四半期報告書-第18期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

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2017/11/13 12:43
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間(平成29年4月1日から平成29年9月30日まで)におけるわが国経済は、政府による各種経済政策等の効果により、企業収益や雇用環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、国内の個人消費の伸びは依然として力強さに欠けるほか、海外においては、米国の政策運営に関する不確実性やアジア・欧州における地政学的リスクの高まりなど、国内景気の先行きについては様々な懸念材料が内在しており、予断を許さない状況が続いております。
当社が属する出版業界におきましては、引き続き厳しい状況が続いております。出版科学研究所によると、平成29年上半期(1月から6月まで)の紙の出版物の推定販売金額は、前年同期比5.5%減となる7,281億円となりました。その内訳は、「書籍」が同2.7%減となる3,954億円、「雑誌」は同8.5%減の3,327億円となっており、「雑誌」が特に厳しい状況となっております。一方、電子出版物については、同21.5%増の1,029億円となり、堅調に成長を続けております。
こうした環境の中、インターネット発の出版の先駆者である当社は、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業に取り組んでまいりました。特に当社投稿サイトからの新シリーズタイトルの出版が好調なうえ、電子書籍も売上を伸ばし、出版事業の業績を牽引しました。また、当社喫緊の課題である「ジャンル拡大」に向けて、絵本専門の投稿サイト「絵本ひろば」をプレオープンしたことや、東宝株式会社と業務提携を果たしたことは、将来の成長に向けての足がかりを築くことができました。
以上の活動の結果、当第2四半期累計期間の売上高は1,845,297千円(前年同期比40.7%増)、営業利益は205,569千円(同158.0%増)、経常利益は205,797千円(同159.6%増)、四半期純利益は131,258千円(同165.7%増)となりました。
当第2四半期累計期間における各セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 出版事業
1.ライトノベル
当第2四半期累計期間の刊行点数は前年同期とほぼ同等となる114点(前年同期比2点減)となりました。
待望であったシリーズ累計420万部突破のヒットタイトル『ゲート』の新シリーズ海自編をスタートしたことに加え、『Re:Monster』や『とあるおっさんのVRMMO活動記』など、当社人気タイトルの新刊を順調に刊行することが出来ました。更に、当社投稿サイトからの新シリーズタイトルの出版が軒並み好調であり、市場の競争が激しさを増す中でも、Webの人気作を自社サイトから確実に調達、出版し、ヒットさせる体制を構築することが出来ました。また、新サービス「レンタル」を含む電子書籍販売も好調であったことから、売上高は前年同期を大きく上回る結果となりました。特に、当第2四半期会計期間における四半期ベースの売上高は、過去最高を更新いたしました。
2.漫画
当第2四半期累計期間の刊行点数は前年同期とほぼ同等となる25点(前年同期比1点減)となりました。
ライトノベルと同様、「レンタル」を含む電子書籍販売が好調であったことに加え、前年同期で発生していた『ゲート』関連書籍のような一時的な返本増は、当第2四半期累計期間では発生していないことから、売上高は前年同期を上回る結果となりました。
また、将来において書籍刊行の元となるWeb連載漫画については、当第2四半期累計期間では、新たに24本の新規連載を開始(前年同期比10点増)いたしました。特に、当社漫画投稿サイトの認知度・知名度向上により、当該新規連載には、当社投稿サイトから編集部がスカウトいたしました8名の漫画家による、8本の完全オリジナル漫画が含まれていることが特長的であり、かつ、将来の成長に繋がる成果であると考えております。
3.文庫
当第2四半期累計期間の刊行点数は前年同期をやや上回る62点(前年同期比2点増)となりました。加えて、文庫においても漫画と同様、前年同期に発生していた『ゲート』関連書籍のような一時的な返本増は、当第2四半期累計期間では発生していないことから、売上高は前年同期を上回る結果となりました。しかしながら、刊行点数及び1タイトル当たりの発行部数が徐々に低下する傾向がみられることから、商品開発力や販売力の強化などの施策についての検討も行っております。
4.その他
当第2四半期累計期間では、「絵本・児童書大賞」に応募された文字のみのストーリーであったものに、人気イラストレーターの絵を付けることで絵本『わたしのげぼく』が誕生。本書籍は、本書提出日現在、4刷・1.6万部を突破する好調な結果となり、現在、注力している絵本投稿サイト「絵本ひろば」の将来性が期待できる結果を残すことができました。
一方で、「ビジネス」ジャンルの強化が予定通り進んでおらず、また、当社主力タイトル『居酒屋ぼったくり』については、当タイトルのTVドラマ化決定の告知と平仄を合わせる為、あえて第3四半期会計期間に刊行を延期したことから、売上高につきましては、前年同期を下回る結果となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間における出版事業の売上高は1,626,552千円(前年同期比41.4%増)、セグメント利益は542,574千円(同85.5%増)となり、収益性は大幅に回復いたしました。
② ゲーム事業
1.スマホアプリ
『リ・モンスター(Re:Monster)』につきましては、平成29年5月に実施した「ゴブリンフェスティバル」が好評となり、売上高は、単月では過去最高の売上高を更新する一方で、当該イベントの反動により、その後の売上高はやや低下する結果となりました。
『THE NEW GATE』につきましては、様々な新規コンテンツの投入やイベントの開催を行うことで、リリース直後の売上と比べると厳しい状況とはなりますが、比較的安定した売上で推移する結果となりました。
平成29年4月にリリースした『異世界でカフェを開店しました。』につきましては、リリース直後から厳しい結果となり、運用体制の一新を図るものの売上回復には直結せず、引き続き厳しい状況が続く結果となりました。
2.PCブラウザゲーム
『ワンモア・フリーライフ・オンライン』につきましては、平成29年4月に実施した「1周年記念イベント」によるユーザー回帰が進んだことに加え、チャネリング・サービス(他社ゲームプラットフォームでも、本ゲームをプレイすることができるようになるサービス)の提供先を拡大したことに伴い、売上高は徐々に改善いたしました。
一方、平成29年4月にリリースした『月が導く異世界道中』につきましては、様々な施策を講ずるものの、ユーザー獲得が想定通り進まず、売上高は厳しい結果となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間におけるゲーム事業の売上高は218,744千円(前年同期比36.0%増)、セグメント損失は132,040千円(前年同期は44,412千円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第2四半期会計期間末の流動資産は、前事業年度末と比較して187,014千円増加し、4,857,107千円となりました。これは主に、売掛金の回収に伴い売掛金が減少(前事業年度末比80,588千円減)し、また、未収還付法人税等の還付に伴い、その他に含まれる未収還付法人税等が減少(同36,125千円減)する一方で、出版事業を中心に売上が好調であったことに伴い現金及び預金が大きく増加(同306,911千円増)したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比較して36,064千円減少し、253,645千円となりました。これは主に、無形固定資産の減少(同38,244千円減)によるものであり、その主な要因はスマホアプリ等に係るソフトウェア制作費を償却したことによるものであります。
② 負債
当第2四半期会計期間末の流動負債は、前事業年度末に比べ34,182千円増加し、1,027,289千円となりました。これは主に、返品率の改善に伴い返品調整引当金が減少(前事業年度末比42,471千円減)する一方で、出版事業売上高が堅調に推移したことに伴い未払法人税等が増加(同74,087千円増)したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ14,491千円減少し、38,737千円となりました。これは主に、借入金の返済に伴い長期借入金が減少(同19,213千円減)したことによるものであります。
③ 純資産
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ131,258千円増加し、4,044,725千円となりました。これは全て、四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における、現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ306,911千円増加し、2,784,945千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは342,334千円の収入(前年同期は55,120千円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前四半期純利益の計上、減価償却費、売上債権の減少、及び法人税等の還付によるものであります。また、主な減少要因は、返品調整引当金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは14,670千円の支出(前年同期は80,255千円の支出)となりました。これは主に「絵本」ジャンルの強化に向けて絵本投稿サイト「絵本ひろば」を制作したことに伴い無形固定資産の取得による支出が発生したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは20,752千円の支出(前年同期は25,986千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。

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