結会計年度中に直営店1店舗を出店し、店舗数は直営店6店舗となりました。なお、株式会社La Madragueにつきましては、連結財務諸表に与える影響が軽微であったことから、連結の範囲に含めておりませんでしたが、当連結会計年度において新規出店を行うなど、今後は重要性が増すことを考慮し、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。
この結果、喫茶事業売上高は284億62百万円(前期比6.3%増)、営業利益は30億27百万円(前期比35.3%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形固定資産の取得による支出や借入れの返済による支出があった一方、営業活動による資金の獲得があったことから、前連結会計年度に比べ6億25百万円増加(4.4%増)し、148億72百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は85億79百万円となり、前連結会計年度と比べ28億27百万円の増加(49.2%増)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益47億25百万円、減価償却費46億94百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は32億31百万円となり、前連結会計年度に比べ195億17百万円の減少(85.8%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出26億69百万円の計上によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は47億59百万円となり、前連結会計年度に比べ193億40百万円の減少(前期は145億81百万円の獲得)となりました。
これは、借入金の返済による支出24億45百万円(借入れによる収入との純額)、自己株式の取得による支出11億83百万円、配当金の支払額11億25百万円の計上があったことによるものであります。
店舗数・仕入・販売等の実績
(1)地域別店舗数の実績
| 2026年3月31日現在 |
| 地域別 | 北海道・東北地区 | 関東地区 | 中部地区 | 関西地区 | 中国・四国 地区 | 九州地区 | 海 外 | 合 計 | ||||||||
| 区 分 セグメント | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) | 期末店舗数 (店) | 前期末比較 (店) |
| 直営店 | ||||||||||||||||
| レストラン | 22 | - | 208 | △2 | 62 | △7 | 115 | 2 | 40 | - | 33 | △1 | - | - | 480 | △8 |
| 喫茶 | 13 | - | 155 | 3 | 36 | - | 68 | 7 | 39 | - | 23 | △1 | - | - | 334 | 9 |
| 計 | 35 | - | 363 | 1 | 98 | △7 | 183 | 9 | 79 | - | 56 | △2 | - | - | 814 | 1 |
| フランチャイズ店 | ||||||||||||||||
| レストラン | - | - | 2 | △1 | 4 | △1 | 12 | △1 | 1 | - | - | - | 25 | - | 44 | △3 |
| 喫茶 | - | - | 3 | - | - | - | 4 | - | 2 | - | 1 | - | - | - | 10 | - |
| 計 | - | - | 5 | △1 | 4 | △1 | 16 | △1 | 3 | - | 1 | - | 25 | - | 54 | △3 |
| 合計 | 35 | - | 368 | - | 102 | △8 | 199 | 8 | 82 | - | 57 | △2 | 25 | - | 868 | △2 |
(注)1.レストラン事業は、ベーカリーレストラン・サンマルク、すし処函館市場等、ベーカリーレストラン・バケット等、生麺専門鎌倉パスタ等、神戸元町ドリア等、牛カツ京都勝牛等、牛かつもと村等及び実験事業から構成されております。
2.喫茶事業は、サンマルクカフェ、倉式珈琲店、La Madrague及び実験事業から構成されております。
(2)仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| (単位:千円) |
| セグメント | 金額 | 前年同期比(%) | |
| レストラン | 17,510,432 | 149.0 | |
| 喫茶 | 6,253,343 | 105.7 | |
| 合計 | 23,763,776 | 134.5 | |
(3)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| (単位:千円) |
| セグメント | 金額 | 前年同期比(%) | |
| レストラン | 59,969,788 | 135.9 | |
| 喫茶 | 28,462,623 | 106.3 | |
| 合計 | 88,432,412 | 124.7 | |
(4)種類別販売実績
当連結会計年度の種類別販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| (単位:千円) |
| 種類 | 直営店売上 | ロイヤリティ収入 | FC関連等売上 | 合計 | ||||
| 金額 | 前年同期比(%) | 金額 | 前年同期比(%) | 金額 | 前年同期比(%) | 金額 | 前年同期比(%) | |
| レストラン | 58,547,216 | 135.4 | 244,031 | 210.5 | 1,178,540 | 157.5 | 59,969,788 | 135.9 |
| 喫茶 | 27,948,024 | 106.3 | 50,161 | 108.2 | 464,438 | 103.7 | 28,462,623 | 106.3 |
| 合計 | 86,495,240 | 124.4 | 294,193 | 181.3 | 1,642,978 | 137.3 | 88,432,412 | 124.7 |
(注)主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1)重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成にあたり、経営者は、決算日における資産及び負債の報告金額、偶発資産及び負債の開示、報告期間における収益及び費用の報告金額に影響を与える様な見積りを行う必要があります。見積りは、過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき行っており、他の情報源からは得られない資産及び負債の帳簿価額について当社及び連結子会社の判断の基礎となっています。ただし、前提条件や事業環境などに変化が見られた場合には、見積りと将来の実績が異なることもあります。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
(2)財政状態の分析
①総資産
当連結会計年度末の総資産につきましては、M&Aの実施に伴うのれん及び商標権の償却等により704億53百万円で前連結会計年度末と比べ10億8百万円減少いたしました。
②流動資産
流動資産につきましては、222億84百万円で前連結会計年度末に比べ11億86百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が6億25百万円、売掛金が4億72百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。
③固定資産
固定資産につきましては、481億68百万円で前連結会計年度末に比べ21億95百万円減少いたしました。これは主にM&Aの実施に伴い発生したのれん及び商標権の償却によりのれんが17億32百万円、商標権が4億52百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります。
④流動負債
流動負債につきましては、136億73百万円で前連結会計年度末に比べ26億76百万円減少いたしました。これは主にM&Aに伴う借入金の返済及び借換により、短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が36億49百万円減少したこと等によるものであります。
⑤固定負債
固定負債につきましては、252億91百万円で前連結会計年度末に比べ10億35百万円増加いたしました。これは主にM&Aに伴う借入金の返済及び借換により、長期借入金が12億3百万円増加したこと等によるものであります。
⑥純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び自己株式の取得等により314億88百万円で前連結会計年度末と比べ6億31百万円増加いたしました。
(3)経営成績の分析
①売上高
売上高は884億32百万円で前期比プラス24.7%となりました。売上高は、前連結会計年度に実施したM&A業態の業績が通期で売上貢献したことに加え、各業態における競争力強化に向けた取り組みが奏功したことにより、プラスとなりました。セグメント別では、レストラン事業が599億69百万円、前期比プラス35.9%、喫茶事業が284億62百万円、前期比プラス6.3%となりました。
②売上原価
売上原価は236億99百万円であり、売上原価率が26.8%で前連結会計年度の24.9%と比較しやや悪化しました。これは、M&Aを実施した業態の原価率が当社既存業態の原価率よりも高いことによるものであります。③販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は595億83百万円であり、売上販管比率が67.4%で前連結会計年度の69.9%と比較し、2.5ポイントの良化となりました。この主な要因は、売上の増加に伴い人件費、地代家賃、減価償却費といった固定費の性質を持つ費用の売上に占める割合が減少したことによるものであります。
④営業利益
上記の結果、営業利益は51億49百万円(前年同期比41.3%増)となりました。セグメント別では、レストラン事業44億68百万円(前年同期比17.3%増)、喫茶事業30億27百万円(前年同期比35.3%増)となりました。⑤営業外収益・営業外費用
営業外収益は3億86百万円で前期比1億19百万円減少いたしました。これは主に受取補償金が82百万円減少したこと等によるものであります。 営業外費用は4億77百万円で前期比1億65百万円増加いたしました。これは主に支払利息が2億24百万円増加したこと等によるものであります。
⑥経常利益
以上の結果、経常利益は50億58百万円(前年同期比31.8%増)となりました。
⑦特別利益・特別損失
特別利益は1億19百万円で前期比1億18百万円増加いたしました。これは当社連結子会社において飲食店運営事業の一部を譲渡したことによる事業譲渡益を1億19百万円計上したこと等によるものであります。
特別損失は4億52百万円で前期比4億56百万円減少いたしました。これは主に減損損失が1億33百万円減少したこと等によるものであります。
⑧親会社株主に帰属する当期純利益
法人税、住民税及び事業税は18億93百万円で前期比9億17百万円増加いたしました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は27億5百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、設備投資資金は内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを充当し、土地取得を伴う出店やM&A等、特別に多額な資金需要が発生した場合には金融機関からの借入金及びエクイティファイナンス等による調達手段を検討し対応することを基本としております。
当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー85億79百万円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フロー32億31百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー47億59百万円の支出等により当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は148億72百万円となり、前連結会計年度に比べ6億25百万円増加いたしました。
(5)経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況
当社グループは、企業価値を持続的に高めていくことが経営上の重要課題であると認識しています。
当連結会計年度における、計画の達成状況は以下のとおりになります。
| 指標 | 2026年3月期 | 2026年3月期 |
| 実績 | 計画 | |
| 売上高(百万円) | 88,432 | 88,000 |
| 営業利益(百万円) | 5,149 | 5,000 |
| 営業利益率(%) | 5.8 | 5.7 |