有価証券報告書-第16期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/28 11:16
【資料】
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【項目】
165項目
<指標及び目標>当社グループは、気候変動に関するリスク・機会を管理するための指標として、環境負荷に関する重要な要素である温室効果ガス排出量を考えています。また、気候変動に対する取り組みを推進し、環境への影響を最小限に抑えるため、当社グループによる温室効果ガス排出量の削減に加えて、サプライチェーン全体での削減に向けた取り組みも重要であると考えています。
(Scope1、2排出量)
GHGプロトコルの基準に基づき、2022年度を基準年度として、当社及び連結子会社8社の直接排出(Scope1)と間接排出(Scope2)の排出量を算定しました。これにより、当社及び連結子会社8社は使用電力をCO2排出量削減プランに切り替えるなど、環境負荷の低減に向けた取り組みを推進しています。そして、2024年5月、当社グループは温室効果ガス排出量削減目標として、2050年度までに実質ゼロ、2030年度までに2022年度比47%削減(内訳は、航空2社合計で4%削減、その他会社合計で70%削減)を設定しました。
(Scope3排出量)
GHGプロトコルの基準に基づき、2023年度のサプライチェーンを含む間接排出(Scope3)についても算定を行いました。今後、Scope3においても、2023年度を基準年とする温室効果ガス排出量削減目標を設定する予定です。
このように、当社グループでは、サステナビリティ推進委員会が中心となって、GHGプロトコルの基準に基づいた温室効果ガス排出量の算定と、中長期的な温室効果ガス排出量削減目標の設定及びその達成のための取り組みを推進し、気候変動への対応を引き続き行っていきます。
〇温室効果ガス排出量の削減目標と実績
0102010_006.png(注)2023年度、当社グループはScope1・2の排出量算出の精緻化に向けた取り組みを行い、その結果を反映して2023年度の排出量を新たに算出しました。また、2022年度のScope1についても、精緻化の取り組みに基づき排出量をより適正な数値に変更しました。