四半期報告書-第11期第3四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/13 15:24
【資料】
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【項目】
20項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、前第3四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、企業収益の改善、設備投資の持ち直し、雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復基調が続いております。一方で、中国経済をはじめとした海外景気の下振れなど、予断を許さない状況が続いております。
当社は、インターネット上での写真・イラスト・動画等のデジタル素材の販売を主たる事業として展開しておりますが、当社を取り巻く環境としましては、スマートデバイス、スマートフォンアプリやインターネット広告(動画広告を含む)の普及に伴い、これまで以上にインターネットでのデジタル素材の活用機会が増えております。
このような事業環境のもと、当第3四半期累計期間におきましては、既存のクリエイティブ・プラットフォーム事業における購入者及びクリエイターの拡大を引き続き進めてまいりました。主に、当社の主要サービスである「PIXTA」においてSEO、SEM等によるWebプロモーションを展開した他、定額制販売の営業活動及びサイト内における訴求を積極的に行いました。また、平成27年9月14日に東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たし、さらなる事業基盤の強化に努めると共に、事業の拡大をより強力に推進しております。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は994,260千円(うち、定額制売上は97,581千円)、売上総利益は557,894千円、営業利益は94,477千円、経常利益は76,469千円、四半期純利益は70,767千円となりました。なお、当社は、クリエイティブ・プラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ449,727千円増加し、909,969千円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ426,667千円増加し856,807千円となりました。これは主として、新規上場に伴い公募増資を行ったこと等により現金及び預金が361,708千円増加したこと、売上高の増加に伴い売掛金が50,006千円増加したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ23,059千円増加し53,161千円となりました。これは主に、本社フロア増床等に伴い有形固定資産が7,149千円、敷金及び保証金が14,944千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べて59,757千円増加し399,422千円となりました。これは主として、売上の増加に伴い買掛金が28,694千円増加したこと、また定額制取引の増加に伴い前受金が42,582千円増加したことによるものであります。一方、資本政策の観点から借入金を繰上返済したことにより長期借入金(1年内返済予定の借入金を含む)が7,732千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べて389,969千円増加し、510,547千円となりました。これは主に、新規上場に伴い公募増資を行ったこと及び新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ159,601千円、また、四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が70,767千円増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。