四半期報告書-第17期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

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2016/11/11 15:00
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間(平成28年4月1日から平成28年9月30日まで)におけるわが国経済は、政府の経済対策や日銀の金融政策が継続され、企業収益は引き続き堅調に推移し、雇用も安定し、穏やかな回復基調が続きました。しかしながら、英国の欧州連合(EU)離脱問題の影響や新興国経済の減速など、世界経済は依然として先行きに不透明感を残す状況で推移しました。
当社が属する出版業界におきましては、依然として厳しい状況が続いております。出版科学研究所によると、平成28年上半期(平成28年1月~同年6月)の出版物の推定販売金額は、前年同期比2.7%減となる7,701億円となりました。その内訳は、紙の「書籍」が同1.6%増となる4,064億円、「雑誌」は上半期においては過去最大の落込み幅となる同7.1%減の3,637億円となっており、「雑誌」が厳しい状況となっております。
こうした環境の中、インターネット発の出版の先駆者である当社は、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新エンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業に取り組んでまいりました。加えて、出版事業を通して蓄積した自社IP(小説、漫画、キャラクターなど)を活かしたオリジナルゲームを開発・運用する事業にも積極的に取り組んでまいりました。
当第2四半期累計期間におけるセグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較は、前年同四半期累計期間の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① 出版事業
出版事業におきましては、編集部員の増強による書籍化の加速や、当社ビジネスモデルの基幹となるWebサイトの強化に積極的に取り組んでまいりました。その結果、当第2四半期累計期間における、出版点数は219点(前年同期比26点増)となりました。しかしながら、第1四半期会計期間と比較すると収束してきましたが、当第2四半期会計期間においても引き続き『ゲート』関連書籍の返本が発生し、収益を圧迫いたしました。加えて、ライトノベル市場への新規参入が活発化し、競争が激しくなってきたことなどにより、1タイトル当たりの発行部数が減少し、収益性が低下いたしました。
以上により、当事業の売上高は1,150,704千円(前年同期比28.6%減)、セグメント利益は292,439千円(前年同期比53.5%減)となりました。
書籍のジャンル別概況は以下の通りであります。
1.ライトノベル
当社の主力であるライトノベルの市場規模は、書籍市場が縮小傾向にあるにも関わらず、拡大傾向にあります。しかしながら、昨今では新規の参入が活発化し、他社から刊行される点数やレーベルともに増加傾向にあり、競争が激しくなってきました。
その結果、当第2四半期累計期間において、刊行点数は116点と前年同期比12点増となりましたが、発行部数2万部を超える作品は9作品とやや軟調となり、売上高は前年同期を下回る結果となりました。
2.漫画
『ゲート』関連書籍については、本作TVアニメが平成28年3月末に放送終了したことに伴い、当第2四半期累計期間では、当社の予想を上回る返本が発生いたしました。返本数は、第1四半期会計期間より収束いたしましたが、当第2四半期会計期間においても引き続き多くの返本が発生したことで、収益を圧迫いたしました。一方、『ゲート』以外の漫画の売行きは好調であり、当第2四半期累計期間においては、毎月複数タイトルの増刷を行いました。しかしながら、『ゲート』関連書籍の返本による売上高の低下分を補填することができず、売上高は前年同期を下回る結果となりました。
将来の書籍化の基礎となるWeb連載漫画は堅調に推移しており、当第2四半期累計期間では、新たに14本のWeb連載(内、新シリーズ連載開始の2本含む)を開始し、当第2四半期会計期間末のWeb連載漫画本数は45本となりました。特に、当第2四半期会計期間において、新たに連載を開始した作品には『邪竜転生』など、最新話の更新日には、1日で4.5万アクセスを誇る作品(注)も含まれており、今後の更なる成長の布石を打つことができました。
(注)Web連載漫画『ゲート』の場合、最新話の更新日には、1日で約5.2万人の読者が閲覧しております。
同タイトルを漫画として出版した場合、発行部数は13万部となります。
3.文庫
啓文堂書店様で実施されておりました、「2016年 雑学文庫大賞」にてアルファポリス文庫『考えすぎない』が大賞を受賞いたしました。その結果、本書籍は、本書提出日現在において20刷、発行部数10.8万部となるヒット作に成長いたしました。
一方、ライトノベルと同様、相次ぐ新規参入により競争が激化していることから、文庫においても1タイトル当たりの発行部数が減少する傾向となりました。加えて、『ゲート』関連書籍については、漫画と同様に当社の予想を上回る返本が発生いたしました。
これらの結果、文庫全体の売上高は、前年同期を下回る結果となりました。
4.その他
当第2四半期会計期間に刊行した『居酒屋ぼったくり』の最新刊・6巻の売行きは引き続き堅調に推移いたしました。また当第2四半期累計期間では、戦略的に強化を行っている「ビジネス」ジャンルから3点の書籍を刊行し、ジャンル拡大に向けて着実に成果をあげることができました。一方、ライトノベルと同様、競争環境は厳しくなってきていることから、全体的に収益性は低下いたしました。
その結果、その他全体の売上高は、前年同期を下回る結果となりました。
② ゲーム事業
平成28年2月にリリースいたしましたスマホアプリ『Re:Monster』については、夏に因んだ水着ガチャの投入や、原作小説8巻の刊行に合せた書籍連動イベントの開催、及び傭兵団同士の集団バトルイベント「大戦」のリニューアル版リリースなど、ユーザーの方に楽しんで頂ける施策を多数用意したことで、着実に成長させてまいりました。
また、平成28年4月に正式サービスを開始いたしましたPCブラウザゲーム『ワンモア・フリーライフ・オンライン』については、ユーザーの滞留が期待できる季節のイベントにあわせた企画の実施と同時に新規機能を追加(PvP機能の追加など)することにより、ユーザーに飽きずに楽しんで頂くゲームへと成長させてまいりました。
しかしながら、何れのゲームにおいてもゲーム運営費や広告宣伝費などのコストが重く、当事業の売上高は160,814千円(前年同期は計上なし)、セグメント損失は44,412千円(前年同期は6,092千円のセグメント損失)となりました。
以上の活動の結果、当第2四半期累計期間の売上高は1,311,518千円(前年同期比18.6%減)、営業利益は79,690千円(同83.0%減)、経常利益は79,272千円(同83.1%減)、四半期純利益は49,402千円(同84.1%減)となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第2四半期会計期間末の流動資産は、前事業年度末に比べ414,082千円減少し、4,522,141千円となりました。これは主に、売上高の減少に伴う売掛金の減少(前事業年度末比374,880千円減)に加え、法人税等の支払等に伴う現金及び預金の減少(前事業年度末比51,121千円減)によるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ13,685千円増加し、352,764千円となりました。これは主に、『ゲート』TVアニメ製作委員会から分配金を受領したことにより、投資その他の資産が減少(前事業年度末比17,446千円減)する一方で、ゲーム等のソフトウェア制作費を計上したことにより無形固定資産が増加(同32,086千円増)したことによるものであります。
② 負債
当第2四半期会計期間末の流動負債は、前事業年度末に比べ431,433千円減少し、953,582千円となりました。これは主に、法人税等の支払いに伴う未払法人税等の減少(前事業年度末比220,542千円減)及び、売上高の減少に伴う返品調整引当金(前事業年度末比78,829千円減)、及び未払金(前事業年度末比83,168千円減)の減少によるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ18,366千円減少し、59,551千円となりました。これは全て、借入金の返済に伴い長期借入金が減少したことによるものであります。
③ 純資産
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ49,402千円増加し、3,861,771千円となりました。これは全て、四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における、現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ51,121千円減少し、2,521,343千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは55,120千円の収入(前年同期は37,150千円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前四半期純利益の計上及び、売上債権の減少によるものであります。また、主な減少要因は、返品調整引当金及び未払金の減少、並びに法人税等の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは80,255千円の支出(前年同期は48,791千円の支出)となりました。これは、『ゲート』TVアニメ製作委員会から分配金を受領したことによる出資金の回収による収入と、スマホ用ゲーム等のソフトウェアの制作費等による無形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは25,986千円の支出(前年同期は33,176千円の支出)となりました。これは全て、長期借入金の返済によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。

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