有価証券報告書-第13期(令和2年7月1日-令和3年6月30日)

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2021/09/29 14:59
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により厳しい状況が続いているものの、基調としては持ち直しており、企業収益や業況感は全体として改善傾向となりました。しかしながら、依然として感染収束時期が見通せない中、先行き不透明な状況が長期化しており、外部環境の変化には引き続き十分留意する必要があります。
当社グループの属する不動産業界におきましては、他業種では対面型サービスを中心に経済活動が低めで推移する中、日銀の金融緩和政策継続や住宅取得支援政策を背景に、住宅需要は引き続き堅調に推移しました。一方で、米中を中心とした住宅木材の需要増加を背景とした「ウッドショック」による木材価格の高騰・供給不足の影響には留意する必要があります。
このような状況の下、当社グループにおきましては、2022年6月期を最終年度とする中期経営計画に基づいた成長強化事業への積極的な投資継続を行い、これまでに培った基盤を活かした持続的成長モデルへの移行に努めてまいりました。フランチャイズ事業における加盟店舗数拡大及びサービスの拡充と、ハウス・リースバック事業における賃貸用不動産の取得による安定収益の確保と流動化等によるキャピタルゲインでの収益拡大、金融事業における不動産担保融資や金融機関との提携によるリバースモーゲージ保証事業により様々な資金ニーズに不動産を活用する「不動産+金融」の取り組みを強化してまいりました。
また、不動産売買仲介事業を基盤とした、仲介・買取・リフォームの三位一体モデルで事業シナジーを効かせた「住まいのワンストップサービス」は継続し、従来の不動産売買事業における直営店エリアを中心とした販売用不動産の仕入強化、中古+リフォーム受注などにより、顧客ニーズに応えることに努めてまいりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,063百万円増加し、57,306百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,765百万円増加し、44,429百万円となりました。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,298百万円増加し、12,877百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は39,037百万円(前期比18.7%増)、営業利益は2,589百万円(同36.7%増)、経常利益は2,514百万円(同46.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,616百万円(同56.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
また、当連結会計年度より報告セグメントの区分及び集計方法を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(2021年6月30日現在)
セグメント名称売上高(百万円)内容
フランチャイズ事業3,236新規加盟契約数142件、累計加盟契約数702件
新規開店店舗数140店舗、累計開店店舗数616店舗
ハウス・リースバック事業13,323新規取得保有物件数801件、累計保有物件数339件
売却件数684件
金融事業1,084不動産担保融資実行件数167件
リバースモーゲージ保証件数221件
不動産売買事業14,624取引件数710件
不動産流通事業1,914仲介件数3,163件
リフォーム事業2,715契約件数1,836件
完工件数1,791件
小山建設グループ2,127管理戸数5,829戸
その他10(欧米流)不動産エージェント業、海外事業に係る各種費用
合 計39,037-

(フランチャイズ事業)
フランチャイズ事業におきましては、積極的な広告宣伝活動に加え、店舗数の増加に伴う知名度及びコーポレートブランド価値、信用力向上が新たな事業の柱や既存事業とのシナジーを求める異業種からの新規参入や、同業種からの加盟獲得につながっており、新規加盟は順調に推移しました。また、集客及び営業活動等へのオンライン活用により業務効率及び生産性が向上し、当連結会計年度における新規加盟契約数は142件、累計加盟契約数は702件となりました。
また、スーパーバイザーの加盟店フォロー体制の強化や各種新規サービスの開発及び提携企業の拡充を進め、当連結会計年度における新規開店店舗数は140店舗、累計開店店舗数は616店舗となりました。
その結果、セグメント売上高は3,236百万円(前期比12.5%増)、セグメント利益が2,226百万円(同23.5%増)となりました。
(ハウス・リースバック事業)
ハウス・リースバック事業では、不動産を活用した資金調達方法として、老後の生活資金や事業資金への活用などさまざまなニーズに応えてまいりました。当連結会計年度の直営店出店による対応エリア拡大及び積極的な広告宣伝・人材投資を継続したことで問い合わせ及び取扱い件数は順調に増加し、当連結会計年度におきましては、新規に801件を取得し、684件を再売買、処分及びファンドや不動産買取会社等へ売却しました。また、保有不動産は累計339件となり、賃貸用不動産として運用しました。
その結果、セグメント売上高は13,323百万円(前期比12.4%減)、セグメント利益が1,653百万円(同16.5%減)となりました。
(金融事業)
金融事業では、グループの強みである全国ネットワークの査定力を活かし、不動産の活用により顧客の資金ニー
ズに対応する「不動産+金融」の取組に注力してまいりました。当連結会計年度におきましては不動産担保融資を167件実行し、また、リバースモーゲージ保証事業では新規提携金融機関の開拓と金融機関との連携による需要喚起に注力し、新規に221件の保証を行いました。
その結果、セグメント売上高は1,084百万円(前期比10.7%増)、セグメント利益が76百万円(同334.1%増)となりました。
(不動産売買事業)
不動産売買事業では、グループシナジーを活かし、直営店エリアの仲介顧客ニーズに合った物件の仕入れ強化に
注力してまいりました。住宅ローンの超低金利が続く中、消費者の住宅購入に対するニーズは底堅さを維持してお
り、コロナ禍においても継続して積極的な仕入れを行ったことにより充実した商品在庫が順調に売却へと進み、取引件数は710件(前年同期比112.6%増)となりました。
その結果、セグメント売上高は14,624百万円(前期比105.9%増)、セグメント利益が1,082百万円(同217.9%増)となりました。
(不動産流通事業)
不動産流通事業は、不動産売買仲介事業で構成されております。住宅ローンの超低金利継続による実需の底堅さ
を背景に、ホームページ、新聞折り込み広告やテレビ・ラジオCM等のメディアを利用した広告宣伝に加え、地域密着型のポスティング戦略を通じて集客に注力してまいりました。注力事業への人員シフトの中でも実需の堅調な推移に下支えられ、仲介件数3,163件(前年同期比2.2%増)となりました。
その結果、セグメント売上高は1,914百万円(前期比4.4%減)、セグメント利益が596百万円(同3.8%増)となりました。
(リフォーム事業)
リフォーム事業では、不動産売買仲介事業との連携による中古住宅+リフォーム受注や、住宅設備メーカー等と
コラボレーションしたリフォームイベントを積極的に開催することで集客に繋げてまいりました。前期下半期にはコロナ禍の影響により受注が減少しましたが、1回目の緊急事態宣言解除後は回復が見られ、当連結会計年度における契約件数は1,836件(前年同期比9.4%増)、完工件数は1,791件(同2.3%増)となりました。
その結果、セグメント売上高は2,715百万円(前期比3.2%増)、セグメント利益が171百万円(同48.3%増)となりました。
(小山建設グループ)
小山建設グループでは、埼玉県草加市を中心に、駅近立地の営業店舗を拠点とした地域密着のネットワークと情報力を活かした営業を展開し、不動産売買・仲介及び不動産賃貸管理・仲介に注力してまいりました。
その結果、セグメント売上高は2,127百万円(前期比2.8%増)、セグメント利益が127百万円(同24.6%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて2,454百万円減少し、16,313百万円になりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、12,696百万円(前連結会計年度は5,021百万円の獲得)となりました。
主な増加要因は、税金等調整前当期純利益2,460百万円の計上に加え、棚卸資産が8,469百万円、営業貸付金が1,365百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、15,289百万円(前連結会計年度は11,433百万円の使用)となりました。
主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出14,457百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、135百万円(前連結会計年度は12,745百万円の獲得)となりました。
主な増加要因は、長期借入れによる収入8,660百万円、社債の発行による収入1,600百万円であります。
主な減少要因は、短期借入金の純減額2,661百万円、長期借入金の返済による支出6,673百万円、配当金の支払額369百万円であります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループが営む事業では、生産実績を定義することが困難であるため「生産実績」は記載しておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における不動産売買事業セグメント及びリフォーム事業セグメントの受注実績は次のとおりであります。なお、フランチャイズ事業セグメント、ハウス・リースバック事業セグメント、金融事業セグメント、不動産流通事業セグメント及び小山建設グループ事業セグメントにおいては受注が存在していないため、記載しておりません。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
不動産売買事業398,867564.6282,362755.2
リフォーム事業2,793,636118.61,203,187115.1
合計3,192,504131.61,485,549137.2

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額には、中古住宅買取再生販売や建売、賃貸事業等の受注を伴わないものは含めておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称売上高(百万円)前年同期比(%)
フランチャイズ事業3,236112.5
ハウス・リースバック事業13,32387.6
金融事業1,084110.7
不動産売買事業14,624205.9
不動産流通事業1,91495.6
リフォーム事業2,715103.2
小山建設グループ2,127102.8
その他1078.0
合計39,037118.7

(注)1.セグメント間の取引を相殺消去した後の金額を記載しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年7月1日
至 2020年6月30日)
当連結会計年度
(自 2020年7月1日
至 2021年6月30日)
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
HLB6号合同会社3,91911.9--
HLB8号合同会社--4,28311.0

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末における総資産は57,306百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,063百万円の増加となりました。
主な増加要因は、有形固定資産がハウス・リースバック事業における収益物件取得等により4,557百万円、棚卸資産が932百万円それぞれ増加したことによるものであります。
主な減少要因は、現金及び預金が2,454百万円、営業貸付金が1,199百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末における負債は44,429百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,765百万円の増加となりました。
主な増加要因は、長期借入金が1,480百万円、社債が824百万円、1年内返済予定の長期借入金が505百万円それぞれ増加したことによるものであります。
主な減少要因は、短期借入金が2,661百万円減少したことによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末における純資産は12,877百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,298百万円の増加となりました。
これは主として利益剰余金が、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益の計上により1,616百万円増加したこと及び配当金の支払いにより370百万円減少したことによるものであります。
経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比較して6,159百万円増加の39,037百万円(前連結会計年度比18.7%増)となりました。これは主として、不動産売買事業の売上高が7,522百万円、フランチャイズ事業の売上高が359百万円それぞれ増加した一方、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が大きかったハウス・リースバック事業が1,877百万円減少したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度と比較して4,890百万円増加の26,123百万円(前連結会計年度比23.0%増)となりました。不動産売買事業の売上高増加に連動して6,546百万円増加した一方で、売上高減少に連動してハウス・リースバック事業が1,735百万円減少したものであります。
以上の結果により、当連結会計年度の売上総利益は、12,914百万円(同10.9%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して572百万円増加の10,324百万円(前連結会計年度比5.9%増)となりました。これは主として、人件費が260百万円、システム保守投資により管理費が156百万円、当社ブランド及びサービスの知名度向上を目的とした各種広告を積極的に活用したことにより、広告宣伝費が161百万円それぞれ増加したことによるものであります。
以上の結果により、当連結会計年度の営業利益は、2,589百万円(同36.7%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は、匿名組合投資利益及び受取手数料等の計上により、293百万円となりました。また、営業外費用は、支払利息等の計上により、368百万円となりました。
以上の結果により、当連結会計年度の経常利益は、2,514百万円(前連結会計年度比46.4%増)となりました。
(特別利益、特別損失、税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度の特別利益は、新株予約権戻入益及びゴルフ会員権売却益の計上により、0百万円となりました。また、当連結会計年度の特別損失は、営業所閉店に伴う固定資産除却損及び投資有価証券評価損、固定資産の減損損失等の計上により、54百万円となりました。
以上の結果により、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は前連結会計年度と比較して836百万円増加の2,460百万円(前連結会計年度比51.5%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して586百万円増加の1,616百万円(前連結会計年度比56.9%増)となりました。
キャッシュ・フロー状況
当連結会計年度のキャッシュ・フロー状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、不動産業界の市場動向及び金融資本市場動向があります。
当社グループが属する不動産業界の市場動向においては、地価の上昇基調が継続する中で、企業収益や雇用・所得環境の改善基調が維持され、その需要は緩やかに拡大しております。そのような事業環境下において、平成初頭のバブル崩壊や2008年のリーマン・ショックが引き起こした不動産価格の大幅な下落を教訓とし、固定収益の安定・拡大と適正在庫の管理を重要な経営課題と認識しております。
金融資本市場動向においては、一部に利上げの動きはありますが、日銀の金融緩和政策の継続を背景に、低金利にて住宅ローンを組める環境が続いており、全体としては底堅く推移しております。
c.資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金需要のうち主なものは、ハウス・リースバック事業におけるハウス・リースバック物件の取得費用及び金融事業における営業貸付金の貸付資金であります。それらの財源は自己資本及び金融機関から調達した有利子負債であり、状況に応じて充当しております。
また、当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は38,268百万円となり、現金及び現金同等物の残高は16,313百万円となっております。

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