有価証券報告書-第73期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/24 15:31
【資料】
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【項目】
133項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて423,562千円減少し14,252,547千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて306,199千円減少し3,385,488千円となりました。これは、主として受取手形及び売掛金が168,596千円、流動資産のその他が331,310千円増加したものの、現金及び預金が802,311千円減少したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて117,363千円減少し10,867,059千円となりました。これは、主として有形固定資産の取得により建物及び構築物が15,959千円、土地が121,129千円それぞれ増加したものの、機械及び装置が減価償却により141,955千円、建設仮勘定が219,248千円減少したこと等によるものです。
なお、当連結会計年度において実施いたしました設備投資の総額は816,040千円であります。これらの資金は自己資金及び借入金でまかなっております。
(負債合計)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて546,538千円減少し5,200,959千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて131,933千円増加し3,214,791千円となりました。これは、主として流動負債のその他が177,915千円減少したものの、短期借入金が300,000千円増加したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて678,472千円減少し1,986,167千円となりました。これは主として長期借入金が675,880千円減少したこと等によるものです。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて122,975千円増加し9,051,588千円となりました。
これは、主として剰余金の配当が84,589千円あったものの、親会社株主に帰属する当期純利益132,784千円、その他有価証券評価差額金74,780千円が増加したこと等によるものです。
b.経営成績
当連結会計年度における日本経済は、昨年1月日本で最初の感染者が発見された新型コロナウイルス感染症が世界に拡散、パンデミック(世界的大流行)となり日本経済を支えてきた重要な柱の一つであるインバウンド需要が事実上消滅、さらに3度にわたる緊急事態宣言の発出により国内景気は深刻な後退局面に入っております。
鶏卵業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、鶏卵需要全体の半分を占める業務用、加工用需要が大幅に減少した結果、当連結会計年度の平均鶏卵相場は、北海道Mサイズが1キロ170円12銭と前年同期比8円19銭安、東京Mサイズは1キロ169円69銭と前年同期比12円07銭安となりました。
当社グループはこのような厳しい事業環境の中、東北地区での販売強化を進めた結果、売上高は前年同期を下回ったものの、販売数量は前年同期を上回りました。一方収益につきましては、卵価安定基金、飼料安定基金からの補填金収入等により営業利益、経常利益は前年同期を上回る一方、前連結会計年度に計上した特別利益が当連結会計年度にはなくなったため当期純利益は前年同期を下回りました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は13,060,962千円(前年同期比2.6%減)、営業利益は152,646千円(同9.1%増)経常利益は226,109千円(同13.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は132,784千円(同40.5%減)となりました。
なお、当社グループは鶏卵事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて802,311千円減少し、1,395,633千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,268,301千円少ない635,353千円の収入となりました。これは主として税金等調整前当期純利益219,898千円の計上、減価償却費1,050,303千円を計上したものの、売上債権の増加168,596千円、法人税等の支払額122,286千円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ151,123千円少ない905,438千円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出911,094千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ41,698千円少ない532,226千円の支出となりました。これは主に短期借入れによる収入300,000千円等による資金の増加が、長期借入金の返済による支出721,320千円、配当金の支払額84,589千円等による資金の減少を下回ったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループの事業は鶏卵事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における生産実績は区分別に記載しております。
区分別当連結会計年度(千円)
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
鶏 卵鶏 卵10,956,997△1.9
鶏糞肥料69,302-
食 品85,243△5.9
その他1,13542.3
合計11,112,679△1.3

(注)1.金額は製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当連結会計年度より、鶏卵区分において鶏糞肥料の生産・販売を開始しております。
b.商品仕入実績
当社グループの事業は鶏卵事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における商品仕入実績は区分別に記載しております。
区分別当連結会計年度(千円)
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
鶏 卵128,94415.6
食 品95,426△19.5
その他9095.5
合計224,461△2.5

(注)1.金額は仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループは、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当社グループの事業は鶏卵事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は区分別に記載しております。
区分別当連結会計年度(千円)
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
鶏 卵鶏 卵12,829,883△2.5
鶏糞肥料2,016-
食 品228,879△11.9
その他18349.0
合計13,060,962△2.6

(注)1.総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当連結会計年度より、鶏卵区分において鶏糞肥料の生産・販売を開始しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下の通りです。
鶏卵販売重量は前年同期比0.7%の増加、鶏卵相場はMサイズ平均で前年同期比北海道相場で4.6%、東京相場で6.6%下落しました。しかしながら、売上高は前年同期比2.6%の減少に留まりました。これは、当連結会計年度において鶏卵相場下落の中で販売価格への影響を極力抑える営業努力と相場に影響されにくい付加価値卵の販売比率を引き上げる営業戦略が一定の成果を挙げたためであります。
また、売上高総利益率は13.2%と前年同期比1.3ポイント下落しました。営業利益については、主に卵価安定基金からの収入が264,976千円増加したこと等により前年同期比12,679千円増加の152,646千円となりました。また親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期に特別利益として計上した助成金収入195,269千円がなくなったことから前年同期比90,304千円減少し132,784千円となりました。
当社グループが経営管理上重視している道内市場占有率、販売重量、農場における飼料要求率、製造部門における稼働率等の管理指標はほぼ計画通りとなっており、当社の収益構造を支える基礎的な体力は維持されていると判断しております。
今後については経営戦略に掲げた事業領域の拡大、付加価値卵の拡販、農場成績向上に加え、課題として掲げた納入単価の改定や物流の合理化によるコスト削減等を確実に実行し、当社収益構造の改善を達成してまいります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
資金需要動向については以下の通りです。
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは飼料費、初生雛費、大雛費、各事業についての一般管理費等があります。設備資金需要としては、鶏舎の建替え、GP工場の機械更新、情報処理投資等があります。
資金調達及び流動性確保に関する認識は以下の通りです。
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入による資金調達を行っております。尚、当社グループのD/Eレシオは0.33と極めて低く、当面の資金調達余力に問題はないと認識しております。
また、新型コロナウイルス感染症による当連結会計年度のキャッシュ・フローへの影響につきましては、「2 事業等のリスク (1)事業環境に関するリスク ⑤新型コロナウイルスの影響について」に記載の通りであります。特に新型コロナウイルス感染症については感染のさらなる拡大や長期化の程度によっては当社グループのキャッシュ・イン・フローへの影響も避けられない可能性もありますが、当面は潤沢な内部留保もあり、資金調達に問題はないと認識しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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