四半期報告書-第18期第2四半期(平成27年3月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/07/15 9:17
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日(平成27年7月15日)現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費に持ち直しの兆しがみられる中、企業収益や雇用情勢に改善の動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
生鮮青果物流通業界では小売業の食料品販売額が概ね前年並みで推移し、情報サービス業界ではIT関連投資が増加傾向で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、効率的な営業活動を実施するとともに、イーサポートリンクシステムVer.2の開発、生鮮MDシステムの導入拡大、研究開発活動に努めてまいりました
以上の結果、生鮮MDシステムの利用料が増加したものの、運用保守費や人件費などが増加したことにより、売上高は22億54百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は3億31百万円(同6.9%減)、経常利益は3億51百万円(同2.7%減)、四半期純利益は1億73百万円(同8.3%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(システム事業)
輸入青果物サプライチェーン向けに提供するイーサポートリンクシステムにおきましては、現行システムの安定運用の継続と、イーサポートリンクシステムVer.2の開発を進めてまいりました。大手量販店デマンドチェーン向けに提供する生鮮MDシステムにおきましては、データ件数が順調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は12億6百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益は5億38百万円(同1.1%増)となりました。
(業務受託事業)
輸入青果物サプライチェーンの流通合理化を図るため、生産性の向上と業務の安定運用の継続に加え、業務の付加価値を高める取り組みを進めてまいりました。
以上の結果、売上高は9億22百万円(前年同期比1.4%減)、セグメント利益は3億50百万円(同7.7%減)となりました。
(農産物販売事業)
収益力の改善に向けて、新規販売先の開拓、集荷数及び販売数の拡大に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は1億24百万円(前年同期比32.1%増)、セグメント利益は1百万円(前年同期はセグメント損失22百万円)となりました。
(2)財政状態
① 資産の部
当第2四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末と比べて1億71百万円減少し、50億40百万円(前連結会計年度末比3.3%減)となりました。
内訳としては、流動資産が29億99百万円(同6.4%減)、固定資産が20億38百万円(同1.6%増)、繰延資産が3百万円(同14.8%減)となりました。
流動資産の主な減少要因は、売掛金が23百万円増加した一方、現金及び預金が2億20百万円減少したことによるものです。
固定資産の主な増加要因は、ソフトウエア仮勘定が82百万円増加した一方、ソフトウエアが28百万円減少したことによるものです。
② 負債の部
当第2四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末と比べて3億55百万円減少し、17億96百万円(同16.5%減)となりました。
内訳としては、流動負債が9億47百万円(同22.1%減)、固定負債が8億49百万円(同9.2%減)となりました。
流動負債の主な減少要因は、短期借入金が50百万円、未払法人税等が39百万円減少したことによるものです。
固定負債の主な減少要因は、社債が30百万円、長期借入金が59百万円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末と比べて1億83百万円増加し、32億43百万円(同6.0%増)となりました。
この結果、自己資本比率は64.4%となりました。
その主な増加要因は、四半期純利益を1億73百万円計上したことによるものです。
④ キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同四半期連結会計期間末に比して24百万円増加し、22億90百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は81百万円(前年同期は98百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益を3億50百万円、減価償却費を68百万円計上したこと、売上債権の増加額を29百万円、法人税等の支払額を2億14百万円計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億26百万円(前年同期は1億51百万円の支出)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出1億59百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1億75百万円(前年同期は3億6百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純減額50百万円、長期借入金の返済による支出59百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。