9468 KADOKAWA

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四半期報告書-第4期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/14 13:03
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループは、出版から総合メディア企業を目指す㈱KADOKAWAと、ネットとリアルの融合を目指すIT企業㈱ドワンゴの創造性を結集し、あらゆるコンテンツの価値を高めるプラットフォーマーとして、世界に類のない企業体への飛躍を目指しております。
日々新たなサービスが生まれ、競争環境が変化するインターネットサービス市場においては、高度な技術力に裏付けされた独創的なコミュニケーションの場を提供し、多様なユーザーニーズにお応えしております。リアルなイベントとの連携がユニークなカルチャーを創出し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)が広がっていく中、出版、映像、ゲーム等の制作で積み上げてきた企画力、編集力等を駆使して魅力あるコンテンツを創造し、あらゆるメディアにマルチ展開させて収益を最大化させるメディアミックス戦略を積極展開しております。
コンテンツのデジタル化が加速する状況下、電子書籍や、アニメを中心とした海外での動画配信は需要が高まっております。高い競争力を持つコンテンツとネットワーク技術を最大限活用しながら、海外拠点での拡販や、日本のコンテンツのリアルな体験を提供するインバウンド関連事業等、新たなビジネスの創造をグローバルに図っております。また、平成29年10月には、サーバ・画質・遅延の問題が解決され、スマートフォンへの対応のほかにも様々な最先端の機能が搭載されたniconicoの新バージョン(く)(読み方:クレッシェンド)を投入し、デジタルネイティブ世代の多様なニーズへの対応を強化する予定です。
既存の出版ビジネスにおいては、書籍を一部単位で高品質かつ低コストにオンデマンド印刷できる製造・物流一体の最新鋭工場(平成32年4月フル稼働予定)の準備が順調に進んでおり、新工場で使用する機材のテスト稼働を開始しております。
当第1四半期連結累計期間における各セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
Webサービス事業においては、平成29年4月に「ニコニコ超会議2017」を開催しました。動画サービスの競争が激化する中で、会場来場者数は15万4,601人と過去最高を記録、505万9,967人のインターネット視聴をいただき、niconicoの発信するインターネット文化を共有することができました。
ニコニコ動画では、有料の「プレミアム会員」の会員数は当期末に236万人まで減少した一方で、「ニコニコチャンネル」の有料登録者数は61万人に達し、収益を下支えしております。NHN PlayArt㈱との共同プロジェクトによるリアルタイムオンライン対戦ゲーム「#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜」のダウンロード数は、iOS/Android版合わせて200万を突破しました。公益社団法人日本将棋連盟と主催する「叡王戦」はタイトル戦への昇格が決定し、インターネットを通じて伝統文化の普及、発展にも関わっております。
また、音楽配信サービスのドワンゴジェイピーにおいては、ジャニーズ事務所所属アーティストの楽曲の先行配信が人気を集めています。
一方、「プレミアム会員」の会員減による減収や、niconicoの新バージョン(く)の開発費用が減益要因となりました。
以上の結果、売上高は76億8百万円(前年同期比3.9%減)、セグメント損失(営業損失)は72百万円(前年同期は営業利益4億48百万円)となりました。
出版事業においては、紙書籍では、「いのちの車窓から」、「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」や、シリーズ作品の「けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック」、「Fate」等がヒットしましたが、主力のライトノベル、コミックスがやや勢いを欠いたこと、在庫の評価減等により、前年同期比では厳しい業況となりました。
雑誌では、ウェブメディアへの移行等ビジネスモデルの転換を図る中で、大型ムック「別冊カドカワ乃木坂Vol.4」がヒットしました。
電子書籍・電子雑誌では、総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」の増収に加え、他社の電子書籍ストアでのキャンペーン、㈱NTTドコモが運営する雑誌読み放題サービス「dマガジン」からの収益の増加により、好調な業績が続きました。
以上の結果、売上高は270億13百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益(営業利益)は10億94百万円(前年同期比49.3%減)となりました。
映像・ゲーム事業においては、映像では「幼女戦記」、「この素晴らしい世界に祝福を!2」の映像パッケージソフトの国内販売が好調だったこと、海外へのライセンス販売ビジネス強化策が「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」、「Re:ゼロから始める異世界生活」等の成果につながったこと、映像関連子会社の業績が好調であったことから、実写の劇場公開作品が低調に推移したことによる減益影響を緩和できました。
ゲームでは、「DARK SOULSⅢ」から、本編とダウンロードコンテンツを完全収録したバージョンの販売収入や海外からのロイヤリティ収入が続いているほか、アプリゲーム「戦刻ナイトブラッド」、「天華百剣 -斬-」、「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」が好調でした。
以上の結果、売上高は107億35百万円(前年同期比4.9%増)、セグメント利益(営業利益)は6億42百万円(前年同期比38.9%減)となりました。
その他事業には、キャラクター商品やアイドルCDのeコマース、アニメやniconicoから生まれたコンテンツの販売や著作権利用料収入、クリエイティブ分野で活躍する人材を国内外で育成するスクール運営収入等が含まれております。今後の成長の柱として期待されるインバウンド関連の事業開発費用や調査費用もその他事業に計上されており、売上高は53億71百万円(前年同期比5.2%減)、セグメント損失(営業損失)は85百万円(前年同期は営業損失39百万円)となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高499億41百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益7億90百万円(前年同期比71.1%減)、経常利益6億40百万円(前年同期比68.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失23百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益10億59百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債、純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて76億96百万円減少し、2,392億53百万円となりました。支払手形及び買掛金並びに賞与の支払等により現金及び預金が減少しました。
負債は、前連結会計年度末に比べて71億59百万円減少し、1,280億65百万円となりました。支払手形及び買掛金並びに賞与引当金が減少しました。
純資産は、前連結会計年度末に比べて5億36百万円減少し、1,111億88百万円となりました。配当金の支払等により資本剰余金が減少した一方で、保有株式の時価総額増加によりその他有価証券評価差額金が増加しました。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の減少等があったものの、仕入債務及び賞与引当金の減少並びに法人税等の支払等により、31億10百万円の支出(前年同期は6億92百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預け入れや有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出等により、23億99百万円の支出(前年同期は6億87百万円の収入)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、18億40百万円の支出(前年同期は87億85百万円の収入)となりました。
以上の結果、為替換算差額も含めて74億9百万円の支出となり、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、837億31百万円となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループでは、Webサービス事業における動画コミュニティサービスや映像・ゲーム事業におけるパッケージゲーム開発等において研究開発をしております。当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は27百万円であります。

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