有価証券報告書-第33期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(業績等の概要)
(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府による経済政策の効果もあり、雇用情勢や所得 環境の改善が見受けられたものの、個人消費は今なお力強さに欠けた結果、全体的な伸びが鈍い状況となりました。また米国の貿易政策の混迷、利上げ観測に伴う新興国経済の減速、英国のEU離脱問題による欧州経済の失速懸念、更には東アジア地域における紛争懸念等、依然として先行き不透明感が払拭できない状況にありました。
外食業界におきましては、緩やかな回復基調を辿る一方、人材需給の逼迫に伴う人件費や採用コストの上昇や人材不足、更には消費者の節約志向による消費動向の鈍化傾向や業界内の顧客獲得競争が一段と激しくなっている等、経営環境は引続き厳しい状況が続いております。
このような環境のもと、当社の主力業態は「や台や」業態、「や台ずし」業態、「ニパチ」業態及び「これや」業態であり、地域特性を考慮した上で新規出店の業態を決定してまいりました。関東・中部・関西地域においては、特に「や台ずし」業態が好調であり、当業態を中心に新規出店に努め、また山陽・九州地域においては、「ニパチ」業態のニーズもあることから、「や台ずし」業態だけではなく当業態の新規出店にも努めてまいりました。
「や台ずし」業態は新鮮な魚介類を用いた本格職人にぎりのすしを低価格で食すことができ、且つ居酒屋メニューも合わせて食すことができるという“寿司屋が居酒屋メニューを提供する”業態であります。良い商材を使い、春夏秋冬の季節に合わせてメニュー改定することで、お客様の来店動機に繋げたことから客数も堅調に推移致しました。
「ニパチ」業態は均一低価格でコストパフォーマンスの高い料理を提供する居酒屋業態であります。当業態へのニーズは常に一定程度存在するものであり、特に景気回復の遅れが散見される地方都市においては、より低価格の業態のニーズが高く売上高も堅調に推移しました。
「や台や」業態はお好み焼き・鉄板焼き居酒屋であります。当業態は店舗数こそ多くはありませんが、お値打ち感の高い商品の提供を徹底することで既存店強化に努めたことから客数・客単価ともに安定して推移致しました。
「これや」業態は大阪の味を再現した串カツ居酒屋であります。当業態は1本100円(税抜)から提供しており、また鉄板料理・居酒屋メニューを充実させることで、串カツ業態の需要開拓に努めてまいりました。
当社は業態を問わず、接客が非常に重要であるとの認識から、全ての業態において、や台やグループの基本理念である「元気を持って帰ってもらう店なんやで」を実現することに努めてまいりました。「あたりまえやを当り前に」という社是のもと「元気な声出し、清潔感、笑顔の接客」を着実に実行できるように、徹底して従業員(パート・アルバイト含む)の教育に努め、上質な接客サービスの向上を目指して取り組んでまいりました。
また、新業態の開発に積極的に取り組んでまいりました。顧客ニーズの多様化が進む中、次なる収益の柱を生み出すべく、継続的な成長に繋げるための取り組みを実践してまいりました。当期は、以前に出店しておりました焼き鳥居酒屋「や台どり」をリニューアルし新業態として研究開発してまいりました。出店地域・価格・メニュー等試行錯誤を重ね、データ収集に努めてまいりました。当社は常に新たな収益の柱を確立するために、今後も顧客ニーズにしっかりアンテナを張り巡らせ、情報の収集に取り組んでいきたいと考えております。
既存業態の新規出店や新業態開発等を進める一方で、利益率の低い店舗を中心に戦略的に撤退や売却を進め、全社的な利益率の改善や人材の効率的な配置転換等を実施することで高利益率の維持に努めてまいりました。
また建築店舗・設計デザイン事業部(以下、「建築事業部」という。)は、当事業部の存在を強みとして最大限活用し、店舗展開する際のイニシャルコストの徹底的な抑制、投資回収の早期実現等の達成に大きく寄与しました。
以上の結果、店舗数につきましては、新規出店54店舗、退店4店舗、業態転換2店舗を実施し、平成30年3月末日現在の店舗数は284店舗(フランチャイズ含む)となりました。
また、当事業年度の売上高は15,683百万円(前年同期比23.3%増)、営業利益は1,646百万円(同43.6%増)、経常利益は1,958百万円(同41.0%増)となり、当期純利益は1,221百万円(同40.3%増)となりました。
事業部別の業績の概況は、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて1,724百万円(57.0%)増加し、4,750百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は前年同期に比べ1,260百万円(89.4%)増加し、2,671百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益576百万円、及び仕入債務の増減額447百万円の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ54百万円(6.0%)減少し、849百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出95百万円、及び定期預金払戻による200百万円の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ24百万円(33.0%)増加し、97百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出9百万円及び配当金の支払額15百万円の増加によるものであります。
(仕入及び販売の状況)
(1) 仕入実績
当事業年度における仕入実績を事業部別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 建築事業部では店舗工事等を外注しており、仕入実績がないため、記載を省略しております。
(2) 販売実績
① 事業部別の販売実績
当事業年度における販売実績を事業部別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 業態別の販売実績
当事業年度における販売実績を業態別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 その他の内容はフランチャイズによるロイヤリティ収入及び建装事業の売上高であります。なお、フランチャイズは「や台や」業態1店舗、「や台ずし」業態3店舗であります。
(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次の通りであります。なお文中の将来に関する事項につきましては、当事業年度末現在において当社が判断、予測したものが含まれております。
(1) 経営成績の分析
当社の当事業年度の売上高は、前年同期比23.3%増の15,683百万円となりました。当社の主力業態は「や台ずし」業態と「ニパチ」業態であり、その中でも当事業年度は「や台ずし」業態を中心に新規出店に努めてまいりました。
「や台ずし」業態は新規出店40店舗実施し、店舗数が180店舗(フランチャイズ含む)となり、総店舗数の63.4%を占めております。新鮮な魚介をお値打ち感の高いメニューで提供することにより、当業態の売上高が10,501百万円(前年同期比28.0%増)となりました。
また、昨今の景気回復基調において、嗜好の多様化が進む中でも良い商材を使用し、お値打ち感の高い商品の提供を徹底したことで「や台ずし」業態が非常に好調に推移いたしました。新規出店に関しても戦略的に当業態を中心に出店したことから、総店舗数も過半数を超え、当社の業績に大きく貢献しました。
「ニパチ」業態は新規出店7店舗実施し、店舗数が72店舗となり、総店舗数の25.4%を占めております。均一の低価格業態でありながら、ひと手間加えたコストパフォーマンスの高いメニューを提供することにより、当業態の売上高が3,804百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
地方都市では「ニパチ」業態が低価格で気軽に飲食でき一定程度のニーズがあることから、山陽地域・九州地域を中心に出店し前事業年度を上回る業績となりました。
「これや」業態は、新規出店6店舗を実施し、店舗数が20店舗となり、総店舗数の7.0%を占めております。大阪の庶民の味である串かつを気軽に楽しむことのできる業態であり、当業態の売上高が771百万円(前年比161.8%)となりました。
「や台や」業態は、店舗数が10店舗(フランチャイズ含む)となり、総店舗数の3.5%を占めております。お好み焼き・鉄板焼きを中心にお値打ち感のあるメニューを提供することにより、当業態の売上高は462百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
また新規の業態開発として「や台どり」業態を開発し、新規出店1店舗を実施しました。当業態は国産の鶏を備長炭でじっくり、丁寧に焼き上げ、1本79円(税抜)からお楽しみ頂けます。今後の展開につき引続きデータ収集に努めてまいります。
当社の当事業年度の売上原価は、売上高の増加に伴い、前年同期比22.6%増の5,048百万円となりました。売上高に占める売上原価の比率は32.2%でほぼ横ばいとなっております。
(2) 財政状態の分析
当事業年度における資産の部は9,190百万円、負債の部は3,750百万円、純資産の部は5,440百万円であり、自己資本比率は59.2%となりました。
(流動資産)
流動資産につきましては前事業年度末に比べ1,951百万円(46.6%)増加し、6,138百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,789百万円、未収入金が55百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産につきましては前事業年度末に比べ450百万円(17.3%)増加し、3,052百万円となりました。これは主に建物が342百万円、差入保証金が52百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債につきましては前事業年度末に比べ1,226百万円(68.4%)増加し、3,018百万円となりました。これは主に買掛金が516百万円、未払金が238百万円及び未払法人税等が226百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債につきましては前事業年度末に比べ61百万円(9.1%)増加し、731百万円となりました。これは主に、長期前受収益が50百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては前事業年度末に比べ1,113百万円(25.7%)増加し、5,440百万円となりました。これは主に利益剰余金が1,108百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて1,724百万円(57.0%)増加し、4,750百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は前年同期に比べ1,260百万円(89.4%)増加し、2,671百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益576百万円及び仕入債務の増減額447百万円の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ54百万円(6.0%)減少し、849百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出95百万円及び定期預金の払戻による収入200百万円の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ24百万円(33.0%)増加し、97百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出9百万円及び配当金の支払額15百万円の増加によるものであります。
当事業年度は、営業活動によるキャッシュ・フローで、新規出店のための固定資産を取得するとともに、長期借入金の返済を着実に実施することで負債比率の圧縮に努めております。
(4) 戦略的現状と見通し
当社は、「赤ちゃんから おじいちゃんおばあちゃんまで 楽しくすごせる心・食・居を演出する」という企業理念に基づき、現在の時勢及び多様化する顧客ニーズに関する情報を適宜に収集して分析することで、迅速かつ最適な経営戦略の立案に努めております。出店に際しては、建築事業部と連携することにより、出店の機動性を高めており、今後も主力ブランドである「や台ずし」、「ニパチ」を中心に「や台や」及び「これや」の店舗を継続的に出店する方針であります。
今後も新規出店を継続していくことで企業規模の拡大を図るとともに、企業理念の実現に向けた人材の採用及び教育に注力して、将来の成長に対応できる体制の構築に努めてまいります。
(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府による経済政策の効果もあり、雇用情勢や所得 環境の改善が見受けられたものの、個人消費は今なお力強さに欠けた結果、全体的な伸びが鈍い状況となりました。また米国の貿易政策の混迷、利上げ観測に伴う新興国経済の減速、英国のEU離脱問題による欧州経済の失速懸念、更には東アジア地域における紛争懸念等、依然として先行き不透明感が払拭できない状況にありました。
外食業界におきましては、緩やかな回復基調を辿る一方、人材需給の逼迫に伴う人件費や採用コストの上昇や人材不足、更には消費者の節約志向による消費動向の鈍化傾向や業界内の顧客獲得競争が一段と激しくなっている等、経営環境は引続き厳しい状況が続いております。
このような環境のもと、当社の主力業態は「や台や」業態、「や台ずし」業態、「ニパチ」業態及び「これや」業態であり、地域特性を考慮した上で新規出店の業態を決定してまいりました。関東・中部・関西地域においては、特に「や台ずし」業態が好調であり、当業態を中心に新規出店に努め、また山陽・九州地域においては、「ニパチ」業態のニーズもあることから、「や台ずし」業態だけではなく当業態の新規出店にも努めてまいりました。
「や台ずし」業態は新鮮な魚介類を用いた本格職人にぎりのすしを低価格で食すことができ、且つ居酒屋メニューも合わせて食すことができるという“寿司屋が居酒屋メニューを提供する”業態であります。良い商材を使い、春夏秋冬の季節に合わせてメニュー改定することで、お客様の来店動機に繋げたことから客数も堅調に推移致しました。
「ニパチ」業態は均一低価格でコストパフォーマンスの高い料理を提供する居酒屋業態であります。当業態へのニーズは常に一定程度存在するものであり、特に景気回復の遅れが散見される地方都市においては、より低価格の業態のニーズが高く売上高も堅調に推移しました。
「や台や」業態はお好み焼き・鉄板焼き居酒屋であります。当業態は店舗数こそ多くはありませんが、お値打ち感の高い商品の提供を徹底することで既存店強化に努めたことから客数・客単価ともに安定して推移致しました。
「これや」業態は大阪の味を再現した串カツ居酒屋であります。当業態は1本100円(税抜)から提供しており、また鉄板料理・居酒屋メニューを充実させることで、串カツ業態の需要開拓に努めてまいりました。
当社は業態を問わず、接客が非常に重要であるとの認識から、全ての業態において、や台やグループの基本理念である「元気を持って帰ってもらう店なんやで」を実現することに努めてまいりました。「あたりまえやを当り前に」という社是のもと「元気な声出し、清潔感、笑顔の接客」を着実に実行できるように、徹底して従業員(パート・アルバイト含む)の教育に努め、上質な接客サービスの向上を目指して取り組んでまいりました。
また、新業態の開発に積極的に取り組んでまいりました。顧客ニーズの多様化が進む中、次なる収益の柱を生み出すべく、継続的な成長に繋げるための取り組みを実践してまいりました。当期は、以前に出店しておりました焼き鳥居酒屋「や台どり」をリニューアルし新業態として研究開発してまいりました。出店地域・価格・メニュー等試行錯誤を重ね、データ収集に努めてまいりました。当社は常に新たな収益の柱を確立するために、今後も顧客ニーズにしっかりアンテナを張り巡らせ、情報の収集に取り組んでいきたいと考えております。
既存業態の新規出店や新業態開発等を進める一方で、利益率の低い店舗を中心に戦略的に撤退や売却を進め、全社的な利益率の改善や人材の効率的な配置転換等を実施することで高利益率の維持に努めてまいりました。
また建築店舗・設計デザイン事業部(以下、「建築事業部」という。)は、当事業部の存在を強みとして最大限活用し、店舗展開する際のイニシャルコストの徹底的な抑制、投資回収の早期実現等の達成に大きく寄与しました。
以上の結果、店舗数につきましては、新規出店54店舗、退店4店舗、業態転換2店舗を実施し、平成30年3月末日現在の店舗数は284店舗(フランチャイズ含む)となりました。
また、当事業年度の売上高は15,683百万円(前年同期比23.3%増)、営業利益は1,646百万円(同43.6%増)、経常利益は1,958百万円(同41.0%増)となり、当期純利益は1,221百万円(同40.3%増)となりました。
事業部別の業績の概況は、次のとおりであります。
| 事業部課 | 売 上 高 | 構 成 比 | 前年同期比 | |||||
| 関東事業本部 | 関東第一事業部 | 876,877 | 千円 | 5.6 | % | 192.1 | % | |
| 関東第二事業部 | 3,205,941 | 千円 | 20.4 | % | 115.6 | % | ||
| 関東静岡事業部 | 832,484 | 千円 | 5.3 | % | 116.9 | % | ||
| 中部事業部 | 2,704,850 | 千円 | 17.2 | % | 112.2 | % | ||
| 関西事業本部 | 関西第一事業部 | 3,117,809 | 千円 | 19.9 | % | 130.8 | % | |
| 関西第二事業部 | 966,698 | 千円 | 6.2 | % | 158.3 | % | ||
| 山陽事業部 | 1,179,381 | 千円 | 7.5 | % | 127.1 | % | ||
| 九州事業部 | 2,748,370 | 千円 | 17.5 | % | 115.1 | % | ||
| 飲食事業 小計 | 15,632,414 | 千円 | 99.7 | % | 123.5 | % | ||
| 建築事業部 | 50,799 | 千円 | 0.3 | % | 97.0 | % | ||
| 建装事業 小計 | 50,799 | 千円 | 0.3 | % | 97.0 | % | ||
| 合計 | 15,683,214 | 千円 | 100.0 | % | 123.3 | % | ||
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて1,724百万円(57.0%)増加し、4,750百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は前年同期に比べ1,260百万円(89.4%)増加し、2,671百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益576百万円、及び仕入債務の増減額447百万円の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ54百万円(6.0%)減少し、849百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出95百万円、及び定期預金払戻による200百万円の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ24百万円(33.0%)増加し、97百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出9百万円及び配当金の支払額15百万円の増加によるものであります。
(仕入及び販売の状況)
(1) 仕入実績
当事業年度における仕入実績を事業部別に示すと、次のとおりであります。
| 事業部課 | 仕入高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 関東事業本部 | 関東第一事業部 | 284,265 | 196.2 |
| 関東第二事業部 | 1,025,802 | 114.8 | |
| 関東静岡事業部 | 271,916 | 116.9 | |
| 中部事業部 | 882,067 | 114.1 | |
| 関西事業本部 | 関西第一事業部 | 978,929 | 125.1 |
| 関西第二事業部 | 314,333 | 170.5 | |
| 山陽事業部 | 385,090 | 123.9 | |
| 九州事業部 | 901,098 | 115.8 | |
| 合計 | 5,043,504 | 123.0 | |
(注) 1 金額は仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 建築事業部では店舗工事等を外注しており、仕入実績がないため、記載を省略しております。
(2) 販売実績
① 事業部別の販売実績
当事業年度における販売実績を事業部別に示すと、次のとおりであります。
| 事業部課 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) | ||
| 関東事業本部 | 関東第一事業部 | 876,877 | 192.1 | |
| 関東第二事業部 | 3,205,941 | 115.6 | ||
| 関東静岡事業部 | 832,484 | 116.9 | ||
| 中部事業部 | 2,704,850 | 112.2 | ||
| 関西事業本部 | 関西第一事業部 | 3,117,809 | 130.8 | |
| 関西第二事業部 | 966,698 | 158.3 | ||
| 山陽事業部 | 1,179,381 | 127.1 | ||
| 九州事業部 | 2,748,370 | 115.1 | ||
| 飲食事業計 | 15,632,414 | 123.5 | ||
| 建築事業部 | 50,799 | 97.0 | ||
| 建装事業計 | 50,799 | 97.0 | ||
| 合計 | 15,683,214 | 123.3 | ||
(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 業態別の販売実績
当事業年度における販売実績を業態別に示すと、次のとおりであります。
| 業態別 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| や台や | 462,867 | 90.0 |
| や台ずし | 10,501,247 | 128.0 |
| ニパチ | 3,804,314 | 106.7 |
| これや | 771,432 | 261.8 |
| せんと | 58,821 | 110.7 |
| その他 | 84,530 | 101.4 |
| 合計 | 15,683,214 | 123.3 |
(注) 1 金額は販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 その他の内容はフランチャイズによるロイヤリティ収入及び建装事業の売上高であります。なお、フランチャイズは「や台や」業態1店舗、「や台ずし」業態3店舗であります。
(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次の通りであります。なお文中の将来に関する事項につきましては、当事業年度末現在において当社が判断、予測したものが含まれております。
(1) 経営成績の分析
当社の当事業年度の売上高は、前年同期比23.3%増の15,683百万円となりました。当社の主力業態は「や台ずし」業態と「ニパチ」業態であり、その中でも当事業年度は「や台ずし」業態を中心に新規出店に努めてまいりました。
「や台ずし」業態は新規出店40店舗実施し、店舗数が180店舗(フランチャイズ含む)となり、総店舗数の63.4%を占めております。新鮮な魚介をお値打ち感の高いメニューで提供することにより、当業態の売上高が10,501百万円(前年同期比28.0%増)となりました。
また、昨今の景気回復基調において、嗜好の多様化が進む中でも良い商材を使用し、お値打ち感の高い商品の提供を徹底したことで「や台ずし」業態が非常に好調に推移いたしました。新規出店に関しても戦略的に当業態を中心に出店したことから、総店舗数も過半数を超え、当社の業績に大きく貢献しました。
「ニパチ」業態は新規出店7店舗実施し、店舗数が72店舗となり、総店舗数の25.4%を占めております。均一の低価格業態でありながら、ひと手間加えたコストパフォーマンスの高いメニューを提供することにより、当業態の売上高が3,804百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
地方都市では「ニパチ」業態が低価格で気軽に飲食でき一定程度のニーズがあることから、山陽地域・九州地域を中心に出店し前事業年度を上回る業績となりました。
「これや」業態は、新規出店6店舗を実施し、店舗数が20店舗となり、総店舗数の7.0%を占めております。大阪の庶民の味である串かつを気軽に楽しむことのできる業態であり、当業態の売上高が771百万円(前年比161.8%)となりました。
「や台や」業態は、店舗数が10店舗(フランチャイズ含む)となり、総店舗数の3.5%を占めております。お好み焼き・鉄板焼きを中心にお値打ち感のあるメニューを提供することにより、当業態の売上高は462百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
また新規の業態開発として「や台どり」業態を開発し、新規出店1店舗を実施しました。当業態は国産の鶏を備長炭でじっくり、丁寧に焼き上げ、1本79円(税抜)からお楽しみ頂けます。今後の展開につき引続きデータ収集に努めてまいります。
当社の当事業年度の売上原価は、売上高の増加に伴い、前年同期比22.6%増の5,048百万円となりました。売上高に占める売上原価の比率は32.2%でほぼ横ばいとなっております。
(2) 財政状態の分析
当事業年度における資産の部は9,190百万円、負債の部は3,750百万円、純資産の部は5,440百万円であり、自己資本比率は59.2%となりました。
(流動資産)
流動資産につきましては前事業年度末に比べ1,951百万円(46.6%)増加し、6,138百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,789百万円、未収入金が55百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産につきましては前事業年度末に比べ450百万円(17.3%)増加し、3,052百万円となりました。これは主に建物が342百万円、差入保証金が52百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債につきましては前事業年度末に比べ1,226百万円(68.4%)増加し、3,018百万円となりました。これは主に買掛金が516百万円、未払金が238百万円及び未払法人税等が226百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債につきましては前事業年度末に比べ61百万円(9.1%)増加し、731百万円となりました。これは主に、長期前受収益が50百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては前事業年度末に比べ1,113百万円(25.7%)増加し、5,440百万円となりました。これは主に利益剰余金が1,108百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて1,724百万円(57.0%)増加し、4,750百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は前年同期に比べ1,260百万円(89.4%)増加し、2,671百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益576百万円及び仕入債務の増減額447百万円の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ54百万円(6.0%)減少し、849百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出95百万円及び定期預金の払戻による収入200百万円の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は前年同期に比べ24百万円(33.0%)増加し、97百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出9百万円及び配当金の支払額15百万円の増加によるものであります。
当事業年度は、営業活動によるキャッシュ・フローで、新規出店のための固定資産を取得するとともに、長期借入金の返済を着実に実施することで負債比率の圧縮に努めております。
(4) 戦略的現状と見通し
当社は、「赤ちゃんから おじいちゃんおばあちゃんまで 楽しくすごせる心・食・居を演出する」という企業理念に基づき、現在の時勢及び多様化する顧客ニーズに関する情報を適宜に収集して分析することで、迅速かつ最適な経営戦略の立案に努めております。出店に際しては、建築事業部と連携することにより、出店の機動性を高めており、今後も主力ブランドである「や台ずし」、「ニパチ」を中心に「や台や」及び「これや」の店舗を継続的に出店する方針であります。
今後も新規出店を継続していくことで企業規模の拡大を図るとともに、企業理念の実現に向けた人材の採用及び教育に注力して、将来の成長に対応できる体制の構築に努めてまいります。