訂正有価証券報告書-第79期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2022/11/14 16:37
【資料】
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【項目】
123項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営方針
当社グループの経営方針は、古来、人類が利用してきたコラーゲン素材を活かし、食品市場や健康・美容市場および医療分野向けで新たな価値を生み出し、豊かな人間生活に貢献することです。また、地球環境の保全に努める企業として、グローバルな視点から経営を進めています。
≪社是≫
愛と信(まこと)を基盤とし、最高の技術と最大の活力により、社業を発展させ、もって社会に貢献し、希望ある人生をきずこう。
≪ビジョン≫
「いつまでも元気で若々しくありたい」
そんな世界中の人々の願いをコラーゲンの飽くなき追求により叶えます。
1.お客様の「もっと」を叶える製品・サービスを提供します。
2.研究開発と生産革新に努め、コラーゲンの活躍の場を広げます。
3.挑戦を良しとする組織風土を築き、新たな市場を開拓・創造します。
経営基盤のさらなる強化・拡大を目指し、以下の3点を経営方針として取り組みます。
①フードソリューション、ヘルスサポート、バイオメディカルの3つをコア領域とする。
フードソリューション「もっと美味しく、簡単に」を実現するために、ゼラチンやゲル化剤等を活用した用途開発と、独自の製品開発や配合技術によって、お客様の課題解決に繋がるソリューションを提供します。
ヘルスサポート世界中の人々の願いである健康に対し、長年にわたるコラーゲンペプチドの機能性研究と製品開発力で若さや美しさを保ちたいというニーズにお応えします。
バイオメディカル革新的な医療技術への挑戦が続く先端医療分野において、生体内に用いても安全なコラーゲン・ゼラチンを医療分野に展開し、再生医療や生体材料の製造に貢献します。

②日本、アジア、北米の生産・供給体制を自由貿易時代に対応すべくグローバルで最適化する。
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)やEPA(経済連携協定)など関税撤廃による海外メーカーの日本市場への参入による競争激化に対応するため、当社グループの各製造拠点で生産改革を推進します。
③選択と集中を進め、高付加価値製品・サービスを創造し、より高収益な企業体質に変革する。
当社の接着剤事業をボスティック・ニッタ株式会社へ承継させることを公表しました。今後、ビジョンに掲げるコア事業において事業戦略を着実に推進するとともに、製品のポートフォリオを最適化し、高収益な経営体質へと転換してまいります。
(2)経営戦略等
① フードソリューション
日本では、美味しい食事を簡単にとりたいという消費者ニーズの広がりで、レンジアップ総菜や冷凍食品の需要が旺盛となっています。また、ホテルや外食産業では、深刻な人手不足が生じており、手間をかけずに調理したいというニーズが高まっています。このような市場へ従来の粉末タイプの製品だけでなく、お客様の利便性を図るため、さらに加工度を上げた新たな製品を開発し、販売拡大を行います。北米では、新たに導入したケーシング生産設備によりコスト競争力がある製品で販売拡大を目指します。アジアでは、毎年高い経済成長を続けているベトナムの拠点を中心に乳製品向けにゲル化剤等の販売を拡大し、供給体制を整えます。
② ヘルスサポート
日本では、人生100年時代の超高齢化社会の到来により、健康寿命を少しでも延ばしたいというニーズがあります。アンチエイジング市場向けでは血流改善や筋肉維持など、これまで知られていなかったコラーゲンペプチドの新たな機能性研究にも積極的に取り組み、人々の健康保持増進に貢献します。中国では健康食品市場が顕著に拡大しています。中でもコラーゲンペプチドはそのユニークな機能性が再認識され需要が伸長しており、安定供給体制を構築します。
③ バイオメディカル
今、世界中の研究機関で先進医療、次世代医薬品などの革新的医療が進められています。コラーゲン・ゼラチンは細胞培養だけでなく、生体親和性や生体吸収性など様々な機能を持っています。これらのユニークで有用な機能を活かし、創傷治癒用など新たな機能性を付与したコラーゲンペプチドの開発や再生医療用など革新的な医療の進化に貢献するため、次の事業の柱として経営資源を効率的に投入します。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等
当社グループでは、事業の成長と収益力向上の観点から、連結売上高及び連結営業利益を重要な経営指標と位置づけています。お客様のニーズにマッチした製品・サービスを提供すること、また継続的なコスト削減、生産性向上による競争力あるモノつくりによって、事業の持続的な成長と収益の最大化を目指しています。
(4)経営環境
① 日本
高齢化や女性の社会進出等により、個食化や調理の簡便化はますます進行すると予想され、調理済み総菜の需要増加や、冷凍食品市場での商機拡大を見込んでいます。また、訪日外国人は5年連続過去最高を更新しており、東京オリンピックの開催と人手不足を背景にホテルやレストランでは新たなメニュー開発や調理の簡便化など、外食産業向け業務用商材のニーズが高まっています。
健康食品市場は高齢者人口の増加もあり、健康保持増進の効果が実証された成分を含む機能性食品の市場が拡大しています。当社グループでは肌の保湿やひざ関節痛の改善などの機能性を持った製品の積極的な認知活動が成果に結びつき、一般消費者の利用が大きく増加しています。今後、さらにこれを広げるには、新たな機能を研究し差別化を図る必要があると認識しています。
② 海外
北米のゼラチン市況は、原料価格の上昇や市場競争の激化など厳しい状況ですが、安心・安全な原材料の調達とコスト競争力の向上に努めるとともに、新たな顧客を開拓し収益改善に取り組みます。近年アジア諸国では、乳製品やデザート用の食品素材のニーズが急速に高まっており、日本で蓄積したノウハウを活かした事業展開が期待できます。製造・販売拠点を有する中国では、可処分所得の増加に加え高齢化の進行により健康食品の需要が増加しており、グローバルでの供給体制の整備が必要と認識しています。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
(コラーゲン素材事業)
ゼラチンは、販売戦略の見直しや生産効率化により、北米事業の収益回復に全力で取り組みます。また、当社グループの各工場で省人化投資によるコストダウンや環境対策を行い、グローバルでの競争力を強化します。コラーゲンペプチドは、ニッタゼラチンユーエスエーInc.において持続的成長に向け将来に亘って競争力を確保する取組み及び北米での市場開拓を進めます。また、機能性の更なる研究を製品開発につなげ、国内では利益性の高い新規市場開拓を行います。また、美容サプリメント向け需要が拡大している中国では、増産対応と販売拡大に努めます。コラーゲンケーシングは、北米での販売拡大と設備導入による生産性向上により、収益の向上を図ります。ライフサイエンスは、体内に入れても安全な医療用素材の研究開発と共に、医薬品や再生医療分野への認知活動を推進し、事業拡大を目指します。
(フォーミュラソリューション事業)
食品材料は、当社独自のアプリケーション技術を活かして、美味しいだけでなく、見た目にも美しい料理やデザート用の製品開発と販売拡大を目指します。また、調理の時短や簡便化を実現する業務用商材の開発にも積極的に取り組みます。
当社グループはビジョンに掲げるコア事業における戦略の推進や新事業への集中投資を行うため、平成30年8月に接着剤事業(製造を除く)をボスティック・ニッタ株式会社へ承継させることを決定いたしました。今後はボスティック・ニッタ株式会社により、接着剤事業の新工場が建設される予定です。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりです。

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