有価証券報告書-第34期(2024/11/01-2025/10/31)

【提出】
2026/01/29 16:12
【資料】
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【項目】
153項目
(業績等の概要)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、賃上げに伴う所得環境の改善や個人消費の持ち直しを背景に、緩やかな回復基調が継続しました。一方で物価上昇の継続や為替相場の変動、米国の通商政策の動向、中東地域など不安定な国際情勢の影響等、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
花き業界においては、東京都中央卸売市場の市場統計情報によると、2024年11月から2025年10月までの、らん鉢取扱金額は3,766百万円(前年同期比2.64%減)、数量では883千鉢(前年同期比5.97%減)と、いずれも前年同期比微減したものの、平均単価は前年同期比3.54%微増傾向で推移いたしました。
このような事業環境の中、フラワービジネス支援事業は、主力である法人贈答用胡蝶蘭の新規顧客開拓及び既存顧客への販売促進とオフィス緑化の提案に注力いたしました。ナーセリー支援事業におきましては、新規顧客開拓及び当社オリジナル園芸資材の販売促進に注力いたしました。フューネラル事業は、新規顧客開拓及び既存顧客に対する販売促進に注力いたしました。一方で、全体としましては、原材料やエネルギー価格の高騰に加え、物流費や人件費の高止まりが継続し、優秀な人材の定着と生産性向上を目的とした教育研修費及び福利厚生費が増加いたしました。
この結果、当連結会計年度における売上高は2,513,960千円(前年同期比0.1%減)、営業利益は14,968千円(前年同期比61.5%減)、経常利益は12,416千円(前年同期比66.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,394千円(前年同期比75.9%減)となりました。
なお、当社の事業セグメントは単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず、主要な事業について記載しております。
(フラワービジネス支援事業)
フラワービジネス支援事業につきましては、主力である法人贈答用胡蝶蘭の新規顧客開拓及び既存顧客への販売促進とオフィス緑化の提案に注力いたしました。コロナ禍以降、急速に各企業で職場環境の改善・快適化に向けた取り組みへの意識が高まり、事務所移転やレイアウト変更の際、オフィス内に多くの緑を取り入れた空間づくりのご相談や提案依頼が増加し、今後もオフィス緑化案件は増加傾向にあります。
以上の結果、フラワービジネス支援事業の売上高は1,702,762千円(前年同期比1.7%増)となりました。
(ナーセリー支援事業)
ナーセリー支援事業につきましては、新規顧客開拓と当社オリジナル園芸資材の販売強化に注力しました。また、当社オリジナル園芸資材の原材料やエネルギー価格の高騰等による生産コストの上昇が続く中、胡蝶蘭苗及び各種園芸資材の原価低減に向けて、仕入れ先の選定や原材料の見直し、既存顧客への販売単価の値上げ交渉等も慎重に進めました。
以上の結果、ナーセリー支援事業の売上高は553,466千円(前年同期比3.3%減)となりました。
(フューネラル事業)
フューネラル事業につきましては、新規顧客開拓及び既存顧客への販売促進に注力いたしました。
葬儀業界全体の環境としましては、大都市圏を中心に家族葬や密葬、葬儀の小型化による葬祭規模の縮小化が増加しており、全国的に葬儀規模は縮小傾向で進んでいくと考えられますが、高齢化社会を背景に、今後も葬儀件数は増加するものと推計されております。
このような環境下、当社は既存顧客をはじめ、葬儀業界関係各社との様々なコミュニティやネットワークを通じて、顧客のニーズに合わせた商品提案やサービス提供をすることで、信頼関係の強化に努めました。
以上の結果、フューネラル事業の売上高は257,731千円(前年同期比4.8%減)となりました。
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して65,610千円増加し、1,419,113千円となりました。
流動資産は1,196,648千円となり、前連結会計年度末と比較して28,590千円増加しました。この主な要因は、現金及び預金が17,801千円減少したものの、受取手形及び売掛金が26,236千円、仕掛品が11,872千円、前払費用が5,917千円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は222,464千円となり、前連結会計年度末と比較して37,020千円増加しました。この主な要因は、ソフトウエアが19,410千円、土地が18,000千円、のれんが7,927千円それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して61,511千円増加し、893,314千円となりました。
流動負債は456,191千円となり、前連結会計年度末と比較して24,340千円減少しました。この主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が2,698千円、未払法人税等が16,635千円、未払消費税等が7,566千円減少したことによるものであります。
固定負債は437,123千円となり、前連結会計年度末と比較して85,851千円増加しました。この主な要因は、長期借入金が77,102千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は525,798千円となり、前連結会計年度末と比較して4,099千円増加しました。この主な要因は、利益剰余金が3,394千円増加したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して26,764千円減少し、312,042千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは32,260千円の支出(前連結会計年度は44,016千円の収入)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上額が12,416千円、減価償却費の計上額が16,098千円、補償金の受取額が7,339千円、のれん償却額が3,660千円となったものの、売上債権の増加額が23,714千円、棚卸資産の増加額が11,099千円、法人税等の支払額が29,452千円となったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは48,262千円の支出(前連結会計年度は32,903千円の支出)となりました。この主な要因は、連結範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出が16,192千円、無形固定資産の取得による支出が21,579千円、有形固定資産の取得による支出が4,194千円となったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは53,758千円の収入(前連結会計年度は68,752千円の収入)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出が265,377千円となったものの、長期借入れによる収入が320,000千円となったことによります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループの事業セグメントは単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
事業部門の名称生産高(千円)前期比(%)
ナーセリー支援事業357,989105.0
フラワービジネス支援事業7,195
合計365,185107.1

(注) 1.事業部門間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、製造原価によっております。
b.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
事業部門の名称仕入高(千円)前期比(%)
フラワービジネス支援事業614,812105.3
ナーセリー支援事業295,42898.3
フューネラル事業204,84092.9
合計1,115,090100.9

(注) 金額は、仕入価格によっております。
c. 受注実績
当社は、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d. 販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
事業部門の名称販売高(千円)前期比(%)
フラワービジネス支援事業1,702,762101.7
ナーセリー支援事業553,46696.7
フューネラル事業257,73195.2
合計2,513,96099.9

(注) 1.事業部門間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別販売実績及び販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社日比谷花壇252,28810.0254,28210.11

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.売上高
当連結会計年度の売上高については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
b.営業利益及び経常利益
原材料やエネルギー価格の高騰、夏の記録的な高温等により、自社生産の胡蝶蘭の生産に掛かる光熱費及び人件費が上昇したこと、自社生産の胡蝶蘭が需要期に十分な必要量の供給ができず、外部より調達した胡蝶蘭を多く使用したことで売上原価が上昇いたしました。また、物流費や人件費の高止まりが継続し、優秀な人材の定着と生産性向上を目的とした教育研修費及び福利厚生費の増加により、営業利益は14,968千円となりました。また、受取補償金2,117千円はあったものの、支払利息6,590千円があったことにより、経常利益は12,416千円となりました。
c.親会社株主に帰属する当期純利益
法人税等9,022千円が発生した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は3,394千円となりました。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、事業規模の指標としての売上高及び本業での収益性を示す指標としての売上高営業利益率を最重要指標として位置付けております。
当連結会計年度における売上高は、フューネラル事業の売上が堅調に推移したものの、ナーセリー支援事業及びフューネラル事業の売上が減少したことにより2,513,960千円となり、前連結会計年度より0.1%減少いたしました。また、前述のように売上原価及び経費等が増加したことにより、当連結会計年度の営業利益率は0.6%となり、前連結会計年度の1.5%より低下いたしました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入れと提携農園での胡蝶蘭生産費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資及びM&A投資等であります。
必要な運転資金及び投資資金の財源は、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。
資金の流動性については、運転資金の効率的な調達のため、主要取引銀行5行と当座貸越契約を締結することで手元流動性を確保しており、金融機関との間で総額300,000千円の契約を締結しております。本契約に基づく当連結会計年度末の借入実行残高はありません。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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