訂正有価証券報告書-第6期(2021/03/01-2022/02/28)
16.法人所得税
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債
各年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、以下のとおりであります。
前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)
当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)
繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異及び繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用でき
る可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩、予測
される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しております。また、将来の課税所得の見積りは、将来の事業
計画を基礎としており、そこでの主要な仮定は、主に売上収益の成長の見込みです。認識された繰延税金資産につい
ては、将来減算一時差異が解消可能な期間及び繰越欠損金が控除可能な期間における将来課税所得の予測に基づき、回収される可能性が高いと考えております。なお、これらの仮定は、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、将来の課税所得の結果が予測・仮定と異なる場合は繰延税金資産の回収可能性の評価が異なる可能性があります。
各年度における連結財政状態計算書上で繰延税金資産が認識されていない、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金の内訳は、以下のとおりであります。
各年度における連結財政状態計算書上で繰延税金資産が認識されていない、税務上の繰越欠損金の失効期限別内訳は、以下のとおりであります。
前連結会計年度及び当連結会計年度において繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、それぞれ128,636千円及び176,761千円であります。
これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
(2)法人所得税費用
各年度の法人所得税費用の内訳は、以下のとおりであります。
(3)実効税率の調整
各年度の法定実効税率と実際負担税率との差異について、原因となった主な項目の内訳は、以下のとおりであります。
当社及び国内子会社は、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した法定実効税率は、前連結会計年度が30.62%、当連結会計年度において30.62%であります。
なお、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されております。
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債
各年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、以下のとおりであります。
前連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)
(単位:千円) |
2020年3月1日 | 純損益で認識 | その他の包括利益に おいて認識 | 2021年2月28日 | |
繰延税金資産 | ||||
未払有給休暇 | 136,550 | 15,452 | - | 152,002 |
賞与引当金 | 182,946 | 57,233 | - | 240,179 |
未払事業税 | 65,349 | △13,607 | - | 51,742 |
その他の無形資産 | 113,804 | 1,500 | - | 115,304 |
資産除去債務 | 8,935 | △1,111 | - | 7,824 |
リース負債 | 552,709 | △376,153 | - | 176,556 |
解約違約金・原状回復費 | - | 292,199 | - | 292,199 |
その他 | 100,492 | △46,963 | - | 53,528 |
繰延税金資産合計 | 1,160,789 | △71,450 | - | 1,089,339 |
繰延税金負債 | ||||
その他の無形資産 | △5,428,187 | 246,161 | - | △5,182,025 |
使用権資産 | △551,562 | 377,135 | - | △174,427 |
長期借入金 | △36,241 | 9,264 | - | △26,976 |
投資有価証券 | △149,615 | - | △97,445 | △247,060 |
繰延税金負債合計 | △6,165,607 | 632,561 | △97,445 | △5,630,490 |
繰延税金資産の純額 | △5,004,818 | 561,111 | △97,445 | △4,541,151 |
当連結会計年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)
(単位:千円) |
2021年3月1日 | 純損益で認識 | その他の包括利益に おいて認識 | 2022年2月28日 | |
繰延税金資産 | ||||
未払有給休暇 | 152,002 | 13,068 | - | 165,071 |
賞与引当金 | 240,179 | △92,467 | - | 147,713 |
未払事業税 | 51,742 | 13,506 | - | 65,248 |
その他の無形資産 | 115,304 | 10,704 | - | 126,009 |
資産除去債務 | 7,824 | 1,681 | - | 9,506 |
リース負債 | 176,556 | △100,304 | - | 76,252 |
解約違約金・原状回復費 | 292,199 | △141,311 | - | 150,889 |
その他 | 53,528 | △13,150 | - | 40,379 |
繰延税金資産合計 | 1,089,339 | △308,274 | - | 781,066 |
繰延税金負債 | ||||
その他の無形資産 | △5,182,025 | 246,162 | - | △4,935,864 |
使用権資産 | △174,427 | 99,345 | - | △75,082 |
長期借入金 | △26,976 | 8,247 | - | △18,730 |
投資有価証券 | △247,060 | - | △62,464 | △309,526 |
繰延税金負債合計 | △5,630,490 | 353,753 | △62,464 | △5,339,202 |
繰延税金資産の純額 | △4,541,151 | 45,480 | △62,464 | △4,558,135 |
繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異及び繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用でき
る可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩、予測
される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しております。また、将来の課税所得の見積りは、将来の事業
計画を基礎としており、そこでの主要な仮定は、主に売上収益の成長の見込みです。認識された繰延税金資産につい
ては、将来減算一時差異が解消可能な期間及び繰越欠損金が控除可能な期間における将来課税所得の予測に基づき、回収される可能性が高いと考えております。なお、これらの仮定は、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、将来の課税所得の結果が予測・仮定と異なる場合は繰延税金資産の回収可能性の評価が異なる可能性があります。
各年度における連結財政状態計算書上で繰延税金資産が認識されていない、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:千円) |
前連結会計年度 (2021年2月28日) | 当連結会計年度 (2022年2月28日) | |
将来減算一時差異 | 99,711 | 87,919 |
税務上の繰越欠損金 | 345,910 | 216,919 |
各年度における連結財政状態計算書上で繰延税金資産が認識されていない、税務上の繰越欠損金の失効期限別内訳は、以下のとおりであります。
(単位:千円) |
前連結会計年度 (2021年2月28日) | 当連結会計年度 (2022年2月28日) | |
1年目 | 45,235 | 13,301 |
2年目~5年目 | 112,562 | 196,822 |
5年超 | 188,113 | 6,796 |
合計 | 345,910 | 216,919 |
前連結会計年度及び当連結会計年度において繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、それぞれ128,636千円及び176,761千円であります。
これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
(2)法人所得税費用
各年度の法人所得税費用の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:千円) |
前連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | 当連結会計年度 (自 2021年3月1日 至 2022年2月28日) | |
当期法人所得税費用 | 1,261,938 | 1,602,005 |
繰延法人所得税費用 | ||
一時差異等の発生と解消 | △561,111 | △45,480 |
合計 | 700,827 | 1,556,524 |
(3)実効税率の調整
各年度の法定実効税率と実際負担税率との差異について、原因となった主な項目の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:%) |
前連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | 当連結会計年度 (自 2021年3月1日 至 2022年2月28日) | |
法定実効税率 | 30.62 | 30.62 |
(調整) | ||
交際費等永久に損金に算入されない項目 | 0.48 | 0.62 |
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 | △0.42 | △0.11 |
試験研究費等の税額控除 | △8.42 | △5.00 |
海外子会社の適用税率との差異 | △0.12 | 0.18 |
その他 | 0.07 | 0.08 |
実際負担税率 | 22.22 | 26.34 |
当社及び国内子会社は、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した法定実効税率は、前連結会計年度が30.62%、当連結会計年度において30.62%であります。
なお、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されております。