有価証券報告書-第24期(2024/07/01-2025/06/30)

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2025/09/24 13:15
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(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2024年7月1日~2025年6月30日)における経営環境は、政府による賃上げ促進策や投資減税などの経済政策もあり、緩やかな回復基調が続きましたが、エネルギーや食料品の価格上昇、人手不足に伴うコスト増などが続く中で、米国の不規則な通商政策が重なり、先行き不透明な状況が続きました。
当社が属する情報サービス産業においては、2025年7月1日に公表された日銀短観(6月調査)による2025年度ソフトウエア投資計画(全産業・全規模合計)が、2024年度と比較し、12.4%増であり、引き続き好調なソフトウエア投資が続いていることが示されています。
当社グループにとりましても、DXの実現を加速するAI(Artificial Intelligence:人工知能)、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、既存システムのクラウドシステムへの移行、システム開発のスピードアップを実現するローコード開発等の進展により、ビジネス参入機会の増加と事業領域の拡大につながりました。
また、深刻化するサイバーセキュリティ問題に対して、2025年3月5日には経済産業省より「サイバーセキュリティ産業振興戦略」が公表されるなど、社会全体でサイバーセキュリティ対策強化が求められています。さらに、物価高騰に伴う人件費の上昇により「業務効率化」へのニーズも一段と高まっており、これらの課題に対して有効なソリューションを提供する当社グループにとって追い風となる状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループでは、「5つの事業戦略」を掲げ、積極的な取り組みを継続しております
・リノベーション(既存事業の改革による事業基盤の拡大・安定化)
・イノベーション(自社商品を軸とした新しい価値創造)
・競合から協業へ(協業による事業拡大)
・開発からサービスへ(サービス視点での事業拡大)
・人材調達・人材育成(採って育てる)
なお、当社は2024年8月9日に新中期経営計画(2024年度~2026年度)を発表しました。
新中期経営計画では、当社の企業理念と存在意義の結びつきをPurposeとして『「進歩」を続けるデジタル社会(変化)をITの力(対応力)で支え、人々の生活を豊かに。』と表現し、全社一丸となって成長していくことを掲げました。
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また、引き続き、2030年ビジョンとして「信頼され、選ばれるDITブランド」の構築を掲げると共に「売上高500億円(フィフティbillion)、営業利益50億円(フィフティhundred million)、配当性向50%(フィフティpercent)以上」を示す新たなスローガン「50(フィフティ)、50(フィフティ)、50(フィフティ)超えへの挑戦!」を掲げ、目標達成に向けて全力で挑戦してまいります。
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この2030年ビジョンの実現ステップとして、当期2025年6月期から2027年6月期までの期間を、事業構造改革の推進時に新たに認識された課題に対応すると共に、Purpose経営を推進し、事業スタイルを確立させ、事業全般を成長軌道に乗せる「成長軌道の実現」の期間とし、また、2028年6月期から2030年6月期の期間を、Purposeを定着させ、全てのステークホルダーから信頼され、選ばれる「DITブランドの確立」の期間としています。
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■2025年6月期業績概要
当連結会計年度の売上・利益は、ともに旺盛な需要に対応し、過去最高の業績となりました。
当連結会計年度は、社員の処遇改善(平均9%の昇給)や、M&Aに伴うのれん償却額、パートナー単価の向上などによりコストが大幅に増加しました。しかしながら、旺盛な需要とM&Aの効果により、これらのコスト増を十分に吸収し、売上高・利益ともに大幅な増加を達成し、収益基盤を一層強化することができました。
以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高24,159,035千円(前期比21.5%増)、営業利益3,013,992千円(同24.3%増)、経常利益3,027,785千円(同25.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,178,368千円(同29.1%増)となり、15期連続の増収増益を達成しました。
セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
なお、以下の事業別売上高、セグメント利益(営業利益)は、セグメント間の内部取引相殺前の数値であります。
①ソフトウエア開発事業
ビジネスソリューション事業分野(業務システム開発、運用サポート)は、前々年度に発生した不採算案件に伴う引き継ぎ作業を前年度第1四半期に実施していた影響が一巡し、売上・利益ともに前年を大きく上回りました。
業務システム開発では、金融系案件への回帰戦略が成果を上げ、公共、通信、製造系案件も伸展し、更に2024年2月にM&Aにより当社グループに加入したシステム・プロダクト株式会社の売上も加わったことから、大幅な増収増益を達成しました。特に、利益面では、当第3四半期まで続いた公共系高単価案件が大きく貢献しました。
運用サポートでは、クラウド系インフラ構築領域が伸びるなど着実に業務領域を広げているものの、Salesforceなどの新サービス展開が遅れ気味であることから、売上は伸ばすことができたものの、利益面については微増にとどまりました。
エンベデッドソリューション事業分野(組込みシステム開発、組込みシステム検証)は、第4四半期に入ってからは、米国の通商政策の影響が一部顕在化し、事業環境にやや不確実性が生じる場面も見られましたが、売上・利益を大幅に伸ばすことができました。
組込みシステム開発では、半導体関連分野で一時的な調整局面により微増にとどまったものの、車載向けの研究開発案件や家電などIoT関連分野が堅調に推移し、売上・利益ともに前年を上回りました。
組込みシステム検証においては、大手部品メーカーから車載IVI(In-Vehicle Infotainment:車載インフォテインメント)案件を受注するとともに、大手製造会社とAIによるテストPoC(概念実証)を実施するなど、事業領域の拡大が進み、売上・利益ともに前年を大幅に上回りました。
プロダクトソリューション事業分野は、サブスクリプションライセンスの積上げ、電子契約サービス関連の周辺開発の売上増、更に2024年2月にM&Aにより当社グループに加入した株式会社ジャングルの連結により、売上・利益ともに順調に伸ばすことができました。
サイバーセキュリティビジネスについては、WebARGUS(*1)の既存顧客からのライセンス売上が着実に増加し、売上・利益ともに前年を上回りました。また、当社独自で脆弱性診断サービスを開始したほか、情報セキュリティで最大の脅威となっているランサムウェア攻撃等から重要データを確実に保護するセキュリティ製品「WebARGUS(ウェブアルゴス) for Ransomware(ランサムウェア)」に関しては、機能面を強化した新バージョン「Sentinel ARGUS(センチネルアルゴス)」をリリースしました。さらに、中規模企業向けのセキュリティ商材に追加料金なしでサイバーセキュリティ保険を自動付帯する新サービスの提供を開始するなど、商品ラインナップの充実も進みました。
業務効率化ビジネスについては、xoBlos(*2)の前期から積み上げていたリード顧客の取り込みが進展し、売上・利益ともに前年を上回りました。
アフターコロナの時代において、リモートワークの普及に伴いニーズが高まった電子契約のアウトソーシング型サービス「DD-CONNECT」(ディ・ディ・コネクト)は、住宅建設業界を中心にSI開発を含めて売上が伸長しました。
また、株式会社ジャングルは、市場ニーズの高い以下の製品を開拓して販売しており、特に「筆ぐるめ」については、年賀状離れが進む中でも、季節的な特需により大きく貢献しました。
・「Data Migration Box」は、法人向けの商材として、オンプレミスからクラウド、クラウドから他のクラウドへの高速データ移行ツールで、ジャングルが独占販売権を所持しております。
・「DiskDeleter」は、USBメモリ型のデータ消去ソフトで、ジャングルが著作権を所持しており、導入実績は10,000社超になります。
・「PDF –Xchange Editor」は、PDFファイルを自由に編集できる多機能型PDF統合ソフトで、ジャングルが「プラチナリセラー」として販売しています。
・「筆ぐるめ」は、富士ソフト株式会社が開発・販売する年賀状やハガキ作成ソフトで、購入は 全国の量販店やジャングルの運営する「筆ぐるめ公式ストア」からとなっています。
これらの結果、ソフトウエア開発事業の売上高は23,294,442千円(前期比21.6%増)、セグメント利益は2,934,416千円(同24.0%増)となりました。
(*1)Webセキュリティソリューション「WebARGUS(ウェブアルゴス)」は、ウェブサイ卜等の改ざんを発生と同時に検知し、瞬時に元の正常な状態に復元できる、新しい方式のセキュリティソリューションです。改ざんの瞬間検知・瞬間復旧により、悪質な未知のサイバー攻撃の被害から企業のウェブサイト等を守ると同時に、改ざんされたサイトを通じたウイルス感染などの被害拡大を防ぎます。
(*2)Excel業務イノベーションプラットフォーム「xoBlos(ゾブロス)」は、Excelベースの非効率な業務を自動化します。これにより短期間で劇的に業務を効率化することができます。(Excel®は、米国Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。)
②システム販売事業
カシオヒューマンシステムズ株式会社製の中小企業向け業務・経営支援システム「楽一」を主力とするシステム販売ビジネスにおいては、前年度の「インボイス制度」や「電子帳簿保存法改正に伴う電子データ取引データ保管の義務化」に伴う需要の反動減を見越し、第2四半期に北陸地方に拠点を持つ楽一販売代理店から事業を承継しました。この施策が功を奏し、売上高および利益は前年度を上回りました。
これらの結果、システム販売事業の売上高は909,474千円(前期比22.7%増)、セグメント利益は79,565千円(同36.1%増)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況は以下のとおりであります。
①流動資産
前連結会計年度末に比べ937,616千円増加し、9,474,059千円となりました。これは、主に現金及び預金が738,364千円並びに受取手形及び売掛金が303,236千円それぞれ増加し、契約資産が146,854千円減少したことによるものです。
②固定資産
前連結会計年度末に比べ116,219千円増加し、1,797,063千円となりました。これは、主に投資有価証券が365,687千円増加し、のれんが163,608千円、繰延税金資産が70,073千円それぞれ減少したことによるものです。
③流動負債
前連結会計年度末に比べ117,569千円増加し、2,791,520千円となりました。これは、主に買掛金が123,798千円増加し、1年内返済予定の長期借入金が22,260千円減少したことによるものです。
④固定負債
前連結会計年度末に比べ187,650千円減少し、297,375千円となりました。これは、主に長期借入金が179,580千円減少したことによるものです。
⑤純資産
前連結会計年度末に比べ1,123,916千円増加し、8,182,226千円となりました。これは、主に利益剰余金が1,387,260千円、自己株式が484,126千円それぞれ増加したことによるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ830,808千円増加し、5,337,753千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上(3,027,865千円)、法人税等の支払額による支出(842,512千円)などにより2,394,103千円の収入(前連結会計年度は1,741,683千円の収入)となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入(96,242千円)、投資有価証券の取得による支出(27,400千円)、事業譲受による支出(17,373千円)、などにより10,944千円の収入(前連結会計年度は595,613千円の支出)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額による支出(790,886千円)、自己株式の取得による支出(488,529千円)などにより1,546,191千円の支出(前連結会計年度は804,712千円の支出)となりました。
(4)生産、受注及び販売の実額
①生産実績
当社グループの事業には生産に該当する事項がないため、記載を省略しております。
②受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
ソフトウエア開発事業23,862,444118.25,351,396111.9
システム販売事業928,492130.6150,505170.3
合計24,790,936118.65,501,901113.0

③販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年7月1日
至 2025年6月30日)
前年同期比(%)
ソフトウエア開発事業(千円)23,292,677121.6
システム販売事業(千円)866,358118.9
合計(千円)24,159,035121.5

(注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。
[経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析]
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、財政状態及び経営成績に影響を与える会計上の見積りを行う必要があります。当社グループはこの見積りを行うに当たり、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針につきましては、「第5経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。
(2)経営成績の分析
①売上高、売上原価(売上総利益)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ4,270,791千円増加し、24,159,035千円となりました。また、売上総利益は、前連結会計年度に比べ1,200,755千円増加し、6,145,789千円となりました。
これは主に以下の理由によるものです。
イ.ビジネスソリューション事業(業務システム開発)
金融系案件への回帰戦略が成果を上げたほか、公共、通信、製造系案件も伸長しました。さらに、2024年2月にM&Aにより当社グループに加わったシステム・プロダクト株式会社の売上の寄与により、大幅な増収増益を達成しました。
ロ.ビジネスソリューション事業(運用サポート事業)
クラウド系インフラ構築領域の拡大などにより、着実に業務領域を広げました。一方で、Salesforceなどの新サービス展開がやや遅れたため、売上の伸びは緩やかにとどまり、利益も微増にとどまりました。
ハ.エンベデッドソリューション事業(組込みシステム開発)
半導体関連分野では一時的な調整局面があったものの、車載向けの研究開発案件や家電などのIoT関連分野は堅調に推移し、売上・利益ともに前年を上回りました。
ニ.エンベデッドソリューション事業(組込みシステム検証)
大手部品メーカーから車載IVI(In-Vehicle Infotainment:車載インフォテインメント)案件を受注したほか、大手製造会社とAIによるテストPoC(概念実証)を実施するなど事業領域の拡大が進み、売上・利益ともに前年を大きく上回りました。
ホ.プロダクトソリューション事業
サブスクリプションライセンスの積み上げや電子契約サービス関連の開発が伸長したほか、2024年2月にM&Aにより当社グループに加わった株式会社ジャングルの連結効果も寄与し、売上・利益ともに順調に拡大しました。
ヘ.システム販売事業
前年度の制度改正需要の反動減を見越して第2四半期に北陸地方の楽一販売代理店から事業を承継した結果、売上・利益ともに前年を上回りました。
②販売費及び一般管理費(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ611,680千円増加し、3,131,797千円となりました。これは主に、M&Aにより当社グループに加わった2社に係るのれん償却費の増加などによるものです。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ589,075千円増加し、3,013,992千円となりました。
③営業外損益(経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は受取利息及び配当金、助成金収入等の計上により39,998千円となり、営業外費用は支払手数料、事務所移転費用等の計上により26,205千円となりました。この結果、当連結会計年度における経常利益は3,027,785千円となりました。
④特別損益(税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度において、投資有価証券の売却による利益80千円があり、税金等調整前当期純利益は3,027,865千円となりました。
⑤親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度における税金費用は、法人税、住民税及び事業税に税効果会計適用に伴う法人税等調整額を併せ839,774千円となりました。
以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ491,444千円増加し、2,178,368千円となりました。
(3)財政状態の分析
当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)当期の財政状態の概況に記載のとおりであります。
なお、利益剰余金の増加により純資産額は増加し、自己資本比率は71.6%となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](3)当期のキャッシュ・フローの概況に記載のとおりであります。
なお、当社は営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、運転資金は基本的には手元資金でまかなえると考えております。
また、投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、固定資産の取得等による支出があったものの、定期預金の払戻による収入があったため、全体として増加しました。
財務活動によるキャッシュ・フローの主な支出は、自己株式の取得による支出、配当金の支払額で、配当性向は50%以上を目標としております。
当座借越契約及びリボルビング・クレジット・ファシリティ契約により、急な運転資金増加にも対応できると考えておりますが、M&Aや大幅な人員増加、設備投資等が必要となった場合には、改めて借入実行等を適宜判断してまいります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2021年6月期2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年6月期
自己資本比率(%)70.972.373.568.171.6
時価ベースの
自己資本比率(%)
465.4271.2293.6272.4313.2
キャッシュ・フロー対
有利子負債比率(年)
0.00.00.00.10.0
インタレスト・
カバレッジ・レシオ(倍)
3,081.93,124.92,322.01,300.91,574.7

自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(5)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、事業の発展を通じて企業価値の継続的向上を目指しており、売上高成長率、営業利益率、経常利益率、1株当たりの当期純利益およびROE(自己資本利益率)を重要な経営指標と位置付け、その向上及び高水準での維持に努めてまいります。
2025年6月期につきましては、これら全ての経営指標において当初計画を上回りました。また、ROE(自己資本利益率)については、25%を大きく超過して達成することが出来ました。
指標(2025年6月期)当初計画実績当初計画比
売上高22,000百万円24,159百万円2,159百万円 (9.8%増)
営業利益
営業利益率
2,600百万円
11.8%
3,013百万円
12.5%
413百万円 (15.9%増)
0.7ポイント増
経常利益
経常利益率
2,600百万円
11.8%
3,027百万円
12.5%
427百万円 (16.5%増)
0.7ポイント増
1株当たり当期純利益120.70円147.38円26.68円 (22.1%増)
ROE(自己資本利益率)25%以上29.0%4.0%増

(6)経営戦略の現状と見通し
当社の経営戦略につきましては、「第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」に記載のとおり、「5つの事業戦略」に基づいており、引き続き「事業基盤の安定化」と「成長要素の強化」の2軸の事業推進により経営の安定と成長に注力してまいります。
なお、当社は2024年8月9日に中期経営計画(2024年度~2026年度)を発表しました。
本中期経営計画では、当社の企業理念と存在意義の結びつきをPurposeとして『「進化」を続けるデジタル社会(変化)をITの力(対応力)で支え、人々の生活を豊かに。』と表現し、全社一丸となって成長していくことを掲げました。2030年に向けて「信頼され、選ばれるDITブランド」の構築とともに「売上高500億円、営業利益50億円、配当性向50%以上」の目標達成に向けて、本中期計画(2024年度~2026年度)においては、『成長軌道の実現』の期間として事業を推進してまいります。

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