四半期報告書-第20期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

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2015/02/12 16:42
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35項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期)の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
(1)経営成績の分析
当社グループではコーポレートメッセージに「あなたの『出逢えてよかった』をつくる」を掲げ不動産情報サービス事業を中心に、地域情報や保険情報等、人々の生活に寄り添う様々な情報サービス事業を展開しております。
中期経営戦略の柱として「DB+CCS(データベース+コミュニケーション&コンシェルジュ・サービス)でGlobal Companyを目指す」をスローガンに掲げ、世の中に溢れている大量の情報を整理・蓄積・統合し、様々なデバイスを通じて一人ひとりにぴったりの情報を提供し、未来への一歩を支えるサービスづくりに取り組んでいます。
当第3四半期は、不動産情報サービス事業のうち、主力サービスである総掲載物件数No.1(注1)の不動産・住宅情報サイト『HOME'S』において、新規加盟店の開拓等による更なる物件数の増加や、積極的なプロモーション活動、WEB集客の最適化、サイトの改修等によるサイト訪問者数・問合せ数の増加に注力してまいりました。
また、平成26年11月28日付けで、スペイン本社の他に現地拠点をおかず、欧州・北米・南米・アジア地域の世界約40か国において、不動産・住宅、中古車、転職情報のアグリゲーションサイト(注2)を運営しているTrovit Search,S.L.の持分100%を取得し、同社を連結子会社化いたしました。
(注)1 フジサンケイビジネスアイ調べ(2014年3月31日掲載)
2 アグリゲーションサイトとは、複数のサイトの情報を集積し、サイト利用者が 1 つのサイトで一括して情報が閲覧できるサイトのことであります。
その結果、当第3四半期における連結業績は、売上高11,831,059千円(前年同四半期連結累計期間比13.7%増)、営業利益2,065,225千円(同6.3%減)、経常利益2,051,459千円(同6.9%減)、四半期純利益1,275,573千円(同0.5%減)となりました。
当第3四半期におけるセグメント毎の売上高及び営業損益は、以下のとおりであります。
(単位:千円)
セグメントの名称売上高営業損益
金額前年同四半期比(%)金額前年同四半期比(%)
(1) 不動産情報サービス事業11,712,576+13.62,120,202△5.8
(2) その他事業118,482+21.3△55,342(注2)

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
2 前年同四半期の営業損益は△47,017千円であります。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末(以下、当第3四半期末)における流動資産の残高は6,855,410千円となり、前連結会計年度末(以下、前期末)に比べ4,254,517千円減少しております。主な要因は、現金及び預金4,345,479千円の減少等であります。
(固定資産)
当第3四半期末における固定資産の残高は13,936,771千円となり、前期末に比べ11,636,717千円増加しております。主な要因は、のれんによる無形固定資産の増加10,918,782千円及び、ソフトウェア開発等による無形固定資産の増加546,026千円等であります。
以上の結果、当第3四半期末の資産合計は20,792,182千円となり、前期末に比べ7,382,199千円増加しております。
(流動負債)
当第3四半期末における流動負債の残高は9,283,303千円となり、前期末に比べ6,295,326千円増加しております。主な要因は、短期借入金の増加7,000,000千円及び、未払金の減少408,483千円や、賞与引当金の減少266,749千円等であります。
(固定負債)
当第3四半期末における固定負債の残高は189,294千円となり、前期末に比べ16,853千円増加しております。主な要因は、長期借入金の増加14,720千円等であります。
以上の結果、当第3四半期末の負債合計は9,472,597千円となり、前期末に比べ6,312,180千円増加しております。
(純資産)
当第3四半期末における純資産の残高は11,319,584千円となり、前期末に比べ1,070,019千円増加しております。主な要因は、四半期純利益による利益剰余金の増加1,275,573千円や、配当金の支払による利益剰余金の減少267,398千円であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
区分前第3四半期
連結累計期間
自 平成25年4月1日
至 平成25年12月31日
当第3四半期
連結累計期間
自 平成26年4月1日
至 平成26年12月31日
増減
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円)1,535,453849,788△685,665
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円)△483,863△13,029,883△12,546,019
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円)△107,8636,734,0136,841,876
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)(千円)944,780△5,444,624△6,389,404

当第3四半期末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、2,997,815千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は849,788千円となり、前年同期の結果増加した資金1,535,453千円と比べ、685,665千円の減少となりました。主な要因は、未払金の減少が557,757千円と前年同期に比べ642,699千円(前年同期は未払金の増加84,942千円)減少したことや、法人税等の支払額が1,033,019千円と前年同期に比べ31,242千円(前年同期は法人税等の支払額1,001,777千円)減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は13,029,883千円となり、前年同期の結果減少した資金483,863千円と比べ、12,546,019千円の減少となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出1,000,000千円の増加及び、連結の範囲の変更を伴う子会社持分の取得による支出11,254,129千円の増加等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は6,734,013千円となり、前年同期の結果減少した資金107,863千円と比べ、6,841,876千円の増加となりました。主な要因は、借入による収入7,000,000千円の増加及び、配当金の支払額145,309千円の減少等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期の研究開発費の総額は46,468千円であります。
(6)従業員数
当第3四半期において、Trovit Search,S.L.を連結の範囲に含めたことに伴い、従業員数が91名増加しております。