有価証券報告書-第70期(平成29年5月1日-平成30年4月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善が見られ、堅調な雇用・所得情勢を背景に個人消費は底堅く推移し、緩やかな回復基調が続きました。一方、人手不足やそれに伴う労務コストの上昇、米国の政策動向および東アジア地域の地政学的リスクによる世界経済の不確実性などにより、先行きの不透明な状況が続いております。
ホテル業界におきましては、新規ホテルの開業や民泊の広がりなどによって競争環境が激化しているものの、政府の観光立国推進に向けた政策を背景に訪日外国人旅行者数が2017年では2,869万人に達して過去最高を更新するなど、宿泊マーケットは堅調に推移いたしました。
このような経営環境の下、当社グループは、第2次中期経営計画に基づき、既存事業の長期持続的な成長と事業基盤の拡大のための取り組みを進めております。当連結会計年度において、平成29年5月に札幌ビューホテル大通公園を開業したほか、浅草ビューホテルの1階ロビーフロアの全面改装工事や機械設備の更新工事を実施し、更に平成30年5月に新規オープンした大阪ビューホテル本町の開業準備を進めるなど、長期持続的な成長サイクルの構築を図るための施策に取り組んでまいりました。なお、高崎ビューホテルは平成30年1月5日付で株式会社グランビューに営業譲渡いたしました。
この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、31,046百万円(前連結会計年度末23,135百万円)と、7,911百万円増加いたしました。
当連結会計年度末の負債合計は、18,393百万円(前連結会計年度末10,559百万円)と、7,834百万円増加いたしました。
当連結会計年度末の純資産合計は、12,652百万円(前連結会計年度末12,575百万円)と、76百万円増加いたしました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高21,294百万円(前連結会計年度比5.5%増)、営業利益617百万円(同54.7%減)、経常利益601百万円(同53.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益297百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,554百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ホテル事業は、売上高は18,365百万円(前連結会計年度比7.3%増)、営業利益は602百万円(同55.7%減)となりました。
施設運営事業は、売上高は1,768百万円(前連結会計年度比0.3%減)、営業利益は21百万円(同5.7%減)となりました。
遊園地事業は、売上高は1,256百万円(前連結会計年度比8.9%減)、営業損失は17百万円(前連結会計年度は営業損失32百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は2,749百万円(前連結会計年度末3,221百万円)となり、472百万円減少いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,388百万円(前連結会計年度比595百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の347百万円および現金支出を伴わない減価償却費1,576百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、4,516百万円(前連結会計年度比1,581百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,286百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、2,655百万円(前連結会計年度比2,054百万円増)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出948百万円があったものの、長期借入れによる収入4,500百万円があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
前連結会計年度および当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、事業セグメント間取引消去前の金額であります。
前連結会計年度および当連結会計年度における主要な事業所の販売実績は次のとおりであります。
[浅草ビューホテル]
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、事業セグメント間取引消去前の金額であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や取引状況等を勘案し、会計基準の範囲内かつ合理的と考えられる見積りおよび判断を行っている部分があり、その結果を資産・負債および収益・費用の数値に反映しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における資産の合計は、31,046百万円(前連結会計年度末23,135百万円)と、7,911百万円増加いたしました。
うち流動資産は、5,242百万円(同5,005百万円)と、236百万円増加いたしました。これは、主に売掛金並びに未収法人税等および未収消費税の増加によるものであります。
固定資産は、25,803百万円(同18,129百万円)と、7,674百万円増加いたしました。これは、主に浅草ビューホテルの1階改装工事による建物等の増加並びに札幌ビューホテル大通公園の賃貸借契約によるリース資産の増加および客室改装工事による建物等の増加によるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末における負債の合計は、18,393百万円(前連結会計年度末10,559百万円)と、7,834百万円増加いたしました。
うち流動負債は、5,229百万円(同4,386百万円)と、842百万円増加いたしました。これは、主に未払法人税等の減少があったものの1年以内返済予定の借入金の増加によるものであります。
固定負債は、13,164百万円(同6,173百万円)と、6,991百万円増加いたしました。これは、主に札幌ビューホテル大通公園の賃貸借契約によるリース債務の増加および長期借入金の増加によるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産の合計は、12,652百万円(前連結会計年度末12,575百万円)と、76百万円増加いたしました。これは、主に剰余金の配当の支払いおよび自己株式の取得によって減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は、40.8%(前連結会計年度末比13.6ポイント減)となりました。
2)経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は21,294百万円(前連結会計年度比5.5%増)、営業利益はホテルの開業費用や大規模な設備投資費用の計上および人件費の増加などにより、617百万円(同54.7%減)、経常利益は原発事故による逸失利益の補償金56百万円を営業外収益に計上したことなどにより、601百万円(同53.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は設備投資に係る固定資産除却損281百万円を特別損失に計上したことや、今後の業績予想等を勘案して、当連結会計年度において繰延税金資産を見直したことにより、法人税等調整額28百万円を計上し、297百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,554百万円)となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載しております。
c.資本の財源および資金の流動性
資本の財源および資金の流動性につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1経営方針、経営環境および対処すべき課題」に記載しております。
e.セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
(ホテル事業)
ホテル事業では、平成29年5月に開業した札幌ビューホテル大通公園が客室部門を中心に売上に貢献し、更なる収益性向上のため、レストランの集約と新設および客室61室の増室を行いました。旗艦ホテルの浅草ビューホテルでは、平成29年7月30日から平成29年11月末までの一部レストランの休業や平成29年8月20日から平成29年9月10日までの全館クローズ期間を設け、1階ロビーフロアの全面改装工事や受変電設備の更新工事などを実施し、レストラン、ラウンジ、フロントなどを一新したロビーフロアを平成29年12月1日に全面リニューアルオープンいたしました。
営業部門別の状況としては、客室部門では、引き続き拡大傾向にある訪日外国人旅行者マーケットへの対応としてインターネットによる集客に注力した他、需要動向予測に基づく料金プランの設定により1室当たりの売上高の最大化を図り、業績は概ね順調に推移いたしました。婚礼・宴会部門では、宴会は堅調に推移いたしましたが、婚礼においては期の後半以降で集客の伸びが急激に鈍化し、前連結会計年度に比べ減収となりました。レストラン他部門では、札幌ビューホテル大通公園の開業や浅草ビューホテルのレストランリニューアルなどがありましたが、改装工事に伴う集客への影響などもあり、売上高はわずかな伸びに留まりました。
これらの結果、売上高は18,365百万円(前連結会計年度比7.3%増)、営業利益は602百万円(同55.7%減)となりました。
ホテル事業の主要な指標は以下のとおりであります。
[ホテル施設概要] 平成30年4月30日現在
※料飲施設数には、レストラン、バー、ラウンジ、パティスリーの店舗数を記載しております。
※総客室数、宴会場数、結婚式場数および料飲施設数には、改装工事中等のものも含まれております。
※高崎ビューホテルは、平成30年1月5日付で営業譲渡いたしました。
[収容実績]
[平均利用単価]
※平均利用単価は、収容実績(人数)の合計により算出した1人当たりの単価であります。
[客室稼働率]
※客室稼働率(%)=稼働客室数÷総客室数×100
※客室稼働率は、改装工事等により販売が不可能であった客室も含めた総客室数を分母として算出しております。
(施設運営事業)
施設運営事業では、「ぎょうけい館」を中心に、インターネットでの宿泊プランの充実を図ったことや、平成29年6月の1ヶ月間を全館クローズして行った「ホテルグリーンパール那須」の改装による集客効果などにより、客室部門が堅調に推移いたしました。また、一部レストランの営業時間の見直しを行うなど業務の効率化を図りましたが、販売費等の一部経費が増加いたしました。
これらの結果、売上高は1,768百万円(前連結会計年度比0.3%減)、営業利益は21百万円(同5.7%減)となりました。
[収容実績および客室稼働率]
※客室収容実績および客室稼働率は、ぎょうけい館、ホテルグリーンパール那須、ホテルプラザ菜の花およびおくたま路の合計です。
※客室稼働率(%)=稼働客室数÷総客室数×100
※客室稼働率は、改装工事等により販売が不可能であった客室も含めた総客室数を分母として算出しております。
(遊園地事業)
那須りんどう湖 LAKE VIEWでは、平成29年7月から秋にかけての天候不順や平成29年10月から平成30年3月にかけて行った浚渫工事による湖の水抜き作業の影響が大きく、集客に苦戦いたしました。前連結会計年度の平成28年7月にオープンした「那須の恵み Mekke(めっけ)!ブッフェ&マルシェ」も天候不順が集客に大きく影響いたしました。そういった状況の中で、一部施設の営業時間を見直すなど業務の効率化と経費低減を図るとともに、平成30年4月から新アトラクションを導入し、新たな広告・PR手法も取り入れ、集客強化に努めております。
これらの結果、売上高は1,256百万円(前連結会計年度比8.9%減)、営業損失は17百万円(前連結会計年度は営業損失32百万円)となりました。
[収容実績]
※収容実績は、那須りんどう湖 LAKE VIEWの遊園地入場者数を記載しております。
なお、セグメント別の売上高、営業利益、減価償却前営業利益は、下表のとおりであります。
(*)減価償却前営業利益=営業利益又は損失+減価償却費
当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善が見られ、堅調な雇用・所得情勢を背景に個人消費は底堅く推移し、緩やかな回復基調が続きました。一方、人手不足やそれに伴う労務コストの上昇、米国の政策動向および東アジア地域の地政学的リスクによる世界経済の不確実性などにより、先行きの不透明な状況が続いております。
ホテル業界におきましては、新規ホテルの開業や民泊の広がりなどによって競争環境が激化しているものの、政府の観光立国推進に向けた政策を背景に訪日外国人旅行者数が2017年では2,869万人に達して過去最高を更新するなど、宿泊マーケットは堅調に推移いたしました。
このような経営環境の下、当社グループは、第2次中期経営計画に基づき、既存事業の長期持続的な成長と事業基盤の拡大のための取り組みを進めております。当連結会計年度において、平成29年5月に札幌ビューホテル大通公園を開業したほか、浅草ビューホテルの1階ロビーフロアの全面改装工事や機械設備の更新工事を実施し、更に平成30年5月に新規オープンした大阪ビューホテル本町の開業準備を進めるなど、長期持続的な成長サイクルの構築を図るための施策に取り組んでまいりました。なお、高崎ビューホテルは平成30年1月5日付で株式会社グランビューに営業譲渡いたしました。
この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、31,046百万円(前連結会計年度末23,135百万円)と、7,911百万円増加いたしました。
当連結会計年度末の負債合計は、18,393百万円(前連結会計年度末10,559百万円)と、7,834百万円増加いたしました。
当連結会計年度末の純資産合計は、12,652百万円(前連結会計年度末12,575百万円)と、76百万円増加いたしました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高21,294百万円(前連結会計年度比5.5%増)、営業利益617百万円(同54.7%減)、経常利益601百万円(同53.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益297百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,554百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ホテル事業は、売上高は18,365百万円(前連結会計年度比7.3%増)、営業利益は602百万円(同55.7%減)となりました。
施設運営事業は、売上高は1,768百万円(前連結会計年度比0.3%減)、営業利益は21百万円(同5.7%減)となりました。
遊園地事業は、売上高は1,256百万円(前連結会計年度比8.9%減)、営業損失は17百万円(前連結会計年度は営業損失32百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は2,749百万円(前連結会計年度末3,221百万円)となり、472百万円減少いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,388百万円(前連結会計年度比595百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の347百万円および現金支出を伴わない減価償却費1,576百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、4,516百万円(前連結会計年度比1,581百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,286百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、2,655百万円(前連結会計年度比2,054百万円増)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出948百万円があったものの、長期借入れによる収入4,500百万円があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
前連結会計年度および当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメント名称 | 前連結会計年度 (自 平成28年5月1日 至 平成29年4月30日) | 当連結会計年度 (自 平成29年5月1日 至 平成30年4月30日) | ||
| 販売実績 (百万円) | 前年同期比 (%) | 販売実績 (百万円) | 前年同期比 (%) | |
| ホテル事業 | 17,116 | 103.2 | 18,365 | 107.3 |
| 婚礼・宴会 | 7,113 | 98.9 | 6,914 | 97.2 |
| 客室 | 4,928 | 111.8 | 6,092 | 123.6 |
| レストラン他 | 5,074 | 101.6 | 5,358 | 105.6 |
| 施設運営事業 | 1,773 | 92.4 | 1,768 | 99.7 |
| 遊園地事業 | 1,379 | 105.6 | 1,256 | 91.1 |
| 合計 | 20,269 | 102.3 | 21,390 | 105.5 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、事業セグメント間取引消去前の金額であります。
前連結会計年度および当連結会計年度における主要な事業所の販売実績は次のとおりであります。
[浅草ビューホテル]
| 事業部門 | 前連結会計年度 (自 平成28年5月1日 至 平成29年4月30日) | 当連結会計年度 (自 平成29年5月1日 至 平成30年4月30日) | ||
| 販売実績 (百万円) | 前年同期比 (%) | 販売実績 (百万円) | 前年同期比 (%) | |
| 婚礼・宴会 | 3,790 | 103.8 | 3,559 | 93.9 |
| 客室 | 2,149 | 104.1 | 2,102 | 97.8 |
| レストラン他 | 2,160 | 101.5 | 1,991 | 92.2 |
| 合計 | 8,100 | 103.2 | 7,652 | 94.5 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、事業セグメント間取引消去前の金額であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や取引状況等を勘案し、会計基準の範囲内かつ合理的と考えられる見積りおよび判断を行っている部分があり、その結果を資産・負債および収益・費用の数値に反映しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における資産の合計は、31,046百万円(前連結会計年度末23,135百万円)と、7,911百万円増加いたしました。
うち流動資産は、5,242百万円(同5,005百万円)と、236百万円増加いたしました。これは、主に売掛金並びに未収法人税等および未収消費税の増加によるものであります。
固定資産は、25,803百万円(同18,129百万円)と、7,674百万円増加いたしました。これは、主に浅草ビューホテルの1階改装工事による建物等の増加並びに札幌ビューホテル大通公園の賃貸借契約によるリース資産の増加および客室改装工事による建物等の増加によるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末における負債の合計は、18,393百万円(前連結会計年度末10,559百万円)と、7,834百万円増加いたしました。
うち流動負債は、5,229百万円(同4,386百万円)と、842百万円増加いたしました。これは、主に未払法人税等の減少があったものの1年以内返済予定の借入金の増加によるものであります。
固定負債は、13,164百万円(同6,173百万円)と、6,991百万円増加いたしました。これは、主に札幌ビューホテル大通公園の賃貸借契約によるリース債務の増加および長期借入金の増加によるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産の合計は、12,652百万円(前連結会計年度末12,575百万円)と、76百万円増加いたしました。これは、主に剰余金の配当の支払いおよび自己株式の取得によって減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は、40.8%(前連結会計年度末比13.6ポイント減)となりました。
2)経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は21,294百万円(前連結会計年度比5.5%増)、営業利益はホテルの開業費用や大規模な設備投資費用の計上および人件費の増加などにより、617百万円(同54.7%減)、経常利益は原発事故による逸失利益の補償金56百万円を営業外収益に計上したことなどにより、601百万円(同53.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は設備投資に係る固定資産除却損281百万円を特別損失に計上したことや、今後の業績予想等を勘案して、当連結会計年度において繰延税金資産を見直したことにより、法人税等調整額28百万円を計上し、297百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,554百万円)となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載しております。
c.資本の財源および資金の流動性
資本の財源および資金の流動性につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1経営方針、経営環境および対処すべき課題」に記載しております。
e.セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
(ホテル事業)
ホテル事業では、平成29年5月に開業した札幌ビューホテル大通公園が客室部門を中心に売上に貢献し、更なる収益性向上のため、レストランの集約と新設および客室61室の増室を行いました。旗艦ホテルの浅草ビューホテルでは、平成29年7月30日から平成29年11月末までの一部レストランの休業や平成29年8月20日から平成29年9月10日までの全館クローズ期間を設け、1階ロビーフロアの全面改装工事や受変電設備の更新工事などを実施し、レストラン、ラウンジ、フロントなどを一新したロビーフロアを平成29年12月1日に全面リニューアルオープンいたしました。
営業部門別の状況としては、客室部門では、引き続き拡大傾向にある訪日外国人旅行者マーケットへの対応としてインターネットによる集客に注力した他、需要動向予測に基づく料金プランの設定により1室当たりの売上高の最大化を図り、業績は概ね順調に推移いたしました。婚礼・宴会部門では、宴会は堅調に推移いたしましたが、婚礼においては期の後半以降で集客の伸びが急激に鈍化し、前連結会計年度に比べ減収となりました。レストラン他部門では、札幌ビューホテル大通公園の開業や浅草ビューホテルのレストランリニューアルなどがありましたが、改装工事に伴う集客への影響などもあり、売上高はわずかな伸びに留まりました。
これらの結果、売上高は18,365百万円(前連結会計年度比7.3%増)、営業利益は602百万円(同55.7%減)となりました。
ホテル事業の主要な指標は以下のとおりであります。
[ホテル施設概要] 平成30年4月30日現在
| 総客室数 (室) | 宴会場数 (室) | 宴会場面積 (㎡) | 結婚式場数 (ヶ所) | 料飲施設数 (ヶ所) | |
| 浅草ビューホテル 成田ビューホテル 秋田ビューホテル 伊良湖ビューホテル 高崎ビューホテル 両国ビューホテル 札幌ビューホテル大通公園 ホテルビューパレス | 326 489 187 147 - 150 347 42 | 12 20 8 6 - 4 5 - | 2,801 2,532 2,070 729 - 304 1,294 - | 2 3 2 1 - - - - | 8 6 4 4 - 2 2 2 |
※料飲施設数には、レストラン、バー、ラウンジ、パティスリーの店舗数を記載しております。
※総客室数、宴会場数、結婚式場数および料飲施設数には、改装工事中等のものも含まれております。
※高崎ビューホテルは、平成30年1月5日付で営業譲渡いたしました。
[収容実績]
| 平成29年4月期 (人) | 平成30年4月期 (人) | 前年同期比(%) | |
| 《ホテル事業》 婚礼・宴会 客室 レストラン他 (主要な事業所) 浅草ビューホテル 婚礼・宴会 客室 レストラン他 | 694,477 787,242 1,596,712 263,708 226,208 592,781 | 743,925 958,099 1,641,891 251,348 221,216 518,273 | 107.1 121.7 102.8 95.3 97.8 87.4 |
[平均利用単価]
| 平成29年4月期 (円) | 平成30年4月期 (円) | 前年同期比(%) | |
| 《ホテル事業》 婚礼・宴会 客室 (主要な事業所) 浅草ビューホテル 婚礼・宴会 客室 | 10,243 6,261 14,375 9,502 | 9,295 6,359 14,160 9,505 | 90.7 101.6 98.5 100.0 |
※平均利用単価は、収容実績(人数)の合計により算出した1人当たりの単価であります。
[客室稼働率]
| 平成29年4月期 (%) | 平成30年4月期 (%) | 前年同期比(%) | |
| 《ホテル事業》 (主要な事業所) 浅草ビューホテル | 85.5 87.9 | 86.2 84.6 | 100.9 96.3 |
※客室稼働率(%)=稼働客室数÷総客室数×100
※客室稼働率は、改装工事等により販売が不可能であった客室も含めた総客室数を分母として算出しております。
(施設運営事業)
施設運営事業では、「ぎょうけい館」を中心に、インターネットでの宿泊プランの充実を図ったことや、平成29年6月の1ヶ月間を全館クローズして行った「ホテルグリーンパール那須」の改装による集客効果などにより、客室部門が堅調に推移いたしました。また、一部レストランの営業時間の見直しを行うなど業務の効率化を図りましたが、販売費等の一部経費が増加いたしました。
これらの結果、売上高は1,768百万円(前連結会計年度比0.3%減)、営業利益は21百万円(同5.7%減)となりました。
[収容実績および客室稼働率]
| 平成29年4月期 | 平成30年4月期 | 前年同期比(%) | |
| 収容実績(人) 客室稼働率(%) | 71,162 81.0 | 71,026 81.6 | 99.8 100.7 |
※客室収容実績および客室稼働率は、ぎょうけい館、ホテルグリーンパール那須、ホテルプラザ菜の花およびおくたま路の合計です。
※客室稼働率(%)=稼働客室数÷総客室数×100
※客室稼働率は、改装工事等により販売が不可能であった客室も含めた総客室数を分母として算出しております。
(遊園地事業)
那須りんどう湖 LAKE VIEWでは、平成29年7月から秋にかけての天候不順や平成29年10月から平成30年3月にかけて行った浚渫工事による湖の水抜き作業の影響が大きく、集客に苦戦いたしました。前連結会計年度の平成28年7月にオープンした「那須の恵み Mekke(めっけ)!ブッフェ&マルシェ」も天候不順が集客に大きく影響いたしました。そういった状況の中で、一部施設の営業時間を見直すなど業務の効率化と経費低減を図るとともに、平成30年4月から新アトラクションを導入し、新たな広告・PR手法も取り入れ、集客強化に努めております。
これらの結果、売上高は1,256百万円(前連結会計年度比8.9%減)、営業損失は17百万円(前連結会計年度は営業損失32百万円)となりました。
[収容実績]
| 平成29年4月期(人) | 平成30年4月期(人) | 前年同期比(%) | |
| 収容実績 | 394,429 | 339,189 | 86.0 |
※収容実績は、那須りんどう湖 LAKE VIEWの遊園地入場者数を記載しております。
なお、セグメント別の売上高、営業利益、減価償却前営業利益は、下表のとおりであります。
| セグメントの 名称 | 売上高 | セグメント利益又は損失 (営業利益又は損失) | 減価償却前営業利益(*) | ||||||
| 前連結 会計年度 (百万円) | 当連結 会計年度 (百万円) | 前年同期 比増減額 (百万円) | 前連結 会計年度 (百万円) | 当連結 会計年度 (百万円) | 前年同期 比増減額 (百万円) | 前連結 会計年度 (百万円) | 当連結 会計年度 (百万円) | 前年同期 比増減額 (百万円) | |
| ホテル事業 | 17,116 | 18,365 | 1,249 | 1,361 | 602 | △758 | 2,365 | 2,051 | △313 |
| 施設運営事業 | 1,773 | 1,768 | △4 | 22 | 21 | △1 | 46 | 44 | △1 |
| 遊園地事業 | 1,379 | 1,256 | △123 | △32 | △17 | 15 | 73 | 87 | 13 |
| 合計 | 20,269 | 21,390 | 1,120 | 1,351 | 607 | △744 | 2,485 | 2,183 | △301 |
| 調整額 | △90 | △95 | △5 | 10 | 10 | △0 | 10 | 10 | △0 |
| 連結数値 | 20,179 | 21,294 | 1,114 | 1,362 | 617 | △745 | 2,495 | 2,193 | △302 |
(*)減価償却前営業利益=営業利益又は損失+減価償却費