有価証券報告書-第17期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度の経営環境は、米国の通商・経済政策の動向や中国経済の成長鈍化、地政学的リスクの長期化等により、先行き不透明な状況が継続しました。
国内経済においては、物価上昇が個人消費に影響を与える一方、インバウンド需要の回復や雇用環境の改善、企業の賃上げ・設備投資の増加を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
このような中、 SBI新生銀行グループは2025年度から2027年度を対象期間とする中期経営計画を策定し、「次世代の金融、共に築き切り拓く未来」を中期ビジョンに掲げ、「融合と連携の進化」、「量質転化の追求」、「堅牢かつ柔軟な経営基盤」、「サステナビリティ経営の深化」を基本戦略として、計画達成に向けてグループ一体となって各種施策に取り組んでおります。
当連結会計年度の業績につきましては、営業収益は106,635百万円(前連結会計年度比12.2%増)、営業費用は88,869百万円(同2.1%増)となりました。この結果、営業利益は17,766百万円(同122.7%増)、経常利益は17,815百万円(同122.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は15,987百万円(同99.3%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
ショッピングクレジット
当セグメントにつきましては、オート(リースを含む)、住宅用太陽光発電システム、宝石・貴金属、事務機器・業務用機器、医療分野等を重点推進業種として位置づけ、調達金利の上昇を踏まえた適切な金利設定により、収益性の向上を図る営業戦略を推進してまいりました。
当セグメントにおける営業収益は55,990百万円(前連結会計年度は45,199百万円)、セグメント利益は12,190百万円(同5,586百万円)となりました。
カード
当セグメントにつきましては、Mastercard®最上位クラスのステータスクレジットカードである「LUXURY CARD」を中心とする拡大戦略に取り組んでまいりました。2025年8月には、日本航空株式会社(以下「JAL」という。)と提携し、JAL最高峰のメタルカード「JAL Luxury Card」の発行を開始いたしました。
当セグメントにおける営業収益は24,043百万円(前連結会計年度は22,980百万円)、セグメント利益は275百万円(同815百万円の損失)となりました。
ローン
当セグメントにつきましては、住宅購入時に必要な諸費用等を対象としたローン「マイホームプラン」の利用拡大に取り組んでまいりました。
当セグメントにおける営業収益は4,444百万円(前連結会計年度は4,464百万円)、セグメント利益は1,543百万円(同2,020百万円)となりました。
ペイメント
当セグメントにつきましては、手数料改定や新規獲得を通じた営業活動により、収益性の向上を図る取り組みを進めてまいりました。キャッシュレス化の進展や非対面・デジタル取引の需要拡大を背景に、主力のオートネットサービスおよび家賃サービスは引き続き堅調に推移しております。
当セグメントにおける営業収益は19,246百万円(前連結会計年度は19,339百万円)、セグメント利益は2,481百万円(同2,607百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,769百万円増加し、113,663百万円となりました。各活動におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
営業活動の結果増加した資金は、47,272百万円(前連結会計年度は138,158百万円の減少)となりました。これは主として、売上債権の減少によるものであります。
投資活動の結果減少した資金は、6,306百万円(前連結会計年度は4,752百万円の減少)となりました。これは主として、無形固定資産の取得によるものであります。
財務活動の結果減少した資金は、29,196百万円(前連結会計年度は131,086百万円の増加)となりました。これは主として、借入金等の減少によるものであります。
③ 営業実績
ア. セグメント別営業収益
(注)金額は、セグメント間の内部消去前の数値によっております。
イ. セグメント別取扱高
(注)1.セグメント別取扱高の範囲は、主として次のとおりであります。
アドオン方式の場合は、クレジット対象額または保障元本に手数料を加算した金額であります。リボルビング方式および残債方式の場合は、クレジット対象額、融資額または保証元本であります。ペイメントは、集金代行金額等であります。
2.金額は、セグメント間の内部消去後の数値によっております。
ウ. 融資における業種別貸出状況
エ. 融資における担保別貸出状況
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討結果
当社グループの当連結会計年度における経営成績等(前連結会計年度比)は、ショッピングクレジット事業を中心とする主力ビジネスの収益基盤の強化が進展したことにより、営業収益は増収となりました。営業費用は、営業関連費用等の抑制に伴う物件費の減少および利息返還損失引当金の戻し入れによりクレジットコストが減少した一方で、市場金利上昇に伴う金融費用の増加により、全体としては増加となりました。営業収益の増加が営業費用の増加を上回ったことから、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも増益となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としましては、貸倒引当金繰入額の増加や利息返還損失引当金の追加引当が挙げられます。
貸倒引当金につきましては、自己破産や企業倒産の増加など信用リスクの増大により、貸倒損失が想定を上回り、貸倒引当金繰入額が増加する可能性があります。引き続き厳格な与信運営と管理体制の高度化・効率化による回収強化に取り組み、貸倒引当金繰入額の抑制に努めてまいります。
利息返還損失引当金につきましては、利息返還実績の減少により、経営成績への影響は限定的になりつつあるものの、引き続きその動向には注視してまいります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりです。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループの資金調達につきましては、金融機関からの短期借入、長期借入のほか、短期社債、債権流動化などを活用し、調達手段を多様化しております。運転資金や短期の営業債権に対応する調達は、短期借入や短期社債を活用して機動的に運営する一方、長期の営業債権に対応する調達は、長期借入や債権流動化などを活用することで安定的な資金運営に努めております。
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度の経営環境は、米国の通商・経済政策の動向や中国経済の成長鈍化、地政学的リスクの長期化等により、先行き不透明な状況が継続しました。
国内経済においては、物価上昇が個人消費に影響を与える一方、インバウンド需要の回復や雇用環境の改善、企業の賃上げ・設備投資の増加を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
このような中、 SBI新生銀行グループは2025年度から2027年度を対象期間とする中期経営計画を策定し、「次世代の金融、共に築き切り拓く未来」を中期ビジョンに掲げ、「融合と連携の進化」、「量質転化の追求」、「堅牢かつ柔軟な経営基盤」、「サステナビリティ経営の深化」を基本戦略として、計画達成に向けてグループ一体となって各種施策に取り組んでおります。
当連結会計年度の業績につきましては、営業収益は106,635百万円(前連結会計年度比12.2%増)、営業費用は88,869百万円(同2.1%増)となりました。この結果、営業利益は17,766百万円(同122.7%増)、経常利益は17,815百万円(同122.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は15,987百万円(同99.3%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
ショッピングクレジット
当セグメントにつきましては、オート(リースを含む)、住宅用太陽光発電システム、宝石・貴金属、事務機器・業務用機器、医療分野等を重点推進業種として位置づけ、調達金利の上昇を踏まえた適切な金利設定により、収益性の向上を図る営業戦略を推進してまいりました。
当セグメントにおける営業収益は55,990百万円(前連結会計年度は45,199百万円)、セグメント利益は12,190百万円(同5,586百万円)となりました。
カード
当セグメントにつきましては、Mastercard®最上位クラスのステータスクレジットカードである「LUXURY CARD」を中心とする拡大戦略に取り組んでまいりました。2025年8月には、日本航空株式会社(以下「JAL」という。)と提携し、JAL最高峰のメタルカード「JAL Luxury Card」の発行を開始いたしました。
当セグメントにおける営業収益は24,043百万円(前連結会計年度は22,980百万円)、セグメント利益は275百万円(同815百万円の損失)となりました。
ローン
当セグメントにつきましては、住宅購入時に必要な諸費用等を対象としたローン「マイホームプラン」の利用拡大に取り組んでまいりました。
当セグメントにおける営業収益は4,444百万円(前連結会計年度は4,464百万円)、セグメント利益は1,543百万円(同2,020百万円)となりました。
ペイメント
当セグメントにつきましては、手数料改定や新規獲得を通じた営業活動により、収益性の向上を図る取り組みを進めてまいりました。キャッシュレス化の進展や非対面・デジタル取引の需要拡大を背景に、主力のオートネットサービスおよび家賃サービスは引き続き堅調に推移しております。
当セグメントにおける営業収益は19,246百万円(前連結会計年度は19,339百万円)、セグメント利益は2,481百万円(同2,607百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,769百万円増加し、113,663百万円となりました。各活動におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
営業活動の結果増加した資金は、47,272百万円(前連結会計年度は138,158百万円の減少)となりました。これは主として、売上債権の減少によるものであります。
投資活動の結果減少した資金は、6,306百万円(前連結会計年度は4,752百万円の減少)となりました。これは主として、無形固定資産の取得によるものであります。
財務活動の結果減少した資金は、29,196百万円(前連結会計年度は131,086百万円の増加)となりました。これは主として、借入金等の減少によるものであります。
③ 営業実績
ア. セグメント別営業収益
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| ショッピングクレジット | 55,990 | 123.9 |
| カード | 24,043 | 104.6 |
| ローン | 4,444 | 99.6 |
| ペイメント | 19,246 | 99.5 |
| 報告セグメント計 | 103,724 | 112.8 |
| その他 | 3,793 | 117.7 |
| 合計 | 107,517 | 112.9 |
(注)金額は、セグメント間の内部消去前の数値によっております。
イ. セグメント別取扱高
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| ショッピングクレジット | 684,358 | 90.6 |
| カード | 807,186 | 102.7 |
| ローン | 8,958 | 45.6 |
| ペイメント | 2,987,891 | 105.7 |
| 報告セグメント計 | 4,488,394 | 102.3 |
| その他 | 2,633 | 7.5 |
| 合計 | 4,491,027 | 101.5 |
(注)1.セグメント別取扱高の範囲は、主として次のとおりであります。
アドオン方式の場合は、クレジット対象額または保障元本に手数料を加算した金額であります。リボルビング方式および残債方式の場合は、クレジット対象額、融資額または保証元本であります。ペイメントは、集金代行金額等であります。
2.金額は、セグメント間の内部消去後の数値によっております。
ウ. 融資における業種別貸出状況
| 前連結会計年度 (2025年3月31日) | 当連結会計年度 (2026年3月31日) | |||||
| 業種 | 貸出金残高 (百万円) | 構成比 (%) | 貸出件数 (件) | 貸出金残高 (百万円) | 構成比 (%) | 貸出件数 (件) |
| 卸売、小売・飲食店 | 0 | 0.0 | 1 | - | - | - |
| 不動産業 | 0 | 0.1 | 2 | 0 | 0.1 | 2 |
| 個人 | 200,542 | 99.9 | 275,627 | 187,890 | 99.9 | 256,704 |
| 合計 | 200,543 | 100.0 | 275,630 | 187,890 | 100.0 | 256,706 |
エ. 融資における担保別貸出状況
| 前連結会計年度 (2025年3月31日) | 当連結会計年度 (2026年3月31日) | |
| 担保の種類 | 貸出金残高(百万円) | 貸出金残高(百万円) |
| 不動産 | 42,763 | 39,624 |
| 信用 | 157,779 | 148,266 |
| 合計 | 200,543 | 187,890 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討結果
当社グループの当連結会計年度における経営成績等(前連結会計年度比)は、ショッピングクレジット事業を中心とする主力ビジネスの収益基盤の強化が進展したことにより、営業収益は増収となりました。営業費用は、営業関連費用等の抑制に伴う物件費の減少および利息返還損失引当金の戻し入れによりクレジットコストが減少した一方で、市場金利上昇に伴う金融費用の増加により、全体としては増加となりました。営業収益の増加が営業費用の増加を上回ったことから、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも増益となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としましては、貸倒引当金繰入額の増加や利息返還損失引当金の追加引当が挙げられます。
貸倒引当金につきましては、自己破産や企業倒産の増加など信用リスクの増大により、貸倒損失が想定を上回り、貸倒引当金繰入額が増加する可能性があります。引き続き厳格な与信運営と管理体制の高度化・効率化による回収強化に取り組み、貸倒引当金繰入額の抑制に努めてまいります。
利息返還損失引当金につきましては、利息返還実績の減少により、経営成績への影響は限定的になりつつあるものの、引き続きその動向には注視してまいります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりです。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループの資金調達につきましては、金融機関からの短期借入、長期借入のほか、短期社債、債権流動化などを活用し、調達手段を多様化しております。運転資金や短期の営業債権に対応する調達は、短期借入や短期社債を活用して機動的に運営する一方、長期の営業債権に対応する調達は、長期借入や債権流動化などを活用することで安定的な資金運営に努めております。
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。