有価証券報告書-第28期(平成29年8月1日-平成30年7月31日)

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2018/10/25 14:23
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(平成29年8月1日~平成30年7月31日)におけるわが国経済は、海外経済の不安定性や金融市場の変動の影響はあるものの、国内経済においては、雇用、所得環境の改善も続いており、緩やかではありますが回復基調は続いております。当社グループが属する情報サービス業界においても、企業業績の改善傾向もあり、ソフトウェアに対する投資は増加していくものと期待されます。
このような状況のもと、当社グループは、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略とし取り組んでまいりました。
「CROSS-OVER シナジー」戦略は、当社グループが提唱してきた独自の提案スタイルで、「リアル」と「Web」それぞれの商材を複合的に提案することで、顧客の業務効率と販売力強化を実現するものであり、当社グループにとって商談時の競合力を強化するだけでなく、顧客満足度も向上させるものであります。この戦略効果により、当社グループが重視するストック型ビジネス商材の販売実績が大きく伸長し、利益体質の強化が図られております。
販売実績につきましては、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、東京、大阪、名古屋において「アラジンオフィス」の業種別セミナーを開催し、豊富な業種別の導入事例をもとに顧客毎に最適なシステム活用方法をご提案させていただくことで、受注実績も順調に推移いたしました。案件規模の大型化に伴い、売上計上に関し納期は長期化傾向にありますが、前期より順調に売上高は増加いたしました。
「Web」面では、複数ネットショップ一元管理ソフトである「CROSS MALL」について、新たなショッピングモールとの連携開発を当期も継続して取り組んでまいりました。今後も引き続き、複数モールとの連携機能強化を行うとともに、既存の顧客から機能面における要望を収集し、迅速に新機能として反映させることで、商品力を向上させ販売実績を伸ばしてまいります。また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフトである「CROSS POINT」につきましても、販売実績を伸ばしております。
当連結会計年度においても、継続して製品の開発に注力しており、先行投資として、将来における新たな技術開発による市場競争力向上に向け、研究開発費を計上しております。あわせて、島根県松江市に新たな研究開発拠点となる「アイル松江ラボ」を開設し、プログラミング言語「Ruby」によるシステムの強化を本格的に始動いたしました。今後は研究開発人員を増加し、研究開発活動の強化を図ってまいります。また、当連結会計年度において、東京証券取引所JASDAQ(グロース)から市場第二部への市場変更に伴う関連費用を計上したことにより、一時的に販売費及び一般管理費が増加いたしました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は売上高9,412,201千円(前年同期比9.2%増)、営業利益526,132千円(前年同期比21.8%増)、経常利益546,029千円(前年同期比19.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益336,808千円(前年同期比12.3%増)となり、当社グループの経営指標である売上高経常利益率は5.8%(前年同期は5.3%)となりました。また、当連結会計年度末の財政状態は、資産合計5,719,473千円(前年同期比2.8%増)、負債合計3,321,950千円(前年同期比2.6%減)、純資産合計2,397,522千円(前年同期比11.2%増)となり、財政状態の健全性及び長期的な安全性を示す自己資本比率は41.9%(前年同期は38.7%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて566,915千円減少し、1,371,355千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は217,330千円(前年同期は920,742千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益545,438千円、減価償却費286,208千円、退職給付に係る負債の増加109,010千円、売上債権の増加226,511千円、たな卸資産の増加300,721千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は451,430千円(前年同期は287,970千円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出149,974千円、無形固定資産の取得による支出234,061千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は332,814千円(前年同期は21,034千円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出220,008千円、配当金の支払額112,692千円等によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報については記載を省略しております。
事業といたしましては、システムソリューション事業、Webソリューション事業の2事業から構成されており、
「生産、受注及び販売の状況」に関しましては、事業別で開示しております。
イ.生産実績
当社グループのシステムソリューション事業及びWebソリューション事業における主たる業務は、システムの導
入、Webサイトの制作、及びそれらの導入後におけるサポート等であります。これらは顧客の注文に応じてサービ
ス及びサポートを提供するものであり受注形態は多岐にわたっております。このため、生産という概念が薄く、生
産実績を把握することは困難でありますので、記載を省略しております。
ロ.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績については、次のとおりであります。
事 業当連結会計年度
(自 平成29年8月1日
至 平成30年7月31日)
仕入高(千円)前年同期比(%)
システムソリューション事業1,982,769119.0
Webソリューション事業35,951109.8
合計2,018,721118.8

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ.受注実績
当連結会計年度の受注実績については、次のとおりであります。
事 業当連結会計年度
(自 平成29年8月1日
至 平成30年7月31日)
受注高
(千円)
前年同期比
(%)
受注残高
(千円)
前年同期比
(%)
システムソリューション事業8,642,875108.45,695,708110.3
Webソリューション事業1,326,997113.4197,350115.1
合計9,969,873109.05,893,058110.5

(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 システムソリューション事業の会費及びWebソリューション事業(一部除く)の受注につきましては、受注月の翌月に同額の売上が計上されるため、売上実績をもって、受注実績としております。
ニ.販売実績
当連結会計年度の販売実績については、次のとおりであります。
事 業当連結会計年度
(自 平成29年8月1日
至 平成30年7月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
システムソリューション事業8,111,038108.2
Webソリューション事業1,301,162115.7
合計9,412,201109.2

(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 主要な販売先への販売実績については総販売実績の100分の10未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。これら連結財務諸表の作成にあたって当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。なお、連結財務諸表等には将来に対する見積り等が含まれておりますが、これらは当連結会計年度末現在における当社グループの判断によるものであります。このような将来に対する見積り等は過去の実績や趨勢に基づき可能な限り合理的に判断したものでありますが、判断時には予期し得なかった事象等の発生により、結果とは異なる可能性があります。
②財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末と比べて51,959千円減少し、4,024,528千円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金226,511千円、仕掛品205,906千円等が増加した一方、現金及び預金586,931千円等が減少したことによります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末と比べて206,013千円増加し、1,694,944千円となりました。これは主に、ソフトウエア116,019千円等が減少した一方、ソフトウエア仮勘定112,983千円、投資有価証券142,588千円等が増加したことによります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末と比べて16,865千円減少し、1,781,965千円となりました。これは主に、預り金15,532千円等が減少したことによります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末と比べて71,395千円減少し、1,539,984千円となりました。これは主に、長期借入金220,008千円が減少したことによります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて242,314千円増加し、2,397,522千円となりました。これは主に、剰余金の配当112,692千円等による減少があった一方、親会社株主に帰属する当期純利益336,808千円等による増加があったことによります。
③経営成績の分析
(売上高)
売上高は、前年同期比9.2%増の9,412,201千円となりました。これは、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を業種別に継続して進めてきたこと、パートナー企業との連携に加え、「アラジンオフィス」の業種別セミナー及び展示会の開催、豊富な業種別の導入事例をもとに顧客ごとに最適なシステム活用方法を提案したことにより、売上高が順調に推移したことによります。また、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」は、前期以前に続き新たなショッピングモールとの連携が進んだことに加え、既存の顧客から収集した機能面の要望を反映することで商品力を向上したことにより、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」と共に、継続して実績面において伸長したことによるものであります。
(売上原価・販売費及び一般管理費・営業利益)
売上原価は、前年同期比4.3%増の5,519,710千円となりました。これは主に当期商品仕入高319,247千円、外注加工費89,805千円、給与手当等の人件費20,350千円の増加等によります。販売費及び一般管理費は、前年同期比16.2%増の3,366,358千円となりました。これは主に、給与手当等の人件費243,108千円の増加等によります。以上の結果、営業利益は、前年同期比21.8%増の526,132千円となりました。
(営業外収益・営業外費用・経常利益)
営業外収益は、前年同期比15.5%減の24,165千円となりました。これは主に、前連結会計年度に発生した投資有価証券売却益3,194千円が未発生となったこと等によります。また、営業外費用は、前年同期比13.2%減の4,268千円となりました。これは主に、支払利息345千円の減少等によります。これらにより、経常利益は、前年同期比19.8%増の546,029千円となりました。
(特別利益・特別損失・法人税等・親会社株主に帰属する当期純利益)
特別利益の発生はありません(前年同期も未発生)。また、特別損失は591千円(前年同期は146千円)となりました。これは、固定資産除却損444千円の増加によります。これらにより、税金等調整前当期純利益は前年同期比19.7%増の545,438千円となり、法人税、住民税及び事業税や法人税等調整額を差し引いた結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比12.3%増の336,808千円となりました。
④資本の財源及び資金の流動性についての分析
イ.資本の財源
当社グループは、運転資金、設備資金等の所要資金につきましては、原則として自己資金で賄うこととしております。M&Aや本社移転等の一時的な資金需要が生じた場合には、主に金融機関による長期借入により資金を調達しております。
ロ.資金の流動性
資金の流動性についての分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照ください。

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