有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
近年、世界的に医薬品関連分野の市場規模は拡大傾向にあります。
我が国においては、少子高齢化が進み、2025年には国民の3人に1人が65歳以上となる、いわゆる「2025年問題」などを背景として医療/ヘルスケア領域は今後成長が期待できる分野です。
当社が開発に取り組んでいる治療対象の「がん」の分野については、5年・10年生存率は年々、改善がみられるものの、疾患別死亡率1位の状態が続いております。世界的に治療薬の開発が次々と進められておりますが、さらに効果のある治療薬の開発が喫緊の課題です。
そのような内外環境を踏まえ、当社では下記事項を主要課題と認識しております。
(1) 効率的な業務運営と安定的な資金調達
当社設立以来、株主の皆様の多大なご支援をいただきながら、Ad-REIC製剤実用化に向け、研究開発を進めてまいりましたが、実用化に至るにはまだ年月と資金を要します。その資金の確保のためには、最適な人員でコストを抑制しながら効率的な業務運営を行っていくことが必須であり、今年度は役員報酬及び従業員給与・賞与の減額、業務委託の見直し等を実施しました。2023年4月5日にAdreic Therapeutics Inc.(以下「ATI」という。)を割当先とする第三者割当増資の実施により499,920千円を調達しているものの、恒常的な売上計上がまだない状況下、研究開発を進めていくためには、引き続き安定した資金供給先の確保も重要課題となります。
(2) 海外ライセンス契約締結に向けた取り組み
当社は、過去に杏林製薬株式会社とのライセンス契約締結によるマイルストン売上がありましたが、恒常的な売上計上がまだなく、財務基盤が脆弱な状況です。大きな医薬品市場を持つ欧米や中国においてもライセンス契約締結により、国内外での研究開発を加速させるとともに、マイルストン収入を確保することが当社の課題となっております。引き続き、国際的な医療関係のイベントの機会を活用し、海外の企業に積極的なアプローチを行うなど、ライセンス契約締結に向けた取り組みを行ってまいります。
(3) Ad-REIC製剤の実用化に向けた研究開発推進
Ad-REIC製剤実用化に向け、現在、米国で進めている悪性中皮腫を対象とした臨床第Ⅱa相試験を完了させ、2023年9月までには治験総括報告書を完成させる予定です。
日本国内においては、肝がんと脳腫瘍の医師主導治験を着実に進め、脳腫瘍については治験総括報告書を完成し、2024年3月までの早い機会に臨床第Ⅰ/Ⅱa相試験を完了する予定です。また、中国での開発をEPSホールディングスグループと連携して進めてまいります。
(4) 中国市場等海外市場での資金調達の検討
当社は、中国市場等海外市場での資金調達の検討を進めておりますが、今後、中国でのAd-REIC製剤の研究開発を共に進めていくEPSホールディングスグループと連携して、中国市場等での資金調達の検討により研究開発資金の確保並びに財務基盤の強化、さらには長年ご支援いただいております株主の皆様への還元等について検討を進めてまいります。
近年、世界的に医薬品関連分野の市場規模は拡大傾向にあります。
我が国においては、少子高齢化が進み、2025年には国民の3人に1人が65歳以上となる、いわゆる「2025年問題」などを背景として医療/ヘルスケア領域は今後成長が期待できる分野です。
当社が開発に取り組んでいる治療対象の「がん」の分野については、5年・10年生存率は年々、改善がみられるものの、疾患別死亡率1位の状態が続いております。世界的に治療薬の開発が次々と進められておりますが、さらに効果のある治療薬の開発が喫緊の課題です。
そのような内外環境を踏まえ、当社では下記事項を主要課題と認識しております。
(1) 効率的な業務運営と安定的な資金調達
当社設立以来、株主の皆様の多大なご支援をいただきながら、Ad-REIC製剤実用化に向け、研究開発を進めてまいりましたが、実用化に至るにはまだ年月と資金を要します。その資金の確保のためには、最適な人員でコストを抑制しながら効率的な業務運営を行っていくことが必須であり、今年度は役員報酬及び従業員給与・賞与の減額、業務委託の見直し等を実施しました。2023年4月5日にAdreic Therapeutics Inc.(以下「ATI」という。)を割当先とする第三者割当増資の実施により499,920千円を調達しているものの、恒常的な売上計上がまだない状況下、研究開発を進めていくためには、引き続き安定した資金供給先の確保も重要課題となります。
(2) 海外ライセンス契約締結に向けた取り組み
当社は、過去に杏林製薬株式会社とのライセンス契約締結によるマイルストン売上がありましたが、恒常的な売上計上がまだなく、財務基盤が脆弱な状況です。大きな医薬品市場を持つ欧米や中国においてもライセンス契約締結により、国内外での研究開発を加速させるとともに、マイルストン収入を確保することが当社の課題となっております。引き続き、国際的な医療関係のイベントの機会を活用し、海外の企業に積極的なアプローチを行うなど、ライセンス契約締結に向けた取り組みを行ってまいります。
(3) Ad-REIC製剤の実用化に向けた研究開発推進
Ad-REIC製剤実用化に向け、現在、米国で進めている悪性中皮腫を対象とした臨床第Ⅱa相試験を完了させ、2023年9月までには治験総括報告書を完成させる予定です。
日本国内においては、肝がんと脳腫瘍の医師主導治験を着実に進め、脳腫瘍については治験総括報告書を完成し、2024年3月までの早い機会に臨床第Ⅰ/Ⅱa相試験を完了する予定です。また、中国での開発をEPSホールディングスグループと連携して進めてまいります。
(4) 中国市場等海外市場での資金調達の検討
当社は、中国市場等海外市場での資金調達の検討を進めておりますが、今後、中国でのAd-REIC製剤の研究開発を共に進めていくEPSホールディングスグループと連携して、中国市場等での資金調達の検討により研究開発資金の確保並びに財務基盤の強化、さらには長年ご支援いただいております株主の皆様への還元等について検討を進めてまいります。