有価証券報告書-第18期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)業績等の概要
イ 業績
第18期事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
[総括]
我が国経済は、緩やかに回復しています。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視する必要があります。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります。
このような中、当公庫におきましては、「政策金融の担い手として、安心と挑戦を支え、共に未来を創る。」という「使命」のもと、セーフティネット機能の発揮、重点事業分野の支援、民間金融機関や関係機関との連携、サービス向上・地域支援などに取り組みました。
(イ)セーフティネット機能の発揮
自然災害、感染症の流行、経済情勢等による経営環境変化の影響を受けたお客さま及び経営改善に取り組むお客さまへの支援に取り組みました。
自然災害については、トカラ列島近海を震源とする地震、令和7年カムチャツカ半島付近の地震に伴う津波、令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害、令和7年8月20日からの大雨、令和7年台風第12号に伴う災害、令和7年9月2日からの大雨、令和7年台風第15号等に伴う災害、令和7年9月12日からの大雨、令和7年台風第22号に伴う災害、令和7年11月18日大分市佐賀関の大規模火災、令和7年青森県東方沖を震源とする地震に伴う災害、高水温等によるカキのへい死被害、令和8年1月21日からの大雪に係る災害に対して、新たに特別相談窓口を設置し、被害を受けた中小企業・小規模事業者や農林漁業者等に対して、融資や返済の相談に迅速かつきめ細かく対応しました。また、令和6年能登半島地震による災害により影響を受けた中小企業・小規模事業者や農林漁業者等からの融資や返済に関する相談にも、引き続き迅速かつきめ細かく対応するとともに、地震の影響が大きい石川県のお客さまに対する支援を目的として「令和6年能登半島地震からの復興支援に向けた商談会」を開催するなど、販路拡大支援にも取り組みました。
さらに、経済情勢等による経営環境変化については、令和7年4月に「米国自動車関税措置等に伴う特別相談窓口」を、令和7年8月に「日産自動車関連地域経済対策特別相談窓口」を設置したほか、令和8年3月に「ウクライナ情勢・原油価格上昇等に関する特別相談窓口」を「中東・ウクライナ情勢・原油価格上昇等に関する特別相談窓口」に拡充し、影響を受けた事業者等への相談に迅速かつ丁寧に対応しました。
加えて、信用保証協会による保証が円滑に行われるための信用保険引受や危機対応円滑化業務を実施しました。
(ロ)重点事業分野の支援
日本経済の成長・発展への貢献を念頭に、国の政策に基づき、リスクテイク機能を適切に発揮し、創業・スタートアップ・新事業、事業再生、事業承継、海外展開、農林水産業の持続可能な成長、ソーシャルビジネス、企業活力の向上等への支援に取り組みました。
なかでも、創業・スタートアップ・新事業においては、民間金融機関、ベンチャーキャピタル、大学と連携した金融支援やマッチングイベントの開催などの本業支援、事業承継においては、各地域の関係機関との連携等を通じた事業承継マッチングを含むコンサルティング、海外展開においては、関係機関と連携した課題解決支援や資金支援、外国人雇用の現状と課題の把握や情報提供、農林水産業の持続可能な成長においては、農林水産物・食品の輸出や耕畜連携などへの支援、企業活力の向上においては、飛躍的成長を目指す中小企業への支援に取り組みました。
(ハ)民間金融機関や関係機関との連携
公庫法第1条が規定する民間金融機関の補完を旨としつつ、多くの民間金融機関との連携を進めています。
当事業年度におきましては、役員レベルを含めた組織的な対話による相互理解の促進や、重点事業分野をはじめとする協調融資の継続的な推進、勉強会の実施のほか、地域の課題やニーズも踏まえ、本支店一体となった創業・スタートアップ、海外展開、農業、事業承継等の分野における具体的な連携の提案・働きかけ等の取組みを継続するとともに、新たに第二地方銀行協会と「地域経済活性化に向けた包括連携に関する覚書」を締結しました。また、自然災害や感染症の流行等に備え「危機事象発生における業務連携に関する覚書」を民間金融機関並びにTKC全国会及び株式会社TKCと締結しました。
さらに、地域の関係機関と連携し、セミナーや勉強会などを積極的に開催したほか、政策金融機関として地域の関係機関を「つなぐ」役割を発揮し、お客さまや地域が抱える課題の解決に貢献するため、「地域経済活性化シンポジウム」を東京及び徳島で開催しました。
(ニ)サービス向上・地域支援
政策金融の役割を十分に理解し、貸付制度を適切に運用するとともに、お客さまや地域のニーズに合致した有益な情報提供とコンサルティング機能の強化などに取り組みました。また、全国規模での商談会や、地域の特色を活かしたセミナー・商談会の開催に加え、全国152支店のネットワークを活用したマッチング支援などに取り組みました。
これらにより、当事業年度の当公庫全体の融資実績は3兆582億円(前事業年度比1,414億円増加)となりました。
当事業年度の当公庫全体の損益の状況につきましては、経常収益は6,245億円(同44億円減少)、特別損益を含めた当期純損失は2,925億円(前事業年度は当期純損失2,008億円)となりました。
[国民一般向け業務]
当事業年度の国民一般向け業務におきましては、令和6年能登半島地震をはじめ、相次ぐ自然災害、米国関税措置等の国際環境、物価高、人材不足等の影響を受けた小規模事業者からの融資・返済相談への対応に取り組み、セーフティネット機能を発揮したほか、創業・スタートアップ支援や事業承継支援、海外展開支援等、重点事業分野への対応にも取り組みました。
小規模事業者への支援につきましては、資金ニーズへの対応、実情に配意した既往債務の条件変更への迅速かつ丁寧な対応のほか、支援ニーズに応じて、経営課題解決につながる情報提供や外部専門家への取次ぎなどの本業支援に取り組みました。
令和6年能登半島地震への対応につきましては、引き続き特別相談窓口を開設の上、融資・返済相談に対応したほか、被災事業者の販路開拓支援、事業承継支援等にも取り組みました。また、米国の関税措置や中東情勢への対応につきましても、特別相談窓口の設置により相談体制を整備し、影響を受けたお客さまからの相談に対応しました。
重点事業分野への対応のうち、創業・スタートアップ支援につきましては、創業者への資金面での支援に加え、創業機運の醸成を企図した「創業Fes2025」をはじめとする、各種イベントやセミナーの開催などを通じて、事業化支援ニーズへも的確に対応しました。事業承継支援につきましては、オープンネームによる「事業承継マッチングイベント」の開催や、「事業承継支援パッケージプラン」の創設による地方自治体との連携推進などを通じて、小規模事業者の後継者確保などの支援に取り組みました。海外展開支援につきましては、米国関税措置等により国際環境の不確実性が高まる中、ニーズに応じた情報提供や海外への販路開拓支援に取り組みました。
これらにより、当事業年度の国民一般向け業務における貸付実績は1兆4,946億円(前事業年度比726億円増加)となりました。
国民一般向け業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は1,559億円(同126億円増加)、特別損益を含めた当期純損失は2,003億円(前事業年度は当期純損失1,601億円)となりました。
[農林水産業者向け業務]
当事業年度の農林水産業者向け業務におきましては、食料・農業・農村基本法(平成11年法律第106号)及び食料・農業・農村基本計画等の国の農林水産業における施策を受けて、農林水産業者のニーズ及び地域・業界の実態を把握し、民間金融機関などと連携しながら、迅速かつ的確に業務に取り組みました。
特に、将来にわたって地域の農林漁業生産を担うべき農林漁業者が経営環境の変化に対応して行う、新たな経営展開や持続可能な経営への転換に対して、その事業性を積極的に評価して円滑な資金供給に努めるとともに、令和6年能登半島地震や令和7年8月6日からの大雨、高水温等によるカキのへい死被害といった自然災害、物価高等の影響を受けた農林漁業者への長期的な視点に立った支援などセーフティネット機能を発揮しました。
令和6年能登半島地震への対応につきましては、引き続き特別相談窓口を開設するなどにより相談体制を整備したほか、国産農林水産物・食品の商談会である「アグリフードEXPO東京」において復興支援コーナーを設置し、石川県出展者の販路拡大支援にも取り組みました。また、米国の関税措置や中東情勢への対応につきましても、特別相談窓口を設置するなど相談体制を整備し、必要な資金繰り支援に取り組みました。
重点事業分野への対応のうち、農林水産業の持続可能な成長への支援につきましては、成長を目指す担い手農業者の様々な経営展開や国産材の安定供給・利用、水産業の生産体制強化に対し、関係機関と連携した支援に取り組みました。新規就農者に対しては、青年等就農資金による積極的な資金供給などの支援に取り組みました。事業承継支援につきましては、農業経営特有の課題を踏まえた事業承継診断票を作成し、経営資源を円滑に引き継ぐ支援に取り組みました。海外展開支援につきましては、補助・金融・税制などの政策支援措置の紹介や融資に際し輸出事業計画の策定支援を行ったほか、「アグリフードEXPO東京」などにおいて関係機関と連携し、輸出に意欲のある農林漁業者・食品事業者の海外販路開拓支援に取り組みました。
これらにより、当事業年度の農林水産業者向け業務における貸付実績は3,741億円(前事業年度比256億円減少)、民間金融機関が行う農業者向け融資の証券化支援業務の引受実績は1,787百万円(同759百万円増加)となりました。また、農林漁業法人等へ出資する投資事業有限責任組合(LPS)への出資約束実績は1,794百万円(前事業年度実績なし)、出資履行実績は1,279百万円(前事業年度比99百万円増加)となりました。
農林水産業者向け業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は674億円(同148億円増加)、特別損益を含めた当期純損失は21億円(前事業年度は当期純利益31億円)となりました。
[中小企業者向け融資・証券化支援保証業務]
当事業年度の中小企業者向け融資業務におきましては、令和6年能登半島地震をはじめ、相次ぐ自然災害、米国関税措置等の国際環境、物価高、人材不足等の影響を受けた中小企業者への資金繰り支援を最優先に取り組み、セーフティネット機能を発揮しました。
特に、財務体質強化を図るための資本性資金を供給する「挑戦支援資本強化特別貸付(資本性劣後ローン)」等を活用し、民間金融機関とも連携のうえ、円滑な資金調達の実現に取り組むとともに、お客さまの置かれた外部環境や経営状況に応じた経営改善支援を実施しました。
令和6年能登半島地震への対応につきましては、引き続き特別相談窓口を開設するなどにより相談体制を整備したほか、被災地金融機関と商談会を共催するなど、被災事業者の販路開拓に取り組みました。また、米国の関税措置や中東情勢への対応につきましても、特別相談窓口を設置するなど相談体制を整備し、必要な資金繰り支援に取り組みました。
重点事業分野への対応のうち、スタートアップ支援につきましては、資金供給に加え、成長支援として中小企業者との商談機会の提供や、民間金融機関、地方自治体、大学等と連携し、スタートアップの認知度向上に資するイベントの開催、外部専門家と連携した研修の実施等による人材育成に取り組みました。
新事業支援につきましては、新製品の開発、新事業分野への進出に積極的に取り組む中小企業者や、女性、若者、高齢者が経営する創業から日の浅い中小企業者への支援に取り組みました。
事業再生支援につきましては、貸出条件の緩和などの資金繰り円滑化支援、民間金融機関や中小企業活性化協議会などの外部支援機関と連携した再生支援に取り組みました。
事業承継支援につきましては、資金ニーズへの対応のほか、自社だけでなくサプライヤーも含めた事業承継への意識喚起や後継者候補に対する情報提供等、事業継続の安定化に資する支援に取り組みました。
海外展開支援につきましては、クロスボーダーローン等を活用した資金ニーズへの対応や、121の地域金融機関が参加する「海外ビジネス支援パッケージ」による課題解決支援、上海・バンコク・ホーチミンの海外駐在員事務所を中心とした海外現地法人への情報提供及び交流会・商談会等を通じたマッチング・お客さま同士の交流などに取り組みました。
企業活力の向上に向けた支援につきましては、生産性向上等に向けた設備投資を行うお客さまの資金ニーズへの対応のほか、「100億企業」創出に向けた政策の周知や、「100億宣言」実施先のうち、特に成長志向の高いお客さまに対する中小企業成長加速化補助金における確認書発行、成長戦略策定のサポート等に取り組みました。
これらにより、当事業年度の中小企業者向け融資業務における貸付実績は1兆1,674億円(前事業年度比726億円増加)となりました。
このほか、中小企業者向け証券化支援保証業務におきましては、後述のCLO(貸付債権担保証券)の組成に関連し、機関投資家向けに販売されるCLOの一部に保証を付したことにより、保証実績は65億円(同5億円増加)となりました。
中小企業者向け融資・証券化支援保証業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は998億円(同94億円増加)、特別損益を含めた当期純利益は33億円(同256億円減少)となりました。
[中小企業者向け証券化支援買取業務]
当事業年度の中小企業者向け証券化支援買取業務におきましては、前事業年度に引き続きCLOの組成を行いました。参加した民間金融機関数は前事業年度の全国47機関から62機関となり、中小企業・小規模事業者に対する無担保資金の供給支援額は前事業年度の3,388社に対する662億円から、3,628社に対する708億円となりました。
中小企業者向け証券化支援買取業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は682百万円(前事業年度比113百万円増加)、特別損益を含めた当期純利益は235百万円(同142百万円増加)となりました。
[信用保険等業務]
当事業年度の信用保険等業務におきましては、自然災害、米国関税措置等の国際環境、物価高、人材不足等に対応した経営安定関連保証や協調支援型特別保証等に係る保険引受により、厳しい経営環境にある中小企業・小規模事業者の資金繰り支援を行い、セーフティネット機能を発揮しました。
令和6年能登半島地震や令和7年度に発生した大雨や台風などの自然災害に対する災害関係保証等に係る保険引受により、被災地域の復興に向けた支援に取り組みました。
重点事業分野への対応につきましては、引き続き、創業関連特例等を通じた創業支援、事業再生計画実施関連特例等を通じた再生支援及び特定経営承継関連特例等を通じた事業承継支援に努めたほか、NPO法人に係る保険引受を行いました。
このほか、経営者保証に依存しない融資慣行の確立を加速し、中小企業・小規模事業者の積極的な事業展開を支援するため、保証人の提供を選択できる制度に係る保険引受を行いました。
こうした取組みに当たっては、保険業務推進室を中心に、全国51の信用保証協会と意見・情報の交換を積極的に行い、中小企業・小規模事業者のニーズの把握に努めるとともに、信用保証協会に対して支援の強化を働きかけました。
これらにより、当事業年度の信用保険等業務における保険引受額は8兆3,888億円(前事業年度比791億円増加)となりました。
信用保険等業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は2,872億円(同439億円減少)、特別損益を含めた当期純損失は859億円(前事業年度は当期純損失492億円)となりました。
[危機対応円滑化業務]
当事業年度の危機対応円滑化業務におきましては、過去定められていた危機事案への対応に取り組みました。
これにより、当事業年度の危機対応円滑化業務における実績は、指定金融機関に対する利子補給が30億円(前事業年度比58億円減少)となりました。
なお、当事業年度の指定金融機関に対する貸付実績及び指定金融機関が行う貸付け等に係る損害担保引受実績はありませんでした(前事業年度も貸付実績及び損害担保引受実績なし)。
危機対応円滑化業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は131億円(前事業年度比22億円増加)、特別損益を含めた当期純損失は76億円(前事業年度は当期純損失237億円)となりました。
[特定事業等促進円滑化業務]
当事業年度の特定事業等促進円滑化業務におきましては、特定事業促進円滑化業務、事業再編促進円滑化業務、事業適応促進円滑化業務、開発供給等促進円滑化業務、事業基盤強化促進円滑化業務、導入促進円滑化業務及び供給確保促進円滑化業務の7つの業務について、主務大臣が認定した認定事業者等に対して、指定金融機関が行う貸付けに必要な資金の貸付け及び利子補給金の支給に関連する業務に取り組みました。
これらにより、当事業年度の特定事業等促進円滑化業務における実績は、指定金融機関に対する貸付けが220億円(前事業年度比218億円増加)、指定金融機関に対する利子補給が325百万円(前事業年度比129百万円増加)となりました。
特定事業等促進円滑化業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は616百万円(前事業年度比257百万円増加)、特別損益を含めた当期純損失は38百万円(前事業年度は当期純損失37百万円)となりました。
ロ キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローにつきまして、営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少額が減少したことなどにより前事業年度比3,276億円増加して1,432億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出の減少などにより前事業年度比1,151億円増加して1,084億円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入の増加などにより前事業年度比83億円増加して527億円の収入となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、前事業年度末比876億円増加して3,486億円となりました。
ハ 業務の種類別の業績
(イ)業務別の財産及び損益等の状況
(前事業年度)
(注)1.上記の各業務別の数値は、公庫法第42条第1項により会社法を準用した監査を受けておりますが、金融商品取引法に基づく監査法人の監査は受けておりません。
2.信用保険等業務においては、日本国政府の出資について資本組入せず、全額を資本剰余金(資本準備金)に計上しております。期末の資本剰余金(資本準備金)残高は5,330,700百万円であります。
3.当公庫の保証債務に係る貸借対照表計上額であります。
4.上記数値以外に、各業務において重要性が高いと考えられる科目は、以下のとおりであります。
(中小企業者向け証券化支援買取業務)
有価証券(社債):証券化支援買取業務に係る当該業務の有価証券(社債)の保有残高 18,995百万円
(信用保険等業務)
保険契約準備金 :保険引受に係る準備金 1,326,593百万円(保険引受残高:34,525,923百万円)
(危機対応円滑化業務)
補償損失引当金 :指定金融機関に対する損害担保契約に係る引当金 29,865百万円
(補償引受残高:1,244,368百万円)
(当事業年度)
(注)1.上記の各業務別の数値は、公庫法第42条第1項により会社法を準用した監査を受けておりますが、金融商品取引法に基づく監査法人の監査は受けておりません。
2.信用保険等業務においては、日本国政府の出資について資本組入せず、全額を資本剰余金(資本準備金)に計上しております。期末の資本剰余金(資本準備金)残高は5,376,800百万円であります。
3.当公庫の保証債務に係る貸借対照表計上額であります。
4.上記数値以外に、各業務において重要性が高いと考えられる科目は、以下のとおりであります。
(中小企業者向け証券化支援買取業務)
有価証券(社債):証券化支援買取業務に係る当該業務の有価証券(社債)の保有残高 12,510百万円
(信用保険等業務)
保険契約準備金 :保険引受に係る準備金 1,231,947百万円(保険引受残高:33,229,985百万円)
(危機対応円滑化業務)
補償損失引当金 :指定金融機関に対する損害担保契約に係る引当金 29,370百万円
(補償引受残高:1,041,146百万円)
(ロ)国民一般向け業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
(注)1.業種区分は、国民一般向け業務におけるものであります。
2.上記数値は、部分直接償却実施前かつ貸付受入金控除前の計数であり、前事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は329,454百万円(仮払金に係る部分直接償却額143百万円は除く。)、貸付受入金は698百万円であり、当事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は384,526百万円(仮払金に係る部分直接償却額261百万円は除く。)、貸付受入金は748百万円であります。
(ハ)農林水産業者向け業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注)1.資金運用勘定は、無利息貸出金及び預け金の平均残高を控除して表示しております。
2.資金調達勘定は、無利息借用金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
(注)1.業種区分は、農林水産業者向け業務におけるものであります。
2.上記数値は、部分直接償却実施前かつ貸付受入金控除前の計数であり、前事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は24,285百万円(仮払金に係る部分直接償却額23百万円は除く。)、貸付受入金は61,831百万円であり、当事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は43,826百万円(仮払金に係る部分直接償却額52百万円は除く。)、貸付受入金は56,836百万円であります。
d 有価証券の状況
(ニ)中小企業者向け融資・証券化支援保証業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
(注)1.業種区分は、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務におけるものであります。
2.上記数値は、社債の取得を含みます。前事業年度末における社債の取得は13百万円、当事業年度末における社債の残高はありません。
3.上記数値は、部分直接償却実施前かつ貸付受入金控除前の計数であり、前事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は123,227百万円(求償権等268百万円を除く。)、貸付受入金は30,539百万円であり、当事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は143,460百万円(求償権等300百万円を除く。)、貸付受入金は66,972百万円であります。
d 有価証券の状況
(ホ)中小企業者向け証券化支援買取業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 有価証券の状況
(ヘ)信用保険等業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別保険引受残高の状況
(注)業種区分は、信用保険等業務におけるものであります。
d 有価証券の状況
(ト)危機対応円滑化業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注)1.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
2.資金調達勘定のうち社債については、額面金額を上回る発行価額であり、その差額を利息に含めて処理しているため、利回りがマイナスとなっております。
c 業種別貸出金残高の状況
危機対応円滑化業務における貸出先は、指定金融機関に対してのみであり、当事業年度末(2026年3月31日)現在の貸出金残高は、前事業年度末比5,451億円減少して2兆1,442億円となっております。
d 損害担保残高の状況
危機対応円滑化業務における損害担保契約先は、指定金融機関であり、当事業年度末(2026年3月31日)現在の損害担保契約の補償引受残高は、前事業年度末比2,032億円減少して1兆411億円となっております。
e 有価証券の状況
(チ)特定事業等促進円滑化業務
a 収支の状況
b 資金運用/調達の状況
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
特定事業等促進円滑化業務における貸出先は、指定金融機関に対してのみであり、当事業年度末(2026年3月31日)現在の貸出金残高は、前事業年度末比71億円増加して742億円となっております。
(2)生産、受注及び販売の実績
「生産、受注及び販売の実績」は、業務の性質上、該当する情報がないので記載しておりません。
(3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
イ 経営成績の分析
(イ)主な収支
当事業年度は、資金運用収支が前事業年度比244億円増加して2,317億円の黒字、役務取引等収支が前事業年度比13億円減少して7億円の赤字、保険引受収支が前事業年度比550億円減少して1,008億円の赤字、その他業務収支が前事業年度比63億円増加して44億円の赤字となりました。政府補給金収入733億円を含めた粗利益は前事業年度比101億円減少して1,990億円の黒字となりました。これから営業経費1,581億円を控除した結果、実質業務純益は前事業年度比209億円減少して408億円の黒字となりました。特別損益などを含めた当期純損失は前事業年度比916億円増加して2,925億円となりました。
(ロ)与信関係費用
当事業年度の貸倒引当金繰入額は、一般貸倒引当金繰入額468億円、個別貸倒引当金繰入額2,480億円を合わせて前事業年度比898億円増加の2,948億円となりました。貸出金償却236億円、債権売却損等32億円、補償損失引当金繰入額136億円、償却債権取立益9億円を含めて与信関係費用全体としては前事業年度比739億円増加して3,344億円となりました。
ロ 財政状態の分析
(イ)貸出金
当事業年度末の貸出金残高は、22兆4,437億円となり、前事業年度末と比較して1兆4,641億円の減少となりました。
業務勘定別では、国民一般向け業務が前事業年度末比6,442億円減少して9兆4,523億円、農林水産業者向け業務が前事業年度末比1,164億円減少して3兆4,065億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が前事業年度末比1,653億円減少して7兆3,663億円、中小企業者向け証券化支援買取業務及び信用保険等業務が前事業年度末及び当事業年度末とも貸出金残高はなく、危機対応円滑化業務が前事業年度末比5,451億円減少して2兆1,442億円、特定事業等促進円滑化業務が前事業年度末比71億円増加して742億円となっております。
○リスク管理債権及び金融再生法開示債権の状況
当公庫は、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律(平成10年法律第132号。以下「金融再生法」という。)の適用はありませんが、民間金融機関の基準に準じて算出したものであります。
a 国民一般向け業務
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
b 農林水産業者向け業務
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
c 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務
(注)1.正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
2.2025年3月末及び2026年3月末の総与信残高は要管理先の求償権で弁済契約を締結したものを含み、合計(A)及び正常債権の合計と相違しております。
d 中小企業者向け証券化支援買取業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在においてリスク管理債権及び金融再生法開示債権の残高がありません。
e 信用保険等業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在においてリスク管理債権及び金融再生法開示債権の残高がありません。
f 危機対応円滑化業務
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
g 特定事業等促進円滑化業務
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
(ロ)証券化支援
証券化支援保証業務につきましては、前事業年度に引き続き実施されたCLO(貸付債権担保証券)の組成において、機関投資家向けに販売されるCLOの一部に保証を付したこと、また、スタンドバイ・クレジット制度の取扱いにより、当事業年度末の保証債務残高が前事業年度末と比較して51億円増加して、333億円となっております。なお、CLOの組成に関する保証債務残高は50億円増加して287億円、スタンドバイ・クレジット制度の保証債務残高は前事業年度末と同様に45億円となっております。
証券化支援買取業務につきましては、保有するCLOの償還が進んだことに伴い、社債残高は前事業年度末と比較して64億円減少して、125億円となっております。
なお、信託受益権(その他の証券)残高は前事業年度末と同様に0円となっております。
(ハ)信用保険
当事業年度末の保険引受残高は33兆2,299億円となり、償還が進んだことなどにより、前事業年度末と比較して1兆2,959億円の減少となっております。
(ニ)政府からの補給金及び出資金
前事業年度における政府からの補給金収入は、国民一般向け業務が136億円、農林水産業者向け業務が297億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が141億円、危機対応円滑化業務が1億円、特定事業等促進円滑化業務が2億円、当公庫全体で579億円となっております。
また、前事業年度における政府からの出資金の受入額は、国民一般向け業務が0億円、農林水産業者向け業務が0億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が0億円、信用保険等業務が466億円、危機対応円滑化業務が0億円、当公庫全体で467億円となっております。
当事業年度における政府からの補給金収入は、国民一般向け業務が155億円、農林水産業者向け業務が417億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が154億円、危機対応円滑化業務が1億円、特定事業等促進円滑化業務が4億円、当公庫全体で733億円となっております。
また、当事業年度における政府からの出資金の受入額は、国民一般向け業務が82億円、農林水産業者向け業務が0億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が40億円、信用保険等業務が461億円、危機対応円滑化業務が0億円、当公庫全体で584億円となっております。
(参考)資産の査定
当公庫は、金融再生法の適用はありませんが、民間金融機関の基準に準じて、当公庫の貸借対照表の「有価証券」中の社債(その元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)によるものに限る。)、貸出金、外国為替、「その他資産」中の未収利息及び仮払金並びに支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに注記されている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、3月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
a 国民一般向け業務
b 農林水産業者向け業務
c 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務
d 中小企業者向け証券化支援買取業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在において金融再生法開示債権の残高がありません。
e 信用保険等業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在において金融再生法開示債権の残高がありません。
f 危機対応円滑化業務
g 特定事業等促進円滑化業務
ハ キャッシュ・フローの分析
当事業年度のキャッシュ・フローにつきまして、営業活動によるキャッシュ・フローは、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務の増加などにより前事業年度比3,276億円増加して1,432億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、危機対応円滑化業務の増加などにより前事業年度比1,151億円増加して1,084億円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、国民一般向け業務の増加などにより前事業年度比83億円増加して527億円の収入となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、前事業年度末比876億円増加して3,486億円となりました。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
(ニ)現金及び現金同等物の残高
ニ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当公庫は、国の政策の下、民間金融機関の補完を旨としつつ、社会のニーズに対して、種々の手法により、政策金融を的確に実施するため、国の財政投融資計画に基づく財政融資資金、政府保証債、財投機関債、政府からの出資金などによる安定的な長期資金の調達を行っており、短期借入金に過度に依存しておりません。
当事業年度における資金調達額は、財政融資資金によるものが15,770億円(前事業年度比518億円増加)、財投機関債の発行によるものが1,000億円(前事業年度も1,000億円)、政府からの出資金によるものが584億円(前事業年度比116億円増加)などであり、その主要な使途は、貸出金等の長期的投融資資金及び業務運営上の経費支払等の運転資金であります。
なお、資金の流動性につきまして、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、当期首比876億円増加して3,486億円となりました。
ホ 重要な会計上の見積り
当公庫の財務諸表で採用する重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
なお、本項への記載項目のうち、将来に関する事項については、当事業年度末現在において判断したものであります。
イ 業績
第18期事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
[総括]
我が国経済は、緩やかに回復しています。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視する必要があります。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります。
このような中、当公庫におきましては、「政策金融の担い手として、安心と挑戦を支え、共に未来を創る。」という「使命」のもと、セーフティネット機能の発揮、重点事業分野の支援、民間金融機関や関係機関との連携、サービス向上・地域支援などに取り組みました。
(イ)セーフティネット機能の発揮
自然災害、感染症の流行、経済情勢等による経営環境変化の影響を受けたお客さま及び経営改善に取り組むお客さまへの支援に取り組みました。
自然災害については、トカラ列島近海を震源とする地震、令和7年カムチャツカ半島付近の地震に伴う津波、令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害、令和7年8月20日からの大雨、令和7年台風第12号に伴う災害、令和7年9月2日からの大雨、令和7年台風第15号等に伴う災害、令和7年9月12日からの大雨、令和7年台風第22号に伴う災害、令和7年11月18日大分市佐賀関の大規模火災、令和7年青森県東方沖を震源とする地震に伴う災害、高水温等によるカキのへい死被害、令和8年1月21日からの大雪に係る災害に対して、新たに特別相談窓口を設置し、被害を受けた中小企業・小規模事業者や農林漁業者等に対して、融資や返済の相談に迅速かつきめ細かく対応しました。また、令和6年能登半島地震による災害により影響を受けた中小企業・小規模事業者や農林漁業者等からの融資や返済に関する相談にも、引き続き迅速かつきめ細かく対応するとともに、地震の影響が大きい石川県のお客さまに対する支援を目的として「令和6年能登半島地震からの復興支援に向けた商談会」を開催するなど、販路拡大支援にも取り組みました。
さらに、経済情勢等による経営環境変化については、令和7年4月に「米国自動車関税措置等に伴う特別相談窓口」を、令和7年8月に「日産自動車関連地域経済対策特別相談窓口」を設置したほか、令和8年3月に「ウクライナ情勢・原油価格上昇等に関する特別相談窓口」を「中東・ウクライナ情勢・原油価格上昇等に関する特別相談窓口」に拡充し、影響を受けた事業者等への相談に迅速かつ丁寧に対応しました。
加えて、信用保証協会による保証が円滑に行われるための信用保険引受や危機対応円滑化業務を実施しました。
(ロ)重点事業分野の支援
日本経済の成長・発展への貢献を念頭に、国の政策に基づき、リスクテイク機能を適切に発揮し、創業・スタートアップ・新事業、事業再生、事業承継、海外展開、農林水産業の持続可能な成長、ソーシャルビジネス、企業活力の向上等への支援に取り組みました。
なかでも、創業・スタートアップ・新事業においては、民間金融機関、ベンチャーキャピタル、大学と連携した金融支援やマッチングイベントの開催などの本業支援、事業承継においては、各地域の関係機関との連携等を通じた事業承継マッチングを含むコンサルティング、海外展開においては、関係機関と連携した課題解決支援や資金支援、外国人雇用の現状と課題の把握や情報提供、農林水産業の持続可能な成長においては、農林水産物・食品の輸出や耕畜連携などへの支援、企業活力の向上においては、飛躍的成長を目指す中小企業への支援に取り組みました。
(ハ)民間金融機関や関係機関との連携
公庫法第1条が規定する民間金融機関の補完を旨としつつ、多くの民間金融機関との連携を進めています。
当事業年度におきましては、役員レベルを含めた組織的な対話による相互理解の促進や、重点事業分野をはじめとする協調融資の継続的な推進、勉強会の実施のほか、地域の課題やニーズも踏まえ、本支店一体となった創業・スタートアップ、海外展開、農業、事業承継等の分野における具体的な連携の提案・働きかけ等の取組みを継続するとともに、新たに第二地方銀行協会と「地域経済活性化に向けた包括連携に関する覚書」を締結しました。また、自然災害や感染症の流行等に備え「危機事象発生における業務連携に関する覚書」を民間金融機関並びにTKC全国会及び株式会社TKCと締結しました。
さらに、地域の関係機関と連携し、セミナーや勉強会などを積極的に開催したほか、政策金融機関として地域の関係機関を「つなぐ」役割を発揮し、お客さまや地域が抱える課題の解決に貢献するため、「地域経済活性化シンポジウム」を東京及び徳島で開催しました。
(ニ)サービス向上・地域支援
政策金融の役割を十分に理解し、貸付制度を適切に運用するとともに、お客さまや地域のニーズに合致した有益な情報提供とコンサルティング機能の強化などに取り組みました。また、全国規模での商談会や、地域の特色を活かしたセミナー・商談会の開催に加え、全国152支店のネットワークを活用したマッチング支援などに取り組みました。
これらにより、当事業年度の当公庫全体の融資実績は3兆582億円(前事業年度比1,414億円増加)となりました。
当事業年度の当公庫全体の損益の状況につきましては、経常収益は6,245億円(同44億円減少)、特別損益を含めた当期純損失は2,925億円(前事業年度は当期純損失2,008億円)となりました。
[国民一般向け業務]
当事業年度の国民一般向け業務におきましては、令和6年能登半島地震をはじめ、相次ぐ自然災害、米国関税措置等の国際環境、物価高、人材不足等の影響を受けた小規模事業者からの融資・返済相談への対応に取り組み、セーフティネット機能を発揮したほか、創業・スタートアップ支援や事業承継支援、海外展開支援等、重点事業分野への対応にも取り組みました。
小規模事業者への支援につきましては、資金ニーズへの対応、実情に配意した既往債務の条件変更への迅速かつ丁寧な対応のほか、支援ニーズに応じて、経営課題解決につながる情報提供や外部専門家への取次ぎなどの本業支援に取り組みました。
令和6年能登半島地震への対応につきましては、引き続き特別相談窓口を開設の上、融資・返済相談に対応したほか、被災事業者の販路開拓支援、事業承継支援等にも取り組みました。また、米国の関税措置や中東情勢への対応につきましても、特別相談窓口の設置により相談体制を整備し、影響を受けたお客さまからの相談に対応しました。
重点事業分野への対応のうち、創業・スタートアップ支援につきましては、創業者への資金面での支援に加え、創業機運の醸成を企図した「創業Fes2025」をはじめとする、各種イベントやセミナーの開催などを通じて、事業化支援ニーズへも的確に対応しました。事業承継支援につきましては、オープンネームによる「事業承継マッチングイベント」の開催や、「事業承継支援パッケージプラン」の創設による地方自治体との連携推進などを通じて、小規模事業者の後継者確保などの支援に取り組みました。海外展開支援につきましては、米国関税措置等により国際環境の不確実性が高まる中、ニーズに応じた情報提供や海外への販路開拓支援に取り組みました。
これらにより、当事業年度の国民一般向け業務における貸付実績は1兆4,946億円(前事業年度比726億円増加)となりました。
国民一般向け業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は1,559億円(同126億円増加)、特別損益を含めた当期純損失は2,003億円(前事業年度は当期純損失1,601億円)となりました。
[農林水産業者向け業務]
当事業年度の農林水産業者向け業務におきましては、食料・農業・農村基本法(平成11年法律第106号)及び食料・農業・農村基本計画等の国の農林水産業における施策を受けて、農林水産業者のニーズ及び地域・業界の実態を把握し、民間金融機関などと連携しながら、迅速かつ的確に業務に取り組みました。
特に、将来にわたって地域の農林漁業生産を担うべき農林漁業者が経営環境の変化に対応して行う、新たな経営展開や持続可能な経営への転換に対して、その事業性を積極的に評価して円滑な資金供給に努めるとともに、令和6年能登半島地震や令和7年8月6日からの大雨、高水温等によるカキのへい死被害といった自然災害、物価高等の影響を受けた農林漁業者への長期的な視点に立った支援などセーフティネット機能を発揮しました。
令和6年能登半島地震への対応につきましては、引き続き特別相談窓口を開設するなどにより相談体制を整備したほか、国産農林水産物・食品の商談会である「アグリフードEXPO東京」において復興支援コーナーを設置し、石川県出展者の販路拡大支援にも取り組みました。また、米国の関税措置や中東情勢への対応につきましても、特別相談窓口を設置するなど相談体制を整備し、必要な資金繰り支援に取り組みました。
重点事業分野への対応のうち、農林水産業の持続可能な成長への支援につきましては、成長を目指す担い手農業者の様々な経営展開や国産材の安定供給・利用、水産業の生産体制強化に対し、関係機関と連携した支援に取り組みました。新規就農者に対しては、青年等就農資金による積極的な資金供給などの支援に取り組みました。事業承継支援につきましては、農業経営特有の課題を踏まえた事業承継診断票を作成し、経営資源を円滑に引き継ぐ支援に取り組みました。海外展開支援につきましては、補助・金融・税制などの政策支援措置の紹介や融資に際し輸出事業計画の策定支援を行ったほか、「アグリフードEXPO東京」などにおいて関係機関と連携し、輸出に意欲のある農林漁業者・食品事業者の海外販路開拓支援に取り組みました。
これらにより、当事業年度の農林水産業者向け業務における貸付実績は3,741億円(前事業年度比256億円減少)、民間金融機関が行う農業者向け融資の証券化支援業務の引受実績は1,787百万円(同759百万円増加)となりました。また、農林漁業法人等へ出資する投資事業有限責任組合(LPS)への出資約束実績は1,794百万円(前事業年度実績なし)、出資履行実績は1,279百万円(前事業年度比99百万円増加)となりました。
農林水産業者向け業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は674億円(同148億円増加)、特別損益を含めた当期純損失は21億円(前事業年度は当期純利益31億円)となりました。
[中小企業者向け融資・証券化支援保証業務]
当事業年度の中小企業者向け融資業務におきましては、令和6年能登半島地震をはじめ、相次ぐ自然災害、米国関税措置等の国際環境、物価高、人材不足等の影響を受けた中小企業者への資金繰り支援を最優先に取り組み、セーフティネット機能を発揮しました。
特に、財務体質強化を図るための資本性資金を供給する「挑戦支援資本強化特別貸付(資本性劣後ローン)」等を活用し、民間金融機関とも連携のうえ、円滑な資金調達の実現に取り組むとともに、お客さまの置かれた外部環境や経営状況に応じた経営改善支援を実施しました。
令和6年能登半島地震への対応につきましては、引き続き特別相談窓口を開設するなどにより相談体制を整備したほか、被災地金融機関と商談会を共催するなど、被災事業者の販路開拓に取り組みました。また、米国の関税措置や中東情勢への対応につきましても、特別相談窓口を設置するなど相談体制を整備し、必要な資金繰り支援に取り組みました。
重点事業分野への対応のうち、スタートアップ支援につきましては、資金供給に加え、成長支援として中小企業者との商談機会の提供や、民間金融機関、地方自治体、大学等と連携し、スタートアップの認知度向上に資するイベントの開催、外部専門家と連携した研修の実施等による人材育成に取り組みました。
新事業支援につきましては、新製品の開発、新事業分野への進出に積極的に取り組む中小企業者や、女性、若者、高齢者が経営する創業から日の浅い中小企業者への支援に取り組みました。
事業再生支援につきましては、貸出条件の緩和などの資金繰り円滑化支援、民間金融機関や中小企業活性化協議会などの外部支援機関と連携した再生支援に取り組みました。
事業承継支援につきましては、資金ニーズへの対応のほか、自社だけでなくサプライヤーも含めた事業承継への意識喚起や後継者候補に対する情報提供等、事業継続の安定化に資する支援に取り組みました。
海外展開支援につきましては、クロスボーダーローン等を活用した資金ニーズへの対応や、121の地域金融機関が参加する「海外ビジネス支援パッケージ」による課題解決支援、上海・バンコク・ホーチミンの海外駐在員事務所を中心とした海外現地法人への情報提供及び交流会・商談会等を通じたマッチング・お客さま同士の交流などに取り組みました。
企業活力の向上に向けた支援につきましては、生産性向上等に向けた設備投資を行うお客さまの資金ニーズへの対応のほか、「100億企業」創出に向けた政策の周知や、「100億宣言」実施先のうち、特に成長志向の高いお客さまに対する中小企業成長加速化補助金における確認書発行、成長戦略策定のサポート等に取り組みました。
これらにより、当事業年度の中小企業者向け融資業務における貸付実績は1兆1,674億円(前事業年度比726億円増加)となりました。
このほか、中小企業者向け証券化支援保証業務におきましては、後述のCLO(貸付債権担保証券)の組成に関連し、機関投資家向けに販売されるCLOの一部に保証を付したことにより、保証実績は65億円(同5億円増加)となりました。
中小企業者向け融資・証券化支援保証業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は998億円(同94億円増加)、特別損益を含めた当期純利益は33億円(同256億円減少)となりました。
[中小企業者向け証券化支援買取業務]
当事業年度の中小企業者向け証券化支援買取業務におきましては、前事業年度に引き続きCLOの組成を行いました。参加した民間金融機関数は前事業年度の全国47機関から62機関となり、中小企業・小規模事業者に対する無担保資金の供給支援額は前事業年度の3,388社に対する662億円から、3,628社に対する708億円となりました。
中小企業者向け証券化支援買取業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は682百万円(前事業年度比113百万円増加)、特別損益を含めた当期純利益は235百万円(同142百万円増加)となりました。
[信用保険等業務]
当事業年度の信用保険等業務におきましては、自然災害、米国関税措置等の国際環境、物価高、人材不足等に対応した経営安定関連保証や協調支援型特別保証等に係る保険引受により、厳しい経営環境にある中小企業・小規模事業者の資金繰り支援を行い、セーフティネット機能を発揮しました。
令和6年能登半島地震や令和7年度に発生した大雨や台風などの自然災害に対する災害関係保証等に係る保険引受により、被災地域の復興に向けた支援に取り組みました。
重点事業分野への対応につきましては、引き続き、創業関連特例等を通じた創業支援、事業再生計画実施関連特例等を通じた再生支援及び特定経営承継関連特例等を通じた事業承継支援に努めたほか、NPO法人に係る保険引受を行いました。
このほか、経営者保証に依存しない融資慣行の確立を加速し、中小企業・小規模事業者の積極的な事業展開を支援するため、保証人の提供を選択できる制度に係る保険引受を行いました。
こうした取組みに当たっては、保険業務推進室を中心に、全国51の信用保証協会と意見・情報の交換を積極的に行い、中小企業・小規模事業者のニーズの把握に努めるとともに、信用保証協会に対して支援の強化を働きかけました。
これらにより、当事業年度の信用保険等業務における保険引受額は8兆3,888億円(前事業年度比791億円増加)となりました。
信用保険等業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は2,872億円(同439億円減少)、特別損益を含めた当期純損失は859億円(前事業年度は当期純損失492億円)となりました。
[危機対応円滑化業務]
当事業年度の危機対応円滑化業務におきましては、過去定められていた危機事案への対応に取り組みました。
これにより、当事業年度の危機対応円滑化業務における実績は、指定金融機関に対する利子補給が30億円(前事業年度比58億円減少)となりました。
なお、当事業年度の指定金融機関に対する貸付実績及び指定金融機関が行う貸付け等に係る損害担保引受実績はありませんでした(前事業年度も貸付実績及び損害担保引受実績なし)。
危機対応円滑化業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は131億円(前事業年度比22億円増加)、特別損益を含めた当期純損失は76億円(前事業年度は当期純損失237億円)となりました。
[特定事業等促進円滑化業務]
当事業年度の特定事業等促進円滑化業務におきましては、特定事業促進円滑化業務、事業再編促進円滑化業務、事業適応促進円滑化業務、開発供給等促進円滑化業務、事業基盤強化促進円滑化業務、導入促進円滑化業務及び供給確保促進円滑化業務の7つの業務について、主務大臣が認定した認定事業者等に対して、指定金融機関が行う貸付けに必要な資金の貸付け及び利子補給金の支給に関連する業務に取り組みました。
これらにより、当事業年度の特定事業等促進円滑化業務における実績は、指定金融機関に対する貸付けが220億円(前事業年度比218億円増加)、指定金融機関に対する利子補給が325百万円(前事業年度比129百万円増加)となりました。
特定事業等促進円滑化業務勘定の当事業年度の損益の状況につきましては、経常収益は616百万円(前事業年度比257百万円増加)、特別損益を含めた当期純損失は38百万円(前事業年度は当期純損失37百万円)となりました。
ロ キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローにつきまして、営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少額が減少したことなどにより前事業年度比3,276億円増加して1,432億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出の減少などにより前事業年度比1,151億円増加して1,084億円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入の増加などにより前事業年度比83億円増加して527億円の収入となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、前事業年度末比876億円増加して3,486億円となりました。
ハ 業務の種類別の業績
(イ)業務別の財産及び損益等の状況
(前事業年度)
| (単位:百万円) |
| 国民一般向け 業務 | 農林水産業者 向け業務 | 中小企業者向け 融資・証券化 支援保証業務 | 中小企業者向け 証券化支援買取 業務 | 信用保険等 業務 | |
| 経常収益 | 143,301 | 52,653 | 90,400 | 568 | 331,249 |
| 経常利益又は経常損失(△) | △160,015 | 3,142 | 29,063 | 93 | △49,265 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | △160,128 | 3,143 | 29,064 | 93 | △49,265 |
| 資本金 | 5,790,633 | 457,799 | 4,047,651 | 24,476 | (注)2.- |
| 純資産額 | 4,764,510 | 461,744 | 3,410,940 | 25,056 | 5,431,144 |
| 総資産 | 9,872,762 | 3,635,916 | 7,099,710 | 45,034 | 6,763,918 |
| 貸出金残高 | 10,096,650 | 3,522,977 | 7,531,761 | - | - |
| 支払承諾(注)3. (支払承諾見返) | - | - | 28,267 | - | - |
| 備考 | - | - | - | (注)4. | (注)4. |
| 危機対応円滑化業務 | 特定事業等 促進円滑化業務 | 消去 | 合計 | |
| 経常収益 | 10,914 | 359 | △396 | 629,051 |
| 経常利益又は経常損失(△) | △23,728 | △37 | - | △200,746 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | △23,728 | △37 | - | △200,858 |
| 資本金 | 1,447,658 | 407 | - | 11,768,625 |
| 純資産額 | 1,075,226 | 209 | - | 15,168,833 |
| 総資産 | 3,801,958 | 67,409 | △955 | 31,285,755 |
| 貸出金残高 | 2,689,421 | 67,088 | - | 23,907,898 |
| 支払承諾(注)3. (支払承諾見返) | - | - | - | 28,267 |
| 備考 | (注)4. | - | - | - |
(注)1.上記の各業務別の数値は、公庫法第42条第1項により会社法を準用した監査を受けておりますが、金融商品取引法に基づく監査法人の監査は受けておりません。
2.信用保険等業務においては、日本国政府の出資について資本組入せず、全額を資本剰余金(資本準備金)に計上しております。期末の資本剰余金(資本準備金)残高は5,330,700百万円であります。
3.当公庫の保証債務に係る貸借対照表計上額であります。
4.上記数値以外に、各業務において重要性が高いと考えられる科目は、以下のとおりであります。
(中小企業者向け証券化支援買取業務)
有価証券(社債):証券化支援買取業務に係る当該業務の有価証券(社債)の保有残高 18,995百万円
(信用保険等業務)
保険契約準備金 :保険引受に係る準備金 1,326,593百万円(保険引受残高:34,525,923百万円)
(危機対応円滑化業務)
補償損失引当金 :指定金融機関に対する損害担保契約に係る引当金 29,865百万円
(補償引受残高:1,244,368百万円)
(当事業年度)
| (単位:百万円) |
| 国民一般向け 業務 | 農林水産業者 向け業務 | 中小企業者向け 融資・証券化 支援保証業務 | 中小企業者向け 証券化支援買取 業務 | 信用保険等 業務 | |
| 経常収益 | 155,917 | 67,476 | 99,889 | 682 | 287,297 |
| 経常利益又は経常損失(△) | △200,381 | △2,146 | 3,378 | 235 | △85,958 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | △200,319 | △2,159 | 3,365 | 235 | △85,958 |
| 資本金 | 5,798,879 | 457,863 | 4,051,652 | 24,476 | (注)2.- |
| 純資産額 | 4,572,436 | 456,792 | 3,418,341 | 25,350 | 5,391,286 |
| 総資産 | 9,174,840 | 3,516,204 | 7,014,225 | 45,373 | 6,629,329 |
| 貸出金残高 | 9,452,366 | 3,406,505 | 7,366,381 | - | - |
| 支払承諾(注)3. (支払承諾見返) | - | - | 33,368 | - | - |
| 備考 | - | - | - | (注)4. | (注)4. |
| 危機対応円滑化業務 | 特定事業等 促進円滑化業務 | 消去 | 合計 | |
| 経常収益 | 13,144 | 616 | △455 | 624,568 |
| 経常利益又は経常損失(△) | △7,667 | △38 | - | △292,577 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | △7,667 | △38 | - | △292,541 |
| 資本金 | 1,447,668 | 407 | - | 11,780,945 |
| 純資産額 | 1,067,568 | 170 | - | 14,931,946 |
| 総資産 | 3,246,900 | 74,555 | △795 | 29,700,635 |
| 貸出金残高 | 2,144,274 | 74,202 | - | 22,443,730 |
| 支払承諾(注)3. (支払承諾見返) | - | - | - | 33,368 |
| 備考 | (注)4. | - | - | - |
(注)1.上記の各業務別の数値は、公庫法第42条第1項により会社法を準用した監査を受けておりますが、金融商品取引法に基づく監査法人の監査は受けておりません。
2.信用保険等業務においては、日本国政府の出資について資本組入せず、全額を資本剰余金(資本準備金)に計上しております。期末の資本剰余金(資本準備金)残高は5,376,800百万円であります。
3.当公庫の保証債務に係る貸借対照表計上額であります。
4.上記数値以外に、各業務において重要性が高いと考えられる科目は、以下のとおりであります。
(中小企業者向け証券化支援買取業務)
有価証券(社債):証券化支援買取業務に係る当該業務の有価証券(社債)の保有残高 12,510百万円
(信用保険等業務)
保険契約準備金 :保険引受に係る準備金 1,231,947百万円(保険引受残高:33,229,985百万円)
(危機対応円滑化業務)
補償損失引当金 :指定金融機関に対する損害担保契約に係る引当金 29,370百万円
(補償引受残高:1,041,146百万円)
(ロ)国民一般向け業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 121,818 |
| 当事業年度 | 124,749 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 128,016 |
| 当事業年度 | 138,677 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | 6,197 |
| 当事業年度 | 13,928 | |
| 役務取引等収支 | 前事業年度 | △585 |
| 当事業年度 | △570 | |
| うち役務取引等収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うち役務取引等費用 | 前事業年度 | 585 |
| 当事業年度 | 570 | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | △101 |
| 当事業年度 | △117 | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | 101 |
| 当事業年度 | 117 |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 10,934,288 | 128,016 | 1.17 |
| 当事業年度 | 10,245,319 | 138,677 | 1.35 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | 10,857,650 | 127,960 | 1.18 |
| 当事業年度 | 10,180,786 | 138,538 | 1.36 | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 76,638 | 55 | 0.07 |
| 当事業年度 | 64,533 | 139 | 0.22 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | 5,384,503 | 6,197 | 0.12 |
| 当事業年度 | 4,771,956 | 13,928 | 0.29 | |
| うち借用金 | 前事業年度 | 5,148,090 | 5,884 | 0.11 |
| 当事業年度 | 4,508,427 | 12,967 | 0.29 | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | 229,290 | 296 | 0.13 |
| 当事業年度 | 258,077 | 929 | 0.36 |
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在 | 2026年3月31日現在 | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 国内 | 10,426,803 | 100.00 | 9,837,641 | 100.00 |
| 製造業 | 817,926 | 7.84 | 762,654 | 7.75 |
| 農業 | 42,401 | 0.41 | 41,338 | 0.42 |
| 林業 | 12,790 | 0.12 | 13,343 | 0.14 |
| 漁業 | 24,160 | 0.23 | 22,317 | 0.23 |
| 鉱業 | 3,759 | 0.04 | 3,519 | 0.04 |
| 建設業 | 1,549,594 | 14.86 | 1,469,707 | 14.94 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 97,142 | 0.93 | 79,465 | 0.81 |
| 情報通信業 | 282,959 | 2.71 | 276,817 | 2.81 |
| 運輸業 | 304,741 | 2.92 | 287,009 | 2.92 |
| 卸売・小売業 | 1,880,401 | 18.03 | 1,763,161 | 17.92 |
| 金融・保険業 | 31,825 | 0.31 | 29,014 | 0.29 |
| 不動産業 | 745,992 | 7.15 | 698,541 | 7.10 |
| 各種サービス業 | 2,574,310 | 24.69 | 2,464,572 | 25.05 |
| 地方公共団体 | - | - | - | - |
| その他 | 1,155,851 | 11.09 | 1,077,020 | 10.95 |
| 教育貸付等 | 902,947 | 8.66 | 849,159 | 8.63 |
| 海外 | - | - | - | - |
| 合計 | 10,426,803 | 100.00 | 9,837,641 | 100.00 |
(注)1.業種区分は、国民一般向け業務におけるものであります。
2.上記数値は、部分直接償却実施前かつ貸付受入金控除前の計数であり、前事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は329,454百万円(仮払金に係る部分直接償却額143百万円は除く。)、貸付受入金は698百万円であり、当事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は384,526百万円(仮払金に係る部分直接償却額261百万円は除く。)、貸付受入金は748百万円であります。
(ハ)農林水産業者向け業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 5,359 |
| 当事業年度 | 4,950 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 22,385 |
| 当事業年度 | 25,181 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | 17,025 |
| 当事業年度 | 20,230 | |
| 役務取引等収支 | 前事業年度 | △1,881 |
| 当事業年度 | △2,032 | |
| うち役務取引等収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うち役務取引等費用 | 前事業年度 | 1,881 |
| 当事業年度 | 2,032 | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | 11 |
| 当事業年度 | 22 | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | 39 |
| 当事業年度 | 50 | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | 27 |
| 当事業年度 | 27 |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 3,499,330 | 22,385 | 0.64 |
| 当事業年度 | 3,400,011 | 25,181 | 0.74 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | 3,411,152 | 22,223 | 0.65 |
| 当事業年度 | 3,323,989 | 24,761 | 0.74 | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | 4,630 | - | - |
| 当事業年度 | 5,311 | - | - | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 83,547 | 161 | 0.19 |
| 当事業年度 | 70,711 | 419 | 0.59 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | 3,172,479 | 17,025 | 0.54 |
| 当事業年度 | 3,073,644 | 20,230 | 0.66 | |
| うち借用金 | 前事業年度 | 2,993,965 | 14,689 | 0.49 |
| 当事業年度 | 2,904,771 | 18,025 | 0.62 | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | 178,226 | 2,335 | 1.31 |
| 当事業年度 | 168,584 | 2,203 | 1.31 |
(注)1.資金運用勘定は、無利息貸出金及び預け金の平均残高を控除して表示しております。
2.資金調達勘定は、無利息借用金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在 | 2026年3月31日現在 | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 国内 | 3,609,094 | 100.00 | 3,507,168 | 100.00 |
| 製造業 | 412,995 | 11.44 | 399,331 | 11.39 |
| 農業 | 2,111,420 | 58.50 | 2,105,207 | 60.03 |
| 林業 | 204,561 | 5.67 | 173,517 | 4.95 |
| 漁業 | 169,961 | 4.71 | 159,398 | 4.54 |
| 鉱業 | 4 | 0.00 | 4 | 0.00 |
| 建設業 | 2,332 | 0.06 | 2,033 | 0.06 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | - | - | - | - |
| 情報通信業 | - | - | - | - |
| 運輸業 | - | - | - | - |
| 卸売・小売業 | 119,667 | 3.32 | 115,401 | 3.29 |
| 金融・保険業 | - | - | - | - |
| 不動産業 | - | - | - | - |
| 各種サービス業 | 162,176 | 4.49 | 153,492 | 4.38 |
| 地方公共団体 | 257,147 | 7.12 | 244,355 | 6.97 |
| その他 | 168,826 | 4.68 | 154,425 | 4.40 |
| 海外 | - | - | - | - |
| 合計 | 3,609,094 | 100.00 | 3,507,168 | 100.00 |
(注)1.業種区分は、農林水産業者向け業務におけるものであります。
2.上記数値は、部分直接償却実施前かつ貸付受入金控除前の計数であり、前事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は24,285百万円(仮払金に係る部分直接償却額23百万円は除く。)、貸付受入金は61,831百万円であり、当事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は43,826百万円(仮払金に係る部分直接償却額52百万円は除く。)、貸付受入金は56,836百万円であります。
d 有価証券の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在残高 | 2026年3月31日現在残高 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
| 国債 | - | - |
| 地方債 | - | - |
| 社債 | - | - |
| 株式 | 2,530 | 2,530 |
| その他の証券 | 2,485 | 3,536 |
| 合計 | 5,015 | 6,066 |
(ニ)中小企業者向け融資・証券化支援保証業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 70,432 |
| 当事業年度 | 72,635 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 75,084 |
| 当事業年度 | 83,542 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | 4,651 |
| 当事業年度 | 10,906 | |
| 役務取引等収支 | 前事業年度 | 208 |
| 当事業年度 | 219 | |
| うち役務取引等収益 | 前事業年度 | 262 |
| 当事業年度 | 272 | |
| うち役務取引等費用 | 前事業年度 | 53 |
| 当事業年度 | 52 | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | △698 |
| 当事業年度 | △456 | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | 698 |
| 当事業年度 | 456 |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 7,882,569 | 75,084 | 0.95 |
| 当事業年度 | 7,704,028 | 83,542 | 1.08 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | 7,776,089 | 75,024 | 0.96 |
| 当事業年度 | 7,642,089 | 83,406 | 1.09 | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | 14 | 0 | 2.24 |
| 当事業年度 | 10 | 0 | 2.38 | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 106,464 | 59 | 0.06 |
| 当事業年度 | 61,928 | 135 | 0.22 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | 3,828,776 | 4,651 | 0.12 |
| 当事業年度 | 3,575,711 | 10,906 | 0.31 | |
| うち借用金 | 前事業年度 | 3,651,747 | 4,334 | 0.12 |
| 当事業年度 | 3,444,162 | 10,606 | 0.31 | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | 174,480 | 308 | 0.18 |
| 当事業年度 | 127,809 | 280 | 0.22 |
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在 | 2026年3月31日現在 | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 国内 | 7,685,541 | 100.00 | 7,576,814 | 100.00 |
| 製造業 | 2,978,235 | 38.75 | 2,944,646 | 38.86 |
| 農業 | - | - | - | - |
| 林業 | - | - | - | - |
| 漁業 | - | - | - | - |
| 鉱業 | 7,112 | 0.09 | 7,181 | 0.09 |
| 建設業 | 470,808 | 6.13 | 452,975 | 5.98 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 138,856 | 1.81 | 127,069 | 1.68 |
| 情報通信業 | 204,141 | 2.66 | 214,866 | 2.84 |
| 運輸業 | 678,270 | 8.83 | 684,791 | 9.04 |
| 卸売・小売業 | 1,276,220 | 16.61 | 1,251,983 | 16.52 |
| 金融・保険業 | 2,414 | 0.03 | 2,531 | 0.03 |
| 不動産業 | 482,070 | 6.27 | 484,657 | 6.40 |
| 各種サービス業 | 1,447,410 | 18.83 | 1,406,112 | 18.56 |
| 地方公共団体 | - | - | - | - |
| その他 | - | - | - | - |
| 海外 | - | - | - | - |
| 合計 | 7,685,541 | 100.00 | 7,576,814 | 100.00 |
(注)1.業種区分は、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務におけるものであります。
2.上記数値は、社債の取得を含みます。前事業年度末における社債の取得は13百万円、当事業年度末における社債の残高はありません。
3.上記数値は、部分直接償却実施前かつ貸付受入金控除前の計数であり、前事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は123,227百万円(求償権等268百万円を除く。)、貸付受入金は30,539百万円であり、当事業年度末における貸付金に係る部分直接償却額は143,460百万円(求償権等300百万円を除く。)、貸付受入金は66,972百万円であります。
d 有価証券の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在残高 | 2026年3月31日現在残高 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
| 国債 | - | - |
| 地方債 | - | - |
| 社債 | 13 | - |
| 株式 | 0 | 0 |
| その他の証券 | - | 33 |
| 合計 | 13 | 33 |
(ホ)中小企業者向け証券化支援買取業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 170 |
| 当事業年度 | 165 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 214 |
| 当事業年度 | 209 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | 43 |
| 当事業年度 | 43 | |
| 役務取引等収支 | 前事業年度 | △238 |
| 当事業年度 | △238 | |
| うち役務取引等収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うち役務取引等費用 | 前事業年度 | 238 |
| 当事業年度 | 238 | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | 267 |
| 当事業年度 | 420 | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | 268 |
| 当事業年度 | 422 | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | 1 |
| 当事業年度 | 1 |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 41,685 | 214 | 0.52 |
| 当事業年度 | 41,788 | 209 | 0.50 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | 40,684 | 214 | 0.53 |
| 当事業年度 | 37,791 | 199 | 0.53 | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 1,000 | 0 | 0.07 |
| 当事業年度 | 3,996 | 9 | 0.23 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | 19,200 | 43 | 0.23 |
| 当事業年度 | 19,200 | 43 | 0.23 | |
| うち借用金 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | 19,200 | 43 | 0.23 |
| 当事業年度 | 19,200 | 43 | 0.23 |
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 有価証券の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在残高 | 2026年3月31日現在残高 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
| 国債 | 21,147 | 21,140 |
| 地方債 | - | - |
| 社債 | 18,995 | 12,510 |
| 株式 | - | - |
| その他の証券 | - | - |
| 合計 | 40,142 | 33,650 |
(ヘ)信用保険等業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 7,044 |
| 当事業年度 | 23,429 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 7,044 |
| 当事業年度 | 23,429 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| 保険引受収支 | 前事業年度 | △45,758 |
| 当事業年度 | △100,811 | |
| うち保険引受収益 | 前事業年度 | 324,022 |
| 当事業年度 | 263,748 | |
| うち保険引受費用 | 前事業年度 | 369,780 |
| 当事業年度 | 364,560 | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 6,769,259 | 7,044 | 0.10 |
| 当事業年度 | 6,611,846 | 23,429 | 0.35 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | 41,673 | 238 | 0.57 |
| 当事業年度 | 174,580 | 1,463 | 0.84 | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 6,727,585 | 6,805 | 0.10 |
| 当事業年度 | 6,437,266 | 21,966 | 0.34 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち借用金 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - |
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別保険引受残高の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在 | 2026年3月31日現在 | ||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 金額(百万円) | 構成比(%) | |
| 国内 | 34,525,923 | 100.00 | 33,229,985 | 100.00 |
| 製造業 | 6,310,911 | 18.28 | 6,017,008 | 18.11 |
| 農業 | - | - | - | - |
| 林業 | - | - | - | - |
| 漁業 | - | - | - | - |
| 鉱業 | 40,413 | 0.12 | 38,549 | 0.12 |
| 建設業 | 7,764,195 | 22.49 | 7,537,598 | 22.68 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | - | - | - | - |
| 情報通信業 | - | - | - | - |
| 運輸業 | 1,691,645 | 4.90 | 1,636,554 | 4.92 |
| 卸売・小売業 | 8,429,367 | 24.41 | 8,034,209 | 24.18 |
| 金融・保険業 | 51,919 | 0.15 | 50,660 | 0.15 |
| 不動産業 | 2,181,810 | 6.32 | 2,177,395 | 6.55 |
| 各種サービス業 | 7,840,594 | 22.71 | 7,529,597 | 22.66 |
| 地方公共団体 | - | - | - | - |
| その他 | 215,064 | 0.62 | 208,411 | 0.63 |
| 海外 | - | - | - | - |
| 合計 | 34,525,923 | 100.00 | 33,229,985 | 100.00 |
(注)業種区分は、信用保険等業務におけるものであります。
d 有価証券の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在残高 | 2026年3月31日現在残高 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
| 国債 | 99,863 | 199,948 |
| 地方債 | - | - |
| 社債 | - | - |
| 株式 | - | - |
| その他の証券 | - | - |
| 合計 | 99,863 | 199,948 |
(ト)危機対応円滑化業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 2,459 |
| 当事業年度 | 5,851 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 5,416 |
| 当事業年度 | 8,361 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | 2,956 |
| 当事業年度 | 2,510 | |
| 役務取引等収支 | 前事業年度 | 3,067 |
| 当事業年度 | 1,855 | |
| うち役務取引等収益 | 前事業年度 | 3,067 |
| 当事業年度 | 1,855 | |
| うち役務取引等費用 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | △10,143 |
| 当事業年度 | △4,040 | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | 10,143 |
| 当事業年度 | 4,040 |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 4,190,368 | 5,416 | 0.13 |
| 当事業年度 | 3,546,787 | 8,361 | 0.24 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | 3,072,001 | 2,972 | 0.10 |
| 当事業年度 | 2,442,939 | 2,510 | 0.10 | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | 49,995 | 286 | 0.57 |
| 当事業年度 | 99,956 | 710 | 0.71 | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 1,068,371 | 2,157 | 0.20 |
| 当事業年度 | 1,003,892 | 5,140 | 0.51 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | 3,072,223 | 2,956 | 0.10 |
| 当事業年度 | 2,442,939 | 2,510 | 0.10 | |
| うち借用金 | 前事業年度 | 3,050,878 | 2,972 | 0.10 |
| 当事業年度 | 2,442,939 | 2,510 | 0.10 | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | 21,345 | △15 | △0.07 |
| 当事業年度 | - | - | - |
(注)1.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
2.資金調達勘定のうち社債については、額面金額を上回る発行価額であり、その差額を利息に含めて処理しているため、利回りがマイナスとなっております。
c 業種別貸出金残高の状況
危機対応円滑化業務における貸出先は、指定金融機関に対してのみであり、当事業年度末(2026年3月31日)現在の貸出金残高は、前事業年度末比5,451億円減少して2兆1,442億円となっております。
d 損害担保残高の状況
危機対応円滑化業務における損害担保契約先は、指定金融機関であり、当事業年度末(2026年3月31日)現在の損害担保契約の補償引受残高は、前事業年度末比2,032億円減少して1兆411億円となっております。
e 有価証券の状況
| 種類 | 2025年3月31日現在残高 | 2026年3月31日現在残高 |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | |
| 国債 | 99,951 | 99,961 |
| 地方債 | - | - |
| 社債 | - | - |
| 株式 | - | - |
| その他の証券 | - | - |
| 合計 | 99,951 | 99,961 |
(チ)特定事業等促進円滑化業務
a 収支の状況
| 種類 | 期別 | 金額(百万円) |
| 資金運用収支 | 前事業年度 | 0 |
| 当事業年度 | 0 | |
| うち資金運用収益 | 前事業年度 | 80 |
| 当事業年度 | 207 | |
| うち資金調達費用 | 前事業年度 | 80 |
| 当事業年度 | 207 | |
| 役務取引等収支 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うち役務取引等収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うち役務取引等費用 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| その他業務収支 | 前事業年度 | △195 |
| 当事業年度 | △325 | |
| うちその他業務収益 | 前事業年度 | - |
| 当事業年度 | - | |
| うちその他業務費用 | 前事業年度 | 195 |
| 当事業年度 | 325 |
b 資金運用/調達の状況
| 種類 | 期別 | 平均残高 | 利息 | 利回り |
| 金額(百万円) | 金額(百万円) | (%) | ||
| 資金運用勘定 | 前事業年度 | 72,532 | 80 | 0.11 |
| 当事業年度 | 68,393 | 207 | 0.30 | |
| うち貸出金 | 前事業年度 | 72,522 | 80 | 0.11 |
| 当事業年度 | 68,383 | 207 | 0.30 | |
| うち有価証券 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち預け金 | 前事業年度 | 10 | 0 | 0.07 |
| 当事業年度 | 10 | 0 | 0.22 | |
| 資金調達勘定 | 前事業年度 | 72,522 | 80 | 0.11 |
| 当事業年度 | 68,383 | 207 | 0.30 | |
| うち借用金 | 前事業年度 | 72,522 | 80 | 0.11 |
| 当事業年度 | 68,383 | 207 | 0.30 | |
| うち短期社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - | |
| うち社債 | 前事業年度 | - | - | - |
| 当事業年度 | - | - | - |
(注) 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。
c 業種別貸出金残高の状況
特定事業等促進円滑化業務における貸出先は、指定金融機関に対してのみであり、当事業年度末(2026年3月31日)現在の貸出金残高は、前事業年度末比71億円増加して742億円となっております。
(2)生産、受注及び販売の実績
「生産、受注及び販売の実績」は、業務の性質上、該当する情報がないので記載しておりません。
(3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
イ 経営成績の分析
(イ)主な収支
当事業年度は、資金運用収支が前事業年度比244億円増加して2,317億円の黒字、役務取引等収支が前事業年度比13億円減少して7億円の赤字、保険引受収支が前事業年度比550億円減少して1,008億円の赤字、その他業務収支が前事業年度比63億円増加して44億円の赤字となりました。政府補給金収入733億円を含めた粗利益は前事業年度比101億円減少して1,990億円の黒字となりました。これから営業経費1,581億円を控除した結果、実質業務純益は前事業年度比209億円減少して408億円の黒字となりました。特別損益などを含めた当期純損失は前事業年度比916億円増加して2,925億円となりました。
| 前事業年度 (2025年3月期) | 当事業年度 (2026年3月期) | 前事業年度比 | ||
| 資金運用収支(億円) | ① | 2,072 | 2,317 | 244 |
| 資金運用収益(億円) | 2,382 | 2,796 | 413 | |
| 資金調達費用(億円) | 309 | 478 | 168 | |
| 役務取引等収支(億円) | ② | 5 | △7 | △13 |
| 役務取引等収益(億円) | 33 | 21 | △12 | |
| 役務取引等費用(億円) | 27 | 28 | 1 | |
| 保険引受収支(億円) | ③ | △457 | △1,008 | △550 |
| 保険引受収益(億円) | 3,240 | 2,637 | △602 | |
| 保険引受費用(億円) | 3,697 | 3,645 | △52 | |
| その他業務収支(億円) | ④ | △108 | △44 | 63 |
| その他業務収益(億円) | 3 | 4 | 1 | |
| その他業務費用(億円) | 111 | 49 | △61 | |
| 政府補給金収入(億円) | ⑤ | 579 | 733 | 153 |
| 粗利益(億円) (=①+②+③+④+⑤) | ⑥ | 2,091 | 1,990 | △101 |
| 営業経費(億円) | ⑦ | 1,473 | 1,581 | 108 |
| 実質業務純益(億円) | ⑥-⑦ | 618 | 408 | △209 |
| その他経常収支(億円) | △2,625 | △3,334 | △708 | |
| その他経常収益(億円) | 52 | 53 | 0 | |
| その他経常費用(億円) | 2,678 | 3,387 | 709 | |
| 経常損失(△)(億円) | △2,007 | △2,925 | △918 | |
| 特別損益(億円) | △1 | 0 | 1 | |
| 当期純損失(△)(億円) | △2,008 | △2,925 | △916 |
(ロ)与信関係費用
当事業年度の貸倒引当金繰入額は、一般貸倒引当金繰入額468億円、個別貸倒引当金繰入額2,480億円を合わせて前事業年度比898億円増加の2,948億円となりました。貸出金償却236億円、債権売却損等32億円、補償損失引当金繰入額136億円、償却債権取立益9億円を含めて与信関係費用全体としては前事業年度比739億円増加して3,344億円となりました。
| 前事業年度 (2025年3月期) | 当事業年度 (2026年3月期) | 前事業年度比 | ||
| 貸倒引当金繰入額(億円) | ① | 2,050 | 2,948 | 898 |
| 一般貸倒引当金繰入額(億円) | △6 | 468 | 474 | |
| 個別貸倒引当金繰入額(億円) | 2,056 | 2,480 | 424 | |
| 貸出金償却(億円) | ② | 326 | 236 | △90 |
| 債権売却損等(億円) | ③ | 35 | 32 | △2 |
| 補償損失引当金繰入額(億円) | ④ | 201 | 136 | △65 |
| 償却債権取立益(億円) | ⑤ | 8 | 9 | 0 |
| 与信関係費用(億円) (=①+②+③+④-⑤) | 2,605 | 3,344 | 739 |
ロ 財政状態の分析
(イ)貸出金
当事業年度末の貸出金残高は、22兆4,437億円となり、前事業年度末と比較して1兆4,641億円の減少となりました。
業務勘定別では、国民一般向け業務が前事業年度末比6,442億円減少して9兆4,523億円、農林水産業者向け業務が前事業年度末比1,164億円減少して3兆4,065億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が前事業年度末比1,653億円減少して7兆3,663億円、中小企業者向け証券化支援買取業務及び信用保険等業務が前事業年度末及び当事業年度末とも貸出金残高はなく、危機対応円滑化業務が前事業年度末比5,451億円減少して2兆1,442億円、特定事業等促進円滑化業務が前事業年度末比71億円増加して742億円となっております。
○リスク管理債権及び金融再生法開示債権の状況
当公庫は、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律(平成10年法律第132号。以下「金融再生法」という。)の適用はありませんが、民間金融機関の基準に準じて算出したものであります。
a 国民一般向け業務
| 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) | 前事業年度末比 増減 | |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額 (億円) | 197 | 213 | 16 |
| 危険債権額(億円) | 1,283 | 1,301 | 18 |
| 要管理債権額(億円) | 11,604 | 12,432 | 828 |
| 3月以上延滞債権額(億円) | 1 | 0 | △0 |
| 貸出条件緩和債権額(億円) | 11,603 | 12,432 | 829 |
| 合計額(A)(億円) | 13,084 | 13,947 | 862 |
| 正常債権額(億円) | 87,957 | 80,660 | △7,297 |
| 総与信残高(末残)(億円) | 101,042 | 94,608 | △6,434 |
| 総与信残高比(%) | 12.95 | 14.74 | 1.79 |
| 貸倒引当金(B)(億円) | 3,059 | 3,812 | 752 |
| 引当率(B/A×100)(%) | 23.38 | 27.33 | 3.95 |
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
b 農林水産業者向け業務
| 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) | 前事業年度末比 増減 | |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額 (億円) | 41 | 45 | 3 |
| 危険債権額(億円) | 1,267 | 1,128 | △138 |
| 要管理債権額(億円) | 1,927 | 2,044 | 116 |
| 3月以上延滞債権額(億円) | 11 | 16 | 4 |
| 貸出条件緩和債権額(億円) | 1,915 | 2,027 | 111 |
| 合計額(A)(億円) | 3,236 | 3,218 | △17 |
| 正常債権額(億円) | 32,053 | 30,909 | △1,143 |
| 総与信残高(末残)(億円) | 35,289 | 34,128 | △1,161 |
| 総与信残高比(%) | 9.17 | 9.43 | 0.26 |
| 貸倒引当金(B)(億円) | 330 | 366 | 35 |
| 引当率(B/A×100)(%) | 10.21 | 11.38 | 1.17 |
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
c 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務
| 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) | 前事業年度末比 増減 | |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額 (億円) | 98 | 93 | △4 |
| 危険債権額(億円) | 7,855 | 7,920 | 65 |
| 要管理債権額(億円) | 1,601 | 1,694 | 93 |
| 3月以上延滞債権額(億円) | - | - | - |
| 貸出条件緩和債権額(億円) | 1,601 | 1,694 | 93 |
| 合計額(A)(億円) | 9,555 | 9,709 | 153 |
| 正常債権額(億円) | 66,085 | 64,333 | △1,751 |
| 総与信残高(末残)(億円) | 75,641 | 74,043 | △1,597 |
| 総与信残高比(%) | 12.63 | 13.11 | 0.48 |
| 貸倒引当金(B)(億円) | 2,981 | 3,021 | 39 |
| 引当率(B/A×100)(%) | 31.20 | 31.12 | △0.08 |
(注)1.正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
2.2025年3月末及び2026年3月末の総与信残高は要管理先の求償権で弁済契約を締結したものを含み、合計(A)及び正常債権の合計と相違しております。
d 中小企業者向け証券化支援買取業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在においてリスク管理債権及び金融再生法開示債権の残高がありません。
e 信用保険等業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在においてリスク管理債権及び金融再生法開示債権の残高がありません。
f 危機対応円滑化業務
| 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) | 前事業年度末比 増減 | |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額 (億円) | - | - | - |
| 危険債権額(億円) | - | - | - |
| 要管理債権額(億円) | - | - | - |
| 3月以上延滞債権額(億円) | - | - | - |
| 貸出条件緩和債権額(億円) | - | - | - |
| 合計額(A)(億円) | - | - | - |
| 正常債権額(億円) | 26,895 | 21,443 | △5,451 |
| 総与信残高(末残)(億円) | 26,895 | 21,443 | △5,451 |
| 総与信残高比(%) | - | - | - |
| 貸倒引当金(B)(億円) | - | - | - |
| 引当率(B/A×100)(%) | - | - | - |
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
g 特定事業等促進円滑化業務
| 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) | 前事業年度末比 増減 | |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額 (億円) | - | - | - |
| 危険債権額(億円) | - | - | - |
| 要管理債権額(億円) | - | - | - |
| 3月以上延滞債権額(億円) | - | - | - |
| 貸出条件緩和債権額(億円) | - | - | - |
| 合計額(A)(億円) | - | - | - |
| 正常債権額(億円) | 671 | 743 | 71 |
| 総与信残高(末残)(億円) | 671 | 743 | 71 |
| 総与信残高比(%) | - | - | - |
| 貸倒引当金(B)(億円) | - | - | - |
| 引当率(B/A×100)(%) | - | - | - |
(注) 正常債権に対する一般貸倒引当金は含んでおりません。
(ロ)証券化支援
証券化支援保証業務につきましては、前事業年度に引き続き実施されたCLO(貸付債権担保証券)の組成において、機関投資家向けに販売されるCLOの一部に保証を付したこと、また、スタンドバイ・クレジット制度の取扱いにより、当事業年度末の保証債務残高が前事業年度末と比較して51億円増加して、333億円となっております。なお、CLOの組成に関する保証債務残高は50億円増加して287億円、スタンドバイ・クレジット制度の保証債務残高は前事業年度末と同様に45億円となっております。
証券化支援買取業務につきましては、保有するCLOの償還が進んだことに伴い、社債残高は前事業年度末と比較して64億円減少して、125億円となっております。
なお、信託受益権(その他の証券)残高は前事業年度末と同様に0円となっております。
(ハ)信用保険
当事業年度末の保険引受残高は33兆2,299億円となり、償還が進んだことなどにより、前事業年度末と比較して1兆2,959億円の減少となっております。
(ニ)政府からの補給金及び出資金
前事業年度における政府からの補給金収入は、国民一般向け業務が136億円、農林水産業者向け業務が297億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が141億円、危機対応円滑化業務が1億円、特定事業等促進円滑化業務が2億円、当公庫全体で579億円となっております。
また、前事業年度における政府からの出資金の受入額は、国民一般向け業務が0億円、農林水産業者向け業務が0億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が0億円、信用保険等業務が466億円、危機対応円滑化業務が0億円、当公庫全体で467億円となっております。
当事業年度における政府からの補給金収入は、国民一般向け業務が155億円、農林水産業者向け業務が417億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が154億円、危機対応円滑化業務が1億円、特定事業等促進円滑化業務が4億円、当公庫全体で733億円となっております。
また、当事業年度における政府からの出資金の受入額は、国民一般向け業務が82億円、農林水産業者向け業務が0億円、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務が40億円、信用保険等業務が461億円、危機対応円滑化業務が0億円、当公庫全体で584億円となっております。
(参考)資産の査定
当公庫は、金融再生法の適用はありませんが、民間金融機関の基準に準じて、当公庫の貸借対照表の「有価証券」中の社債(その元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)によるものに限る。)、貸出金、外国為替、「その他資産」中の未収利息及び仮払金並びに支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに注記されている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2.危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3.要管理債権
要管理債権とは、3月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4.正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
a 国民一般向け業務
| 債権の区分 | 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権(億円) | 197 | 213 |
| 危険債権(億円) | 1,283 | 1,301 |
| 要管理債権(億円) | 11,604 | 12,432 |
| 正常債権(億円) | 87,957 | 80,660 |
b 農林水産業者向け業務
| 債権の区分 | 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権(億円) | 41 | 45 |
| 危険債権(億円) | 1,267 | 1,128 |
| 要管理債権(億円) | 1,927 | 2,044 |
| 正常債権(億円) | 32,053 | 30,909 |
c 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務
| 債権の区分 | 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権(億円) | 98 | 93 |
| 危険債権(億円) | 7,855 | 7,920 |
| 要管理債権(億円) | 1,601 | 1,694 |
| 正常債権(億円) | 66,085 | 64,333 |
d 中小企業者向け証券化支援買取業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在において金融再生法開示債権の残高がありません。
e 信用保険等業務
2025年3月31日現在及び2026年3月31日現在において金融再生法開示債権の残高がありません。
f 危機対応円滑化業務
| 債権の区分 | 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権(億円) | - | - |
| 危険債権(億円) | - | - |
| 要管理債権(億円) | - | - |
| 正常債権(億円) | 26,895 | 21,443 |
g 特定事業等促進円滑化業務
| 債権の区分 | 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) |
| 破産更生債権及びこれらに準ずる債権(億円) | - | - |
| 危険債権(億円) | - | - |
| 要管理債権(億円) | - | - |
| 正常債権(億円) | 671 | 743 |
ハ キャッシュ・フローの分析
当事業年度のキャッシュ・フローにつきまして、営業活動によるキャッシュ・フローは、中小企業者向け融資・証券化支援保証業務の増加などにより前事業年度比3,276億円増加して1,432億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、危機対応円滑化業務の増加などにより前事業年度比1,151億円増加して1,084億円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、国民一般向け業務の増加などにより前事業年度比83億円増加して527億円の収入となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、前事業年度末比876億円増加して3,486億円となりました。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
| (単位:百万円) |
| 前事業年度 (2025年3月期) | 当事業年度 (2026年3月期) | 前事業年度比増減 | |
| 国民一般向け業務 | 1,551 | 21,608 | 20,057 |
| 農林水産業者向け業務 | △2,562 | 6,987 | 9,550 |
| 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務 | △278,133 | 59,017 | 337,150 |
| 中小企業者向け証券化支援買取業務 | 12 | 91 | 78 |
| 信用保険等業務 | △5,040 | 55,736 | 60,777 |
| 危機対応円滑化業務 | 99,823 | △140 | △99,963 |
| 特定事業等促進円滑化業務 | △1 | △9 | △7 |
| 合計 | △184,351 | 143,291 | 327,643 |
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
| (単位:百万円) |
| 前事業年度 (2025年3月期) | 当事業年度 (2026年3月期) | 前事業年度比増減 | |
| 国民一般向け業務 | △13,487 | △7,346 | 6,140 |
| 農林水産業者向け業務 | △4,165 | △2,860 | 1,304 |
| 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務 | △6,260 | △3,206 | 3,053 |
| 中小企業者向け証券化支援買取業務 | 1,151 | 6,589 | 5,437 |
| 信用保険等業務 | △100,834 | △101,356 | △522 |
| 危機対応円滑化業務 | △100,004 | △221 | 99,783 |
| 特定事業等促進円滑化業務 | △10 | △17 | △6 |
| 合計 | △223,610 | △108,420 | 115,190 |
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
| (単位:百万円) |
| 前事業年度 (2025年3月期) | 当事業年度 (2026年3月期) | 前事業年度比増減 | |
| 国民一般向け業務 | △1,447 | 6,496 | 7,944 |
| 農林水産業者向け業務 | △183 | △3,112 | △2,929 |
| 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務 | △520 | 3,362 | 3,882 |
| 中小企業者向け証券化支援買取業務 | △34 | △46 | △12 |
| 信用保険等業務 | 46,520 | 45,998 | △521 |
| 危機対応円滑化業務 | 7 | 6 | △0 |
| 特定事業等促進円滑化業務 | △1 | △1 | △0 |
| 合計 | 44,340 | 52,702 | 8,361 |
(ニ)現金及び現金同等物の残高
| (単位:百万円) |
| 前事業年度末 (2025年3月末) | 当事業年度末 (2026年3月末) | 前事業年度末比増減 | |
| 国民一般向け業務 | 87,414 | 108,172 | 20,758 |
| 農林水産業者向け業務 | 30,846 | 31,860 | 1,013 |
| 中小企業者向け融資・証券化支援保証業務 | 94,492 | 153,748 | 59,256 |
| 中小企業者向け証券化支援買取業務 | 3,925 | 10,559 | 6,633 |
| 信用保険等業務 | 32,359 | 32,738 | 378 |
| 危機対応円滑化業務 | 11,745 | 11,390 | △355 |
| 特定事業等促進円滑化業務 | 186 | 157 | △28 |
| 合計 | 260,970 | 348,626 | 87,656 |
ニ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当公庫は、国の政策の下、民間金融機関の補完を旨としつつ、社会のニーズに対して、種々の手法により、政策金融を的確に実施するため、国の財政投融資計画に基づく財政融資資金、政府保証債、財投機関債、政府からの出資金などによる安定的な長期資金の調達を行っており、短期借入金に過度に依存しておりません。
当事業年度における資金調達額は、財政融資資金によるものが15,770億円(前事業年度比518億円増加)、財投機関債の発行によるものが1,000億円(前事業年度も1,000億円)、政府からの出資金によるものが584億円(前事業年度比116億円増加)などであり、その主要な使途は、貸出金等の長期的投融資資金及び業務運営上の経費支払等の運転資金であります。
なお、資金の流動性につきまして、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、当期首比876億円増加して3,486億円となりました。
ホ 重要な会計上の見積り
当公庫の財務諸表で採用する重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
なお、本項への記載項目のうち、将来に関する事項については、当事業年度末現在において判断したものであります。