有価証券報告書-第2期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 11:59
【資料】
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【項目】
130項目

対処すべき課題

(1)会社の経営の基本方針
当社グループは7つの事業アプローチから人と暮らしをトータルに見つめ、お客様とともに「美しい時代へ」の理念のもと、美しい生活環境の創造を目指す総合生活産業であり、東急グループの一員として「安心と信頼」の「東急ブランド」の価値向上に努めております。
また、安定化した成長路線を着実に「継続」することと、大きく変化を遂げるであろう事業環境に対応しながら、常に新たな事業・課題の達成に取り組み、変わりゆく時代へ挑戦を続けていくことで、株主価値の拡大を図ってまいります。
(2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標、会社の対処すべき課題
前中期経営計画「Value Innovation 2013」(平成23年度~平成25年度)は、計画最終年度となる平成25年度において、連結営業利益614億円(対中期経営計画+14億円)、DEレシオ2.7倍(対中期経営計画△1.2倍)と、目標とする各経営指標を達成いたしました。
当社グループは、持株会社体制への移行(平成25年10月)並びに前中期経営計画の達成を踏まえ、平成26年11月にグループ中長期経営計画「『Value Frontier 2020』~価値を創造し続ける企業グループへ~」(平成26年度~平成32年度)を策定いたしました。
本計画では、東京オリンピック開催や東急グループの総力を挙げた渋谷駅周辺での再開発事業をはじめとした大型開発事業が完成する2020年度(平成32年度)までを期間とし、お客様目線を基本とした上で、「関与アセット拡大」と「新たな需要創出」により「価値を創造し続ける企業グループ」を目指します。
都市・住宅・管理・仲介のコア4事業を中心に渋谷再開発事業や(仮称)銀座5丁目プロジェクトなど優良アセットの開発や、拡大する既存ストック関連市場からの外部アセットの獲得・関与に取り組み、関与アセットの拡大による事業機会拡大・創出を通じてグループ収益基盤の安定的な成長を図ります。さらに、ウェルネス・ハンズ・海外事業等でグループの強みを最大限発揮し、事業モデル進化による新たな需要創出を通じて更なる成長の源泉を獲得していきます。
目標指標※は中期経営計画の最終年度2016年度(平成28年度)において、営業利益730億円、DEレシオ2.6倍、渋谷再開発事業などが完成する2020年度(平成32年度)には営業利益1,000億円を目標とし、利益成長を図りながらDEレシオを2倍台前半まで改善させ、さらなる財務健全化にも努めてまいります。
※将来に関する事項についてはその達成を保証するものではありません。